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実務者研修のメリットは?介護職のキャリアアップに必須!

更新日:2018/09/04

介護職のキャリアアップに必須?実務者研修のメリットを紹介

介護職のキャリアアップに必須?実務者研修のメリットを紹介

介護職の方ならよく耳にする実務者研修。介護職のキャリアアップに必須の資格です。今回は実務者研修のメリットについてご紹介します。実務者研修の受講をお考えの方はぜひご一読ください。

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*初任者研修 または 実務者研修

実務者研修とは

ここではまず、実務者研修とはなにか、介護職員初任者研修やホームヘルパー資格との違いなどについて解説します。

●ホームヘルパー制度廃止の理由とは?

介護の資格といえば、ホームヘルパー1級・2級が聞き慣れている方も多いと思いますが、ホームヘルパー資格制度は2013年3月末に廃止されました。合わせて介護職員基礎研修制度も廃止され、この資格制度廃止と同時に、介護職員初任者研修と実務者研修という新しいスキルアップ・キャリアアップルートが整備されました。ルートを1つに統一することで、国家資格である介護福祉士の専門性を向上させることが制度改正の目的です。

●介護職員初任者研修と実務者研修の違いは?

介護職員初任者研修は介護に関する基礎的な内容を学習する研修となり、実務者研修は基礎的な内容に加え、より実践的な内容及び医療的ケアについても学習します。修了に必要な時間も大きく違い、介護職員初任者研修については130時間、実務者研修については450時間の研修受講が必要となります。なお、実務者研修の受講にあたり、介護職員初任者研修を修了している必要はありませんが、研修内容が重複する部分があるため、介護職員初任者研修修了者が実務者研修を受講する場合には130時間分の受講が免除されます。

●実務者研修の難易度は?

実務者研修を受講するにあたって特に受講要件はありません。効果測定の方法もスクールによって違いますが、落とすことが目的で効果測定を行っているわけではありません。理解が不足している部分や改善すべき点などについて指導を行い、今後の業務に活かすための知識、技術の習得を目指しています。あえて難しい点を挙げるのであれば、450時間の受講に対してモチベーションの維持、通学が必要な時間の確保・調整という点でしょう。

※カイゴジョブアカデミー(関西)では、実務者研修の受講は初任者研修修了が必須となります。

実務者研修を修了するとできる仕事内容

実務者研修を修了すると、業務の幅はどう広がるのでしょうか。ここでは、その具体的な業務内容について解説します。

●訪問介護事業所におけるサービス提供責任者

従来、訪問介護事業所においては、介護福祉士、ホームヘルパー1級、介護職員基礎研修、ホームヘルパー2級(実務経験が3年以上)、介護職員初任者研修(実務経験が3年以上)の取得・修了者をサービス提供責任者として配置することが可能でした。しかし、現在はホームヘルパー2級(実務経験が3年以上)、介護職員初任者研修(実務経験が3年以上)の取得・修了者の配置では介護報酬が30%減算となります。

また、2019年4月以降は、ホームヘルパー2級(実務経験が3年以上)、介護職員初任者研修(実務経験が3年以上)の取得・修了者をサービス提供責任者として配置できる要件は完全に廃止が決定しております。そのため、サービス提供責任者として実務者研修修了者に対する求人情報が多く見られます。

サービス提供責任者の業務内容は、計画書の作成や提供サービスの調整など、幅広い知識を活かす仕事です。また、実際の介護業務だけでなく事業所のサービスの質を向上させるための教育、収益向上のための営業活動など、全体的なマネジメントにも携わる機会が増えるでしょう。

●一部の医療行為

実務者研修の修了者は、喀痰吸引や経管栄養など、一部の医療行為が実施可能になります。介護施設などに勤務している場合、これらの医療行為が必要なご利用者さんは多く、対応できる職員を1人でも多く配置しておくことが望ましいとされています。これらの医療行為は、無資格者や介護職員初任者研修修了者では実施できない業務であり、正しい知識と技術を身につけた証ともいえるでしょう。ただし、実務者研修を修了した時点で医療行為が可能になるわけではなく、その後に実地研修を受講すること、施設が登録事業者として登録すること、医師の指示の下、看護師等と連携することなどが必要となります。

また、喀痰吸引等研修(実地研修)は第1号〜3号に分けられており、受講する研修の種類により吸引等の医療行為の対象が違うためご注意ください。

●介護福祉士取得へのステップアップ

以前は、介護福祉士を取得するためには3年以上の実務経験があれば受験が可能でした。しかし、2016年度の試験からは「3年以上の実務経験と実務者研修の修了」が受験の条件となりました。つまり、実務経験から介護福祉士の取得を目指す方の場合、必ず実務者研修を修了する必要があります。ホームヘルパーから介護職員初任者研修、実務者研修といった新制度移行の目的は、「介護の質を向上させるため」ですので、これからの介護福祉士には広い知識と介護技術が求められています。

実務者研修を修了すると給料は上がるか

実務者研修を修了した後は給与面でも優遇されるのでしょうか。ここでは気になる給与面での差について解説します。

●実務者研修修了者の手当は約1万円?

全国の介護事業所において、介護職員初任者研修修了者と実務者研修修了者の給与体系を分けている場合や別途手当を設けていることが多くあります。支給額としての差額は平均で月額約1万円となっています。加えて、パートの場合でも無資格者と比べて時給に差を設けていることが多くあります。

●サービス提供責任者としての手当は?

実務者研修修了者としての手当等とは別に、訪問介護事業所におけるサービス提供責任者として手当(役職手当、リーダー手当など)を設定している事業所もあります。同じ事業所で働くヘルパーと比較すると給与面で優遇されていることが多く見られます。しかし、事業所によっては、雇用契約の際に職種を「サービス提供責任者」としているケースや、「実務者研修修了者」としているケースなど様々なため、募集要項をしっかり確認するとよいでしょう。

実務者研修を修了するメリット

実務者研修を修了することは、給与面や知識の習得だけが目的ではありません。ここでは、修了するメリットについていくつか例を挙げて解説します。

●介護福祉士へのキャリアアップ

前述したように、介護福祉士の国家資格取得のためには、「実務経験3年以上+実務者研修の修了」が必要条件となっています。現在、介護職としてのキャリアアップは国家資格である介護福祉士の資格取得となっています。そのため、今は資格取得を考えていない場合でも、資格取得を希望する際、スムーズに受験ができるよう実務者研修を終えておくことをおすすめします。

●将来的な独立も視野に

訪問介護事業所を開設するためには、管理者・サービス提供責任者・訪問介護員の人員配置基準を満たす必要があります。その際、ご自身が実務者研修を修了していれば、このすべての職種を兼務することが可能となります。よって、訪問介護員を常勤加算で1.5人(常勤1人+半日のパート勤務など)雇用することによって基準を満たすことができます。日々の業務のなかで、介護に対する思いや目標などはそれぞれ変化してきます。ご自身の介護に対する思いなどを実現する事業所を立ち上げたいと思った時に、実務者研修を修了しておくことはメリットになるでしょう。

まとめ

本記事では、実務者研修について、その目的や修了するメリットなどについて解説しました。介護職員の待遇改善や離職防止が求められる中、ご自身のスキルアップ・キャリアアップを視野に入れた働き方は重要となります。また、介護業界では、優秀な人材を育成し将来的な介護の質の向上につながることが望まれています。そのため、ぜひ実務者研修の受講をおすすめします。

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