介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修
介護の資格取得と就職ならカイゴジョブアカデミー

  1. TOP
  2. 介護コラム一覧
  3. 介護の仕事
  4. デイサービスとは?必要な資格・仕事内容・1日の流れをわかりやすく解説

デイサービスとは?必要な資格・仕事内容・1日の流れをわかりやすく解説

更新日:

デイサービスとは、正式には「通所介護」といい、要介護の方が日帰りで施設に通い、入浴・食事・機能訓練・レクリエーションなどを受ける介護保険サービスです。「どんな施設?」「デイサービスで働くには資格が必要?」と気になっている方に向けて、対象者・料金から仕事内容、必要な資格まで簡単に解説します。

この記事でわかること
  • デイサービスの定義と対象者
  • デイサービスの種類と料金の目安
  • デイケア・放課後等デイサービスとの違い
  • 働くために必要な資格と仕事内容

デイサービス(通所介護)とは?目的・対象者をわかりやすく解説

デイサービスは、介護保険法に基づく居宅サービスの一つです。「入所して暮らす」老人ホームや「自宅に来てもらう」訪問介護と違い、「自宅から日帰りで通う」のが特徴です。

出典 介護サービス情報公表システム「通所介護」(厚生労働省)

デイサービスの目的と役割

デイサービスの目的は、国の運営基準(基本方針)で次の3つに整理されています。

  • 自立した日常生活の支援:機能訓練などで心身機能の維持を図る
  • 社会的孤立感の解消:ご家族以外の人と交流する機会をつくる
  • 家族の負担の軽減:介護から離れて休める時間をつくる(レスパイトケア)

対象者は要介護1〜5の方|要支援・年齢の条件

デイサービス(通所介護)を利用できるのは、要介護1〜5の認定を受けた方です。年齢の条件は次のとおりです。

  • 原則65歳以上の方(第1号被保険者)
  • 40〜64歳で、特定疾病(末期がん・関節リウマチなど16種類)により認定を受けた方

要支援1・2の方は通所介護を利用できません。市町村の「介護予防・日常生活支援総合事業」の通所型サービスを利用します。

介護報酬上の利用時間は、原則3時間以上9時間未満を1時間刻みで区分しています。多くは朝9時頃〜夕方16時頃ですが、事業所により異なります。
利用までの流れは「要介護認定→ケアマネジャー(介護支援専門員)に相談→見学・体験→契約」が一般的です。
まだ認定を受けていない場合は、市町村の窓口か地域包括支援センターに相談しましょう。

デイサービスのサービス内容・種類・料金

主なサービス内容・種類・料金の目安を紹介します(内容は事業所により異なります)。

デイサービスで受けられる主なサービス内容

  • 送迎(自宅と事業所の間)
  • 健康チェック(血圧・体温の測定など)
  • 入浴
  • 食事・口腔ケア
  • 排せつの介助
  • 機能訓練(リハビリ)
  • レクリエーション・趣味活動
  • 生活相談

デイサービスの種類と特徴

種類 特徴
通常規模型 前年度の月平均利用延人員が750人以内の一般的な事業所
大規模型(Ⅰ・Ⅱ) 同750人超900人以内が大規模Ⅰ、900人超が大規模Ⅱ
地域密着型通所介護 利用定員18人以下の小規模な事業所。原則、同じ市町村の住民が利用
認知症対応型通所介護 認知症の方が対象。少人数で認知症ケアに特化
療養通所介護 医療ニーズが高い重度の方が対象。看護師が中心となって支援
リハビリ特化型・半日型 機能訓練中心の短時間型。制度上の区分ではなく事業所の特色による呼び名
お泊りデイ デイサービスの設備で夜間も宿泊できる。宿泊は介護保険外の自費

ほかに「入浴特化型」「カフェ型」などの呼び名や、介護保険と障がい福祉サービスの両方の指定を受けた「共生型」の事業所もあります。

デイサービスの料金・費用の目安(自己負担額)

利用料金は、事業所の規模・利用時間・要介護度で決まります。通常規模の事業所を7時間以上8時間未満利用した場合、1日あたりの自己負担額(1割負担)の目安は次のとおりです。

要介護度 自己負担額(1日あたり)
要介護1 658円
要介護2 777円
要介護3 900円
要介護4 1,023円
要介護5 1,148円

送迎の費用は基本料金に含まれ、食費・おむつ代・日用品費などは別途自己負担です。所得に応じた2割・3割負担や、地域区分・加算によっても金額は変わります。

出典 介護サービス情報公表システム「通所介護」(厚生労働省)

