更新日:2022/3/18
通信だけで取れる介護の資格は?
「介護業界で働きたい!」「資格をとって介護士を目指したい!」
と、介護の資格取得を検討されている方も多いのではないでしょうか?」
育児中の方、働きながら資格種得を目指している方など、忙しくスクールに通う負担を減らし通信だけで取れる介護の資格を探している方必見!
今回は「通信だけで取れる介護の資格一覧」をピックアップしてみました。
あわせて介護初心者におすすめの介護資格講座もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
通信だけで取れる介護の資格一覧
介護資格には通信講座を活用し、自宅学習のみで取得できるものがたくさんあります。
生活にも役立つ内容のものが多いので、仕事だけではなく家族の介護にも役立つ内容の講座が特長です。
レクリエーション介護士2級
レクリエーションの企画から実施、コミュニケーション等を学び、介護現場のレクリエーションの知識やスキル向上する資格です。
キャリアアップや転職や就職に直結するものではありませんが、介護資格とのダブルライセンスによってキャリアップや給料アップにつながります。
デイサービスやデイケア、介護ボランティア等、レクリエーションに力を入れている介護施設でニーズがあります。
資格には1級と2級があり、2級は通信学習のみで取得出来ます。
※1級は研修等が必須で、人材育成や現場の活性化も目標とした資格となります。
介護食アドバイザー/介護職コーディネーター
介護食の知識や、高齢者向けの食べやすくおいしいレシピなどが学べます。
食事介助や口腔ケアなどもカリキュラムに含まれているので、介護施設や訪問介護で調理業務に携わる介護士におすすめです。
介護予防健康アドバイザー
介護予防(介護が必要な状態を防ぎ、健康で元気な生活を送れる様に支援)の基礎知識や運動方法が身につく資格です。
受講条件がなく専門職以外の人も取得を目指せるので、介護の仕事だけでなくご自身や家族の健康の為に取るのもおすすめです。
デイサービスやデイケアなど通所サービスでのニーズが高く、現在の仕事のキャリアアップ・スキルアップに◎
介護などの関連資格や実務経験が必要な資格に「介護予防指導士」「介護予防運動指導員」があります。
介護事務管理士
介護施設や介護事業所の介護報酬請求業務を行うために必要な介護事務スキルを学べる講座です。
技能認定振興協会(JMSA)により技能認定試験が主催されます。
介護事務はほかに以下のような資格があります。
・介護報酬請求事務技能検定試験(日本医療事務協会)
・ケアクラーク技能認定試験(一般財団法人 日本医療教育財団)
・介護保険事務管理士(一般財団法人 日本病院管理教育協会)
それぞれによって主催団体は異なりますが、いずれも介護事務の業務を行うために必要な知識やスキルを身に着けることができます。
看護助手講座
病院や介護施設等において看護チームのサポートや身体介助など介護士に近い業務を担当する資格です。
看護助手講座修了で看護助手実務能力認定試験合格となります。
看護助手は無資格・未経験でもなれますが、資格保有者のほうが知識やスキルを学んでいるため即戦力としての期待が高いでしょう。
そのため採用時に有利になるほか、待遇アップや給料アップにつながります。
准サービス介助士
安全な移動のための介助技術や接遇が学べる資格講座です。
サービス介助士になるためには自宅学習と2日間の実技が必要ですが、准サービス介助士を取得しておくと自宅学習部分が免除されます。
公共交通機関や百貨店、金融機関など一般企業で働く人が、介助が必要なお客様のサポートをするため、取得するケースが多いです。
終活アドバイザー
人生の終わりに向けた活動(終活)についての情報提供、終活にあたる懸念やアドバイスを行います。
終活のノウハウやエンディングノートなどについても学習しますので、死への不安を抱える高齢者への声かけや心のケアに役立ちます。
看取りケアパートナー
終末期・看取り期、死に至る期間に必要となる介護や世話、心理的なサポートを中心に看取りを行うために必要な知識やスキルを身につけることができます。
ターミナルケアを行う介護施設や介護事業所において、終末期を迎えた家族のサポートをするのにも役立つでしょう。
認知症介助士
公益財団法人日本ケアフィット共育機構が取り組んでいる資格で、認知症を正しく理解し、さまざまな事例から認知症の方への適切な対応方法を学びます。
認知症と関わる介護施設・介護事業所の方だけでなく、公共交通機関や商業施設、一般企業で働く方など、幅広い方が対象に取得されています。
介護口腔ケア推進士
“心身の健康はお口から”の言葉通り、口腔ケアの正しい知識を学び高齢者のQOLの向上を目指す資格です。
介護士や看護師の+αの資格として取得されている方が多いです。
通信だけで取得できる介護の資格の特徴
これまで通信だけで取れる介護の資格を紹介しましたが、メリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】
