介護職員初任者研修の修了試験は難しい?

初任者研修の試験勉強をしている女性介護の仕事に興味がある方、介護業界で働くことを考えている方、介護の仕事をするにはまず介護職員初任者研修を受験することが第一歩となります。
しかし、研修の内容や試験について、「難しいのでは?」と不安に感じている方もいらっしゃるでしょう。
今回は、この介護職員初任者研修について、研修の内容や試験の難易度について解説します。介護職員初任者研修を受ける方の参考になれば幸いです。

1.介護職員初任者研修とは

介護職員初任者研修とは
介護職員として働くための基本的な知識や技術を学ぶための研修です。国によって定められた研修で、公的な資格となりますので全国で効力があります。介護の資格のファーストステップです。公的な資格ですが、研修は多くの場合許可を受けた民間の事業者が行っていますので、スクールによってそれぞれ特徴があります(基本的な部分は全国共通です)。
目的 ・介護業務を行うための基礎的な知識・技術を習得する。
・介護を実践する際の考え方を学ぶ。
・介護業務を行えるようにする。
カリキュラムの内容 研修の科目については国が定めたルールがあり、基本的には全国共通です。講義と演習を一体的に行うようになっています。合計130時間の研修となりますが、そのうち40時間程度を通信教育で学ぶことも可能とされていますので、研修の形態によっては自宅学習+スクーリングとなります。後に詳しくご紹介します。
修了後のメリット ・基本的にほとんどの介護事業所(訪問介護、デイサービス、老人ホームなど)で介護の仕事をすることができるようになります。
・この資格を取得したのち、さらに実務者研修と介護の実務を3年以上行うことで、介護福祉士の国家試験を受験することができます。
・資格を取得していることで資格手当が支給される場合があります。

カリキュラムの具体的な内容(例)

講座の名称と時間数は国で定められているもので、全国共通です。実際の講義内容は受講するスクールによります。基本的な内容は大きく異なることはないと思われます。
講座の合計時間は130時間となります。多くのスクールが通信課程を導入しており、テキストなどを使用した自宅学習とスクーリング(15回程度)で全過程を終了します。受講のコースは、平日コース、土曜コース、夜間コースなどがあります。

介護職員初任者研修のカリキュラム内容
「職務の理解」6時間 ・介護職の仕事内容や介護の現場について
「介護における尊厳の保持・自立支援」9時間 ・人権や尊厳について
・自立に向けた介護の考え方
「介護の基本」6時間 ・介護職の役割、専門性について
・リスクマネジメントについて
「介護・福祉サービスの理解と医療との連携」9時間 ・介護保険や障害者の制度について
・医療との連携、リハビリテーションについて
「介護におけるコミュニケーション技術」6時間 ・利用者やチームとのコミュニケーション技術について
「老化の理解」6時間 ・老化による精神と身体の変化について
「認知症の理解」6時間 ・認知症の基礎、精神と身体の変化について
・家族への支援
「障害の理解」3時間 ・障害の基礎、特徴について
・支援の理解
「こころとからだのしくみと生活支援技術」75時間 ・介護に関する、精神・身体の仕組みを理解する
・食事、排泄、移動・移乗、整容、入浴などの支援について介護の技術を学ぶ(実技演習をともないます)
「振り返り」4時間  ・振り返りと就業への備えについて
修了試験 1時間 ・理解度を確認するための筆記試験

2.介護職員初任者研修を取得することは難しいか

介護職員初任者研修を取得する時の難易度について、体験談も含めながらお伝えします。

講義

介護職員初任者研修は介護の資格のファーストステップです。講義の内容自体は基礎的なものなので、さらに上級の研修である実務者研修と比較するとその難易度は低いです。講義の内容はそれほど心配する必要はないと思われますが、定期的なスクーリングを欠席せずに続けることの大変さがあると思います(通信課程でも必ずスクーリングが必要)。仕事をしながらの受講となると夜間コースや土曜コースなどを利用することとなります。最短1ヵ月から3~4ヵ月かかる場合もありますので、その間のスケジュール調整で苦労することがあります。万が一欠席した場合は振替制度を利用できるスクールがありますので、スクールを選択する際には確認しておきましょう。
例を挙げると、通信課程の場合、週に1回通学するコースだと修了までに4ヵ月程度かかります(通学回数15回など)。通学以外は自宅でテキストなどを使用して自己学習します。

