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ホームヘルパーの給料は手取りでいくら?給料アップの方法とは?

更新日:2023/03/15

ホームヘルパーの給料は手取りでいくら?給料アップの方法とは?

ホームヘルパーの給料は手取りでいくら?給料アップの方法とは?

ホームヘルパーの仕事をこれから始めようとしている方にとって、お給料は気になるところでしょう。 また、他の介護事業所で働いている方は、ホームヘルパーに転職するとどれぐらい稼げるのか、今と比べて増減するのかということは事前に知りたいでしょう。 この記事では、ホームヘルパーの給料体系と実際の給料、収入アップの方法についてご紹介します。

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ホームヘルパーって?無資格でもなれるの?

介護のお仕事は実にたくさんの種類があります。
無資格から働けるお仕事もありますが、訪問介護事業所で働くホームヘルパーは、原則「介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)」の資格取得が必要となります。
ホームヘルパーは「家事代行」ではなく、「自立支援」を行う介護のプロフェッショナルとして、基本的に一人で利用者宅に訪問し、介護サービスを提供します。
介護の知識や身体介護のスキルを要する専門性の高い仕事ですので、無資格でも働ける介護のお仕事と比べると時給も高めに設定されいます。

時給が高いということは、必要資格となる介護職員初任者研修も難しいのではと身構える方も多いと思いますがご安心ください。
介護職員初任者研修は、介護の入門資格で難易度は決して高くありません。
介護の基礎知識・倫理・実務を130時間学び、授業の最終日に筆記試験を受け、合格すれば取得できます。

POINT

すべての授業にきちんと出席していれば、筆記試験の合格率は99%といわれています。
ホームヘルパーになりたい方は、まずはじめに介護職員初任者研修を受講することから始まります。

介護職員初任者研修(旧:ヘルパー2級)を詳しくみる

ホームヘルパーのアルバイトやパートでの給料はいくらか

訪問介護事業所で働くホームヘルパーの雇用形態はさまざまです。
まずは、アルバイトやパートのお給料についてみてみましょう。

生活援助と身体介護で時給が異なる

ホームヘルパーのアルバイトやパートは、「生活援助」に従事するのか「身体介護」に従事するのかによって時給が異なる訪問介護事業所が多いようです。
生活援助とは掃除、洗濯、調理、買い物代行などを援助することで、身体介護とは、ご利用者の身体に直接触れるような介護で、排泄介助、食事介助、入浴介助などが該当します。
東京の求人情報を見ると時給の違いとして、生活援助は1,200円〜1,400円程、身体介護は1,300円〜2,000円程となっています。

実労働時間しか給料が出ない場合も

訪問介護は、前述の通り利用者のご自宅へ伺い、介護サービスを提供します。
アルバイトやパート勤務ですと、週に1回・2~3時間・1コマからOKという働き方もあり、自分に合った勤務時間が選びやすいのが特長です。
柔軟な働き方ができる一方、ホームヘルパーのアルバイトやパートでは、登録ヘルパーという雇用体系があります。
これは、実際に介護業務を行っている時間を基準に給料を算定する雇用体系です。
登録ヘルパーは、訪問介護事業所に立ち寄ることなく、自宅からご利用者宅へ直行して、直帰することが多く、介護サービスを提供している時間が労働時間となります。
つまり、移動時間は労働時間に含まれないため、就職時に給料の計算方法についてしっかり確認しましょう。

給料からの控除

アルバイトやパートで働いても、1週間の労働時間や、労働保険、社会保険料、所得税、住民税など支給される金額によって給料から控除されるものがあります。
労働時間が短く、社会保険や税金の扶養の範囲で働いている方は、控除される金額は少なく、額面金額がほとんどそのまま手取り金額となります。

ホームヘルパーの正社員の給料・年収はいくらか?(額面と手取り)

次に、正社員のお給料についてみてみましょう。

正社員のホームヘルパーの年収・月収は?

