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「資格だけ」のつもりが、就職サポート担当者の助言で介護職へ!将来の家業承継を見据える、19歳の青年の決心

更新日:2023年5月25日

初任者研修から踏み出した一歩

「みんなの介護転職ストーリー」、今回の主役は永嶋達也さんです。まだ19歳の永嶋さん、実はご両親が介護タクシー会社を経営されていて、将来その会社を継ぐことを視野に初任者研修を受講されました。大いに納得できる理由ですが、永嶋さんにインタビューしてみると、カイゴジョブアカデミーのキャリアアドバイザーとの会話によって、さらに可能性が広がる就職をしたことがわかりました。

永嶋 達也さん(19歳)

2023年1~2月 初任者研修(短期コース)/大宮校
2023年4月 介護老人保健施設 就職

記事の監修者:藤井寿和(介護福祉士)

警察官になる夢をあきらめて、介護業界へ


藤井:永嶋さんはまだ19歳ととてもお若いですね!まずは職歴というより、これまで打ち込んできたことなどを聞かせてください。

永嶋さん: 小学校6年間はサッカーをやっていましたが、中学では姉の活躍する姿にあこがれ、マーチングバンド部に入りました。高校でもマーチングバンドを続けたくて、音楽コースのある茨城県の高校に寮生として入学しました。高校ではマーチングバンドのなかでも「カラーガード」という旗や手具を持って、視覚的効果やストーリーを演出する役割でした。そんな高校生活を送って、卒業後の職業として警察官を目指すようになりました。

藤井:警察官! ああ、音楽隊がありますね!

永嶋さん: はい、それに寮生活を送っていたので集団生活には自信があるし、運動も好きで、収入も安定している公務員であるという点で、警察官を希望しました。高校在学中に警察学校の試験を受けましたが、2次試験で落ちまして……。「よしっ、あと1年、バイトしながら勉強しよう」と再チャレンジすることにしました。ところが、1年に前期、後期と2回チャンスがあるのですが、いずれも2次試験で不合格になり、警察官はあきらめました。2次試験の面接や作文は、試験対策もなかなか難しいんですよね。

藤井:それは残念でしたね。アルバイトは何をされていたのですか?

永嶋さん: 飲食店です。試験を受けるまでの短期間でしたが。


藤井:警察官をあきらめたとき、介護職が選択肢に出てきたきっかけはなんでしたか?

永嶋さん: 両親が介護タクシーの会社を経営しているので、将来はその会社を継ぐことも視野に入れての介護職です。

藤井:そうだったのですね。介護職になる人の中には、先に資格を取る人と、先に就職する人に分かれるのですが、永嶋さんはどちらを先に考えていましたか?

永嶋さん: 親の会社を継ぐにしても、まずは資格だけは取っておこうという気持ちでしたし、受講開始時は自分が介護職として働くことを決めていたわけではなく、取得後は親の会社に入ればいいと思っていたので、初任者研修の取得が目的でした。

藤井:なるほど。転職する手段としてカイゴジョブアカデミーを選んだきっかけはなんでしたか?

永嶋さん: 実は姉も同時期に別のスクールで初任者研修を受講していたのですが、母が「カイゴジョブアカデミーがいいんじゃない」と勧めてくれました。なので、実は自分から探したわけではないんです。

藤井:それまで介護に対してどんなイメージをもっていましたか?

永嶋さん: 昔から介護がどういう仕事かは両親から聞いていました。とくに排泄介助が一番大変だと聞いていたので、現場で働き出してからも特に大変と感じることはなく、ギャップもありませんでした。


家業ではなく、幅広く学べる老健へ就職

藤井:カイゴジョブアカデミーの初任者研修講座を実際に受講してみて、いかがでしたか?

永嶋さん: ぼくのクラスは16名ほどでしたが、仲の良いクラスでした。1回だけ振替で他のクラスで受講しましたが、比べてみると明らかに賑やか! 僕より年上の人がほとんどでしたが、年齢を越えて話ができました。ぼくがLINEグループを作って、みんなでわからない問題があったらそこで聞き合ったりして、「みんなで頑張っている」という連帯感がありました。同期の絆が強くて、とても心強かったですね。

藤井:永嶋さんがLINEグループを作ったから、さらにクラスの皆さんの絆が深まるきっかけになったのですね。授業の内容についてはいかがでしたか?

永嶋さん: 利用者さんを起こす動作やオムツの替え方、移乗のやり方などが現場でかなり役立っています。

藤井:授業を受けていくなかで、「これから介護の仕事をがんばろう!」と気持ちが高まるような講師の言葉などはありましたか?

永嶋さん: ある男性の先生の話が面白く、魅了されましたね。「自分はコミュニケーション能力はないけど、コミュニケーション技術はある」とか、「介護にはいろいろな種類があって、お給料は低いとよく言われるけど、実際にはそんなことはない」など、印象的な話をたくさんしてくれて、「介護って幅広いんだな」と気付くことができました。その先生が「君は音楽と介護を合わせてこんなことができるんじゃない?」とか提案もしてくれて、「経営するなら、いろんなことを試してみたい!」と夢が広がりました。


藤井:職場探しについては、どんなふうに選んでいきましたか?

永嶋さん: 就職についてはカイゴジョブアカデミーのキャリアアドバイザーさんに本当にお世話になりました。実は、両親の会社に就職すればそれでいい、と思っていたのですが、キャリアアドバイザーさんが教室まで来てくれて、熱心に今後について話をしてくれたんです。そのときは、「話を聞くだけならタダだから損はない。時間がないわけじゃないし」という感じでしたが、その方はお話が上手で人柄も良くて、どんどん話に引き込まれてしまって、初対面なのにあっさり心を許してしまいました(笑)。その後、私のために一生懸命に就職先を探してくれて、あまりの親切さに、あとで何か変な要求でもされるのではないかと疑うぐらい(笑)、本当に親身になってくれました。

藤井:キャリアアドバイザーと話して、ご両親の会社ではなく、ほかの会社に就職することが選択肢に入ったわけですね?

