介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修など介護の資格なら、カイゴジョブアカデミーにお任せください。資格の取得から就業支援までを幅広くサポート。介護未経験の方でも丁寧に指導致します。

更新日:2022年5月11日

萱原 利昭さん (38歳)

2021年7月 障がい者支援施設に就職
2021年12月「介護職員初任者研修」取得/新宿校

未知の業界で新しい可能性の扉を開く

穏やかな口調と落ち着いた印象の萱原さん。人と関わる仕事が好きだそうだが、若い頃に目指した職業は、黙々と作業をするアニメ制作のクリエイターだった。

萱原さんアニメが大好きだったので、アニメ制作に関わる仕事がしたかったんです。東京に出たかった気持ちもあり、20歳のときに大阪から上京しました。

だが、アニメ制作の現場は過酷で、来る日も来る日も画像処理で腕を酷使するうちに腱鞘炎になってしまい、ほどなく業界を離れることになってしまった。

萱原さんその後、飲食業界で10年以上働きました。大型寿司チェーン店の副店長をしていて、店内のオペレーションのほぼ全般を経験しましたね。接客だけでなく、発注や人の管理もしました。仕事を通してコミュニケーション能力は身に付いたと思います。

10年間にいろいろな店舗に異動したが、そんな萱原さんを見込んで、最初に勤めた店舗の元店長から「お誘い」の声がかかった。なんと、それが介護の世界。元店長が介護事業を始めたというのだ。

これまで10年もの間、飲食業界でキャリアを積んできた萱原さんに抵抗感はなかったのだろうか。

萱原さん介護業界に入ったことは、僕にとっては「転身」というより「異動」という感じでした。これまでもいろいろな店舗に異動しましたし、これからも一カ所に留まる必要はないと思っています。人と関わることは好きなほうなので、介護業界でも大丈夫だろうと思っていました。

次の仕事を探すとき、「過去のキャリアにとらわれすぎない」ことは意外にも大切なことなのかもしれない。経験したことがない仕事のなかに、案外自分に向いている仕事が眠っている可能性があるからだ。自分の長所であるコミュニケーション力を大切にしつつも、まったく新しい業種を自然に受け入れる萱原さんの姿勢には学ぶべきものがある。

転職した先はデイサービス。当初は通所者の送迎がメインで、送迎が終わるとレクリエーションの補助などもしていた。経験が増えるにつれ、身体介助や生活相談員業務も兼務し、かれこれ5年が経過。そんな業務をしているうちに、「資格を取りたい」と思い立った。

萱原さんふと見渡すと、周りのスタッフは全員介護職員初任者研修の資格をもっていました。それ以上の資格をもっている人も多く、自分も今後何を目指すにしても介護の資格は必要だと思ったんです。

資格取得に先立ってすでにデイサービスを退職していた萱原さん。取得したい介護の資格の受講と、生活のための就職を両立させようと考える中で、ネットで知ったのがカイゴジョブアカデミーだった。相談の過程で介護職員初任者研修の資格取得と就職を同時にできる「特待生キャンペーン」を知り、2021年7月に現在の職場へと転職を決めた。

自分を必要としてくれた新天地の障がい者支援施設

最終的に現在勤務している障がい者支援施設に決めたのは、面接したときの対応が良く、好印象をもったからだった。

萱原さん施設の人たちがみんな気持ちよく挨拶をしてくれました。そして、「働いてくれる人を欲している」ということが強く伝わってきました。面接の反応も良くて、採用の返事も一番早く、「自分を必要としてくれている職場」だと感じました。キャリアアップに関して、育成の制度がしっかりしていたことも決め手でした。

前職から変わったのは、ケアをする対象者が高齢者から障がい者になったこと。だが、ここでも萱原さんは自然に受け入れていた。

萱原さんぼくの一番上の兄に知的障害があって、小さい頃からずっと見てきました。ですから、障がい者施設で働くことに対する抵抗感はなかったです。ただ、仕事の難易度は上がったと感じています。高齢者の通所施設ではみなさん自立していたので声掛けだけでよかったのですが、ここでは自立できない人がほとんどなので、できないことはすべてサポートする全介助です。

抵抗感はなかったとはいえ、まさか障がい者施設で働く選択肢があるとは想像もしていなかったそうだ。それは、カイゴジョブアカデミーの担当者からさまざまな情報を得たことで取れた選択肢だったという。

約30人の利用者は50~60代が多く、若い時から入所している人も多い。朝7時の起床介助に始まり、着替え、食事の世話、口腔ケア、入浴介助、オムツ替えと、1日が目まぐるしく過ぎていく。4交代制で夜勤もある。大変だが、とても価値のある仕事だ。