正社員のホームヘルパーの年収・月収は、東京の求人情報では年収は2,520,000円~3,360,000円、月収は180,000円〜240,000円程となっていました。
年収は、月収×12ヶ月で計算しますが、賞与を設けている訪問介護事業所も多く、ここでは賞与が年間2ヵ月支給されるものとして計算しています。

上記の金額は、額面金額であり、労働保険、社会保険料、所得税、住民税などが控除されると、実際の手取り金額は160,000円~180,000円程になります。
ホームヘルパーの給与体系は、基本給+諸手当という形が一般的です。
諸手当には、通勤手当、時間外手当、資格手当、介護職員処遇改善手当、住宅手当など就職先の訪問介護事業所によって様々な手当が設けられています。

ホームヘルパーの年収・月収・手取り

年収 2,520,000円~3,360,000円
月収 180,000円〜240,000円
手取り 160,000円~180,000円

正社員とアルバイト・パートの仕事内容の違い

利用者宅での介護業務に従事することに大きな違いはありませんが、一般的に正社員は労働時間内に利用者宅を複数回訪問します。
登録ヘルパーですと、1日に1軒訪問で1時間から勤務できる場合もありますので、正社員との大きな違いは働く時間です。
また、正社員の場合は会議や事務作業、新人指導など人材マネジメントや管理業務も発生しますが、パートの場合は利用者の介助業務がメインです。
ですから、両者の大きな違いは「働く時間」と「業務内容」といえます。

給料アップやキャリアアップのための方法

ホームヘルパーの給料は、これまでご紹介した通りですが、給料を上げるためにはどうすれば良いのでしょうか?

サービス提供責任者になる

訪問介護事業所には、ホームヘルパー以外にサービス提供責任者という職種があります。
サービス提供責任者は、利用者の訪問介護計画を作成・管理します。
また、ホームヘルパーの指導等を行う役割があり、給料はホームヘルパーと比較すると高くなります。
サービス提供責任者になるには、実務者研修以上の資格が必要です。

POINT

既に介護職員初任者研修をお持ちの方は、実務者研修の受講時間が130時間免除され、受講料も無資格者より安くなります。

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介護福祉士の資格を取る

ホームヘルパーの給料構造を説明しましたが、その中で資格手当を設けている訪問介護事業所は多いです。
特に、国家資格である介護福祉士を取得することである程度の資格手当が期待できます。
参考までに、厚生労働省の調査から、資格の所持別の平均給与が以下となり、介護福祉士の平均給与が高いことがわかります。

平均給与額(基本給+手当+一時金)

介護職(無資格) 平均月給 275,920円
初任者研修を所持 平均月給 301,210円
実務者研修を所持 平均月給 303,230円
介護福祉士を所持 平均月給 329,250円

介護福祉士の資格を取得するためには、受験資格を満たす必要があります。
実務経験ルートにおいては「実務経験3年」と「実務者研修修了」で満たすことができます。
介護福祉士を目指すなら、まずは「実務者研修」を受講しましょう。
実務者研修は介護福祉士の受験資格を満たすだけでなく、前述した訪問介護の現場で欠かせないサービス提供責任者として活躍することができます。
無資格・未経験からでもチャレンジできる資格ですので、求職中の方やこれから介護業界を目指す方にもおすすめの資格です。

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経営者になる

訪問介護事業所の開設は設備投資が少ないので開業しやすいと言われています。
しかし、訪問介護事業所の経営が上手くいかないケースも多いので、経営を目指す場合は、しっかりと経営に向き合うことが必要でしょう。

まとめ

これからホームヘルパーとして就職する方や転職する方へ、ホームヘルパーの給料事情についてご紹介しました。
特に訪問介護でアルバイトやパートで働く場合は、他の介護事業所と違う雇用体系になることがあるので、労働条件をしっかりと確認しましょう。
ホームヘルパーになるには、「介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)」の資格取得が必須となります。
カイゴジョブアカデミーでは、資格が取得できるだけでなく、訪問介護事業所への就業支援実績も豊富です。
ぜひカイゴジョブアカデミーでホームヘルパーとして初めの一歩を踏み出してみませんか?

吉田あい写真
この記事の著者吉田あい
プロフィール
大阪府出身。現役のケアマネージャー
専門は「高齢者介護論」「社会福祉援助技術論」「介護現場におけるリスクマネジメント」
特別養護老人ホームや居宅介護支援事業所などの現場で、介護職を10年以上経験。介護講師経験3年。
WEBライターとして、介護・医療・転職・健康などのジャンルで執筆700本以上。
カイゴジョブアカデミーにて、介護の仕事や資格について、実体験を踏まえたお役立ち情報をお伝えします。
保有資格
介護支援専門員(ケアマネージャー)、介護福祉士、社会福祉士、メンタル心理カウンセラーなど