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訪問介護(ホームヘルパー)の仕事内容とは?身体介護・生活援助の具体例と1日の流れ、給料・資格を解説【2026年最新】

更新日:

訪問介護とは、訪問介護員(ホームヘルパー)が利用者の自宅を訪ね、ケアプランに沿って身体介護や生活援助を行う介護保険サービスです。
仕事内容は、大きく「身体介護」「生活援助」「通院等乗降介助」の3種類で、訪問ごとの記録・報告も大切な仕事です。
「住み慣れた家で暮らし続けたい」という高齢者の希望を、一人ひとりの暮らしに合わせたケアで支えます。

「具体的にどんなことをするの?」「資格は必要?」「給料はどれくらい?」「頼まれても、やってはいけないことはある?」
訪問介護(ホームヘルパー)の仕事が気になっていて、こうした疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、それらの疑問に一つずつ答えていきます。
訪問介護の1日の働き方や、働き始めるまでの準備なども詳しく解説していきます。

カイゴジョブアカデミーで初任者研修を修了し、訪問介護で働いている卒業生の実例も紹介します。

この記事でわかること
  • 訪問介護の仕事内容は「身体介護・生活援助・通院等乗降介助」の3種類+記録・報告
  • 訪問介護でできること・できないことの一覧
  • 1日の流れと、1回のサービス時間・訪問件数の目安
  • 令和6年度の最新データでみる訪問介護員の給料
  • 訪問介護員として働くには、初任者研修以上の資格が必要なこと
  • カイゴジョブアカデミー卒業生の担当業務と働き方

訪問介護(ホームヘルパー)とは?定義と役割

訪問介護は、介護保険法に基づく「居宅サービス」の一つです。
まずは訪問介護がどんなサービスなのかを確認し、「訪問介護員」「ホームヘルパー」「訪問介護士」といった呼び方の違いを整理します。
併せて、在宅生活を支える訪問介護員の役割も紹介します。

訪問介護とは|自宅での生活を支える介護保険サービス

訪問介護は、利用者ができる限り自宅で自立した生活を送れるよう支える介護保険サービスです。

ケアマネジャー(介護支援専門員)が作ったケアプラン(介護サービス計画)に基づき、ホームヘルパーが利用者の自宅を訪問します。

そのうえで、一人ひとりに合ったケアを行い、生活を支えます。

介護保険の訪問介護を利用できるのは、要介護1〜5の認定を受けた方です。
要支援1・2の方は、市区町村が行う「介護予防・日常生活支援総合事業」の訪問型サービスを利用します。

訪問先は、一戸建てやマンションなどの自宅だけではありません。
有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、軽費老人ホームなどの居室も、訪問先に含まれます。

訪問介護員・ホームヘルパー・訪問介護士の違いは?呼び方の整理

訪問介護の仕事をする人には、いくつかの呼び方があります。

どの呼び方も、指している仕事は同じです。

呼び方 主に使われる場面
訪問介護員 介護保険法などの法令、公的な資料での正式な名称
ホームヘルパー(ヘルパー) 一般的な呼び方。事業所内や利用者との会話でもよく使われる
訪問介護士・訪問ヘルパー 求人情報などで使われることがある呼び方

「訪問介護」はサービスの名前、「ホームヘルパー(訪問介護員)」はそのサービスを担う人(職種)の名前です。

※訪問介護は、介護保険では「居宅サービス」に分類されます。総務省の日本標準産業分類では、「老人福祉・介護事業」の中の「訪問介護事業」にあたります。

出典 日本標準産業分類(令和5年7月改定)8545 訪問介護事業(総務省/e-Stat)

訪問介護員(ホームヘルパー)の役割

「介護が必要になっても住み慣れた家で暮らしたい」と願う方は少なくありません。
在宅での生活を望む方に対して、訪問介護員には主に次の5つの役割があります。

  1. 身体介護や生活援助を行い、在宅での生活を支える
  2. できることは自分でやってもらうように促し、自立した生活をサポートする
  3. ADL(日常生活動作)とQOL(生活の質)の維持・向上を目指す
  4. 介護するご家族の負担を軽くし、心の拠り所になる
  5. 心身の変化にいち早く気付き、ご家族やケアマネジャーなどに伝えて「つなぐ」

訪問介護員は、利用者の暮らしの場に直接入る職種です。
そのため、体調や生活の小さな変化に気付きやすい立場にあります。

気付いたことを関係者に伝え、必要な支援につなげることも大切な役割です。

訪問介護の仕事内容は3種類|身体介護・生活援助・通院等乗降介助

訪問介護の仕事は、大きく「身体介護」「生活援助」「通院等乗降介助」の3種類です。
それぞれ単独で行うこともあれば、「身体介護+生活援助」のように組み合わせることもあります。
ここでは具体的な業務の例と、記録・報告の流れを解説し、最後に卒業生の実例を表で紹介します。

訪問介護の区分は、厚生労働省の通知「訪問介護におけるサービス行為ごとの区分等について」(いわゆる老計第10号)で定められています。
まずは3種類の概要を表で確認しましょう。

区分 内容 具体例
身体介護 利用者の体に直接触れて行う介助など 食事・入浴・排泄・着替えの介助、体位変換、移乗・移動の介助
生活援助 本人に代わって行う家事などの日常生活の支援 掃除、洗濯、調理、生活必需品の買い物、薬の受け取り
通院等乗降介助 通院などのための車への乗り降りの介助 乗車・降車の介助、受診の手続き、移動の介助

身体介護の仕事内容|食事・入浴・排泄などの具体例

身体介護は、訪問介護員が利用者の体に直接触れて行う介護サービスです。

厚生労働省は、身体介護を次のように定義しています。

  • 利用者の身体に直接接触して行う介助サービス(そのために必要となる準備、後かたづけ等の一連の行為を含む)
  • 利用者のADL・IADL(手段的日常生活動作)・QOLや意欲の向上のために利用者と共に行う自立支援・重度化防止のためのサービス
  • その他専門的知識・技術(介護を要する状態となった要因である心身の障がいや疾病等に伴って必要となる特段の専門的配慮)をもって行う利用者の日常生活上・社会生活上のためのサービス
出典 訪問介護におけるサービス行為ごとの区分等についての一部改正について(厚生労働省)

身体介護の主な業務は、次のとおりです。

身体介護の主な業務
  • 食事介助:食べる姿勢を整え、飲み込みに注意しながら食事を手伝う
  • 入浴介助:全身浴のほか、部分浴・シャワー浴・清拭(体を拭くこと)を行う
  • 排泄介助:トイレへの誘導やおむつ交換。いわゆる「下の世話」
  • 更衣介助:着替えを手伝う。できる部分は本人に任せる
  • 整容:洗面、歯みがき、整髪など身だしなみを整える
  • 服薬介助:医師から処方された薬を飲むのを手伝う
  • 体位変換:寝ている方の体の向きを定期的に変え、床ずれを防ぐ
  • 移乗・移動介助:ベッドから車いすへの乗り移りや、室内の移動を支える
  • 自立生活支援・重度化防止のための見守り的援助:利用者と一緒に家事をしたり、そばで見守ったりする

デイサービスへの「送り出し」を頼まれることもあります。
その場合は、身体介護として次のような業務を行います。

  • 排泄介助、食事介助
  • 出かけるための身だしなみの整容、更衣介助
  • 荷物の準備、戸締まりや火元の見守り・声かけ
  • 玄関や送迎車までの移動介助
出典 各介護サービスについて(厚生労働省)

