【2026年最新版】介護士になるには?なり方を徹底解説|介護士の資格ロードマップ

- 介護士になるために資格は必須ではないが、資格取得が就職・待遇の分かれ道になる
- 無資格から介護士になるまでの4ステップ(ロードマップ)
- 働きながら・50代から・他業種からなど、状況別のなり方
- 受講費用を抑える方法(ハローワーク・給付金・キャンペーン)
介護の仕事に興味はあるものの「資格がないと働けないのでは」と足踏みしていませんか。あるいは、年齢や仕事との両立を理由に、一歩を踏み出せずにいるかもしれません。
結論からいうと、介護士になること自体に資格は必須ではありません。
しかし、任される仕事の幅や待遇は、資格の有無で大きく変わります。中でも「介護職員初任者研修」(以下、初任者研修)は、介護士としてのキャリアの起点になる資格です。
この記事では、無資格未経験から介護士になるまでの具体的なロードマップと、年齢・状況別のなり方を、実際の受講生の声や卒業生インタビューも交えて解説します。
介護士になるには資格が必須?
「介護士になるには資格が必要か」という疑問に、まず結論からお答えします。
結論として、介護士になるために資格は必須ではありません。
介護士とは特定の資格の名称ではなく、介護の仕事に従事する人の総称です。
そのため、学歴や資格がなくても、介護施設や事業所に採用されれば介護士として働き始められます。
ただし、資格の有無によって任される業務の範囲や、採用時の評価、お給料などの待遇は変わってきます。
介護業界には、厚生労働省が定めるキャリアパスとして「初任者研修」「介護福祉士実務者研修(以下、実務者研修)」「介護福祉士」という3つの主要資格があり、この順にステップアップしていく仕組みが整えられています。
介護士と介護福祉士の違い(資格の有無)
「介護士」と混同しやすい言葉に「介護福祉士」があります。
介護士は介護業界で働く人の総称である一方、介護福祉士は介護分野で唯一の国家資格です。この違いを整理しておくと、以降のロードマップも理解しやすくなります。
より詳しい違いは、以下の記事で解説しています。
無資格でもすぐ働ける?できる仕事の範囲
無資格でも従事できるのは、食事や洗濯、掃除など日常生活を支える「生活援助」です。
一方、食事・入浴・排せつなど身体に直接触れる「身体介護」は、初任者研修以上の資格が必要になります。
無資格の場合、身体介護は有資格者のサポートのもとでのみ行える点に注意しましょう。
「資格なしでもできる仕事の範囲」をさらに詳しく知りたい方は、以下も参考にしてください。
【ロードマップ】無資格から介護士になるまでの4ステップ
「結局、何から始めればいいのか」という疑問に答えるため、無資格から介護士になるまでの流れを4つのステップに整理しました。順番に確認していきましょう。
STEP1 まずは介護の仕事内容を知る
介護士の仕事は、大きく「生活援助」「身体介護」、そして相談援助やレクリエーションなどの「その他業務」に分かれます。
どんな一日を過ごすのか、具体的なイメージを持つことが、資格選びやスクール選びの第一歩です。
STEP2 介護職員初任者研修に申し込み、資格を取得する
介護未経験から最短で介護士を目指すなら、初任者研修の取得がおすすめです。学歴や年齢、国籍などの受講条件はなく、誰でも受講できます(※妊娠中など一部制限がある場合があります)。受講期間の目安は1〜4か月、通学(スクーリング)は必須ですが、働きながら通えるコースも用意されています。
| 資格 | 主な対象者 | 受講期間の目安 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 初任者研修 | 介護未経験者・無資格者 | 1〜4か月 | 誰でも受講可。 介護の入門資格 |
| 実務者研修 | 初任者研修修了者・実務経験者 ※無資格未経験者も受講可能 |
2~6か月 | 医療的ケアなど実践的な内容を学ぶ |
| 介護福祉士 | 実務経験3年以上+実務者研修修了者 等※実務経験ルートの場合 | ルートにより異なる | 介護職唯一の国家資格 |
※実務者研修は、初任者研修などの保有資格によって一部カリキュラムが免除される場合があり、受講費用や期間が変動します。費用の詳細な相場は、下記の講座ページ・関連記事でご確認ください。
※都道府県によって価格が異なります
STEP3 資格を活かして就職・転職する
初任者研修を修了すると、身体介護を一人で行えるようになり、応募できる求人の選択肢も広がります。
訪問介護事業所で働く訪問介護員(ホームヘルパー)を目指す場合、初任者研修は必須の資格です。
STEP4 実務経験を積み、実務者研修・介護福祉士へステップアップ
介護士として現場経験を積んだら、次のキャリアとして実務者研修、そして国家資格である介護福祉士を目指せます。介護福祉士の受験資格を得るルートは、実務経験ルート・養成施設ルートなど複数用意されています。