デイサービスとデイケア・放課後等デイサービスとの違い

名前が似たデイケアと放課後等デイサービスも日帰りで通うサービスですが、制度・対象者・目的が異なります。

項目 デイサービス デイケア 放課後等デイサービス
根拠となる制度 介護保険の通所介護 介護保険の通所リハビリテーション 児童福祉法に基づく障がい児の通所支援
対象者 要介護1〜5の方 要支援・要介護で、医師がリハビリを必要と認めた方 就学している障がい児
主な目的 生活支援・交流・心身機能の維持 医師の指示に基づくリハビリ 放課後・休日の療育
主な職員 介護職員が中心 医師・理学療法士・作業療法士など 児童指導員・保育士など

放課後等デイサービスは、介護保険のデイサービスとは別の制度です。働く側から見ると、デイケアは医師やリハビリ職と連携し、医療的ケアの補助に関わる場面が多い職場です。

デイサービスの仕事内容と1日の流れ

通所介護(デイサービス)の介護職員の仕事は、利用者さんが自宅で暮らし続けられるよう、日中の生活を支えることです。

介護職員の主な仕事内容

  • 送迎:車の乗り降りの介助や添乗。運転を任されるかは事業所による
  • 入浴介助:特に比重が大きい業務の一つ。体調を確認して安全に介助する
  • 食事・排せつの介助:一人ひとりの状態に合わせて見守り・介助する
  • レクリエーションの企画・運営:体操やゲーム、季節の行事を進行する
  • 機能訓練の補助:機能訓練指導員の計画に沿って体操などを手伝う
  • 記録・ご家族との連絡:その日の様子を記録し、連絡帳でご家族と共有する

デイサービスで働く40代女性の卒業生は、次のように話しています。

主にレクリエーションを担当していて、送迎の補助もしています。
※レクの内容は「午前はしりとりやなぞなぞ、連想ゲームなど、午後はお手玉くずしなど体を動かすレク」だそうです。

詳しくは50歳を目前に未経験から介護職へ転職した女性の卒業生インタビューで紹介しています。
レクを深く学びたい方はレクリエーション介護士とは?も参考にしてください。

デイサービスの1日の流れ

介護職員の1日の一例です(時間帯は事業所により異なります)。

時刻 内容
8:30 出勤・朝礼・お迎えの送迎
9:00 来所・健康チェック
9:30 入浴介助・排せつの介助
10:00 機能訓練・レクリエーション
12:00 昼食の介助・口腔ケア
13:00 休憩
14:00 レクリエーション・おやつ
15:30 連絡帳の記入・お送りの送迎
16:30 記録・片付け・翌日の準備
17:30 退勤

倉庫作業から転職した40代女性の卒業生は、「8時から18時までの勤務で、送迎からなにから、ひと通りやっています」と話します。この職場の利用者さんは「1日40人くらい」とのことですが、勤務時間や利用者数はあくまで一例です。
夫の転勤を機に倉庫作業から介護職へ転職した40代女性の卒業生インタビューも併せてご覧ください。

デイサービスで働くには?職種と必要な資格・資格要件

デイサービスの介護職員には資格要件がなく、無資格・未経験でも働けます。一方、生活相談員・看護職員・機能訓練指導員には資格要件があります。

デイサービスの職種別の仕事と資格要件

職種 主な仕事 必要な資格
管理者 事業所の運営・職員の管理 資格要件なし
生活相談員 利用契約、相談対応、ケアマネジャーとの調整 社会福祉士・精神保健福祉士・社会福祉主事任用資格など
看護職員 健康チェック、服薬の管理 看護師・准看護師
介護職員 身体介護、レクリエーション、送迎 資格要件なし
(無資格の場合は認知症介護基礎研修の受講が必要)
機能訓練指導員 個別機能訓練の計画・実施 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・看護職員・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師・一定の実務経験があるはり師・きゅう師

生活相談員は、介護福祉士や介護支援専門員などを要件に含めるかが自治体ごとに異なります。

出典 指定居宅サービス等及び指定介護予防サービス等に関する基準について(老企第25号/厚生労働省)

無資格・未経験でもデイサービスで働ける?認知症介護基礎研修の受講義務

介護職員は無資格・未経験でも働けますが、医療・福祉関係の資格を持たない場合は、認知症の方への基本的な対応を学ぶ「認知症介護基礎研修」を受講させることが事業者に義務づけられています。