永嶋さん: そうなんです。いくつかの職場を紹介してもらって、両親に相談したりもしました。最終的に就職を決めた老健(介護老人保健施設)は、お医者さん、看護師さん、リハビリをする専門職の方などとグループを組んで仕事をしていくので、広く知識が得られるのではないかと考えました。介護タクシーは様々な状態の方のお世話をするので、幅広い知識が必要ですから。両親も「外の会社で修業するのも勉強になっていい」と言ってくれました。

藤井:就職される前に、何か不安を感じることはありましたか?

永嶋さん: 不安はあまりなかったです。就職できてワクワクのほうが大きかったです。

音楽やマーチングを介護に取り入れたい!


藤井:入社して2週間目ということですが、お仕事のほうはどうですか?

永嶋さん: まだ入社したてでわからないことだらけですが、率直に現場の人手不足は感じますね。うちの施設ではワンフロア40人を2つのグループに分けていて、その1つの20人を2人体制で担当しており、ぼくはいま3人目として学ばせてもらっています。いろいろ大変そうですが、利用者さんと会話するのも楽しいですし、少しずつ楽しいことを見出そうとしています。

藤井:永嶋さんのような若い方にどんどん介護の魅力を知ってもらって、介護業界の働き手を増やしていきたいものです。今後、挑戦していきたいことなどありますか?

永嶋さん: 今のところ、具体的なイメージはありませんけど、音楽やマーチングをやってきたので、利用者さんや職場のみんなに知ってもらいたいですね。マーチングはまだまだマイナーなので広めたいです。マーチングは楽器演奏だけでなく、曲に合った表現で体を動かしたり、目で楽しんだりできるので介護現場のレクリエーションとしても取り入れられそうです。

藤井:それは永嶋さんのマーチング経験が活かせますね!

永嶋さん: これからもいろいろなことに挑戦していきたいと思います。今回の就職については、カイゴジョブアカデミーのサポートのおかげです。担当してくれたキャリアアドバイザーさんはいつもぼくに寄り添ってくれ、本当に一生懸命やってくれて感謝しかないです!

担当キャリアアドバイザーからのコメント

一見すると流行に乗った若者、ただ、お話をする中で自分の『夢』をはっきりと言語化でき、そのためならば『厳しい環境でも努力していきたい』という強い意志がある方だと感じました。
実際にご転職活動を進めていくと、『自分はどんな形で介護職に携わっていきたいのか』や『身に着けたスキルを将来どのように活かせるのか』を深くお考えの様子で、ご相談を重ねていく中で、リハビリを通じて生活を豊かにするためのサポートができる「介護老人保健施設」で働くことをご選択されました。
永嶋様の長所を生かして、なりたい自分に近づける環境で、ご自身も成長をしつつ、ご利用者様の笑顔を守れる介護士としてご活躍いただきたいと思っています。

担当キャリアアドバイザー:都築拓己

インタビューを終えて

19歳の永嶋さんはきっと誰からも好かれるだろう好青年で、周囲の人のアドバイスに素直に耳を傾けることで、新しい可能性に出会っていきました。「資格を取るだけ」のつもりが、カイゴジョブアカデミーのキャリアアドバイザーと出会い、心を開いて相談していくなかで、当初は念頭になかった老健へ就職。それをとても感謝してくれ、こちらのほうこそ嬉しくなりました。将来、きっといい経営者になって、介護業界を活気づけてくれることでしょう。

構成、執筆:谷口のりこ


「みんなの介護転職ストーリー」でご紹介している方々は、無資格・未経験から介護業界に挑戦したカイゴジョブアカデミーの卒業生です。皆さんが活用された「特待生キャンペーン」なら、自己負担なしで「介護職員初任者研修」の資格を取得でき、さらに介護職専門のキャリアアドバイザーによる就職先の紹介も受けられます。資格が1つあるだけで、給与や待遇がアップし、就職・転職時にも大変有利です。下記リンクからそれぞれ詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

>>自己負担なしで介護職員初任者研修を取得できる!「特待生キャンペーン」についてもっと見る

>>介護の最初の資格といえばコレ!「介護職員初任者研修」についてもっと見る

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この記事の監修者

藤井寿和


1978年 静岡県西伊豆生まれ。
18歳~24歳まで陸上自衛隊の救急隊員(衛生科)を経験し、 三宅島噴火に伴う災害派遣をきっかけに介護の仕事に転身。
医療法人で在宅医療に特化した介護を学び、介護施設の介護職員、生活相談員、管理者、事業部統括マネージャーに就任した後に、株式会社にて超都心型デイサービスの管理者を経験後、36歳で独立。
2015年に合同会社福祉クリエーションジャパンを設立。
介護福祉士現場コンサルタント、商品開発アドバイザー、講師業を経て、2017年、テレビ朝日の“スーパーJ チャンネル”にて自身への特集、密着取材が全国放映された経験から、介護業界の情報発信とスポットライトが当たる重要性に気づき、自主メディアの制作を志す。
介護専門誌のフリーペーパー発行人、編集長を歴任し、2021年9月にメディア事業へ注力する株式会社そーかいを設立し、代表取締役に就任、現在に至る。

・一般社団法人 日本アクティブコミュニティ協会 公認講師
・合同会社福祉クリエーションジャパン 代表
・株式会社そーかい 代表取締役
・ものがたりジャーナル 編集長
・NPO 16歳の仕事塾 社会人講師
・映画「ぬくもりの内側」プロモーションディレクター

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