社会人からの転職では、介護現場で3年以上・540日以上の実務経験を積みながら実務者研修を修了する「実務経験ルート」であれば、資格取得のための専門学校に通わず働きながら目指せます。
実務者研修と介護福祉士の違い、そして介護福祉士になるための詳しいルート比較は、それぞれ以下の記事で解説しています。
《年齢・状況別》当校で介護士になった方(目指す方)のコメント・体験談
「自分の状況でも本当に介護士になれるのか」という不安に答えるため、状況・年齢別のなり方パターンを、実際の受講生の声や卒業生インタビューと併せて紹介します。
50代・60代など年齢を気にして踏み出せない場合
「年齢的に今からで遅くないか」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
初任者研修の受講条件に年齢の上限はなく、50代・60代からセカンドキャリアとして資格を取得する方もいます。実際に、次のような声が寄せられています。
- 「現在50代で、60以降も働ける仕事として介護職への転職を考えたので。」(50代 女性)
2026年7~8月実施 初任者研修初回受講アンケートより
年齢を理由に迷っている方は、以下の記事も併せてご確認ください。
他業種・主婦から転身する場合
介護未経験・他業種からの転身は、カイゴジョブアカデミーの卒業生にも見られるパターンです。実際に、次のような声が寄せられています。
- 「未経験の介護の仕事を始めるにあたり、知識を体系的に学んでいる方が、利用者に寄り添った介護が出来ると思ったし、資格を取得していることで応募出来る仕事の枠も増える為。」(20代以下 女性)
2026年7~8月実施 初任者研修初回受講アンケートより
ここでは、無資格・他業種から介護士になった卒業生インタビューを3件紹介します。
看護助手から資格を取ってキャリアアップした46歳女性
病院の看護助手として働くなかで、無資格・未経験のまま介護の現場に携わっていた経験から、自身の知識・技術を確かなものにしようと初任者研修の受講を決意しました。
「資格だけ」のつもりが介護職への就職を決めた19歳男性
家業の介護タクシー会社の承継を見据え、当初は資格取得のみが目的でしたが、就職サポート担当者との相談を通じて介護職への就職を決めました。
専業主婦から介護士になった45歳女性
11年間の専業主婦生活から人生の転機において自立を決意。短期コースで初任者研修を取得し、介護老人保健施設に就職しました。「介護職は資格次第でお給料がどんどんアップする」と、実務者研修への挑戦も見据えています。
介護士に関わる主な資格の種類
介護士として働くうえで役立つ資格は、初任者研修・実務者研修・介護福祉士の3大資格のほかにも多数あります。
ここでは要点のみを紹介し、資格ごとの詳しい比較は関連記事に譲ります。
3大資格(初任者研修・実務者研修・介護福祉士)
| 資格 | 位置づけ | できること |
|---|---|---|
| 初任者研修 | 介護の入門資格 | 身体介護を一人で行えるようになる |
| 実務者研修 | 初任者研修の上位資格 | 医療的ケア(喀痰吸引・経管栄養)の一部が行える。サービス提供責任者の資格要件の一つ |
| 介護福祉士 | 介護職唯一の国家資格 | 業務全般に加え、スタッフへの指導的役割も担える |
その他の関連資格
このほかにも、認知症介護基礎研修、ケアマネジャー(介護支援専門員)、認定介護福祉士、福祉用具専門相談員など、介護現場で役立つ資格は多数あります。
資格の種類をもっと詳しく知りたい方は、以下の記事でまとめて確認できます。
介護士の資格を取ると待遇はどう変わる?(給与・キャリアの変化)
「資格を取ると何が変わるのか」を、給与とキャリアの両面から確認しましょう。資格の有無・種類によって、平均月収や任される業務の範囲には明確な差があります。
資格別の給与・待遇の違い
| 保有資格 | 平均月収 |
|---|---|
| 無資格 | 290,620円 |
| 介護職員初任者研修 | 324,830円 |
| 介護福祉士実務者研修 | 327,260円 |
| 介護福祉士 | 350,050円 |
出典 令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(厚生労働省) ※令和6年9月時点。介護職員等処遇改善加算Ⅰ〜Ⅴを取得(届出)している事業所に勤務する、月給・常勤の介護職員が対象
上記の通り、資格の有無・種類によって平均月収には差があります。資格を取得することは、待遇改善やキャリアアップに直結するといえるでしょう。
資格取得で就職・転職の選択肢が広がる
資格があれば、介護の知識・技術を客観的に証明でき、履歴書や面接でのアピール材料にもなります。前述の卒業生インタビューでも紹介した通り、資格を取得することで任される業務の幅が広がり、お給料アップを実感している卒業生もいます。ケアマネジャー・認定介護福祉士など、資格取得後のキャリアアップの詳細を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