  • 2021年度の介護報酬改定で導入され、経過措置は2024年3月末で終了
  • 新たに採用された方は、採用後1年以内の受講が必要
  • 初任者研修・実務者研修の修了者や、介護福祉士などの有資格者は対象外

初任者研修では、デイサービスで比重の大きい入浴・移乗などの身体介護の基本を学べます(修了すればこの研修の受講も不要です)。前述の倉庫作業から転職した40代女性の卒業生も「例えば車いすへの移乗は学んでいなかったら絶対できなかったと思います」と語っています。詳しくは認知症介護基礎研修が義務化!介護職員初任者研修とどちらがおすすめ?や介護職は無資格でも働ける?できる仕事内容と費用負担なしでキャリアアップする方法をご覧ください。

デイサービスで役立つ資格とキャリアアップ(初任者研修→実務者研修→介護福祉士)

デイサービスで長く働くなら、次の順で資格を取るのが一般的です。

  1. 介護職員初任者研修:介護の入門資格。身体介護の基本を学ぶ
  2. 介護福祉士実務者研修:より専門的な知識を学ぶ。介護福祉士の受験要件の一つ
  3. 介護福祉士:介護分野の国家資格。必須ではないが、資格手当や生活相談員への道など現場で有利

カイゴジョブアカデミーには、グループホーム・有料老人ホーム・デイサービスで計15年の介護経験を持つ講師など、デイサービスの現場を知る講師も在籍しています。

「介護職デビューキャンペーン」なら、初任者研修・実務者研修を費用負担なし(費用負担0円)で取得できます。介護職へ就職・転職される方が対象で、デイサービスへの転職を目指す方も、資格取得と仕事探しを効率よく進められます。受講満足度は95%です(※2022年4月〜2023年6月カイゴジョブアカデミーアンケートより)。

介護職員初任者研修の講座詳細 介護福祉士実務者研修の講座詳細

\ 介護職に転職するなら /介護職デビューキャンペーン
カイゴジョブアカデミーならすべて料金はかかりません!
  • 受講費用*&
    テキスト代

  • 振替受講や
    再試験代

  • 就業
    サポート

*初任者研修 または 実務者研修

デイサービスで働くメリット・大変なこと・やりがい

デイサービスは日中の勤務が中心で働きやすい一方、体力を使う業務など大変な面もあります。

  • 夜勤がなく日勤中心(お泊りデイ併設の事業所は例外)
  • 日曜定休など、土日に休みやすい事業所もある

販売業から転職した30代女性の卒業生も、職場選びでは「家から徒歩10分程度、夜勤がなく、休みも取りやすい所が良いと思っていた」と話しています。詳しくは販売業から正社員の介護職を選んだ30代女性の卒業生インタビューをご覧ください。

  • 入浴介助が集中し、体力を使う
  • 行事やレクリエーションの準備が多い
  • 送迎の時間管理に気を配る必要がある
  • 夜間の介護を経験する機会は少ない(お泊りデイ併設を除く)

夜勤手当がない分、施設系の職場より月給は低めになる傾向があります。
金額はデイサービス(通所介護)の介護職の給料はどれくらい?月収と年収をご紹介で解説しています。

利用者さんの在宅生活を支え、ご本人やご家族の笑顔に直接触れられるのが大きなやりがいです。スーパーから転職した50代の卒業生は、こう話します。

流れる時間がゆっくりで、働きやすいと感じます。
経験不足の自分にも感謝の言葉をいただけるので、とてもやりがいのある仕事だなと感じています。

インタビューの全文は友人の言葉をきっかけに介護職に挑戦した50代の卒業生インタビューで読めます。人と話すのが好きな方や、趣味・特技をレクリエーションに生かしたい方に向いている仕事です。

まとめ|デイサービスで働くなら初任者研修から始めよう

  • デイサービス(通所介護)は、要介護1〜5の方が日帰りで通う介護保険サービス
  • 介護職員の仕事は送迎・入浴介助・レクなどで、日勤中心
  • 介護職員は無資格でも働けるが、採用後1年以内に認知症介護基礎研修を受ける必要がある
  • 初任者研修で身体介護の基本を学べば、現場で自信をもって働ける

デイサービスで働きたい方は、まず介護職員初任者研修から始めてみましょう。カイゴジョブアカデミーの介護職デビューキャンペーンなら、費用負担0円で資格取得と就職・転職の準備を同時に進められます。

介護専門の資格講座学校「カイゴジョブアカデミー」の編集部です。
介護業界のプロフェッショナルが介護の仕事や資格に関するお役立ち情報をお届けします。