サービスの間は、利用者の心身の状態を確認することも欠かせません。

「いつもより食欲がない」「足元がふらつく」といった変化に早く気付くことは、訪問介護員の大切な仕事です。

日頃から会話を大切にし、利用者が安心して暮らせるよう、きめ細やかにケアをします。

生活援助の仕事内容|掃除・洗濯・調理・買い物など

生活援助は、本人に代わって身の回りのお世話をするサービスです。

調理、掃除、洗濯、衣類の整理、生活必需品の買い物、薬の受け取りなどで日常生活を支えます。

生活援助を利用できるのは、原則として一人暮らしの方や、同居のご家族が障がい・病気などで家事を行うのが難しい方です。

同居のご家族がいても、同じようにやむを得ない事情があれば、ケアマネジャーや市区町村が個別に判断して利用できる場合があります。

生活援助の目的は、利用者ができるだけ自立した生活を送れるよう支えることです。
そのため、家事を代わりに片づける「家事代行」とは違います。
利用者のペースに合わせて残存能力を引き出し、できることは一緒に行う「支援」の視点が大切です。

なお、生活援助だけであれば、「生活援助従事者研修」の修了者も担当できます。
資格の違いは、この記事の「訪問介護で働くために必要な資格」で解説します。

出典 同居家族等がいる場合における訪問介護サービス等の生活援助の取扱いについて(厚生労働省)
指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準(訪問通所サービス…)及び…の制定に伴う実施上の留意事項について(厚生労働省)

通院等乗降介助の仕事内容

通院等乗降介助について、厚生労働省は次のように定めています。

  • 要介護者である利用者に対して、通院等のため、指定訪問介護事業所の訪問介護員等が、自らの運転する車両への乗車又は降車の介助を行う
  • 乗車前若しくは降車後の屋内外における移動等の介助又は通院先若しくは外出先での受診等の手続、移動等の介助を行う
出典 各介護サービスについて(厚生労働省)

対象は、要介護1〜5の認定を受け、ケアプランに通院等乗降介助が位置づけられている方です。
病院での受診の手続きを手伝うことも仕事に含まれます。

ただし、診察の待ち時間の付き添いや病院内での介助は、基本的に介護保険の対象外です。

病院のスタッフが対応できない場合などは、ケアプランに位置づけて算定できることがあります。
院内介助の扱いは事業所によって違うため、働く前に確認しておきましょう。

出典 訪問介護における院内介助の取扱いについて(介護保険最新情報Vol.149、平成22年4月28日/厚生労働省老健局振興課)

散歩に付き添うような外出の介助も、原則として介護保険では利用できません。
ただし、自立支援などを目的にケアプランに位置づけられていれば、認められる場合があります。

出典 適切な訪問介護サービス等の提供について(介護保険最新情報Vol.104/厚生労働省/WAM NET掲載)

記録・報告・連携も大切な仕事|ケアプランから訪問までの流れ

訪問介護のサービスは、次のような流れで提供されます。

  1. ケアマネジャーが利用者やご家族の希望を聞き取り、ケアプランを作る
  2. 訪問介護事業所のサービス提供責任者(サ責)が、訪問介護計画書と手順書を作る
  3. 訪問介護員が、計画書・手順書に沿ってサービスを提供する
  4. 訪問介護員が記録を書き、気付いたことをサ責やケアマネジャーに報告・相談する

身体介護・生活援助・通院等乗降介助の中から、「必要なサービス」と「必要な時間」を組み合わせます。
こうして、利用者一人ひとりに合ったオーダーメイドのスケジュールができあがります。

訪問介護員が書く記録や報告は、ケアプランを見直すときの大切な材料です。

小さな気付きを伝えることが、利用者の生活を守ることにつながります。

訪問介護で働くカイゴジョブアカデミー卒業生の働き方

実際の現場では、どのような仕事を担当しているのでしょうか。
カイゴジョブアカデミーで資格を取り、訪問介護で働く卒業生5人の担当業務と働き方を表にまとめました。

卒業生 前職 取得資格 働き方(雇用形態・勤務時間) 主な担当業務 訪問件数・移動 インタビュー記事
40代女性 インテリア業界 初任者研修・実務者研修 パートで入職→半年でサ責に(取材時点)/9時〜15時・自宅に直帰 独り暮らしの方のデイサービスへの送り出し(着替えなどの支度の手伝い、火の始末、戸締まり、車に乗せるまで)。最初は掃除・洗濯・料理などの生活援助が中心 - 40代女性・インテリア業界出身の卒業生インタビュー
30代男性 配送業 初任者研修 正社員・日勤のみ 食事・入浴・トイレの介助、買い物・洗濯・料理などの家事、病院受診の付き添い 1件あたり15〜30分(長くても1時間程度)、1日8〜9件 30代男性・配送業出身の卒業生インタビュー
20代男性 カラオケ運営会社 初任者研修(取材時点で実務者研修を受講中) - 麻痺のある方の転倒への配慮、薬の管理への気配り - 20代男性・カラオケ運営会社出身の卒業生インタビュー
50代女性 スーパー 初任者研修 正社員・平日9〜18時・土日休み 買い物や掃除など(主婦の経験が活きる) 自転車で移動し、1日約2万歩 50代女性・スーパー出身の卒業生インタビュー
40代男性 営業職 初任者研修(取材時点で実務者研修を受講予定) - 掃除や買い物などの生活援助が中心。「これからお掃除を始めますね」などの声かけで安心してもらう - 40代男性・営業職出身の卒業生インタビュー

※各卒業生のインタビュー記事(取材時点)の内容をもとに作成しています。担当業務・訪問件数は事業所や利用者によって異なります。

同じ訪問介護でも、身体介護と家事の両方を担当する人もいれば、生活援助を中心に担当する人もいます。
未経験から始めた人も、働き方や担当業務はそれぞれです。

訪問介護でできること・できないこと

訪問介護は介護保険のルールに基づくサービスで、訪問介護員が「できること・できないこと」が決まっています。
家政婦や家事代行とは違い、利用者から頼まれても対応できないことがあります。
「頼めば何でもしてもらえる」と考えている利用者もいて、訪問介護員自身も「どこまでやっていいの?」と迷う場面があります。
ここでは、できること・できないことの一覧と、頼まれたときの対処法を解説します。

できること・できないことの一覧表

分類 できること できないこと
身体介護 食事・入浴・排泄・着替えの介助、体位変換、移乗・移動の介助、服薬の介助 ケアプランにない介助
生活援助 利用者本人の居室の掃除、本人分の洗濯・調理・日用品の買い物 ご家族の分の家事、使っていない部屋の掃除、大掃除、庭の手入れ、ペットの世話など
通院・外出 通院時の乗り降りの介助、受診の手続き ケアプランにない散歩、美容院や墓参りへの同行(原則)
医療的な行為 体温・血圧(自動血圧測定器)の測定、軟膏の塗布(褥瘡の処置を除く)、湿布の貼付、一包化された薬の内服介助など 医療行為
その他 見守りや声かけ、心身の変化の報告 金銭・貴重品の管理、来客の対応、年賀状の作成、話し相手のみの訪問

