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更新日:2022年6月29日

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千村 良子さん (48歳)

2021年5月 養護老人ホーム
2021年6~9月初任者研修/西船橋校

注目ポイント:40代から新たなチャレンジ

子育て終了後に続けていたパート勤務にピリオドを打つきっかけになったのは、「親の介護」と離婚による「生活の自立」。資格ゼロの40代、50代の女性でも、働きながら介護資格を取って、正社員になれる道はあります!

この記事を監修した介護福祉士:藤井寿和
藤井寿和

訪問介護の様子を見て、「自分も勉強してみよう!」

子育てが一段落した後、専業主婦でいるよりパートで働き始める女性が圧倒的に多い時代になった。

千村さんもお子さんが小学生になるとパート勤務を始めた。飲食店のホール係、スーパーのレジ係、コンビニの接客……、「扶養を外れない範囲」で10年以上働いてきた。「子供の心配がなくなったと思ったら、親の介護の心配が始まった」とはよく聞く話だが、千村さんも40代で親の介護を目の当たりにした。

千村さん5年ぐらい前に父親がガンになり、去年には介護が必要になりました。頻繁に実家に行くようになってから、初めて訪問ヘルパーさんが父をケアする姿に「すごいな~」と心底思いました。

父のような大きな男性に対してでも、移乗やベッドの上方移動を難なくやっていたんです。他人に触れられるのは不安じゃないかと想像していたのですが、安心しきっている父の表情に衝撃を受けましたし、そんなことができてしまう介護技術に興味をもつようになりました。

だったら、私が勉強をすれば、訪問ヘルパーさんがいないときでも母を手伝えるのではないかと思いました。

ちょうどその頃、千村さん自身の離婚のタイミングが重なった。親の介護も手伝いたいし、自分の「自立」も考えなくてはいけない。扶養を外れないようにあえてパート勤務をしてきた時期を経て、今度は正社員になって安定した収入を得る必要があった。「介護を学ぶこと」は、父親の介護と自身の自立の両方を叶える可能性をもつ道だった。

千村さん離婚して扶養を外れるので、パート勤務は考えておらず、正社員で登用してもらえる就職を考えていました。介護業界は4,50代からでも正社員になるチャンスはあるし、正社員になれば現場でもしっかり教えてもらえるのではないかと。実家に来てくれていた訪問ヘルパーさんも、働きながら家族の介護もしていたそうで、それでもいろいろな方のケアをしていきたいというお話を聞いて感銘を受けました。

こうして介護の道に進もうと決心した千村さんだったが、就職と資格取得とどちらを先にするか迷ったそうだ。

千村さん最初は何も知らなかったので、先に資格を取らなくては働けないと思っていました。

でも、ネット検索見つけたカイゴジョブアカデミーの担当者から「働きながら資格が取れる」と教えてもらって、「その手があるのか!」と。働きながら資格を取得する方法は他社でもありましたが、カイゴジョブアカデミーの特待生キャンペーンが入校の決め手になりました。これは利用したほうがいいと思います。

入学のひと足先に就職したのは、養護老人ホームだった。

千村さんカイゴジョブアカデミーは職場の紹介件数も多く、こちらの条件も考慮してくれ、4カ所目で決まりました。入職の手続きや面接の段取りしてくれて、とても満足しています。そのころは施設の種類もわからなかったので、家から近い施設に決めました。面接してからも「大丈夫ですか?」といろいろ気にかけてくれる施設でした。特養や保育園も併設している複合施設だったので、サポートも厚いかなと思いました。

何とかなった!「働きながら資格を取る」という選択

介護経験ゼロで、しかも受講前からの入職は「不安しかなかった」と千村さんは振り返るが、未経験の千村さんに対して、周りは優しく対応してくれた。

千村さん就職してから、スクールには週1で通っていました。

就職を決めたときから、働きながら受講することを会社側とも合意していたのですが、それでも「明日はスクールへ行くので出勤できません」と言うのには少し気を遣いましたね。それでも、職場の先輩たちはとても優しくて「今、授業ではどこまでやったの?」と進捗状況を確認してくれ、それに合わせて新しい仕事を与えてくれたのでスムーズに慣れていけました。

実家で訪問介護の様子を見ていた時、身体の大きい人を移乗する専門的な技術などに感服して、「私にできるだろうか?」と不安だった千村さんだが、スクールで専門知識を学んでどんどん現場で役立てた。

千村さん「これを学んで役立った」と思ったのは、「ボディメカニクス」ですね。骨や関節などの運動機能を学んで、介護する側の負担を軽くすることができるのですが、車椅子の移乗とかベッドに寝かせるときに役立ちました。

座学で勉強した認知症についての授業も目から鱗が落ちたようでした。認知症の人の心の中やどんなふうに見えているのかを学ぶと、突拍子もない発言をするのにもそれなりの理由があるとか、「ダメ!」と言ってはいけないとかが理解できました。

