【2026年最新】介護士の給料平均はいくら?上がらない理由と年収アップ術

介護士(介護職員)の平均給料や将来性、そして確実に収入を上げる方法をわかりやすく解説します。
この記事は、介護職の実際の給料を知りたい方や未経験・現職からさらに収入を増やしたい方向けに、最新のデータとリアルな情報をもとに解説しています。
「お給料だけで生活していけるのかな?」「もっと稼ぐにはどうすればいいの?」といった疑問や不安を解消し、前向きなキャリアの一歩を踏み出すヒントにしてください。
介護士(介護職)の平均給料・年収はいくら?
介護のお仕事に興味を持ったとき、やはり一番気になるのは「実際にもらえる支給金額」ではないでしょうか。
厚生労働省が発表した令和6年9月のデータによると、介護職員(月給・常勤)の平均給与額は月額338,200円です。
これを年収に換算すると、およそ405万円となります。前年の令和5年9月と比較して+13,960円の増加傾向にあり、国を挙げた賃上げの取り組みが少しずつ形になっていることがわかります。
ここで言う平均給与には、基本給(手当などを除いた基本となるお給料のこと)のほかに、各種手当や賞与(ボーナス)の月割り分が含まれています。
具体的な内訳は以下の表をご覧ください。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 平均給与額(合計) | 338,200円 |
| 基本給 | 192,660円 |
| 手当 | 97,980円 |
| 一時金・賞与 (月割り) |
47,560円 |
出典:令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要 ※P14(厚生労働省)
介護従事者(ヘルパー)として現場で活躍する方々の収入は、年々着実に引き上げられています。
介護士の手取り額や初任給の相場はどれくらい?
「平均月収が約33.8万円なのはわかったけれど、実際に口座に振り込まれる手取り額はいくらなの?」と疑問に思う方も多いはずです。
手取り額は、総支給額から税金や社会保険料が引かれた金額のことで、一般的には総支給額の水準の約8割が目安となります。
以下に、平均月収ベースでの手取りシミュレーションをまとめました。
- 総支給額(額面): 338,200円
- 控除額の目安: 約6万〜7万円
(健康保険、厚生年金、所得税など) - 手取り額の目安: 約26万〜27万円
また、無資格・未経験から常勤(フルタイム)でスタートする場合、初任給(基本給)の相場は約20万〜23万円前後※となります。
初めは少し少なく感じるかもしれませんが、資格の取得や夜勤への参加によって、ここから確実にお給料を伸ばしていくことが可能です。
※令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要の無資格者の月給290,620円から控除額の目安7~8割を差し引いた金額で算出しています。
【条件別】資格や働き方で介護士の給料はどう変わる?
介護士の給料は、全員が一律というわけではありません。
実は「保有している資格」「勤務する施設のタイプ」「働き方(夜勤の有無)」という3つの条件によって、金額が大きく変動します。
【資格別】資格を取ると給料はいくら上がる?
介護業界では、専門性を示す「資格」が給与に直結します。
無資格のまま働くよりも、資格を保有しているほうが資格手当などがつき、毎月の平均給与が格段に高くなります。
| 保有資格 | 平均給与額 (月給・常勤) |
無資格との差額 (月額) |
|---|---|---|
| 無資格 | 290,620円 | - |
| 介護職員初任者研修 | 324,830円 | +34,210円 |
| 実務者研修 | 327,260円 | +36,640円 |
| 介護福祉士 | 350,050円 | +59,430円 |
出典:令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要 ※P17(厚生労働省)
表からわかるように、資格を取るだけで月額数万円の違いが生まれます。
未経験から始める場合は、まずは介護の入門資格である初任者研修から目指すのがおすすめです。
初任者研修についての詳しい内容は介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)とは?取得方法や費用などをご覧ください。
さらに国家資格である介護福祉士を目指すルートや給与についての詳細はこちらをご覧ください。
介護福祉士の平均年収・給料はいくら?ボーナスの有無や給与アップの方法なども解説!
【施設形態別】一番稼げる介護現場はどこ?
勤務する介護施設の種類によっても、給料の傾向は異なります。
特に、24時間体制で夜勤がある施設や、専門的なケアが求められる施設は、各種加算や手当がつくため給料が高めになる傾向があります。
| 施設形態 | 平均給与額 (月額) |
施設の特徴 |
|---|---|---|
| 特別養護老人ホーム (特養) |
約36.1万円 | 要介護度が高い高齢者が生活する公的な施設 |
| 介護老人保健施設 (老健) |
約35.3万円 | リハビリを行い在宅復帰を目指すための施設 |
| 訪問介護 | 約35.0万円 | 利用者の自宅に訪問して生活援助や身体介護を行う |
| デイサービス | 約29.4万円 | 日帰りで食事や入浴、レクリエーションなどを提供 |
出典:令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要 ※P15(厚生労働省)
特養や老健は夜勤手当の恩恵が大きく、訪問介護は一人でサービスを提供する専門性から高い給与水準となっています。
【働き方・パート別】非常勤(アルバイト)の時給相場や夜勤手当は?