※医療的な行為は、利用者の状態が安定しているなどの条件があります。詳しくは次の「NG1」で解説します。

NG1:医療行為(例外として認められている行為あり)

訪問介護員は医療職ではないため、原則として医療行為はできません。

摘便やインスリン注射、褥瘡の処置などは医療行為にあたり、訪問介護員は行えません。
ただし、体温測定のように「医療行為にあたらない」と整理されている行為や、研修を修了した人だけができる行為があります。
主な行為を表にまとめました。

区分 主な行為 条件
医療行為にあたらない行為 体温測定(水銀体温計・電子体温計・耳式電子体温計)、自動血圧測定器による血圧測定、パルスオキシメーターの装着、軽い切り傷・擦り傷・やけどなどの処置(汚れたガーゼの交換を含む) パルスオキシメーターは新生児以外で入院治療の必要がない方。処置は専門的な判断や技術がいらないもの
条件つきで介助できる行為 軟膏の塗布(褥瘡の処置を除く)、湿布の貼付、点眼薬の点眼、一包化された内用薬の内服(舌下錠の使用を含む)、肛門からの坐薬挿入、鼻腔粘膜への薬剤噴霧 容体が安定しているなどの条件を満たすこと
規制の対象外とされる行為 爪切り・爪やすり、耳垢の除去(耳垢塞栓の除去を除く)、歯ブラシや綿棒などによる口腔ケア、ストマ装具のパウチにたまった排泄物を捨てる(肌に接着したパウチの取り替えを除く)、自己導尿を補助するためのカテーテルの準備・体位の保持、市販の使い捨てグリセリン浣腸器を使った浣腸 爪や皮膚に異常がない、重い歯周病などがないなど。
※病状が不安定な場合や専門的な管理が必要な場合は、医師や看護師に確認
研修を修了した人だけができる行為 喀痰吸引(たんを吸い取って取り除く)、経管栄養(胃ろうなど、体外から管を通して栄養や水分を入れる) 喀痰吸引等研修を修了し「認定特定行為業務従事者」になること。本人やご家族の同意、医師や看護師との連携、医療職による指示・監督のもとで行うこと など
できない行為(医療行為) 摘便、インスリン注射、褥瘡の処置 など −
出典 医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条の解釈について(通知/厚生労働省)

NG2:利用者本人以外への援助

訪問介護の対象は、利用者本人だけです。
次のようなことは、訪問介護員の業務の範囲外になります。

  • 利用者が主に使う居室(居間・食堂・台所・浴室・トイレなど)以外の掃除
  • 共用部分の掃除(同居のご家族も使うため、原則として対象外)
  • 利用者本人以外の衣類の洗濯、布団干し
  • 利用者本人以外(ご家族など)の分の買い物や調理
  • 来客の対応(お茶や食事の用意など)

NG3:日常生活の援助の範囲を超えるサービス

生活援助は、「利用者本人が日常生活を送るために必要なサポート」に限られます。
そのため、次のような行為は訪問介護の対象になりません。

  • 犬の散歩やペットフードの買い物など、ペットの世話
  • 庭木の手入れ、草むしり、庭の掃除、植木の水やり
  • 使っていない部屋の掃除や片づけ
  • 大掃除、窓のガラス磨き、模様替え、引っ越しの準備
  • 自家用車の洗車、家屋の修理
  • 金銭や貴重品の取り扱い
  • 年賀状の作成
  • おせち料理など、普段より手間をかけて行う調理
  • 酒やたばこなどの嗜好品の買い物、お中元・お歳暮の購入
  • デパートなど、生活圏から離れた場所での買い物
  • ケアプランにない散歩、美容院や墓参りへの同行
  • 話し相手だけを目的とした訪問

※上記は一般的な例です。個々の扱いは、利用者の状況に応じて保険者(市区町村)が判断するため、異なる場合があります。

出典 指定訪問介護事業所の事業運営の取扱等について 別紙「一般的に介護保険の家事援助の範囲に含まれないと考えられる事例」(厚生省老人保健福祉局振興課長通知)
介護サービス情報公表システム「どんなサービスがあるの?-訪問介護」(厚生労働省)

ただし、事業所によっては、介護保険外(自費)のサービスとして対応している場合もあります。

できないことを頼まれたときの対処法

訪問介護員のよくある悩みの一つが、「業務外のことを頼まれる」ことです。
たとえば、「1人分作るなら家族の分も作ってほしい」と強く頼まれることがあります。
そうした場面では、次の手順で対応しましょう。

  1. その場で、介護保険のルールでできないことを丁寧に説明して断る
  2. 介護保険外(自費)のサービスなど、別の方法があることを伝える
  3. サ責や管理者、ケアマネジャーに報告・相談する
  4. 利用開始のときに「できること・できないこと」の一覧を渡し、理解してもらう

つい引き受けてしまうと、ほかのヘルパーが訪問したときにトラブルになりかねません。

一人で抱え込まず、事業所に相談することが大切です。

守秘義務・虐待防止など、訪問介護員が守るべきこと

利用者の自宅に入る仕事だからこそ、守るべきルールがあります。

  • 守秘義務:仕事で知った家庭の事情や個人情報は、外で話さない
  • 金銭・貴重品の扱い:財布やキャッシュカードは預からない。トラブル防止のため、買い物のお金は記録を残してやり取りする
  • 虐待防止:乱暴な言葉づかいや不適切なケアをしない。虐待が疑われる様子に気付いたら、すぐ事業所に報告する

信頼関係は、こうしたルールを守ることから生まれます。

訪問介護の1日の流れ|1回のサービス時間と訪問件数の目安

訪問介護は、1回あたりのサービス時間が決まっており、1日に何件かの利用者宅を回るのが基本です。
ここでは、介護報酬で定められた時間の区分と訪問件数の考え方を紹介します。
併せて、登録ヘルパーとサービス提供責任者の1日の流れを表で解説します。

1回のサービス時間と1日の訪問件数の目安

訪問介護のサービス時間は、介護報酬(サービスの料金)の区分で決まっています。
目安は次のとおりです。

サービス 時間の区分
身体介護 20分未満/20分以上30分未満/30分以上1時間未満/1時間以上1時間30分未満(以降30分を増すごとに算定)
生活援助 20分以上45分未満/45分以上
通院等乗降介助 1回ごと(時間の区分なし)
出典 令和6年度介護報酬改定における改定事項について(訪問介護 基本報酬/厚生労働省)

1回の訪問は、多くは1時間以内です。
1日の訪問件数は、雇用形態や地域、移動手段によって大きく変わります。

登録ヘルパーの1日

登録ヘルパーは、自宅から利用者宅へ直行し、担当の訪問が終わったら帰宅するのが一般的です。

時間 仕事内容
〜9:00 自宅から利用者宅へ直行
9:00 Aさん宅を訪問(掃除・洗濯)
10:00 Bさん宅を訪問(排泄・入浴の介助)
12:00 Cさん宅を訪問(排泄の介助)
13:00〜 Dさん宅を訪問(買い物・調理・掃除)。記録を書いて事業所に報告し、帰宅

