未経験から介護職へ!「やっぱり介護がしたい」50歳を目前にした女性の転職物語
初任者研修から踏み出した一歩
「みんなの介護転職ストーリー」、今回の主役は小島朋子さんです。母の介護を経験し、後悔を抱えながら過ごした日々。「やっぱり介護の仕事がしたい」―その思いを胸に、49歳で新たな一歩を踏み出しました。迷いながらも進んだその先に、自分らしい働き方と新たなやりがいが待っていました。
2025年3月~4月 介護職員初任者研修(短期コース)/柏校
25年5月 デイサービスセンターに就職
ずっと心にあった「介護をしたい」という気持ち
Q:まずはこれまでのお仕事について教えてください。
Q:介護の仕事に興味を持ったきっかけは?
小島さん: 子育てをする中で、本当に地元の方々に助けられてきたんです。娘のこともかわいがってもらい、母の友人や近所の方々には何かとお世話になりました。その方々が今では80代、90代と高齢になってきていて……。恩返しではないですが、高齢者に関われる仕事、ずっと生活してきたこの地元で、誰かの役に立てる仕事ができたらいいなと、ずっと考えていたんです。
母との別れを乗り越え、自分を見つめ直す日々
Q:それで転職を決意されたのですね。
小島さん:
いえ、すぐ転職したわけではないんです。実はその頃、母がすい臓がんになってしまい、介助をしながら仕事を続けていました。思うように治療の効果が出ず、体力もどんどん落ちていってしまって……。緩和ケアに移行して3か月ほどした頃に亡くなりました。
「また明日ね」と別れたのに、死に目に会えませんでした。何の知識もないまま介助していたので、うまく向き合えなかったという後悔もずっと残っていて、母が亡くなったあと自律神経が乱れて体調を崩し、仕事も続けられなくなりました。
そんな時、「そういえば介護の仕事をしたいと思っていたな」と、ふと思い出したんです。自分も元気になりたいし、今度は誰かの役に立てるような仕事がしたいと思いました。
Q:それでカイゴジョブアカデミーに登録されたのですか?
小島さん: 実は最初、登録するつもりはなかったんですが、何かを見ているときにうっかり登録していたみたいで(笑)、キャリアパートナーの方からお電話をいただいたんです。「あれ?そんなことしたかな?」って思いながらも、いつまでもこのままじゃいけない、母のためにも一歩進んでみようと思ったんです。1年くらい働いていなかったのですが、カイゴジョブアカデミーの初任者研修に通って、キャリアパートナーさんに相談して自分にぴったりの職場も見つけていただいて。今は順風満帆です!
Q:初任者研修を受講しようと思ったのはなぜですか?
小島さん:
電話で最初にお話ししたカイゴジョブアカデミーのキャリアパートナーさんが本当に良い方で……。私の話にすごく共感してくださって、なんと泣いてまでくれたんです。その時点で「この人に任せてみよう」と思いました。
電話で、介護職デビューキャンペーンを使えば初任者研修の自己負担がなくなること、就職先の紹介までしてもらえると聞いて、「それなら!」と前向きになれました。自分で仕事を探していたら、きっと迷って沼にはまってしまったと思うし、未経験で自信もなかったので、サポートしてもらえるのは本当に心強かったです。
「研修と並行して、仕事探しも進めましょう」と言われていたんですが、研修が始まる前に、ぴったりの職場が決まってしまって(笑)。とんとん拍子でしたね。
Q:なぜ資格を取ってから働こうと思ったのですか?
小島さん: 何も知らないまま現場に入るのが不安で、ちゃんと勉強してから仕事を始めたいと思ったんです。少しでも「介護ってこういうものなんだ」というイメージを頭に入れてから働きたくて、まずは資格を取ることにしました。
ゼロから始めた就職活動で出会えた「ぴったりの職場」
Q:初任者研修を受講してみてどうでしたか?
小島さん:
現役の講師から体験談も交えて学べたのが良かったです。座学は苦手でしたが、実技はみんなで楽しく取り組めました。
「全部やってあげるのが介護じゃない」という考え方を学び、意識が大きく変わりました。自立や自尊心を大切にすることの意味を知れて、本当に良かったです。
クラスメートも優しい人ばかりで、最終日には打ち上げに行ったり、初出勤前日にLINEで応援メッセージをくれたりしてとても嬉しかったです。
Q:キャリアパートナーに転職先の希望や条件は伝えましたか?
小島さん:
はい。まず地元の方たちに恩返しがしたいという思いがあったので、「できれば地元で働きたい」とお願いしました。
それから、特別養護老人ホームのように介護度が重い方が多い施設よりは、デイサービスのような、利用者さんが楽しんで過ごせるような場所で働きたいとも伝えました。実際、今の職場は比較的介護度が軽い方が多く、にぎやかで明るい雰囲気ですし、自分に合っているなと感じています。
Q:転職先であるデイサービスに決められたポイントはなんですか?