パートやアルバイトといった非常勤という働き方を選ぶ場合、時給の相場はおおよそ1,100円〜1,500円程度となります。
また、収入を効率的に上げるカギとなるのが「夜勤手当」です。1回あたりの夜勤手当は5,000円〜10,000円程度が一般的です。
夜勤の回数を増やすことは、効率的な収入アップに直結するため、しっかり稼ぎたい方には夜勤を取り入れた働き方がおすすめです。
なぜ「介護士の給料は低い・安すぎる」と言われるの?
ここまでデータを見て「平均で33万円以上あるなら、そんなに低くないのでは?」と感じた方もいるかもしれません。
それにもかかわらず、世間で「介護職は給料が低い・安すぎる」というイメージがあるのは、業界特有の構造的な理由があります。
理由① 介護報酬の上限があり事業所が自由に価格設定できない
介護士の給料が低いと言われてきた最大の理由は、介護保険制度によって事業所の収入(介護報酬)に上限が定められているためです。
- 介護報酬(サービス価格)は国が決める: 一般の企業であれば、ヒット商品を出したり価格を上げたりして売り上げを大きく伸ばすことができますが、介護サービスは公的制度に基づいているため、事業所が自由に料金を高く設定することができません。
- 利益の還元に限界がある: 事業所の売り上げ(収入)に上限がある以上、そこから職員の給料へ急激に大きく還元することが難しいという、構造的な問題があるのです。
理由② 専門性が正しく評価されていない誤解がある
もうひとつの理由は、「無資格・未経験でも始められる」というイメージが先行し、仕事の専門性が低く見られがちだという点です。
実際には、利用者の安全を守りながら食事や入浴をサポートするためには、高度な介護技術や医療的知識、そして深いコミュニケーション能力が求められます。
人手不足のなかで専門的なケアを提供しているにもかかわらず、それが世間から正しく評価されていないという誤解が、「給料に見合っていない」という不満につながっている側面があります。
ただし、国もこの状況を問題視しており、介護職の専門性を正しく評価し、賃金を向上させるための制度改革を強力に進めています。
2026年以降、介護士の給料は今後上がっていく?
「今の給料水準はわかったけれど、将来的にちゃんと上がっていくの?」と、今後の動向が気になる方も多いと思います。
結論から言うと、介護士の給料は国を挙げた手厚いサポートにより、年々増加傾向にあり、今後もさらなる改善が期待されています。
国による「処遇改善加算」と最新の賃上げ施策とは?
介護職の待遇を良くするために国が設けている制度が「介護職員等処遇改善加算」です。
これは、職員の給料を上げるなどの条件を満たした事業所に対し、国から追加で報酬(加算)が支払われる仕組みです。
近年、この制度はより使いやすく、確実にお給料へ反映されるように「一本化(新加算への移行)」が進められました。
特に基本給のベースアップ(ベア)が推奨されており、多くの事業所で毎月数千円〜1万円以上の給与引き上げが実施されています。
実際に厚生労働省の調査では、処遇改善加算を取得している事業所において、前年比で平均13,960円の給与増となっていることが確認されています。
国が主導して介護職の収入アップを後押ししているため、介護業界は将来性のある「稼げる業界」へと変わりつつあります。
出典:介護職員の処遇改善について(厚生労働省)
介護士が効率よく給料・年収をアップさせる4つの方法とは?
未経験から介護業界に飛び込む方や、現在無資格で働いている方が、最短で効率よくお給料を上げるための具体的な4つのステップをご紹介します。
① 介護の資格を取得して「資格手当」を確実にもらう
もっとも確実で手堅い方法は「資格の取得」です。
介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)や実務者研修を取得することで、毎月の基本給がベースアップするだけでなく、数千円〜数万円の「資格手当」が上乗せされます。
初任者研修の給与・年収について詳しく解説している記事も合わせてご覧ください。
実務者研修修了による給与アップや手当の詳細はこちらで解説しています。
② 夜勤の回数を増やす・夜勤専従として働く
24時間体制の施設で働く場合、「夜勤手当」の活用が大きな収入源になります。1回あたり5,000円〜1万円前後の夜勤手当がつくため、月に4〜5回夜勤に入るだけで、手取り額が2万〜5万円ほど大きくアップします。
夜勤中心のシフト(夜勤専従)を組むことで、少ない勤務日数で効率よく稼ぐ働き方も人気です。
③ 処遇改善加算(新加算Ⅰなど)を取得している職場へ転職する
前述した「処遇改善加算」ですが、実はすべての事業所が最高ランクの加算を取得しているわけではありません。
事業所の体制によって取得状況が異なり、スタッフへの還元額にも差が出ます。
しっかりと加算を取得し、職員の給与へ最大限に還元している優良な職場を選ぶことが、年収アップの近道です。
④ リーダー・管理職やケアマネジャーへキャリアアップする
現場での経験を積み、介護福祉士の国家資格を取得した後は、さらなる高収入を目指せます。現場のリーダーや施設長(管理職)、またはケアマネジャー(介護支援専門員)へキャリアアップすることで役職手当が支給され、年収400万〜500万円以上を稼ぐことも十分に可能です。
【体験談・データ】資格取得で本当に給料や生活は変わる?