この例では、昼過ぎには仕事が終わります。
子どもが帰ってくるまでに、家のことを済ませることもできます。

サービス提供責任者の1日

サービス提供責任者は、自分も利用者宅を訪問しながら、ヘルパーの調整や会議への出席、書類の作成などを行います。

時間 仕事内容
9:00 出勤・朝礼、スケジュールの確認。新人ヘルパーとの同行訪問
10:00 Aさん宅を訪問(入浴介助)
12:00 Bさん宅を訪問(調理、昼食の介助)
13:00 休憩
14:00 サービス担当者会議(ケアマネジャーや他の事業所との話し合い)
16:00 モニタリング訪問(結果を居宅介護支援事業所に報告)
17:00 記録業務、電話対応、サービスの手配など
18:00 退社

どの働き方でも、訪問ごとに記録を書き、事業所へ報告するところまでが仕事です。

正社員として働く卒業生の勤務時間や1日の訪問件数は、訪問介護で働く卒業生の担当業務と働き方の表で紹介しています。

最初は先輩ヘルパーとの同行訪問から始まる

「一人で利用者宅に行くのは不安」という方も多いでしょう。
多くの事業所では、入職後しばらくは先輩ヘルパーやサ責と一緒に訪問します。
利用者ごとのやり方や注意点を覚えてから、一人で訪問する流れが一般的です。

身体介護の技術は、初任者研修や入職後の研修で学べます。
未経験の方でも、段階を踏んで仕事を覚えられる環境が整っている事業所もあります。

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ホームヘルパーとして初めて訪問する時に注意することとは?

訪問介護の働き方と種類|雇用形態・施設併設型・夜間の訪問介護

訪問介護は、正社員・パート・登録ヘルパーなど働き方の選択肢が多い仕事です。
また、利用者宅を回る「在宅訪問型」のほかに、サ高住などの建物内で働く「施設併設型」もあります。

夜間の訪問介護や障がい福祉サービスの訪問介護と併せて、違いを解説します。

正社員・パート・登録ヘルパーの仕事内容と働き方の違い

同じ訪問介護員でも、雇用形態によって担当する仕事や働き方が変わります。

雇用形態 主な仕事内容 勤務時間の例 給与形態 向いている人
正社員 訪問介護に加え、サ責や管理者を兼ねることもある フルタイム(日勤が中心) 月給 安定した収入とキャリアアップを目指したい人
パート 決まった曜日・時間帯の訪問を担当 1日数時間、週3〜4日など 時給 家庭と両立しながら決まった時間で働きたい人
登録ヘルパー 空いている時間に訪問を担当 「週2回・1日1時間」など 時給(訪問ごと) 空いた時間を活かして少しずつ働きたい人

登録ヘルパーは、働ける曜日や時間を事業所に伝え、その範囲で訪問を担当します。
週1回から働ける事業所もあり、残業が少なく直行直帰できる職場もあります。
ただし、働き方の条件は事業所ごとに異なるため、面接で確認しましょう。

卒業生が訪問介護を選んだ理由(40代女性・前職:専業主婦)

「私の場合、週3日勤務で、家から自転車で動ける範囲内。直行直帰もOKなのでとても自由度が高いのがありがたいです。」

インタビュー記事:週3日勤務、直行直帰も可能な訪問介護は「子育て中の人にこそ向いている」!自由度の高い働き方で子育てと仕事のワークライフバランスを実現!

在宅訪問型と施設併設型(サ高住・住宅型有料老人ホーム)の違い

訪問介護には、利用者の自宅を回る「在宅訪問型」のほかに、「施設併設型」があります。
施設併設型は、サービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホームに併設された事業所から、建物内の居室を訪問する働き方です。

項目 在宅訪問型 施設併設型
訪問先 一戸建てやマンションなど、地域の利用者の自宅 サ高住・住宅型有料老人ホームなどの建物内の居室
移動 自転車・バイク・車などで利用者宅を回る 建物内の移動が中心
1日の訪問件数 移動時間があるため、件数は移動距離に左右される 移動が短いぶん、件数が多くなりやすい
周りのスタッフ 訪問中は基本的に一人 同じ建物内にほかのスタッフがいることが多い
共通点 どちらもケアプランに基づく、利用者ごとの個別サービス 同左

在宅訪問型の移動手段(自転車・バイク・車)や、運転免許が必要かどうかは事業所によって違います。
求人票や面接で確認しておきましょう。
移動の負担を減らしたい方や、近くに相談できるスタッフがいる環境で働きたい方は、施設併設型も選択肢になります。

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サービス付き高齢者向け住宅とは?資格・仕事内容・給料などを徹底解説

夜間対応型訪問介護・定期巡回・随時対応型訪問介護看護(夜勤がある訪問介護)

訪問介護は日中の訪問が中心で、夜勤のない事業所が多いですが、夜間に対応するサービスもあります。

夜間対応型訪問介護は、夜間に訪問介護員が利用者の自宅を訪問するサービスです。

サービスは次の2種類です。

  • 定期巡回:夜間に決まった時間に訪問し、排泄の介助や安否確認などを行う
  • 随時対応:夜間の体調不良や転倒などの通報を受けて駆けつけ、必要に応じて救急車を手配する

夜間の時間帯は、22時〜翌6時を必ず含む範囲で事業所が決めます(例:18時〜翌8時)。

出典 介護サービス情報公表システム「どんなサービスがあるの?-夜間対応型訪問介護」(厚生労働省)
介護サービス情報公表システム「『基本情報』の読み解き方 6. 夜間対応型訪問介護」(厚生労働省)

定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、訪問介護員と看護師などが連携し、介護と看護を一体で提供するサービスです。

24時間365日対応するため、シフト制で夜間の勤務があります。

重度訪問介護など障がい福祉サービスの訪問介護

重度訪問介護は、重い障がいのある方を対象に、日常生活の支援や身体介護、外出時の移動の介助などを行うサービスです。

訪問介護は介護保険法に基づくサービスですが、重度訪問介護は障害者総合支援法に基づく障がい福祉サービスです。

働くには、「重度訪問介護従業者養成研修」などの研修の修了が必要です。

障がい福祉サービスには、ほかにも自宅で介助を行う「居宅介護」があります。

視覚障がいのある方の外出を支える「同行援護」、知的障がいや精神障がいにより行動上著しい困難がある方の外出などを支える「行動援護」などもあります。

出典 障害福祉サービスの内容(厚生労働省)
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障がい者施設で働く介護士に必要な資格は?仕事内容や給料等を解説

訪問介護の職種|管理者・サービス提供責任者・訪問介護員・事務

訪問介護事業所では、管理者・サービス提供責任者・訪問介護員の3職種が中心となって働いています。
さらに、請求業務やシフト調整を担う事務職がいる事業所もあります。
ここでは4つの職種の仕事内容と、必要な資格を解説します。

職種 主な仕事 必要な資格
管理者 事業所全体の運営、職員の管理、運営基準などの法令を守る体制づくり 法令上の資格要件はなし
サービス提供責任者(サ責) 訪問介護計画書の作成、ヘルパーの調整・指導、ケアマネジャーとの連絡 介護福祉士、実務者研修修了者など
訪問介護員(ホームヘルパー) 利用者宅での身体介護・生活援助・通院等乗降介助 初任者研修以上(生活援助のみは生活援助従事者研修も可)
事務職 介護報酬の請求、シフト・訪問スケジュールの調整、電話対応 特になし(現場に出る場合は訪問介護員の資格が必要)

管理者の仕事内容

管理者は、訪問介護事業所全体の運営に責任を持つ立場です。
職員の採用や勤務の管理、利用者からの相談や苦情への対応を行います。
さらに、事業所が介護保険の運営基準を守って運営されているかを管理します。
法令上、管理者に特定の資格要件はありませんが、サ責を経験してから管理者になる人もいます。