介護士の資格取得にかかる費用を抑える方法
「資格取得にはいくらかかるのか」「費用を抑える方法はあるのか」という疑問に答えます。ハローワークの制度活用や、カイゴジョブアカデミー独自のキャンペーンを使えば、費用負担を抑えて資格取得を目指せます。
ハローワークの職業訓練・教育訓練給付金を活用する
ハローワークの職業訓練を利用すれば、無料または低い自己負担で初任者研修を受講できる制度があります。
また、一定の条件を満たせば、受講費用の一部が支給される教育訓練給付金の対象になる講座もあります。制度の詳細や対象講座は、以下の記事で確認できます。
カイゴジョブアカデミーの資格取得費用負担0円キャンペーン
カイゴジョブアカデミーでは、介護職へ就職・転職される方を対象に「介護職デビューキャンペーン」を実施しています。対象条件を満たせば、初任者研修・実務者研修を費用負担なし(費用負担0円)で受講でき、併せて経験豊富なキャリアパートナーによる求人紹介・面接対策などの就業サポートも受けられます。
実際にキャンペーンを利用した方の実績・満足度は次の通りです。
| 項目 | 実績・満足度 |
|---|---|
| 受講満足度 | 95% |
| 就業サポート満足度 | 96.7% |
| キャリアパートナー満足度 | 97.7% |
| キャンペーン利用者数 | 7,800人以上 |
※受講満足度・就業サポート満足度:2022年4月〜2023年6月カイゴジョブアカデミーアンケート結果
※キャリアパートナー満足度:2022年4月〜2023年6月、就業支援サービスを利用し実際に就業した方の有効回答818件中、「満足」「非常に満足」と回答した方の割合
※キャンペーン利用者数:2019年4月〜2024年3月のキャンペーン適用転職成約数
数字が示す通り、受講者・就業者の多くが満足を実感しているキャンペーンです。
対象条件など詳細は、キャンペーンページでご確認ください。
-
受講費用*&
テキスト代 -
振替受講や
再試験代 -
就業
サポート
*初任者研修 または 実務者研修
介護士の資格に関するよくある質問
- Q.
- 介護士の資格は独学で取れる?
- A.
-
初任者研修は、実技を学ぶスクーリング(通学)が必須のため、完全な独学での取得はできません。
通信講座と通学を組み合わせたコースなら、自宅学習の時間を活用しながら効率的に受講できます。
- Q.
- 資格取得の難易度・合格率は?
- A.
-
初任者研修は修了試験(筆記)がありますが、講座内容をしっかり学習すれば合格を目指せる難易度です。
一方、介護福祉士は国家試験に合格する必要があります。直近の第38回介護福祉士国家試験(2026年1月実施・2026年3月16日合格発表)の合格率は70.1%(受験者数78,469人・合格者数54,987人)でした。前年の第37回(2025年1月実施)は78.3%であり、年度によって合格率は変動します。
- Q.
- 資格に年齢制限はある?
- A.
初任者研修・実務者研修・介護福祉士のいずれも、法律上の年齢の上限はありません。
何歳からでも目指せる資格のため、50代・60代からの取得も可能です。
- Q.
- 資格の更新は必要?
- A.
初任者研修、実務者研修、介護福祉士はいずれも更新制度がなく、一度取得すれば生涯有効な資格です。
- Q.
- 資格は履歴書にどう書けばいい?
- A.
-
履歴書には「介護職員初任者研修修了」「介護福祉士実務者研修修了」のように、正式名称で記載します。
- Q.
- 働きながらの場合、どのくらいの頻度で通学が必要?
- A.
カイゴジョブアカデミーの初任者研修の場合、短期コース(週3回・約1.5か月)、平日コース(週1回・約4か月)、土日コース(週1回・約4か月)の3つから選べます。
前述の通り、夜勤要件をきっかけに働きながら受講する方も多く、ご自身の勤務シフトに合わせてコースを選ぶことで、仕事と両立しながら通学できます。
- Q.
- 学歴は関係ある?(高卒・中卒でも目指せる?)
- A.
-
初任者研修・実務者研修の受講、介護福祉士の実務経験ルートによる受験資格取得のいずれにも、学歴は問われません。
高卒・中卒からでも介護士、そして介護福祉士を目指せます。関連記事
まとめ|介護士になるための第一歩を踏み出そう
介護士になるために資格は必須ではありませんが、初任者研修の取得は、任される仕事の幅や待遇を大きく変える確実な一歩です。無資格からのロードマップ、働きながら・50代から・他業種からといった状況別のなり方まで、不安を乗り越えて介護士としての一歩を踏み出した方がいます。
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受講費用*&
テキスト代 -
振替受講や
再試験代 -
就業
サポート
*初任者研修 または 実務者研修
編集部
介護業界のプロフェッショナルが介護の仕事や資格に関するお役立ち情報をお届けします。