父親の介護に役立てたいと決めた入校だったが、残念ながら、千村さんが就職してまもなく、学ぶ前に他界した。

千村さん本当は勉強して父のケアをしてあげたかったんですけどね……。そのかわり母としっかり向き合ってあげようと思っています。

パート時代は「お客様と接する」という仕事が多かった千村さんの経験は、どうように介護の現場で活かされているだろうか? パート勤務からの転職を考えている人には気になるところだ。

千村さん今までは接客業といっても、カウンターやテーブル越しで人と接するのであくまでも「間接的」でした。介護は近い距離で触れたりする「直接的」なものなので戸惑いはありました。でも、ずっと人と会話をする仕事だったので、利用者さんとの会話も何かしら糸口はつかめて、話を繋げていくことはできますね。

想像とは違っていたこともあった。ひと言で「ケア」と言っても、単純なことではなかった。身体介助などの重労働を想像していたが、実際には利用者の精神的ケアが気になった。

千村さん介護の現場では、身体介助や食事介助がメインだと思い込んでいましたが、 養護老人ホームでは違いました。介護度が軽い方がメインの施設なので、身体介助よりも精神的に支えていく難しさを感じています。

入所前は一人で自由に暮らしてきたのに、いきなり共同生活をすることになって、戸惑いやストレスがあると思います。新しく入所した人が前からいる人たちにうまく馴染めるように、生活の質を落とさないで暮らせるように、精神的支えになってあげたいですね。

1年経って、利用者から嬉しい言葉をかけられるようになった。「精神的支えになってあげたい」という千村さんの思いは確実に伝わっている。

千村さん利用者さんと折り紙をしたり、工作をする時間が楽しいですね。午後の暇な時間に「やるよ~」と声をかけます。「今日は何をやってくれるの?」とか、「今日は誘ってくれなかったね」とか言われると、「あ、私のやっていることも根付いたのかな? 誘って良かったんだな」と、嬉しくなります。

機会があれば、ほかの部署も経験してみたい

昨年の秋から担当する利用者の人数が増え、社員としての責任は一層重くなった。

千村さん有難いことに、いろいろなケースの利用者をまんべんなく経験できるように、先輩が考えてくれました。ほぼ自立している人、車椅子で生活している人、軽い認知症の人……、全員のデータの洗い出しから始めたので、まだ手いっぱいです。でも、できないからこそ、やりがいもあります。

コロナ禍での介護職のスタートは、想定外の負担もあったのではないだろうか?

千村さんコンビニ夜勤時代は昼夜逆転していましたが、ようやく昼間起きて夜寝る人間らしい生活をしています。ただ、早番、中番、遅番、当直と、その都度出勤時間が変わるので、今でも慣れないですね。

新しい仕事に慣れるまで、いや慣れた後でも自分自身の悩みはあるものだ。そんなときはどうするのだろうか?

千村さん仕事中はどうしても「これどうしたらいいですか?」という質問が多くなり、プライベートなことを話したり聞いたりする時間はあまりありません。でも、「メンター制度」という制度があって、月1回、先輩社員が話を聞いてくれます。一番近い距離で働いている先輩にも言えないことを話せたり、「いまどんな感じ?」と様子を聞いてくれたり。こういう機会をもたせてもらっているのは有難いですね。

何歳からでも正社員になれるチャンスがあるのが介護の世界。「もうちょっと頑張ったら、自立できるレベルに上がるかなと期待している」という千村さん。今後の展望は?

千村さん今、デイサービスに興味があります。利用者が楽しそうに「行ってきま~す」と出かけ、「楽しかった~」と帰ってくるなんて、「一体どんなケアをしたら、こんなふうに楽しそうな顔になるの?」と知りたくなります。介護の形態は多岐にわたっているので、機会があればほかの部署も経験させてもらって、自分に合った部署が見つかればいいなと思っています。

構成、執筆:谷口のりこ


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この記事の監修者

藤井寿和


1978年 静岡県西伊豆生まれ。
18歳~24歳まで陸上自衛隊の救急隊員(衛生科)を経験し、 三宅島噴火に伴う災害派遣をきっかけに介護の仕事に転身。
医療法人で在宅医療に特化した介護を学び、介護施設の介護職員、生活相談員、管理者、事業部統括マネージャーに就任した後に、株式会社にて超都心型デイサービスの管理者を経験後、36歳で独立。
2015年に合同会社福祉クリエーションジャパンを設立。
介護福祉士現場コンサルタント、商品開発アドバイザー、講師業を経て、2017年、テレビ朝日の“スーパーJ チャンネル”にて自身への特集、密着取材が全国放映された経験から、介護業界の情報発信とスポットライトが当たる重要性に気づき、自主メディアの制作を志す。
介護専門誌のフリーペーパー発行人、編集長を歴任し、2021年9月にメディア事業へ注力する株式会社そーかいを設立し、代表取締役に就任、現在に至る。

・一般社団法人 日本アクティブコミュニティ協会 公認講師
・合同会社福祉クリエーションジャパン 代表
・株式会社そーかい 代表取締役
・ものがたりジャーナル 編集長
・NPO 16歳の仕事塾 社会人講師
・映画「ぬくもりの内側」プロモーションディレクター