介護の入門資格、介護職員初任者研修の難易度は?

介護職員初任者研修を取得した女性介護職員初任者研修の資格取得を考えているみなさん、スクールが多くて迷っている方も多いのではないでしょうか。
「選んだスクールの研修内容が難しかったらどうしよう。」「修了試験で不合格だと取得できないのでは?」「ホームヘルパー2級より難しくなっているかも。」など、新しい資格にチャレンジするとなると、あれこれ考えて不安になってしまうのも無理のないことです。そこで、介護職員初任者研修の取得難易度についてお話しします。
事前に介護職員初任者研修がどのようなものか知っておけば、安心して資格取得に臨めることでしょう。

1.介護職員初任者研修とは

そもそも介護職員初任者研修とはどのような資格なのでしょうか。カリキュラムや授業形態、スクールによって選べる各コースについて見てみましょう。

介護職員初任者研修の目的

介護職員初任者研修は、介護の基礎知識と技術を身に付けるための資格です。特別な資格や経験がなくても受講できるので、これから介護職への就職を目指す方におすすめ。そのため、介護のスタート資格と呼ばれています。
受講者は介護未経験者や介護初心者の方が中心で、予備知識がなくてもしっかり学ぶことができます。家庭での介護だけでなく、施設介護も想定した内容になっているため、すぐに介護現場で活かせる資格です。

介護職員初任者研修のカリキュラム内容(時間数)

介護職員初任者研修の受講時間は、全体で130時間。カリキュラムごとに通信形式での授業時間に上限が定められています。

※介護職員初任者研修のカリキュラム内容と授業時間一覧

項目 時間数 通信授業上限
職務の理解 6
介護における尊厳の保持・自立支援 人権と尊厳を支える介護 9 7.5
自立に向けた介護
介護の基本 介護職の役割、専門性と多職種との連携 6 3
介護職の職業倫理
介護における安全の確保とリスクマネジメント
介護職の安全
介護・福祉サービスの理解と医療の連携 介護保険制度 9 7.5
障害者総合支援制度及びその他の制度
医療との連携とリハビリテーション
介護におけるコミュニケーション技術 介護におけるコミュニケーション 6 3
介護におけるチームのコミュニケーション
老化の理解 老化に伴うこころとからだの変化と日常 6 3
高齢者と健康
認知症の理解 認知症を取り巻く状況 6 3
医学的側面から見た認知症の基礎と健康管理
認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活
家族への支援
障害の理解 障害の基礎的理解 3 1.5
障害の医学的側面、生活障害、心理・行動の特徴、かかわり支援等の基礎的知識
家族への心理、かかわり支援の理解
こころとからだの仕組みと生活支援技術 介護の基本的な考え方 75 12
介護に関するこころのしくみの基礎的理解
介護に関するからだのしくみの基礎的理
講義の振り返り 4
130 40.5

介護職員初任者研修の取得方法

講習を受け、修了試験に合格することで取得できます。自宅での学習を含む通信+通学制のスクールがほとんどです。通信での受講時間は最大で40.5時間と定められているため、残念ながらすべてを通信で学ぶことはできません。
また、様々な企業の介護職員初任者研修取得講座がありますが、どのコースを選ぶ場合も受講内容にはほとんど変わりがありません。重要なのは、ご自分の生活スタイルに合った続けやすいコースを選択することです。途中で挫折することのないよう、スケジュールの確認をしましょう。

[通学]

介護職員初任者研修の講座は、主に通学+通信講座で進められるものが大多数です。以前は完全通学制のスクールも多くあったようですが、インターネットやスマホ、タブレットなどの普及によって数が減り、最近ではほとんど見かけなくなりました。インターネットで検索しても、ほとんどヒットしないのが現状です。

[通学+通信]

通信講座を交えたスクールでは、拘束時間が短く、自宅で好きな時間に学習ができるのが魅力です。通学の手間が少ないのもうれしいです。通信授業の時間は最大40.5時間と定められているため、通信講座と謳っていても、89.5時間以上は通学が必要となるので注意しましょう。

介護職員初任者研修の取得コース

[平日コース]

最短1~1.5ヵ月で資格取得ができる、人気のコースです。通信講座に加え、週に3日程度通学するというスケジュールが一般的。短期で資格が取得できるのが魅力で、どこのスクールでも人気が高くなっています。早々に定員を迎えていることもあるので、早めに受講の申し込みが必要です。

[土曜コース]

平日に仕事や学校がある方に便利なコースです。資格取得までの期間は長くなりますが、無理なく受講できます。平日コースと比べて人気は高くないので、短期間での資格取得にはこだわらない方は選択肢に入れいいでしょう。

[夜間コース]

仕事の後など、夜間に受講したい方もいらっしゃることでしょう。
しかし、夜間コースを実施しているスクールは多くないのが現状です。まずはお住いの地域に夜間コースを実施しているスクールがあるか、探してみましょう。

2.介護職員初任者研修の難易度

介護職員初任者研修の資格は、学歴や経験に関係なく取得できます。介護の入門資格でもあり、取得の難易度は低くなっていますが注意すべき点も。受講にあたって気を付けるべき点や、修了試験対策について見てみましょう。

介護職員初任者研修の難易度

修了試験

まず全カリキュラム終了後の試験の難易度についてお話します。修了試験は、講義内容を理解できたかどうかの確認として行われます。受講者をふるいにかけて落とすことが目的ではないため、難易度は高くありません。カリキュラムには講義を振り返る授業もふくまれているため、そこでしっかりと受講内容を復習し、分からない点は講師に質問しておきましょう。もしテストに失敗しても、再試験や追試を行うよう、国によって定められているため安心です。ただし、再試験や追試については有料のスクールもあるため注意しましょう。