自分の職場の特徴、学びたい事にあわせ、必要な知識を集中して学習できる
幅広い人を対象に利用されている
受講条件がないものがほとんどで取得しやすい
【デメリット】
1つの事に特化した内容が多い
これ1つで就職や転職が有利になる資格ではない
POINT
どちらかというとスキルアップや現在の資格+αの資格
ダブルライセンスにはおすすめ◎
介護初心者におすすめの介護資格講座「介護職員初任者研修」
これから介護職になりたい人、未経験から介護職として活躍するなら、介護現場での即戦力として活躍できる「介護職員初任者研修」がおすすめです。
通信だけでは取得できず、スクールに通う必要がありますが、短期間で難易度も高くありませんので、介護初心者の方も無理なく取得できるでしょう。
介護職員初任者研修が初心者におすすめの理由
介護職員初任者研修が初心者におすすめの理由は以下の通りです。
・学歴や年齢、資格の有無などの制限がない
・「通信講座+通学」で介護の基礎的な知識やスキルを学ぶ
・即戦力として介護現場で活躍
・介護職のキャリアアップが目指せる
・訪問介護への従事ができる
介護職は無資格・未経験でも働ける職場はありますが、介護職員初任者研修が必須となる職場もあります。
採用に有利になるだけでなく、資格手当で給料アップ、待遇アップにつながり、将来的なキャリアアップも望めます。
実技や筆記試験もありますが、落とす試験ではないため難易度は易しめなので、初心者の方も安心です。
費用面で資格取得サポートをする職場やスクールの特典などもあるので、ぜひ活用されてみてください。
取得方法
介護職員初任者研修は通信講座だけで取得できません。
スクーリングで介護の実技を学び、座学部分のみ自宅で通信講座となります。
自宅で好きな時間に勉強ができるので、時間のない忙しい方も自分のペースで学習を進めることができます。
また、スクールによって様々なコースが用意され、自分に合ったコースを選ぶことができるので、働きながらの資格取得も負担にならないことがメリットです。
講座の内容
介護職員初任者研修のカリキュラムは130時間、自宅学習を行う時間は最大40.5時間と時間設定されています。
国が定めた全国共通のカリキュラムとなり、講義と演習によって介護知識の基本と実践的な介護技術を学びます。
受講期間はスクールによって異なり、14日~3カ月程度が受講期間の目安です。
例えばカイゴジョブアカデミーでは、最短で14日のカリキュラムで資格取得が可能。
学習内容は、基礎的な介護の知識や介護過程の理解、生活援助や排泄介助や入浴介助などと、実践的な介護演習を通じて介護技術を身に着けていきます。
※介護職員初任者研修の時間数や講座内容は、都道府県の規程によって異なり、資格取得後は、どの都道府県でも「介護職員初任者研修修了者」となる。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
通信だけで取れる介護の資格一覧と、介護初心者におすすめの介護資格講座について紹介しました。
通信講座だけで取得できる介護の資格は、仕事や就職・転職に直結するものではありませんが、今の仕事や実用的な活用が期待できます。
ご自身の老後や家族の介護でも知識やスキルを身に着けておくことで、選択肢の幅を広げ安心にもつながるでしょう。
介護初心者におすすめの介護資格講座で紹介した介護職員初任者研修は、基本的な介護の知識や技術をゼロから学ぶ講座です。
こちらは取得することで、就職や転職が有利になるだけでなく即戦力として活躍できる資格になります。
通学も必要ですが、介護現場で働きたい初心者が取得するなら一生役立つスキルとして活用できる介護職員初任者研修がおすすめです。
全く介護の知識がない方や他の業界からの転職を考えている方も安心して学習できるでしょう。
カイゴジョブアカデミーでは、介護の資格取得と就職、転職を成功させたい方におすすめのキャンペーンを開催しています。
初期費用なしで介護職員初任者研修の資格を取得し、就職や転職のサポートもしてもらえるのではじめて介護の世界を目指す方はぜひチェックしてみてくださいね。
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初任者研修を受講できる校舎
この記事の著者

吉田あい
大阪府出身 現役のケアマネージャー
専門は「高齢者介護論」「社会福祉援助技術論」
「介護現場におけるリスクマネジメント」
特別養護老人ホームや居宅介護支援事業所などの現場で、
介護職を10年以上経験。介護講師経験3年。
WEBライターとして、
介護・医療・転職・健康などのジャンルで執筆700本以上。
カイゴジョブアカデミーにて、介護の仕事や資格について、
実体験を踏まえたお役立ち情報をお伝えします。
【所持資格】
・介護支援専門員(ケアマネージャー)
・介護福祉士
・社会福祉士
・メンタル心理カウンセラー
など