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レクリエーション介護士とは?

更新日:2022/6/14

レクリエーション介護士

こんにちは、藤井寿和です。今回は、私が担当する「レクリエーション介護士」についてご紹介したいと思います。

さて、皆さんはレクリエーション介護士という資格をご存じでしょうか?
介護士といっても、介護従事者だけのための資格ではなく、誰もが取得を目指せる資格です。私は本資格の設立当初より、講師としてたくさんの受講生とお会いしてきましたが、介護に関わる方々はもちろん、学生さんからシニアの方まで幅広い方が受講されています。

では、「どんなことが学べるの?」「どんな風に活躍できるの?」と気になった方も多いのではないでしょうか。

本記事では、資格が生まれた背景をはじめ、身につくスキルなど、レクリエーション介護士の魅力についてご紹介いたします。介護事業者の方はもちろん、これから介護の世界に関わりたい、知ってみたい、という方もご参考ください。

1. レクリエーション介護士とは?

レクリエーション介護士は、高齢者へ喜びや生きがいを与え、笑顔にできる人材育成を目的としてできた資格で、「一般社団法人日本アクティブコミュニティ協会」が認定する民間資格です。
学習を通じて、高齢者とのコミュニケーション能力、介護レクリエーションの知識や実行スキルを身につけることができます。

レクリエーション介護士の役割

レクリエーション介護士の主な役割は、介護現場などで高齢者を対象とした「介護レクリエーション」を提供することです。
この介護レクリエーションは、レクリエーションを通して高齢者の生活の質や人生の質を高めるため、また、健康維持・促進をサポートする方法の1つとして重要視されるようになりました。

ところでレクリエーションというと、野外活動やキャンプ、学校などで行われる「遊び」といったイメージを持つ方も多いと思います。しかし、レクリエーションを字解するとre(再び)-creation(創造)、つまり、本来のレクリエーションには「(壊れたものを)再び創り直すこと」という意味があります。「人」においては「心身の疲労を回復して元気を取り戻すこと」と捉えることができますね。

このことから、レクリエーション活動を通して、高齢者の方に「楽しかったから、また参加したい!」「もっと上手になりたい!」と、喜びや生きがいを与える活動であり、介護レクリエーションとは、生きていく元気を再び創り出す活動と言えます。

どうして注目されるようになったの?

介護レクリエーションの意味を知ると、介護現場においては非常に重要な役割を持つものであると分かります。実際に、多くの介護現場が介護レクリエーションを実践・提供しています。
しかしながら、介護職員初任者研修などといった介護の専門資格には、レクリエーションに関する科目はなく、学ぶ機会がないまま実践に至る介護職員の方も多くいらっしゃいます。

より質の高いレクリエーションを提供すべく「レクリエーションを学びたい」という現場の声をもとに、経済産業省の“多様な「人活」支援サービス創出事業”の一環として2014年に誕生したのが、このレクリエーション介護士です。

2. レクリエーション介護士2級で身につくスキルは?

レクリエーション介護士の入り口となる2級講座では、大きく3つのカリキュラムを通して、介護レクリエーションに関する知識を学ぶとともに実践スキルを身につけられるようになっています。

介護の基礎知識

介護レクリエーションの提供には、介護スタッフをはじめとする様々な人との関わりや協力が欠かせません。そのためにも、高齢者に関わる介護サービスや制度を知っておくことが必要です。
初めて介護の世界に触れる方でも介護レクリエーションが提供できるよう、まずは介護に関する基礎知識を学びます。

高齢者とのコミュニケーション

より良い介護レクリエーションを行うためには、参加者となる高齢者との信頼関係が大切です。老化によって心身の機能が低下している高齢者の方々。認知症や視覚障害など、お一人おひとりによってその状態は異なります。高齢期の心身に関する基礎を踏まえ、円滑なコミュニケーションをとるポイントを学びます。

介護レクリエーションの企画と実行

高齢者に継続して楽しんでもらえるには、どのようなことが必要か?という視点から、介護レクリエーションの企画・計画の方法を学びます。自分が考えたアイデアをカタチ(企画書)にすることにより目的を明確にするスキルに加え、実行できるスキルを身につけます。
また安心して参加いただけるよう、高齢者への安全に対する配慮や注意事項も学びます。

3. 資格を活かせる場面は?