将来のキャリアアップが未定でも、すべてに繋がる必要な資格を取得

カイゴジョブアカデミーでは、各受講者に担当者が決まっている。スムーズに受講できる情報をくれたり、フォローをしてくれたりする体制が有難かったそうだ。働き始めてから1ヶ月後から介護職員初任者研修の受講を開始。仕事と両立しながら週1回の講座を15回、3か月で取得できた。

萱原さん早く就職したかったので働きはじめてからスクールへ通うことにしましたが、今思えば、学んでから現場で働けば良かったなと振り返っています。全介助のやり方も全く知らなくて、現場では見様見真似でやってきましたが、授業を受けてみると「全然違う…」「ああ、こういうことだったんだ。早く知っておきたかった」と思うことがいっぱいありました。資格取得後、先輩に「だいぶ上手になったね」と言われることもありました。勉強の成果ですね。

授業の中で戸惑うことがあったとしても、現場経験者の萱原さんはクラスの中では経験談を伝える立場。ときには先輩として頼られたが、クラスの仲間とは和気あいあいとした雰囲気で学べた。

萱原さん5日目ぐらいで実践的な内容になるので、近くの人とは自然に話す関係になっていました。グループワークではみんなで声をかけ合うので、楽しかったし、必然的に仲良くなりますね。確認テストになるとクラス全員で教え合ったりしましたよ。

「試験が大変だった」と萱原さんは振り返るが、試験は何回でもチャレンジできるそうだ。最終的にできるようになれば合格。筆記試験も合格点になるまで続けられる。最後までフォローしてくれるスクールで、助け合える仲間がいれば、資格取得も苦しい道ではない。

転職、資格取得を経て生活にもゆとりができたという。

萱原さん今の仕事になってから、決まった時間に帰宅できるようになり、自分の時間がもてるようになりました。飲食業に携わっているときよりも勤務時間は圧倒的に減りました。大変なことも多いけど、先輩たちは怒ったりはしないし、教え合う職場の風土は気に入っています。

「黙々と働いているよね」と周りの人に言われることが多いが、体を動かすと「動作に落ち着きがないね」と言われることもあるのだとか……。仕事を効率良く片付けようと思うと、ついテキパキ動いてしまうのは、飲食業界の副店長時代に鍛えた「処理能力」のせいかもしれない。

萱原さん前職の経験が活かされていると感じるのはコミュニケーション能力でしょうか。同僚から「いろいろなことを知っているよね」と言われますけど、それは飲食業界にいたときに見聞きした裏話と雑学ですね。最近はネットアプリで配信を見ることが趣味で、「こんな面白い人がいるんだなぁ」とまたまた小ネタが増えています。

最後に萱原さんが介護業界を目指す人たちにアドバイスをしてくれた。

萱原さんこの業界は人と人の関わり合いが大切なので、今どんな仕事をしていても基本的な礼儀作法は身に付けることがやはり重要だと感じます。介護の技術自体は就職してから身に付けることができるし、学べるタイミングもあります。周りの人が助けてくれる業種でもあるので、とにかく人とのやり取りを丁寧にすることが大事だと思います。

「次の目標は?」と聞くと、「今、自分のキャリアアップについてはまだ模索中です」と答えてくれた。あくまで自然体な萱原さん。きっとこれからも人とのご縁を大切にしながら、「来るもの拒まず」、自分のキャリアを積み上げていくのだろう。

構成、執筆:谷口のりこ


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この記事の監修者

藤井寿和


1978年 静岡県西伊豆生まれ。
18歳~24歳まで陸上自衛隊の救急隊員(衛生科)を経験し、 三宅島噴火に伴う災害派遣をきっかけに介護の仕事に転身。
医療法人で在宅医療に特化した介護を学び、介護施設の介護職員、生活相談員、管理者、事業部統括マネージャーに就任した後に、株式会社にて超都心型デイサービスの管理者を経験後、36歳で独立。
2015年に合同会社福祉クリエーションジャパンを設立。
介護福祉士現場コンサルタント、商品開発アドバイザー、講師業を経て、2017年、テレビ朝日の“スーパーJ チャンネル”にて自身への特集、密着取材が全国放映された経験から、介護業界の情報発信とスポットライトが当たる重要性に気づき、自主メディアの制作を志す。
介護専門誌のフリーペーパー発行人、編集長を歴任し、2021年9月にメディア事業へ注力する株式会社そーかいを設立し、代表取締役に就任、現在に至る。

・一般社団法人 日本アクティブコミュニティ協会 公認講師
・合同会社福祉クリエーションジャパン 代表
・株式会社そーかい 代表取締役
・ものがたりジャーナル 編集長
・NPO 16歳の仕事塾 社会人講師
・映画「ぬくもりの内側」プロモーションディレクター