課題

課題の提出を3回程度行うスクールが多いようです。テキストを見ながら回答することができますので、普通に学習を進めていけば特に問題となることはないでしょう。

実技試験

実技試験はないですが、実技演習があります。実際の業務では避けられない内容となっていますのでとても大切な部分です。演習によっては身体的な負担が大きいものもあります。このことが理由で、一般的に妊娠中の受講ができないこととなっています。ベッドからご利用者を起こして、車いすに移す一連の動作(移乗介助)などはその例で、介助者の腰に負担がかかります。腰が悪い人は注意が必要です。コツをつかむと楽になるのですが、最初は大変だと思います。この辺りがやや難易度高めの部分です。

試験

試験は理解度を確認するためのもので、落とすための試験ではありません。難易度は高くありませんので、それほど心配する必要はありません。とは言っても全く勉強しないで合格するものではないので、日ごろの学習は継続して行うことが大切です。万が一うまくいかなかった場合でも、追試・再試験がありますので最終的に合格することができます。

3.介護職員初任者研修の試験を合格する方法

効率的に合格する方法・コツについてご紹介します。

試験前の対策

  • 授業を欠席せずに受ける
  • これが基本です。欠席した時の振替制度もありますが、できるだけ連続して流れに沿って受講できるように、スケジュールを調整しましょう。単に出席しているだけでは理解が進みませんので、講師の話を理解するように、意識をして受講に臨みましょう。

  • 課題やレポートは内容を理解しながら取り組み、試験前にも課題を復習すると良いです。
  • 少しの時間でもよいので、自宅での学習も継続して行うと理解が進みます。
  • 介護職員初任者研修は公的な資格ですが、試験問題は各スクールによって違います。そのような理由で過去問集などはありませんが、ネットを検索すると模擬問題などを見つけることができます。
  • App Storeのアプリもありますので、電車の中などでどうぞ。

  • 筆記試験とは関係ありませんが、演習に向けてストレッチや筋トレなどを行って、体を使う準備をしておくことをお勧めします。修了後すぐに実務を行う場合なら、なおさら筋力が必要です。普段体を使ってない人が移乗の介助などを行うと、腰を痛めることがあります。腹筋背筋やスクワットをおすすめします。

試験中の対策

  • 試験問題は32問が標準です。試験時間を1時間とすると、1問当たり2分弱という計算になります。分からない問題に必要以上にこだわらず、全体の配分を考えてすべて回答するようにしましょう。一通り回答が済んだ後に、分からなかった問題に取り組みましょう。
  • 分からなくても、なにかしらの回答を選びましょう。

4.まとめ

今回は介護職員初任者研修の難易度についてお伝えしました。介護職員初任者研修は講義と演習を合計130時間行ない、最後に理解度を確認するための1時間程度の筆記試験が設けられています。講座の中で演習があり、実際に体を使った実技を行いますが、実技の試験はありません。
最後の筆記試験は理解度を確認するためのもので、落とすためのものではありません。必要な課題(3回程度)を提出し、講座を全て出席していれば試験合格は難しくありません。万が一不合格となっても合格するまで試験を受けることができますので、不合格で資格が取れないという心配は通常ありません。
どちらかというと、講座を最後まで欠席せずに通学を行うためのスケジュールの調整の方が大変かもしれません。仕事、家事・育児などとの同時進行はストレスも生じますので、無理のない計画を立てて臨まれることをお勧めします。土曜コース、夜間コースなど生活スタイルに合ったコースが選べます。
今回の記事を参考にしていただいて、より多くの方が試験に1発で合格できることを祈っています。
試験についての情報を知っていただきたいので、ぜひ今回の記事のシェアをよろしくお願いいたします。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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