仕事との両立

働きながら資格取得を目指す方もいるでしょう。
しかし、講義時間は合計で130時間。最低でも15~17日はスクールに通わなければならず、仕事と講義の両立は大変なものとなります。スクールは自宅に近いところを選ぶなど、通いやすい工夫が必要です。
また、あまり短期間での取得にこだわりすぎず、両立が可能なスケジュールを組むことを優先させるとよさそうです。

実技演習

実技演習が大変だったという方も多いようです。実技演習は、基本的に受講者が交代で患者役を務める、ロールプレイ方式で行われます。その際、介護には思いのほか体力が必要だということが分かるでしょう。ベッドから車いすへの移乗ひとつとっても、屈んだり、患者役の方を抱えたりとたくさんの動作が必要になります。
慣れない動作をあれこれ考え、学びながら身体介護を繰り返すのですから疲れるのは当たり前です。意外と汗もかきますので、動きやすい服装で、水分補給に心がけながら受講しましょう。演習を繰り返すうちに動作に慣れ、疲れもあまり感じなくなります。
また、ボディメカニクスという介護者の体への負担を減らす介護方法も身に付けておくと、実際の介護現場でも役立ちます。

提出課題

提出課題も負担になりがちです。自宅学習など、通信での授業を導入しているスクールがほとんどなため、提出課題は欠かせません。レポートなどは受講内容を忘れないうちに済ませてしまった方が、後々の負担は少ないでしょう。

3.介護職員初任者研修の取得の難易度はスクールによって異なるか

介護職員初任者研修の取得難易度がスクールによって違うのかも気になります。もし難易度が違うなら、少しでも取得が易しいスクールに入りたいと思うのが当然でしょう。
しかし結論から言うと、介護職員初任者研修の学習内容については、国によって細かく定められているため、スクールによって資格取得の難易度が大きく変わることはありません。
しかし、心配な点や、困難に感じるであろう点についていくつか見てみましょう。

修了試験

まず、修了試験についてです。修了試験は各スクールによって作られますので、スクールによってテスト内容が異なります。回答も選択式の場合もあれば記述式の場合もあり、選択式と記述式の両方の形式が取られていることも。選択肢の中に必ず答えが含まれている選択式に比べ、記述式では純粋に理解度を問われるため、難易度は少々高くなるでしょう。
ほとんどの問題を選択式にして、最後の2問程度を記述式にしているスクールが多いようです。事前に試験方式が分かっている場合は、希望の試験方式のスクールを受講しましょう。
また、実技試験を行っているスクールもあるようです。実技試験は必ず行われるわけではないのですが、難しい、筆記試験より緊張する、と感じる方も多いでしょう。実技試験がないスクールを選びたいと思うかもしれません。
しかし、スクールにとっては、受講者が実際に介護の仕事に就いても困らないようにという配慮でもあるようです。内容は筆記の修了試験と同様に確認テストの意味合いが強いもの。もちろん介護技術も必要ですが、試験時間内に問題を完璧にこなせるかというよりは、基本的なお年寄りへの接し方や、危険のない介護ができるかが重要視されるようです。

スクールによって講義の質にばらつきがある

次に、講義の質についてです。
カリキュラムについては厳密な既定のある介護職員初任者研修ですが、当然スクールによって講師は違うもの。残念ながら、講師によって授業の質にばらつきが出てしまうこともあり得ます。もし授業内容が分からない時は、早い段階で質問し、疑問点を修了試験まで残さないようにしましょう。

4.介護職員初任者研修はホームヘルパー2級より難易度が上がったかどうか

介護職員初任者研修の前身であった、ヘルパー2級との資格取得難易度の違いも気になることでしょう。

介護職員初任者研修とホームヘルパー2級の難易度の違い

2013年4月より、ホームヘルパー2級の資格名称が、介護職員初任者研修へと変更されました。一見難しそうな名前に変更されたように思えますが、実は資格取得難易度はほとんど変わりません。
しかし、相違点はいくつかあります。

ホームヘルパー2級と介護職員初任者研修の相違点

まず、ホームヘルパー2級では必須だった30時間の施設実習がなくなりました。
その分、通学による受講時間は増え、専門知識をしっかりと学ぶことができます。とはいえ、施設実習で実際の介護現場を見て、経験することは貴重な体験となります。任意で実施しているスクールもあるため、施設実習を希望するのであれば、問い合わせてみるのもいいでしょう。
また、ホームヘルパー2級では、在宅での介護を想定した内容だったのに対し、施設での介護を想定した内容についても学習できるようになりました。より実際の介護現場に則した内容にするため、認知症に対する理解についての受講科目も追加されています。
何より大きく変わったのは、資格取得には修了試験への合格が必要になったことでしょう。
修了テストの難易度はそんなに高いものではありませんが、受講内容の復習をしておくと安心です。

5.まとめ

介護職員初任者研修について、合格率を明確に公表しているスクールはありません。
しかし、合格率は100%に近いと言われています。
試験の難易度が低いこともありますが、弊社では講座全体を通して合格へのサポートをします。難しそうと悩むより、まずは最後まで講座を受けられるようスケジュールの調整をすることです。安心して介護職員初任者研修の資格取得を目指せます。

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