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自動車工場で30年勤務し、高齢者と関わる仕事がしたくて思い切って転職を決意!「介護の仕事は面白くて新鮮」

更新日:2024年3月12日

初任者研修から踏み出した一歩

「みんなの介護転職ストーリー」、今回の主役は高橋圭介さんです。お父様が働いていた車メーカーに就職し30年間勤めてきました。そんな中、エンドユーザーと直接的な関わりを持ちたいと思い転職を決意。ある出会いをきっかけに初任者研修を取得、新たなやりがいを見つけました。

高橋 圭介さん(49歳)

2023年8~11月 介護職員初任者研修/町田校
2023年10月 看護小規模多機能型居宅介護に就職

記事の監修者:藤井寿和(介護福祉士)

農家の人との出会いが転職へのきっかけに

藤井:まずはこれまでのお仕事について教えてください。

高橋さん: 高校卒業後、自動車工場の製造ラインで30年働いてきました。もともと父が働いていた会社で、小さいころからよく遊びに行っていたので私にとっては馴染みの場所でした。同じ会社に就職したときには父もとても喜んでいました。

藤井:それは嬉しいですよね。しかしその会社を辞めようと思ったのはなぜですか?

高橋さん: 色々ありますが、一番大きな理由はほかの仕事もしてみたいと思ったからです。工場では従業員同士の交流はあってもエンドユーザーであるお客様との関わりが全くありませんでした。私自身は人と関わるのが好きなので、もっとお客様と関われる仕事をしてみたいと思うようになりました。

藤井:その中でも介護職を選んだ理由はなんでしょうか?

高橋さん: 転職する1年ほど前に地域の農家の方と交流する機会がありまして、それが大きな転機になりました。農家のお手伝いをしたのですが、そこの高齢者の方々と話すうちに昔のことを色々お聞きして素直に面白いなと感じたんです。それで高齢者と関わる仕事もいいなと思い始めました。

藤井:具体的にどんなことに面白さを感じたのでしょうか?

高橋さん: 当時の就職にまつわる話や上京してきたときの話なんかは知らないことだらけで面白かったです。私はこれまで高齢者の方とお話しする機会がほぼなかったのでとても新鮮でした。

お客様から直接「ありがとう」を聞きたい

藤井:世間一般的に介護職はあまり良くないイメージで語られることが多いと思いますが、その点はいかがでしたか?

高橋さん: 確かに給与は良くはなさそうだし、キツイだろうなとは思っていました。しかし長年工場勤務をしてきて直接お客様の声を聞くことができず、ずっとお客様の生の声を聞いてみたい、「ありがとう」を直接聞きたいという思いのほうが大きかったです。それに人のためになっている仕事だし、高齢者の方との関わりにも魅力を感じていましたので、良くないイメージがあるからやめようとは思わなかったですね。

藤井:転職活動はどのように進めましたか?

高橋さん: 無資格でも働けるとは思いましたが、少し知識をつけたかったので初任者研修を受講しようと思いました。

ある日の仕事内容

藤井:初任者研修の授業で印象に残っていることはありますか?

高橋さん: 知らないことばかりで面白かったです。食品の成分表の見方や、筋力を鍛えるためエレベーターは使わず階段を使うことなど生活に関わる内容はとても印象的でした。それからは自分の生活でも意識して過ごすようになりました。

藤井:実技やクラスの雰囲気などはいかがでしたか?

高橋さん: 実技は難しかったですね。特にベッドと車椅子の移乗はすぐにはできませんでした。クラスは8人くらいでお昼はいつもみんなで輪になって食べたりしたし、最終日は打ち上げにも行ってとても仲良くなりました。

藤井:職場探しはどうされましたか?

高橋さん: 前職の会社が大きい会社だったので、次は全員が顔見知りのようなアットホームな環境を希望しました。カイゴジョブアカデミーのキャリアパートナーさんがとても親身になって探してくれて、3か所面接に行かせていただきました。介護施設は暗くてどよーんとしてるんだろうなと思ってましたが全然違いましたね。どこも明るい雰囲気で、職員の方も元気な方が多かったです。

藤井:就職先に看護多機能型居宅介護を選んだのはなぜですか?

高橋さん: 実践を通して細かいところまで深く学べそうと思ったからです。デイサービス、ショートステイ、訪問という多機能がある場であれば、より多くのことを横断的に学べるのではないかと考えました。

藤井:収入面についてはどうお考えでしたか?

高橋さん: 収入は減りましたが、キャリアパートナーさんからは事前に話を聞いていましたし、面接時に事業所の方から丁寧に説明を受けていたのでよく理解したうえでのことです。なにより自分としては「やりがいのある仕事をする」ことが大事でしたので、そこについては納得しています。

ある1週間のスケジュール

介護の仕事はやりがいと世界観が大きい

藤井:ご転職されてまだ数か月ですが、お仕事のほうはいかがですか?

高橋さん: とても働きやすい環境です。とにかく人間関係が良いし、良い人ばかりなんです。初任者研修の講師もそうでしたが、常に人のことを考えて過ごされているのでしょうか、困っているとすぐに声をかけてくれるし相談にものってくれる。未経験者にとってはとてもいい職場ですよ。利用者さんから直接「ありがとう」を言ってもらえるのも、すごく嬉しいですね。

藤井:高橋さんは製造業のお仕事が長かったですが、介護の仕事に役立っていると思うことはありますか?

高橋さん: 段取りを組むのが多少上手なところでしょうか。前職のライン作業は1秒、2秒を争う時間との勝負で、段取りを組むのがとても大切でした。周囲を見渡しながら連携を取りつつ効率的に段取りを組むという経験は、介護の仕事にも役立っていると思います。

藤井:気持ちの面での変化はありましたか?

高橋さん: 仕事に行きたくないと思わなくなりましたし、日曜の夕方に仕事のことを考えても嫌にならなくなりました。大変で辛いと感じることもありますが、それよりもやりがいのほうが上回っていて毎日が楽しいです。

藤井:これからチャレンジしてみたいことなどはありますか?

高橋さん: 介護福祉士を取得してスキルアップしたいです。あと愛される職員になりたいですね。「高橋さんがいるから行きたい」「高橋さんに会いたいから行く」と思っていただけるように頑張ります。

インタビューを終えて

未経験者にとって難易度が高い看護小規模多機能型居宅介護をあえて選んだ高橋さん。複数サービスを持っているからこそ、仕事内容や目線、視点も広く大きくなるということが高橋さんのお話を通してわかりました。仕事のやりがいや世界観は実際に働いているからこその視点です。転職を考えた時に、自分が思い描く世界観や価値観をキャリパートナーに伝えることで「自分に最適な就職先」に出会えるかもしれません。

構成、執筆:鈴木純子


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>>自己負担なしで介護職員初任者研修を取得できる!「特待生キャンペーン」についてもっと見る

>>介護の最初の資格といえばコレ!「介護職員初任者研修」についてもっと見る

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