資格を取得することによって、介護現場だけでなく高齢者の方とのコミュニケーションを図る様々な場面において、活用できるスキルを身につけることができます。
どんな場面で役立つのか、シチュエーション別に紹介します。

介護現場での場合

本講座を学ぶことで、介護レクリエーションの企画立案から実行までをスムーズに行うことができるようになります。アイデアを企画書にまとめ、実行後の振り返りのポイントも学べますので、他スタッフとの情報共有に加え、さらにブラッシュアップさせた介護レクリエーションを展開することができるようになります。

また、高齢者の状態や好みに合わせた介護レクリエーションを実施することで、これまで以上に喜んでいただけるようになり、結果として高齢者の方とのコミュニケーションを深めることにも繋がります。

ボランティアの場合

ご自身の趣味や特技を活かしたレクリエーション介護士として、介護施設はもちろん、地域サロンなどでのボランティア活動を広げることができます。
介護サービスを学び、実行する内容を企画書にまとめるスキルが身につくので、介護施設の担当者や主催側への提案をスムーズに行うことができるようになります。

家族介護の場合

家族への介護をする際、学んだ知識を活かした接し方を実践することで、より自然で楽なコミュニケーションが図れるようになり、介護負担の軽減につながることがあります。
一番身近な介護者として心のケアを提供することができ、何よりも、親子の絆を深めることができるでしょう。

4. 「レクリエーション介護士」取得方法は?

レクリエーション介護士資格には、「レクリエーション介護士2級」と上級資格の「レクリエーション介護士1級」があります。
2級講座はどなたでも受講可能ですが、1級講座は2級取得者が対象となります。

今回は「レクリエーション介護士2級講座(通学)」を中心に、資格概要をまとめます。

レクリエーション介護士2級

【認定元】
一般社団法人 日本アクティブコミュニティ協会

【対象者】
レクリエーション介護士を目指したい方(経験、年齢、資格不要)

【習得スキル】
・介護の基本的な知識
・高齢者との円滑なコミュニケーションスキル
・介護レクリエーションの企画・計画から実行、見直しまでのスキル

【通学講座】
学習期間:2日間(6時間/日、計12時間) 
試験方法:筆記試験(選択式50問)+添削課題
開講一覧:一般社団法人 日本アクティブコミュニティ協会

レクリエーション介護士1級

2級で取得したスキルを活かし、人材育成と現場の活性化を実現することが可能となるのがレクリエーション介護士1級です。

高齢者の状態に合わせてアレンジしたり、介護施設の方針に沿ったレクリエーションを企画したりするなど、より実践的な内容が重視されています。スキルと経験を活かし、現場では実施リーダーとして活躍できる人材になることを目指します。

現在1級講座は、認定元の「一般社団法人 日本アクティブコミュニティ協会」が開講しています。

5. まとめ

レクリエーション介護士を一言でいうならば、

介護の基本的な知識を持ち、介護レクリエーション(高齢者向けに行われる、生きる喜びと楽しみを見い出していく様々な活動)を提供できる人材

とまとめることができます。

参加者である高齢者の方々を笑顔にすることによって、きっと、こちらも自然に笑顔になるはずです。より良い介護レクリエーションの提供によって、皆さんで笑顔を広げていきませんか?

今回はレクリエーション介護士についてお伝えしましたが、介護に関わる皆様にたくさんの情報をお伝えすべく、今後も介護業界・資格に関する情報を発信していきます。
どうぞお楽しみに!

レクリエーション介護士の開講一覧

この記事の著者

藤井寿和


1978年 静岡県西伊豆生まれ。
18歳~24歳まで陸上自衛隊の救急隊員(衛生科)を経験し、
三宅島噴火に伴う災害派遣をきっかけに介護の仕事に転身。
医療法人で在宅医療に特化した介護を学び、介護施設の介護職員、生活相談員、管理者、事業部統括マネージャーに就任した後に、株式会社にて超都心型デイサービスの管理者を経験後、36歳で独立。
2015年に合同会社福祉クリエーションジャパンを設立。
介護福祉士現場コンサルタント、商品開発アドバイザー、講師業を経て、2017年、テレビ朝日の“スーパーJ チャンネル”にて自身への特集、密着取材が全国放映された経験から、介護業界の情報発信とスポットライトが当たる重要性に気づき、自主メディアの制作を志す。
介護専門誌のフリーペーパー発行人、編集長を歴任し、2021年9月にメディア事業へ注力する株式会社そーかいを設立し、代表取締役に就任、現在に至る。

・一般社団法人 日本アクティブコミュニティ協会 公認講師
・合同会社福祉クリエーションジャパン 代表
・株式会社そーかい 代表取締役
・ものがたりジャーナル 編集長
・NPO 16歳の仕事塾 社会人講師
・映画「ぬくもりの内側」プロモーションディレクター