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介護業界は将来性に満ちている!広告業界からの転職を決意した40代妻子ありの男性が語る「介護の楽しさ」とは

更新日:2023年12月11日

初任者研修から踏み出した一歩

「みんなの介護転職ストーリー」、今回の主役は大森潤一さんです。広告業界でコピーライターとして活躍されたあと、奥様の一言をきっかけに介護業界に興味を持ち初任者研修を取得、転職されました。介護業界には将来性があることから、非常にポジティブな気持ちでの転職であることをお話くださいました。40代で今後のキャリアに悩んでいる方には「介護」という働き方もお勧めです。

大森 潤一さん(45歳)

2023年7月~8月 介護職員初任者研修(短期コース)/新宿校
2023年8月 有料老人ホームに就職

記事の監修者:藤井寿和(介護福祉士)

悩んだとき、妻の一言がきっかけで介護職へ

藤井:まずは、これまでどんなお仕事をされていたのか教えてください。

大森さん: 大学卒業後、新卒で飲食店のホール、キッチンスタッフとして2年ほど働きました。次に求人広告を扱う営業の契約社員として1年半働きましたが、営業という職種が向いていないと感じ、旅行などの広告を制作する会社に転職しました。そこで10年ほど制作や編集を担当し、百貨店の広告コピーライターとしても5年ほど勤めました。

藤井:広告制作やコピーライターというお仕事から介護へのご転職とは珍しいですね。

大森さん: “モノをつくる”ことにやりがいを感じるタイプで、広告制作やコピーライターの仕事は楽しかったです。しかし百貨店業界の低迷により広告料が減収し、会社の方針で他業界への開拓が進められましたが、結果、新規開拓営業と広告の制作を兼務しながらの仕事量と、今後が見えない状況に退職を決意しました。

藤井:そこで介護を仕事にしようと思ったきっかけはなんでしょうか?

大森さん: クリエイティブ系の仕事を探して人材紹介サービスなどにも登録しましたが、年齢的なことなどでよい縁に出会えず、フリーランスとしてコピーライティングの仕事を続けていました。悩み考え模索し、選択肢を広げていこうかと家族に相談したところ、妻から「あなたは人当たりがいいから、介護とかもいいんじゃない?」と提案を受けました。妻からの提案に最初は面食らいましたが、確かに業界的に将来性もあるし、性格的にも合うかもしれないと考えました。

藤井:思ってもみない提案だったわけですね。介護に対してはどんなイメージをお持ちでしたか?

大森さん: 大学時代、教員免許を取得する過程で特別養護老人ホームに行ったことがあります。その時にネガティブな印象は受けなかったことと、祖父母の介護の実体験をしたことで、介護は必要な仕事と感じていました。

藤井:ご家庭がある男性ですと収入面も気になると思うのですが、その点はいかがでしたか?

大森さん: いま12歳の子がいるのですがうちは共働きですし、目の前の減収よりも介護業界の将来性を考え、資格の取得やこれからの働き方を大切にしようと一緒に考えてくれました。今後も無くならない仕事、今以上に必要とされていく仕事、と考えると、広告業と真逆でポジティブに捉えることができました。

藤井:とてもポジティブに捉えていたんですね。介護を仕事にしようと考えたときに、資格と仕事、どのように考えましたか?

大森さん: 最初は介護のことがまったくわからなかったので、カイゴジョブアカデミーに登録し、キャリアパートナーに相談し進め方を決めていきました。介護サービスの種類が多いことや働き方に様々な選択肢があることを教えてもらい、初任者研修の資格を取得してから就職する決断をしました。キャリアパートナーがとにかくスピーディーに進めてくれましたので、性格的に優柔不断な私にとっては大変助かりました。未知の業界ですし一人で転職活動をするのは難しかっただろうなと思います。

試行錯誤しながらもやりがいを感じる日々

藤井:初任者研修の授業で印象に残っていることはありますか?

大森さん: 介護はフルサービス、なんでもしてあげるものと思っていましたが、利用者さんの自立のための援助であるというのは、自分自身ハッとしました。実技の演習では飲食サービス業の経験がとても活きていると感じます。

藤井:クラスの雰囲気などはいかがでしたか?

