介護職員初任者研修を取得すると資格手当をもらえる？

介護業界で働いている方、これから働こうと考えている方にとって資格取得後に資格手当がもらえるかどうかは重要なポイントです。
中でも、介護の資格の第一歩として取得することの多い介護職員初任者研修について資格手当が支給されるか気になる方はたくさんいらっしゃると思います。介護職員初任者研修の資格手当が貰える事業所や事例、貰える理由についてお話します。

介護職員初任者研修の資格手当とは

資格手当は事業所により差がありますが、無資格の方と比較すると入門資格である介護職員初任者研修取得者にも給与面での優遇を行っている事業所が多くあります。

資格手当がもらえる理由

慢性的な人手不足を抱える介護業界では、「無資格でも歓迎」という求人は決して少なくはありません。特に、パートや臨時職員といった求人ではその傾向が顕著です。しかし、人手不足だからこそ、介護の基礎を身に付けた、即戦力となる人材を優先的に採用するために資格手当を用意している事業所があります。
有資格者は絶対に安全、無資格者は危ないといった意味ではありませんが、介護職員による事故のニュースの中には、知らなかったから起きてしまったという事故もあります。介護の基礎的な知識や技術を身に付けることは重要であり、正しい技術と正しい知識で介護業務にあたることが必要とされています。

また、介護職員初任者研修を取得している資格取得に前向きな人材を採用し、ステップアップを目指してもらうことは、事業所にとってメリットがあります。このように介護職員初任者研修の資格手当には、期待の表れとしての側面もあります。

介護職員初任者研修でもらえる資格手当の金額

さて、気になる介護職員初任者研修の資格手当ですが、月額3,000～5,000円程が多いようです。資格手当という形ではなく常勤職員の場合は基本給に差額を、パート職員の場合は時給に差額を設けている事業所もあります。
資格取得はあくまで技術や知識の向上が目的ではありますが、ステップアップとして実務者研修、介護福祉士を取得していくことで、支給される資格手当も上がっていくでしょう。

介護職員初任者研修の資格手当がある事業所の探し方

それでは実際に、資格手当のある事業所の探し方を見ていきましょう。

求人票の手当等付記事項を確認する

仕事を探す上で求人票の見方は重要です。大切な資格手当の記載場所を見逃さないようにしましょう。地域の介護求人が多く集まるハローワークでは、資格手当は賃金欄の「その他の手当等付記事項」に記載されています。その他の手当も確認できますし、複数の求人を見比べる際にも、記載方法が同一のため見やすくなっています。

働く前の面接や面談で確認する

求人票で資格手当の詳細な額が分からなかった場合や、資格手当についての記載がなかった場合は、働く前の面接や面談で確認しましょう。介護職員初任者研修の資格には資格手当を支給しない事業所も多くあります。疑問に思った点は就業前に確認し、納得できる事業所への就職を目指しましょう。

まとめ

介護業界で求められている介護職員初任者研修の資格ですが、資格手当をはじめとする待遇は事業所によって様々です。介護職員初任者研修を取得したみなさんが、納得した事業所に就職でき、得た知識や技術を活かして大いに活躍できるよう祈っています。