サービス提供責任者(サ責)の仕事内容と資格要件

サービス提供責任者は「サ責」と呼ばれ、訪問介護事業所のリーダー的な存在です。
主な仕事は、ケアマネジャーやほかの事業所との連絡・調整、訪問介護計画書の作成、ヘルパーの指導や調整です。
自分でも利用者宅を訪問し、ケアを行います。

サ責として働くには、次のいずれかの資格が必要です。

  • 介護福祉士
  • 介護福祉士実務者研修の修了者
  • 介護職員基礎研修の修了者(旧課程)
  • ホームヘルパー1級課程の修了者(旧課程)

以前は「初任者研修(旧ホームヘルパー2級)修了+実務経験3年」でもサ責になれましたが、現在は認められていません。

これからサ責を目指すなら、実務者研修の修了が近道です。

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サービス提供責任者って何?気になる仕事内容やお給料等をご紹介

訪問介護員(ホームヘルパー)の仕事内容

訪問介護員は、利用者宅でケアを行う現場の中心となる職種です。
身体介護・生活援助・通院等乗降介助を、訪問介護計画書に沿って提供します。
訪問のたびに記録を書き、サ責に報告することも大切な仕事です。
具体的な業務は、この記事の「訪問介護の仕事内容は3種類」で紹介しています。

事務職の仕事内容

訪問介護事業所の事務職は、介護報酬の請求業務(国民健康保険団体連合会への請求)や、シフト・訪問スケジュールの調整、電話対応などを担当します。
事務職として働くだけなら、介護の資格は必要ありません。

ただし、事務職の人が利用者宅を訪問してケアを行うには、訪問介護員の資格が必要です。
人手が足りないときに「現場にも出てほしい」と頼まれ、資格を取る方もいます。

初任者研修受講生の声

「訪問介護の会社の事務をしていて、現場にも出て欲しいと言われたのと、お年寄りと接することが好きだからです」(40代 女性)

※2026年9月初任者研修受講生アンケート「初任者研修の受講きっかけは?」自由記述より抜粋

訪問介護で働くために必要な資格

介護の仕事には無資格で始められる職場もありますが、訪問介護は違います。
訪問介護員として利用者宅を訪問するには、法律で定められた資格が必要です。
ここでは、訪問介護で働ける資格の種類と、それぞれの特徴を解説します。

訪問介護員として働くには、次のいずれかの資格が必要です。

資格名 学習時間・取得要件 担当できる業務 サ責の資格要件
介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級) 130時間 身体介護・生活援助 ×
生活援助従事者研修 59時間 生活援助のみ ×
介護福祉士実務者研修(旧ホームヘルパー1級) 450時間(初任者研修修了者は130時間分が免除) 身体介護・生活援助 ○
介護福祉士(国家資格) 実務経験ルートの場合:実務経験3年以上+実務者研修修了+国家試験合格 身体介護・生活援助 ○

※旧ホームヘルパー1級・2級、介護職員基礎研修の修了者も訪問介護員として働けます。

無資格・資格取得中は訪問介護員として働けない

無資格の方は、訪問介護員として利用者宅でサービスを提供できません。

初任者研修などを受講している途中の方も、修了するまでは訪問介護員として働けません。

一方、訪問介護事業所の事務職など、利用者のケアを行わない仕事は資格がなくても働けます。
訪問介護員として働きたい方は、まず資格を取るところから始めましょう。
資格の種類や取り方、費用は、ホームヘルパーに必要な資格とは?資格の種類・取り方・費用などを解説で詳しく紹介しています。

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)

介護職員初任者研修は、未経験・無資格の方が介護職として働くための基礎を学ぶ資格です。

130時間の講義と実技を受け、修了試験に合格すると取得できます。
食事・入浴・排泄などの身体介護と生活援助の基本を、実技を通して身につけます。

受講期間は、スクールやコース(週の通学回数など)によって異なります。
夜間や休日のコースがあるスクールなら、働きながらでも取得を目指せます。

カイゴジョブアカデミーでは、通信(自宅学習)を併用する短期コース(週3回通学)なら、最短約1.5か月で初任者研修を修了できます。

平日コース・土日コース(週1回通学)の場合は、約4か月です。

カイゴジョブアカデミーには、訪問介護の現場で10年、9年と経験を積んできた講師が在籍しています(担当する講座は講師によって異なります)。
訪問介護の現場を知る講師から、在宅でのケアに役立つ知識と技術を学べます。

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)の講座内容・日程を詳しくみる

生活援助従事者研修(生活援助のみ担当できる資格)

生活援助従事者研修は、2018年度に始まった研修で、学習時間は59時間です。
修了すると、訪問介護のうち生活援助(掃除・洗濯・調理・買い物など)を担当できます。
ただし、身体介護は担当できません。

家事の経験を活かして、まずは生活援助から始めたい方に向いています。
一方で、入浴や排泄の介助など身体介護まで担当したい方は、初任者研修を選びましょう。
初任者研修なら、身体介護と生活援助の両方を担当でき、訪問介護以外の施設でも働けます。

関連記事

生活援助従事者研修は取得すべき?メリットやデメリットから徹底検証

介護福祉士実務者研修(旧ホームヘルパー1級)

介護福祉士実務者研修は、より実践的な知識と技術を身につけるための資格です。
無資格の方は450時間の受講が必要で、介護過程の展開や医療的ケア(喀痰吸引・経管栄養の基礎)も学びます。

実務者研修を修了すると、サービス提供責任者の資格要件を満たします。

未経験の方でも受講できますが、基本的には初任者研修修了者や介護経験者のスキルアップ資格です。
初任者研修修了者は130時間分の科目が免除されます。
また、実務経験ルートで介護福祉士の国家試験を受けるには、実務者研修の修了が必要です。

なお、以前あった「介護職員基礎研修」と「ホームヘルパー1級」は、現在は実務者研修に一本化されています。

介護福祉士実務者研修(旧ホームヘルパー1級)の講座内容を詳しくみる

介護福祉士

介護福祉士は、介護職で唯一の国家資格です。

実務経験ルートの場合、実務経験3年以上と実務者研修の修了を満たし、国家試験に合格すると取得できます。
介護のプロとして質の高いケアを行い、ほかの職員への指導や助言も担います。

訪問介護員として働きながら実務経験を積めば、介護福祉士を目指せます。
取得後はサ責や管理者、さらにケアマネジャーなどへのキャリアアップも可能です。

介護福祉士の受験対策講座を詳しくみる

ホームヘルパー1級・2級など旧資格を持っている場合

以前は、訪問介護の資格として「ホームヘルパー2級」「ホームヘルパー1級」がありました。
これらの研修は2013年3月で終了し、同年4月から次のように変わっています。

  • ホームヘルパー2級 → 介護職員初任者研修
  • ホームヘルパー1級・介護職員基礎研修 → 介護福祉士実務者研修

旧資格を持っている方は、今でも訪問介護員として働けます。履歴書にもそのまま書けます。

また、ホームヘルパー1級を持っている方は、サ責の資格要件も満たします。

例)訪問介護で働き始めるまでの流れ
  1. 通える校舎と日程を確認する:初任者研修は、コースによって修了までの期間が変わります(カイゴジョブアカデミーの短期コースは最短約1.5か月)。
  2. 介護職デビューキャンペーンの対象になるか相談する:対象となる条件は、キャンペーンページで確認できます。
  3. 受講しながら就職活動を進める:資格の取得と就職活動を同時に進められます。
  4. 修了後に入職し、同行訪問から始める:多くの事業所では、最初は先輩ヘルパーやサ責と一緒に訪問し、仕事を覚えていきます。