「本当に資格を取るだけで収入や働きやすさが変わるの?」と不安に思う方に向けて、実際にカイゴジョブアカデミーを利用して人生のステップアップを果たした方々のリアルな声をご紹介します。
卒業生インタビュー:資格取得と転職で収入・働きやすさを両立した事例
他業種から介護業界へ飛び込み、見事に生活の安定と給料アップを手にした2つの事例です。
- 事例1(30代男性・元トラック運転手)
トラック運転手から介護業界へ転職。カイゴジョブアカデミーで学び、ショートステイや老健(介護老人保健施設)での経験を経て、資格手当や夜勤を活かして着実に給与アップを実現。「介護福祉士の私が収入アップの次に目指すもの」を見つけ、前向きに活躍されています。
トラック運転手からの転職で収入アップした卒業生インタビュー - 事例2(40代女性・シングルマザー)
離婚後、自活のために正社員としての道を探し介護職を選択。
「介護職は資格次第でお給料がどんどんアップする」ことを実感。資格取得を通じて、子育てと安定した収入のワークライフバランスを見事に両立させています。
専業主婦から介護職で資格取得しながら給与アップした卒業生インタビュー
受講生アンケート:資格を取って良かった変化とは?
資格取得に向けた一歩を踏み出した受講生の皆様からも、嬉しい変化の声が多数寄せられています。
【受講生アンケート調査結果(2026年7月実施:初任者研修修了後アンケートより)】- 「夜勤勤務をするには初任者研修が必要と言われたが、受講したことで仕事の幅が広がり自信がついた」(50代・女性)
- 「資格を取ることで手当が付き、条件の良い職場へ転職することができた」(40代・男性)
- 「知識・技術が身についただけでなく、資格手当や夜勤対応で安定した給与を得られる見通しが立った」(50代・男性)
※カイゴジョブアカデミーの初任者研修受講生アンケート(2026年7月実施)より
このように「資格」は、自信を持ってお仕事に取り組むためのお守りであり、お給料という目に見える評価に繋がる武器になります。
介護士の給料や働き方に関するよくある質問(FAQ)
- Q1.
- 未経験・無資格から介護士を始めても生活していけますか?
- A.
-
はい、十分に生活可能です。
無資格であっても平均月収は約29万円(手取り20万〜23万円程度)からスタートできます。
入社後に、働きながら初任者研修などの資格を順次取得していけば、資格手当や夜勤手当が加算され、さらに収入を安定させることができます。
- Q2.
- 介護士で年収500万円以上を稼ぐことはできますか?
- A.
-
可能です。
介護の国家資格である介護福祉士や、ケアマネジャー(介護支援専門員)の資格を取得し、現場リーダーや施設長などの管理職に就くことで年収500万円超を達成している方も多数います。
また、夜勤専従など働き方を工夫することでも高収入を狙えます。
- Q3.
- 介護の資格を取るための費用はいくらかかりますか?安く取る方法はありますか?
- A.
-
介護の入門資格「初任者研修」の受講料は、通常5万〜8万円程度が相場ですが、費用を抑える方法はあります。
ハローワークの教育訓練給付金を活用したり、スクールが独自に実施している「受講料負担なしキャンペーン(特待生制度など)」を活用することで、費用の自己負担なく資格取得することが可能です。
まとめ
介護士の給料は、国の手厚い処遇改善施策や賃上げ改定により、平均月給約33.8万円(年収約405万円)まで着実に上昇傾向にあります。
「これからもっと給料を上げたい」「未経験から効率よく稼げるようになりたい」という方は、以下のステップを踏んでいくのが確実なルートです。
- 介護職員初任者研修を費用0円で取得する
- 夜勤や資格手当を活用して月給を上げる
- 実務者研修・介護福祉士へとキャリアアップしていく
カイゴジョブアカデミーでは、これから介護職の就職転職を考えている方を応援するため、資格取得費用なしで受講できる「介護職デビューキャンペーン」を実施しています。
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編集部
介護業界のプロフェッショナルが介護の仕事や資格に関するお役立ち情報をお届けします。
