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更新日:2022年6月9日

事務・接客業から長期的に働ける仕事を目指して介護職へ

金子 梓さん (36歳)

2020年9月 特別養護老人ホーム入社
2020年10月実務者研修受講/新宿校

目に飛び込んできたネット広告の「介護」という文字

働き方を変えたいと思うタイミングは人それぞれだ。若い頃は「やってみたい」という気持ちに従って、いろいろな仕事にチャレンジできる自由が大切に思えることもある。金子梓さんもそんな「やってみたい」を大事にしていろいろな仕事を経験してきたが、2年程前のあるとき、それまでとは少し違う心境で転職を考えていた。

金子さん「そろそろ転職かな」と思っていたものの、まだ具体的なイメージは持てていませんでした。

そんな中、たまたまネット広告に書かれていた「介護」という文字が目に飛び込んできたんです。当時はどんな施設があるかわからなかったし、「介護は大変そう」というイメージすらもっていましたが、なぜか自分の中で引っかかって。仕事の空き時間などにずっと介護に関する情報を調べているうちに、意外と面白そうだと思うようになりました。

ネット広告がきっかけだと振り返る金子さんだが、親戚や友人に介護職が多く、かねてから介護現場の話をよく聞いていた。

金子さん「利用者さんとコミュニケーションがとれて楽しいよ!」というプラス面の話もあれば、「罵声を浴びた」というマイナス面の話も聞いていました。そうは言っても自分の周りに高齢者はおらず介護の世界は身近ではなかったため、介護職に就くなんて考えもしなかったです。

ただ、以前から医療や福祉の世界には興味があって、医療事務の資格は取っていました。

そんな金子さんが介護の世界に引き込まれていったのは、偶然の顔をした必然だったのかもしれない。

金子さん介護に興味をもつようになってから、ヘルパーや介護職の人のブログや「介護現場のあるある」を描いた漫画を読んだりしましたが、けっこう面白くて。例えば、夜勤の見回りで、生存確認ができなくてティッシュを鼻の上に置いてみたとか……。そんなクスッと笑えるような話で、介護に対するイメージが少しずつ変わっていきました。

人とのコミュニケーションは「捉え方」だと思うので、「あ~あ」と思うようなことでも、「嫌だ」と思うか「面白いな」と思うか、捉え方で違ってきます。そう考えると、「介護も思ったより面白そう」と思えるようになりました。

「長期的に安定した仕事がしたい!」というビジョン

職歴を振り返ると、接客業が多かった金子さん。一番長かったのは書店の売り場担当で、ドラッグストアの薬剤師補助や、大型ホームセンターのレジ・事務などで働いてきた。どんな質問にもハキハキと答えてくれる金子さんは、そのコミュニケーション力でどこの職場でも優秀な活躍ぶりであっただろうとうかがえる。

金子さんパソコンにずっと向かっている事務系の仕事より、人と会って動いている仕事が好きなんです。これまではとくに長期的なビジョンがあったわけではなく、「本が好きだから本屋」「薬剤に興味があったから薬局」という選択をしてきました。
でも、年齢を重ねるにつれて、自分自身や親のこの先の人生どうなるんだろうと考えることが増え、「長期的に安定した仕事がしたい!」というビジョンをもつようになったんです。今からまたお店に立って飲食業というのも違うし……と思った矢先、介護と出会いました。

介護は調べれば調べるほどニーズがありましたし、介護に関するいろいろな資格があることも初めて知って、30代からでもどんどんステップアップして長く働ける仕事だと思いました。

介護業界のことを調べていくと、必ず「資格」というワードを目にする。そして迷うのが、「就職が先か、資格取得が先か?」という選択だ。これまでの卒業生インタビューでもこの選択は意見の分かれるところだが、金子さんは「資格よりも仕事を探すのが先!」とハッキリしていた。

金子さん介護の仕事は未経験でもできることがわかったので「そもそも資格っているのかな?」と思いましたし、そもそも、どんな仕事でもやってみないとわかりませんよね。資格を先に取ったものの、現場で働いてみたら「自分に合ってないな……」ということもあり得ます。先に現場で働いて、介護がどういうものか知ることから始めるべきだと思ったんです。

そんな金子さんは、まず仕事探しからスタート。いくつかの転職サイトに登録してみて、その中で担当者の対応が気に入ったカイゴジョブアカデミーを選んだ。

金子さんグイグイ押してくる人って、私はちょっと信じられなくて……。その点、カイゴジョブアカデミーの担当者は、マメに連絡はくれるけど押しつけがましくなくて。私の話をよく聞いてくれた上で、「こういうのはどうですか?」と提案してくれました。そのペースが自分には合っていました。

選んだ就職先は特別養護老人ホーム。母体がしっかりしていて、教育体制も確立していた。もう一つ紹介された病院の看護助手は「思っているビジョンと違った」という。

金子さん私は仕事とプライベートを分けたいほうなので、できるだけ残業がなくて、福利厚生がしっかりしている勤務先が希望でした。働き方改革も進んでいますけど、それをちゃんと守ってくれる勤務先かどうかを重視しました。

勉強するほど興味が増す介護の世界

介護の経験がなかった金子さんにとって、介護度の高い利用者が多い特別養護老人ホームの仕事に不安はなかったのだろうか?

