介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修
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介護職員初任者研修を取得する意味について

更新日:2018/08/23

介護職員初任者研修を取得する意味について

介護職員初任者研修を取得する意味って?

現在、多くの介護事業所から介護職員の求人が出ています。確かに未経験者を募集している求人情報が多くありますが、資格がある方を希望しているまたは待遇面で優遇している求人情報も多くあります。
介護の資格の中で、介護職員初任者研修は介護業界へ就職して間もない方や未経験の方が多く受講する研修です。今回はこの介護職員初任者研修の概要や受講方法、受講のメリットなどをご紹介します。

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*初任者研修 または 実務者研修

1.介護職員初任者研修の概要

介護業界では以前まで「ホームヘルパー制度」と「介護職員基礎研修」という資格制度が主流でした。こちらの2つの資格制度が統合され、新しくなったものが「介護職員初任者研修」と「実務者研修」です。
「ホームヘルパー2級」は「介護職員初任者研修」へ、「ホームヘルパー1級」および「介護職員基礎研修」は「実務者研修」へ統合されました。
介護職員初任者研修は、介護について基礎から学べるようにカリキュラムが構成されています。

介護資格の変遷

・介護職員初任者研修とは?

介護職員初任者研修では、介護サービスの種類や特徴、老化や認知症に対する理解、自立に向けた援助について学びます。介護職員として働く上で必要となる基本的な知識と技術を修得することが目的となっています。研修を修了するには130時間の研修を受講(40.5時間は通信教育可)し、修了試験に合格する必要があります。修了するまでの期間は14日間~3,4ヶ月です。

・ホームヘルパー2級と介護職員初任者研修の違い

それでは、ホームヘルパー2級とはどのような違いがあるのでしょうか?
ホームヘルパー2級は正式名称を「訪問介護員2級養成研修過程」といい、名称の通り訪問介護員の業務を中心にカリキュラムが構成されていました。 介護職員初任者研修では、在宅・施設を問わず介護職員としての基礎的知識・技術を習得すること目的にカリキュラムが構成されています。また、ホームヘルパー2級では受講修了で資格を取得できましたが、介護職員初任者研修では受講修了後に修了試験があるという点でも違いがあります。

・介護職員初任者研修と実務者研修の違い

介護職員初任者研修と合わせて、介護業界の資格として実務者研修がよく紹介されています。実務者研修はホームヘルパー1級と同等資格であり、介護福祉士の受験にあたり必要となる資格です。介護職員初任者研修の受講後、次のステップとして受講する方が多い研修です。研修内容は介護職員初任者研修と比べると、より実務的・実践的な内容になっています。また、実務者研修のカリキュラムには、医療的ケアとして喀痰吸引等の講習も含まれています。

・介護職員初任者研修の取得方法

介護職員初任者研修の受講プランは大きく分けて2つあります。

①通信+通学 プラン

こちらは、在宅にて講座の一部を受講し、通学が必要な時間はスクールへ通学し受講するプランとなります。すべてを通信講座で受講できるわけではないため、スクールへの通学を組み合わせることになりますが、現在就業中の方など、できるだけ自分の都合に合わせた時間で勉強したい方におすすめのプランとなります。

②通学 プラン

こちらは、すべての講座をスクールへ通学し受講するプランになります。日中の時間帯と夜間の時間帯など複数のパターンで講座を開催しているスクールや、受講できなかった講義を別の日に振り替えて受講することができるスクールがあります。通学では講師が居ますので、不明な点はその場ですぐに確認ができ、学習内容の理解を深めたい方におすすめのプランとなります。

・介護職員初任者研修の受講費用

開催しているスクール、通信+通学・通学の講座種類によって差がありますが、受講料はおおよそ4~10万円となっています。受講料を確認する際は、テキスト代を含むかどうか、振替授業を受けた場合の追加料金の有無なども合わせて確認しましょう。

・スクールを選ぶポイント

1)自宅から近い、職場から近い、駅から近いなど、通学しやすい環境

2)受講料、テキスト代など、受講費用の負担額
介護職員初任者研修は、通学にて受講が必要な時間があります。また、受講費用もスクールにより違いがありますので、事前にインターネット等で調べて、条件の合ったスクールを選びましょう。

2.介護職員初任者研修を受講する意味

介護職員初任者研修は、受講した方がよい資格なのでしょうか。ここでは、この研修を受講する意味についてご紹介します。

・介護職員初任者研修を受講する目的

介護職員初任者研修は介護業界へ就職して間もない方や未経験の方が多く受講する研修です。介護の仕事内容には、食事の介助、入浴・排泄の介助、通院の付き添いなど、ご利用者に合わせて様々な業務があります。また、介護の仕事は相手の方がいる人対人の仕事ですので、サービスを受けるご利用者のことを考えることが重要になります。サービスを提供する時、介護職員としてどのような対応すればよいのかといった基本を学ぶことができます。

・介護職員初任者研修を取得するメリット

介護事業所の求人では未経験者可と書かれていることが多くあります。そのため、未経験のまま就職する方も多くいます。
介護事業所側では未経験の新人を一から指導するということは、多くの労力と時間を使うことになります。しかし、未経験であっても介護職員初任者研修を受講している方であれば、基礎知識、基礎技術に関する指導を短縮できることになり、実際に業務に就いていただくまでが、よりスムーズになります。基礎を学んでから就職することは採用する事業所側の対応に差があるのです。そのため、経験者優遇だけではなく、介護職員初任者研修の修了者優遇という求人も多くあります。

3.まとめ

介護職員初任者研修は、その名の通り初めて介護の仕事をする人に向けた資格です。介護の現場がどのような状態で、働く人がどのような気持ちと考えを持っているかを学びます。介護に興味がある、基本から学びたいと思っているならば、受講されてはいかがでしょうか?