訪問介護で働くための第一歩は、初任者研修の取得です。
カイゴジョブアカデミーでは、介護職へ就職・転職される方を対象に、初任者研修を費用負担なし(費用負担0円)で取得できる介護職デビューキャンペーンを実施しています。
対象となる条件や申し込みの流れは、介護職デビューキャンペーンのページでご確認ください。

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訪問介護員(ホームヘルパー)の給料・年収【令和6年度最新】

訪問介護員の給料は、勤務形態(常勤・非常勤)や保有資格、役職によって変わります。
ここでは、厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」をもとに、訪問介護の平均給与額を紹介します。
施設介護との比較や、給料を上げる方法も併せて解説します。

常勤・非常勤の平均給与(月給・時給)

厚生労働省の調査によると、訪問介護事業所で働く介護職員(月給・常勤)の平均給与額は、349,740円です(令和6年9月時点)。
常勤の月給と非常勤の時給では、金額に含まれるものが違うため、表で分けて整理します。

区分 金額 含まれるもの
常勤(月給) 349,740円 基本給+手当+一時金(4〜9月支給金額の1/6)
非常勤(1か月の平均) 117,560円 手当などを含む1か月の平均給与額(平均実労働時間65.1時間)
非常勤(時給) 1,380円 基本給のみ(手当・一時金は含まない)

※常勤の金額は手当・一時金を含むため、求人票に書かれる基本給より高くなります。

※令和5年9月と令和6年9月の両方に在籍していた職員の平均のため、入職直後の給与ではありません。

※処遇改善加算(Ⅰ〜Ⅴ)を取得している事業所の数値です。

※非常勤は、パートや登録ヘルパーなど、常勤以外の職員の数値です(時給で働く介護職員。統計表第75表・第100表)。時給の決め方(移動時間の扱いなど)は事業所によって異なります。

年収に換算すると、訪問介護事業所で働く常勤の介護職員は約420万円が目安です(349,740円×12か月で計算)。
非常勤の場合は、1か月の平均給与額から計算すると約141万円です(117,560円×12か月で計算)。
ただし、非常勤の収入は働く時間によって大きく変わります。
扶養の範囲で働きたい方は、働く時間や日数を面接で相談しましょう。

出典 令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要(厚生労働省)

この金額は額面(税金や社会保険料が引かれる前)です。
実際の手取りは、扶養の有無や社会保険の加入状況、住民税などによって変わります。

パートや登録ヘルパーの場合は、時給×働いた時間が収入になります。
登録ヘルパーは、月ごとの訪問件数によって収入が変わる点に注意しましょう。

施設介護(特養・デイサービスなど)との給料比較

同じ調査で、サービスの種類別に介護職員(月給・常勤)の平均給与額を比べると、次のとおりです。

サービスの種類 平均給与額(令和6年9月)
介護老人福祉施設(特養) 361,860円
特定施設入居者生活介護(介護付き有料老人ホームなど) 361,000円
介護老人保健施設(老健) 352,900円
訪問介護 349,740円
通所リハビリテーション 319,310円
小規模多機能型居宅介護 305,220円
認知症対応型共同生活介護(グループホーム) 302,010円
通所介護(デイサービス) 294,440円
全体 338,200円

※処遇改善加算(Ⅰ〜Ⅴ)を取得している事業所の数値です。

出典 令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要 P15(厚生労働省)

訪問介護の平均給与額は、全体の平均(338,200円)を上回っています。
夜勤のある特養(361,860円)との差は、約1.2万円です。

訪問介護は日中の訪問が中心で、夜勤のない事業所が多いため、夜勤をせずに施設に近い水準の給料を目指せます。

給料を上げるには?資格取得とサ責へのキャリアアップ

給料を上げる方法は、主に「資格を取る」「役職につく」「処遇改善加算のある事業所で働く」の3つです。

同じ調査で、保有資格別に介護職員(月給・常勤)の平均給与額をみると、次のとおりです。
※訪問介護に限らず、全サービスの介護職員の数値です。

保有資格 平均給与額(令和6年9月)
介護福祉士 350,050円
実務者研修 327,260円
介護職員初任者研修 324,830円
保有資格なし 290,620円

※「実務者研修」には介護職員基礎研修・ヘルパー1級、「介護職員初任者研修」にはヘルパー2級を含みます。

出典 令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要 P17(厚生労働省)

資格の講座内容や日程は、介護職員初任者研修の講座ページと介護福祉士実務者研修の講座ページで確認できます。

初任者研修受講生の声

「姉がヘルパーをしており、一緒に働くにあたり、資格を取ってからじゃないと待遇が良くないから取りなさいと言われたため」(40代 女性)

※2026年9月初任者研修受講生アンケート「初任者研修の受講きっかけは?」自由記述より抜粋

訪問介護では、実務者研修を修了してサ責になると、責任が増えるぶん役職手当などがつく事業所もあります。
その先には、管理者として事業所の運営を担う道もあります。
カイゴジョブアカデミーの卒業生にも、パートから働き始めて半年でサ責になった人がいます(訪問介護で働く卒業生の担当業務と働き方の表参照)。

また、介護職員等処遇改善加算は、介護職員などの賃金改善を目的とした加算です。
求人を探すときは、加算の取得状況も確認するとよいでしょう。

関連記事

介護職員初任者研修を取得すると給料(月給・年収)ってどれくらいもらえる?

訪問介護のメリット・デメリット

訪問介護には、働き方を選びやすい、1対1で利用者と向き合えるといったメリットがあります。
一方で、一人で判断する責任や移動の負担など、施設介護とは違う大変さもあります。
両方を知ったうえで、自分に合う働き方かどうかを判断しましょう。

メリット デメリット
正社員・パート・登録ヘルパーなど働き方を選べる 訪問中は一人で判断しなければならない
直行直帰・残業が少ない職場もある 移動が多く、天候の影響も受ける
日中の訪問が中心で、夜勤のない事業所が多い 登録ヘルパーは訪問件数で収入が変わる
1対1で利用者とじっくり向き合える 業務外のことや理不尽な要求をされることがある
家事の経験や人生経験を活かせる 利用者宅ごとにやり方や道具が違う

メリット|働き方を選べる・1対1で向き合える・家事経験が活きる

1. 働き方の選択肢が多い

訪問介護は、正社員・パート・登録ヘルパーから働き方を選べます。
残業が少なく、直行直帰できる職場もあるため、家庭や育児と両立したい方に向いています。

訪問介護は日中の訪問が中心で、夜勤のない事業所が多いため、夜勤なしの正社員として働ける職場も探しやすいのが魅力です。

「身体介護が中心」「生活援助が中心」など、担当する仕事の希望を伝えやすいこともあります。

2. 年齢・性別に関係なく活躍できる

訪問介護は、幅広い年代の人が活躍している仕事です。
厚生労働省の調査では、介護職員(月給・常勤)の平均年齢は45.7歳でした(訪問介護に限らない全サービスの数値。令和6年度介護従事者処遇状況等調査、統計表第86表)。
利用者と年齢が近い方は、話しやすさや親しみやすさから信頼を得やすいこともあります。
若い方はフレッシュさを、年齢を重ねた方は人生経験や安心感を強みにできるでしょう。