小島さん:
キャリアパートナーさんからさまざまな施設を紹介してもらう中で、今の職場の紹介動画を見たんです。雰囲気がとても楽しそうで、「ここ、いいな!」と思って。地元ではわりと知られている施設だったので、「募集してるなら面接を受けてみたいです」とお願いしました。
以前ジムで働いていて、人前で話したり、利用者さんと一緒に体を動かしたりすることに慣れていたので、そうしたスキルがレクリエーションなどでも活かせると感じました。
Q:転職を決める前に見学などもされましたか?
小島さん: 面接のときに施設の見学もさせてもらいました。ちょうど午後のレク中で、利用者さんも職員さんも楽しそうに過ごしていて、明るくて元気な雰囲気が伝わってきました。人事の方も感じが良くて、「ここで働きたい」と素直に思えました。
毎日が充実!自分らしく働ける介護の仕事
Q:入職初日はどのように過ごされましたか?
小島さん:
初日は施設についての研修があり、施設長や副施設長ともお話ししました。建物の案内をしてもらいながら、併設されている特別養護老人ホームのフロアなども見せていただきました。
栄養士さんからは利用者さんそれぞれの食事内容について説明を受け、実際に提供されている食事の試食もさせてもらいました。美味しくて、丁寧な対応に安心感が持てました。
Q:今回パートという勤務形態を選ばれた理由はありますか?
小島さん: 正職員になると夜勤や宿直、それから運転業務もあるんですけど、私はずっと軽自動車しか運転してこなかったので、大きな車の運転には少し不安があって……。それもあって、パートという働き方を選びました。子育てもひと段落して今は実家で暮らしているので、正職員じゃなくてもいいかなと思って。今の働き方でも十分にやりがいを感じています。
Q:ご転職されてまだ間もないですが、お仕事はどうですか?
小島さん: 主にレクリエーションを担当していて、送迎の補助もしています。毎日変化があって楽しく働いています。利用者さんに癒されることも多くて、元気をもらっています。最高齢は101歳のおばあちゃんで、本当にかわいらしいんです。
Q:レクも担当されているんですね!
小島さん:
今はまだできる事が少ないのでレクのリーダーを担当させていただいています。レクは利用者さんと直接ふれあいながら関係をつくれる大切な場で、専門的な技術が必要な業務に比べると未経験の私でも取り組みやすいからです。
午前はしりとりやなぞなぞ、連想ゲームなど、午後はお手玉くずしなど体を動かすレク。カレンダーを見ながら内容を決めて、司会もしています。
利用者さんのお名前を覚えていないと進行が難しいので、印象に残ったことをメモして覚えています。ネタに困ったら先輩に相談しながら、楽しんでもらえるよう工夫しています。
Q:利用者さんとのコミュニケーションで気を付けていることなどはありますか?
小島さん: あまり気張らず会話することでしょうか。朝ごはんの話や天気のことなど、友達と話すような感じで気軽にお話しています。オシャレ好きな方に「昔からお洋服好きでした?」なんて聞くと、そこから色んな話が広がります。
Q:働きやすさはいかがですか?
小島さん: とても働きやすいです。時給も聞いていた通りで、残業もなく、時間になったらきちんと帰れます。
Q:周りの方に、介護職をおすすめできますか?
小島さん: はい、需要が高い仕事ですし、60歳を過ぎても安定して続けられるのが大きな魅力だと思います。毎日いろんな変化があって楽しいですし、高齢者と関わるのが好きな方にはぜひおすすめしたいです。
インタビューを終えて
人生の節目で訪れた大きな別れと後悔を、前向きな力に変えて介護の道を選んだ小島さん。未経験からの挑戦に不安はあったものの、「誰かの役に立ちたい」という強い思いが背中を押しました。日々のレクリエーションや会話の中で利用者さんの笑顔に出会い、やりがいを実感する毎日。介護の仕事は、年齢や経験を問わず、自分らしく輝ける仕事なのだと教えてくれるストーリーでした。
「みんなの介護転職ストーリー」でご紹介している方々は、無資格・未経験から介護業界に挑戦したカイゴジョブアカデミーの卒業生です。皆さんが活用された「特待生キャンペーン」なら、自己負担なしで「介護職員初任者研修」の資格を取得でき、さらに介護職専門のキャリアアドバイザーによる就職先の紹介も受けられます。資格が1つあるだけで、給与や待遇がアップし、就職・転職時にも大変有利です。下記リンクからそれぞれ詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

小島さん: パン屋や接客業、母の仕事の手伝いなど、これまでさまざまな仕事を経験してきました。シングルマザーだったこともあり、仕事を選ぶ際には「働きやすさ」と「収入面」を重視してきました。
数年前、介護に興味を持ち訪問入浴の面接を受けたこともあります。しかし、土日や年末年始にも勤務があると聞き、子どもの学校行事に出られない働き方は難しいと感じました。そこで女性専用のスポーツジムに勤め、約2年間働きましたが、コロナ禍で休業に。その後再開はしたものの、自分の将来の夢や本当にやりたいことについて、改めて考えるようになりました。
その後もいくつか別の仕事を経験しましたが、「なんか違うな」「やっぱり介護の仕事がしたい」という気持ちは、ずっと心の中に残り続けていました。