金子さんもちろん、最初は戸惑いました。「やってみて」と先輩から言われても、「え? 経験のない私がやっていいの?」と。でも、例えば食事の介助も人によって食べたいタイミングも違いますが、それはよく観察すればわかることでした。実際に働いてみると思ったより大変だったものの、それでも「まずは働いてみる」は正解でした。

いろいろな仕事の経験、特に接客業の経験はコミュニケーション力を鍛えられる。高齢者とのやりとりは、言葉だけに頼らないコミュニケーション力も求められるが、金子さんはその対応力や観察力も身に付けていた。

金子さん接客業ではお客様から暴言を浴びることもあるので、いちいち傷つきませんし、理不尽なクレームも処理してきたので大丈夫です。大事なのは、まず相手の表情や反応を良く見ることですね。薬局で働いたこともあるので薬の知識もありますし、そういったこれまでの経験が活かされているなと感じます。

就職後すぐにカイゴジョブアカデミーで実務者研修の資格を取得した。介護職員初任者研修ではなく実務者研修を受講したのは、「実務者研修の受講だと代休が取れる環境だったから」という理由。実務者研修まで取得するのは転職のときに決めていた。

金子さん資格勉強は面白かったですよ。テキストもいっぱい送られてきて、働きながら何となくやってきたことも「こういうことだったんだ!」と確認していく感じ。学んだ知識は現場でも活かされます。例えば、食事量が落ちたとき、「高齢だからしょうがないか」「病気のせいでしょう」で終わってしまうところを、「座り方かもしれない」「食器を変えてみたら?」「食事の形態を変えてみたら?」とか、いろいろな見方ができるようになりました。

勉強すればするほど、介護の世界に興味が増しましたね。

2020年9月から介護職に就き、実務者研修も取得した金子さん。介護職への理解が深まり、ビジョンはさらに明確になってきた。

金子さん働きながら何となくやっていることをちゃんとした知識にするためにも、介護福祉士まで取ったほうがいいと思っています。現在の施設での勤務には満足していますが、将来のどんな変化にも対応していけるように、さらなる資格を取り経験を積んで自分の基盤を固めたいですね。ケアマネを取得するかどうかは、もう少しあとになってから考えます。

最後に金子さんが語ってくれたのは、「大変だろう」と思っていた特養での勤務のなか、日々感じるようになってきたやりがいと喜びだった。

金子さん特養では入居者の方と過ごす時間が長く、まさに寝食を共にしているようです。最初は身内以外のおじいちゃん、おばあちゃんにどう接していいのかもわからなかったですが、毎日お世話をしていると、皆さん、私がお部屋に行くとニコニコして嬉しそうに手を伸ばしてくれます。それが嬉しいです。

介護は大変なだけの世界ではなく、いろいろな人とコミュニケーションがとれて、日々楽しく、面白い世界です。若い人も介護業界をもっと気軽に捉えて、どんどん入って来てもらえたらなと思います。

構成、執筆:谷口のりこ


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この記事の監修者

藤井寿和


1978年 静岡県西伊豆生まれ。
18歳~24歳まで陸上自衛隊の救急隊員(衛生科)を経験し、 三宅島噴火に伴う災害派遣をきっかけに介護の仕事に転身。
医療法人で在宅医療に特化した介護を学び、介護施設の介護職員、生活相談員、管理者、事業部統括マネージャーに就任した後に、株式会社にて超都心型デイサービスの管理者を経験後、36歳で独立。
2015年に合同会社福祉クリエーションジャパンを設立。
介護福祉士現場コンサルタント、商品開発アドバイザー、講師業を経て、2017年、テレビ朝日の“スーパーJ チャンネル”にて自身への特集、密着取材が全国放映された経験から、介護業界の情報発信とスポットライトが当たる重要性に気づき、自主メディアの制作を志す。
介護専門誌のフリーペーパー発行人、編集長を歴任し、2021年9月にメディア事業へ注力する株式会社そーかいを設立し、代表取締役に就任、現在に至る。

・一般社団法人 日本アクティブコミュニティ協会 公認講師
・合同会社福祉クリエーションジャパン 代表
・株式会社そーかい 代表取締役
・ものがたりジャーナル 編集長
・NPO 16歳の仕事塾 社会人講師
・映画「ぬくもりの内側」プロモーションディレクター