3. 未経験でも家事のスキルを活かせる

訪問介護には、身体介護だけでなく、料理・洗濯・掃除などの生活援助も含まれます。

介護が未経験でも、これまでの家事の経験を活かせる場面が多くあります。

身体介護は、初任者研修や入職後の同行訪問で少しずつ身につけられます。

デメリット|一人で判断する責任・移動の負担・収入の変動

1. 一人で判断しなければならない

施設であれば、困ったときに近くのスタッフに相談できます。
しかし訪問介護では、訪問中は基本的に一人です。
利用者が急に体調を崩したときや、家の中で事故が起きたときも、まずは自分で状況を判断しなければなりません。
「どう対応していいかわからない」「一人で判断するのはきつい」と感じる人もいます。

訪問介護で働く卒業生の声(20代男性・前職:カラオケ運営会社)

「訪問介護は基本的に利用者様とスタッフとの1対1の関係です。いつも責任の重さを感じています。(中略)訪問中は全部自分ひとりで受け止めなくてはなりません。」

インタビュー記事:未来を拓く訪問介護で活躍中の20代男性が考える、介護職とキャリアアップ

対処法:緊急時の対応方法は、運営基準で事業所ごとに定めることになっています。

判断に迷ったら、すぐ事業所に連絡して指示をもらいましょう。
日頃から報告・連絡・相談を大切にしておくと、いざというときも落ち着いて対応できます。

2. 移動の負担・天候の影響がある

在宅訪問型では、自転車やバイク、車で利用者宅を回ります。
雨や雪、夏の暑さの中での移動を負担に感じることもあります。

対処法:雨具や暑さ対策の準備をしておきましょう。

移動が少ない施設併設型の事業所を選ぶのも一つの方法です。

3. 登録ヘルパーは収入が変わりやすい

登録ヘルパーは、訪問した分だけ給料が出る働き方が多くあります。
利用者の入院やキャンセルがあると、その月の収入が減ることがあります。

対処法:安定した収入を重視する方は、正社員や、勤務時間が決まっているパートを選びましょう。

4. 業務外のことや理不尽な要求をされることがある

1対1の仕事だからこそ、業務外のことを頼まれたり、理不尽な要求をされたりすることがあります。

対処法:できないことは、はっきりと説明して断りましょう(詳しくは「できないことを頼まれたときの対処法」で解説)。

対応に困る場合は事業所に報告し、今後の対応を一緒に検討してもらいましょう。

訪問介護の大変さをもっと知りたい方は、ホームヘルパー(訪問介護員)の仕事はきつい?も併せてご覧ください。

訪問介護のやりがい|訪問介護で働く卒業生の声

訪問介護には大変なこともありますが、利用者の暮らしを間近で支えられるやりがいがあります。
ここでは、カイゴジョブアカデミーで資格を取り、訪問介護で働いている卒業生の声を紹介します。
実際に現場で感じているやりがいを、仕事選びの参考にしてください。

「介助が上手ね」と感謝される喜び

訪問介護の大きなやりがいは、利用者から直接感謝の言葉をもらえることです。
自分のケアが利用者の暮らしの役に立っていると実感できます。

訪問介護で働く卒業生の声(50代女性・前職:教員)

「利用者さんから『あなた介助が上手ね』、『あなたならどこででもやっていけるわね』なんて褒められることがあるんですが、それが嬉しいし、やりがいになります。」

インタビュー記事:介護職への転職で自由を得た―シングルマザー生活を経て新たな人生を歩み出した50代女性の確固たる決意

利用者やご家族からの「ありがとう」は、介護職として働く自信にもつながります。

一人ひとりと向き合い、心を通わせられる

訪問介護は1対1のケアのため、利用者一人ひとりと深く関われます。
ご家族にも言えない悩みを話してくれたり、口数の少なかった方が心を開いてくれたりすることもあります。

訪問介護で働く卒業生の声(40代女性・前職:インテリア業界)

「なかには難しい利用者さんもいますけど、『この人のために何ができるだろう』と考えながら通ううち、ようやく心が通じて『いつもありがとうね』なんて言われると、心の底から嬉しくてたまりませんよ。」

インタビュー記事:「訪問介護は一人ひとりと向き合い、心を通わせる仕事」9-15時勤務、半年でサ責になったワーキングマザーの決断と変化

時間をかけて築いた信頼関係は、訪問介護ならではの喜びです。

緊張感のある仕事だからこそ、利用者との会話が楽しみになる

訪問介護は、利用者の命と暮らしを預かる仕事です。
緊張感はありますが、そのぶん利用者との何気ない会話や、日々の小さな変化が楽しみになります。
また、主婦としての家事の経験や、接客・営業で培ったコミュニケーション力など、これまでの人生経験を活かせる場面も多くあります。

訪問介護で働く卒業生の声(40代男性・前職:小売業)

「人の命に直結する仕事なので常に緊張感はありますが、利用者さんとのコミュニケーションはとても楽しいですよ!」

インタビュー記事:「コロナ禍でエッセンシャルワーカーへのリスペクトが生まれた」接客と介護職の共通項に気づき、新たなチャレンジに挑む40歳男性の胸中

責任があるからこそ、利用者の笑顔や日々の変化が大きな励みになります。

訪問介護(ホームヘルパー)に向いている人

訪問介護は、1対1で利用者の暮らしに寄り添う仕事です。
そのため、施設介護とは少し違った適性が求められます。
ここでは、訪問介護に向いている人の特徴を5つ紹介します。
当てはまるものがあるか確認してみましょう。

1対1で利用者に寄り添い、ゆっくりケアしたい人

施設介護では、複数の利用者を同時に支えることが基本です。
それに対して訪問介護は1対1なので、一人ひとりとじっくり向き合ったケアができます。
介護を拒む方や気難しい方もいるため、時間をかけて信頼関係を築ける人に向いています。

POINT

「人生に寄り添う」気持ちでケアを。利用者やご家族との信頼関係づくりが大切です。

臨機応変に判断し、報告・相談ができる人

訪問介護では、利用者の体調や家の状況に合わせて、臨機応変に対応する力が求められます。
同時に、自分だけで判断せず、事業所に報告・相談できることも大切です。

POINT

迷ったときこそ「報告・連絡・相談」。一人で抱え込まないことが安全につながります。

プライバシーを尊重し、守秘義務を守れる人

訪問介護員は利用者の自宅で働くため、家庭の事情を知ることになります。
仕事で知った個人情報を外に漏らさない、守秘義務を守れる人が向いています。

POINT

守秘義務を守ることは、信頼関係づくりの基本です。

計画を立て、限られた時間で効率よく動ける人

訪問介護では、訪問介護計画書と手順書に沿って、決められた時間内にケアを終えることが求められます。
「この時間で何をどの順番で行うか」をあらかじめ考えて動ける人は、スムーズに仕事を進められます。

POINT

優先順位を決めて取り組むと、時間内に質の高いケアができます。

家庭と仕事を両立させたい人・空いた時間を活用したい人

訪問介護はパートや登録ヘルパーの求人が多く、短時間のシフトでも働けます。
子育て中の方やご家族の介護をしている方など、生活とのバランスを大切にしたい方に向いています。