大森さん: クラスメートは10人くらいで、男性や同世代の方も多く意見交換しながら楽しく過ごすことができました。すでに介護職として働いている方もいて、演習のアドバイスなんかももらいながら現場の話を聞けてとても良い時間でした。
大学以来の集中して学ぶ時間でしたが、新しいことを自分の中で吸収し蓄えるのは有意義で楽しく学ぶことができました。

藤井:転職先を探す上でポイントにしたことはなんでしょうか?

大森さん: できるだけ大きな法人で、研修制度が整っている事業所を希望しました。キャリアパートナーが10社ほど紹介してくれてその中から3社選び、応募に進みました。

藤井:介護施設で実際に働いてみていかがでしょうか?

大森さん: 日々の業務をこなすことに精一杯で余裕はありませんが、とてもやりがいを感じています。利用者さんに直接感謝されるのがとても嬉しくて、「有意義な暮らしをしていただきたい」という気持ちにつながってます。
ただ見守るタイミングや、どこまで手伝うかなどは試行錯誤しています。初任者研修の実技は想定の中での演習でしたが、実際に現場に出ると、排泄介助にしても匂いや手への感触などがありますから、こうして利用者さんと生で関わることが日々学びになっています。

藤井:職場の同僚の方との関係性や相談しやすさなどはいかがでしょうか?

大森さん: 職員間での関係はとてもいいですよ。しっかり教えていただける環境です。わからないことも質問がしやすく、すぐに返答してくれますので、人間関係も含め良い職場で感謝ばかりです。

いろいろな経験が、介護の仕事には活きてくる

藤井:以前の仕事のご経験が介護の仕事に活きていると感じることはありますか?

大森さん: 飲食業では接客の基本を学べましたので、利用者さんに対する接し方など、とても役に立っています。コピーライターの仕事では、足りない情報を自分から質問し拾っていく事が大事になりますので、対象者の本音や思いを言葉にするのが役に立ち、利用者さんの思いをより深く考えられているのではと感じています。

藤井:仕事に入る前に初任者研修を学んでおいてよかったと感じますか?

大森さん: はい、学んでおいたことは安心材料になりましたから。学んだことを入社後の研修でも確認でき、施設に配属になってからも先輩社員につきながら覚えていくことで、きちんと段階を踏んで進むことができました。

藤井:大森さんはお子さんがいらっしゃいますが、子育ての経験は介護の仕事に活きていますか?

大森さん: それはあると思います。私自身、育児には積極的に関わってきました。介護と育児は同じではありませんが、例えば赤ちゃんは泣くことで表現し感じ取らないといけませんし、介護については病気等によって上手く表現できないことを私たちが感じ取る必要があります。一部通じるものもあり、育児経験は役に立っています。

藤井:介護のお仕事をされてから、ご自身に何か変化はありましたか?

大森さん: そうですね……、妻に「こんなことが大変なんだよね」など色々と話しをしていますが、妻からは「大変と言っている割には楽しそうだね」と言われます。自分で大変だと感じていても、笑いながら話せる環境なんだなと感じます。

藤井:大森さんと同世代の男性で介護に挑戦したい方がいたらお勧めできますか?

大森さん: 人となりは大切だと思いますが、私の実体験などをお話しアドバイスをすることはできると思います。

藤井:最後にこれからの目標や挑戦したいことなどを教えてください!

大森さん: 介護の仕事の中でも、介護の良さを発信していく広報などの仕事は私の今までの経験を活かせると思いますのでぜひ挑戦していきたいです。この仕事は必ずこれまで培ってきた経験が活かせる職業だと思っています。

インタビューを終えて

飲食店から広告業、コピーライターの仕事から、介護職へ大きく舵を切った大森さん。明るい表情でハキハキと受け答えする様子から、介護の仕事が充実していることが伺えました。奥様からの提案がきっかけで始めた介護は、家族の理解の元、将来をはっきりと見据えて働かれている姿に感銘を受けました。介護業界の業務は幅広く、いろいろな経験が役に立つ仕事なので、迷っている方は、まずは初任者研修へと進んでみるのもよいと思いました。

構成、執筆:鈴木純子


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>>自己負担なしで介護職員初任者研修を取得できる!「特待生キャンペーン」についてもっと見る

>>介護の最初の資格といえばコレ!「介護職員初任者研修」についてもっと見る

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