POINT

働ける時間を事業所に伝えれば、その範囲で訪問を組んでもらえる働き方もあります。

訪問介護と施設介護の違い|業務・働き方・給料を比較

同じ介護職(介護士)の仕事でも、訪問介護と施設介護では働く場所やケアの進め方が大きく違います。
施設から訪問介護への転職を考えている方や、どちらで働くか迷っている方に向けて、主な違いを表で整理しました。
自分に合う働き方を選ぶ参考にしてください。

比較項目 訪問介護 施設介護
働く場所 利用者の自宅(サ高住などの居室を含む) 特養・老健・デイサービスなどの施設
ケアの進め方 1対1で、利用者宅の道具ややり方に合わせる 複数の利用者を、施設のやり方や設備で支える
一緒に働く人 訪問中は基本的に一人。事業所と連絡を取りながら働く 同じフロアにほかの介護職員や看護職員がいる
夜勤 日中の訪問が中心で、夜勤のない事業所が多い(夜間対応型・定期巡回型はあり) 入所施設では夜勤があることが多い
勤務時間 直行直帰や短時間勤務を選べる事業所もある シフト制が中心
給料(月給・常勤の平均) 349,740円 特養361,860円、老健352,900円、デイサービス294,440円

※給料は厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」(統計表第73表)より。

訪問介護では、掃除や洗濯、調理も利用者にやり方を聞きながら進めます。
味付けや掃除道具など、利用者の生活スタイルに合わせることが大切です。
道具がそろっていない家では工夫が必要なこともありますが、利用者と一緒にやり方を考えるのも楽しみの一つです。

施設で働きながら、訪問介護に興味を持つ方もいます。

初任者研修受講生の声

「今はデイサービスで働いていますが、今後ヘルパーの仕事も検討している為。」(40代 女性)

※2026年9月初任者研修受講生アンケート「初任者研修の受講きっかけは?」自由記述より抜粋

施設介護の経験は、訪問介護でも活かせます。
一方で、一人で判断する場面が増えるため、報告・相談の習慣を大切にしましょう。

訪問介護の仕事内容に関するよくある質問

ここでは、訪問介護の仕事に興味がある方からよく寄せられる質問にお答えします。
資格や訪問時間、夜勤の有無、給料、ご家族の分の家事を頼まれたときの対応など、働く前に知っておきたいポイントをまとめました。
詳しい内容は、本文の各章も併せてご覧ください。

Q.
ホームヘルパーと訪問介護の違いは?
A.

指している仕事は同じです。「訪問介護」はサービスの名前で、「ホームヘルパー(訪問介護員)」はそのサービスを担う人の名前です。法令では「訪問介護員」が正式な名称です。

Q.
無資格でも訪問介護の仕事はできる?
A.

無資格では、訪問介護員として利用者宅でケアを行うことはできません。初任者研修以上の資格が必要です。生活援助だけなら、生活援助従事者研修の修了者も担当できます。

Q.
1回の訪問時間はどのくらい?
A.

多くは1時間以内です。身体介護は「20分未満」「30分以上1時間未満」など、生活援助は「20分以上45分未満」「45分以上」といった時間の区分があります。

Q.
訪問介護に夜勤はある?
A.

訪問介護は日中の訪問が中心で、夜勤のない事業所が多くあります。夜間対応型訪問介護や、定期巡回・随時対応型訪問介護看護の事業所では、夜勤や夜間の勤務があります。

Q.
訪問介護員(ホームヘルパー)の給料・年収はどのくらい?
A.

厚生労働省の令和6年度の調査では、訪問介護事業所で働く介護職員(月給・常勤)の平均給与額は349,740円で、年収に換算すると約420万円が目安です。時給で働く非常勤の場合、1か月の平均給与額は117,560円(平均実労働時間65.1時間)です。パートや登録ヘルパーは、時給×働いた時間が収入になります。実務者研修や介護福祉士を取得し、サ責になると収入アップを目指せます。

Q.
利用者のご家族の分の家事を頼まれたら?
A.

ご家族の分の調理や洗濯は、介護保険の訪問介護ではできません。理由を丁寧に説明して断り、サ責やケアマネジャーに相談しましょう。介護保険外(自費)のサービスを案内できる場合もあります。

Q.
男性でも訪問介護で働ける?
A.

働けます。性別に関係なく活躍できる仕事で、カイゴジョブアカデミーの卒業生にも訪問介護で働く男性がいます(訪問介護で働く卒業生の担当業務と働き方の表参照)。

Q.
未経験でも訪問介護で働ける?
A.

資格を取れば、未経験からでも働けます。入職後は、先輩ヘルパーとの同行訪問から始まる事業所が多く、段階を踏んで仕事を覚えられます。

Q.
登録ヘルパーの移動時間に給料は出る?
A.

厚生労働省は、事業所から利用者宅への移動や、利用者宅から次の利用者宅への移動にかかる時間について、使用者の指示で移動し、その時間を自由に使えない場合は労働時間にあたると示しています。

求人に応募する際は、移動時間の扱いも確認しておきましょう。

出典 訪問介護労働者の法定労働条件の確保について(平成16年8月27日 基発第0827001号/厚生労働省労働基準局長通知)

まとめ

訪問介護は、住み慣れた家で暮らし続けたいという利用者の思いを支える仕事です。
最後に、この記事で解説したポイントを振り返ります。
訪問介護員として働くための第一歩は、初任者研修の取得です。

  • 訪問介護とは、ホームヘルパー(訪問介護員)が利用者の自宅を訪問し、ケアプランに沿って介護を行う介護保険サービス
  • 仕事内容は「身体介護」「生活援助」「通院等乗降介助」の3種類で、記録・報告も大切な仕事
  • 医療行為やご家族の分の家事など、介護保険のルールでできないことがある
  • 1回の訪問は多くが1時間以内で、利用者宅を回るのが基本。正社員・パート・登録ヘルパーなど働き方を選べる
  • 訪問介護員として働くには、初任者研修以上の資格が必要(生活援助のみなら生活援助従事者研修)
  • 訪問介護事業所の介護職員(月給・常勤)の平均給与額は349,740円(令和6年度調査)。実務者研修・介護福祉士の取得やサ責へのキャリアアップで収入アップを目指せる
  • 次の一歩は、初任者研修の日程を確認すること。カイゴジョブアカデミーの短期コースなら最短約1.5か月で修了できる

訪問介護は、利用者と1対1で深く関わりながら、その人らしい暮らしを支えられる仕事です。
働き方を選びやすく、家事の経験や人生経験も活かせます。

カイゴジョブアカデミーでは、訪問介護員として働ける「介護職員初任者研修」「介護福祉士実務者研修」の講座を開講しています。
介護の基本的な知識と技術を学んでおけば、未経験からでも落ち着いて現場に出る準備ができます。

さらに、介護職へ就職・転職される方を対象に、初任者研修・実務者研修を費用負担なし(費用負担0円)で取得できる介護職デビューキャンペーンを実施しています。
資格の取得と就職活動を同時に進められるので、訪問介護の仕事に興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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介護専門の資格講座学校「カイゴジョブアカデミー」の編集部です。
介護業界のプロフェッショナルが介護の仕事や資格に関するお役立ち情報をお届けします。