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一流ホテルでコンシェルジュを経験後、介護職にチャレンジした20代女性が思う、「介護ならでは」のやりがい

更新日:2023年1月24日

注目ポイント:サービス業の経験は介護に活きる!

今回インタビューを実施した福原さんは、サービス付き高齢者住宅と呼ばれる介護施設で働く介護職です。もともとは、都内にある一流ホテルで勤務されていました。5年間の勤務期間に、客室係からロビーに立つコンシェルジュへ。宿泊客の約7割が海外からのお客様で、高度なビジネス英語を駆使して業務をこなす日々でしたが、2022年より介護職としての仕事をスタート。
本記事は、介護職を選んだ背景や前職の経験を活かせる部分、そして新しく感じたことなどを伺ったインタビューです。ぜひこれから介護職を検討する際の参考にしてください。

この記事を監修した介護福祉士:藤井寿和
藤井寿和

コロナで揺らいだホテル業の存在意義

 ホテル勤務時代  
ホテル勤務時代

藤井:福原さんは、一流ホテルのコンシェルジュとして勤務されていたのですよね。そして現在は介護職としてご活躍されています。中高時代から目指してきたホテルの仕事を辞めようと思ったのはどうしてですか?

福原さん:コロナがきっかけですね。ロックダウンで海外からの宿泊客が激減して、コンシェルジュという仕事の存在意義が途絶えてしまいました。コンシェルジュは宿泊客の相談・要望に応えたり案内をしたりする仕事です。日本人はわからないことがあっても自分で調べられる場合が多いため、コンシェルジュを利用するのはほとんど外国人の方なんです。

藤井:ということは、コロナがなかったらホテルの仕事は続けていたでしょうか?

福原さん:そうですね、もうしばらくは続けていたかもしれません。ですが、遅かれ早かれ、「この仕事でいいのだろうか」と迷ったと思います。私は人と関わる仕事が好きですが、ホテルでの関わりはお客様の宿泊中だけ。自分がやりたいのは、もっと身近に、誰かに寄り添える仕事だと思うようになりました。

藤井:なるほど。転職しようと考えられてから、すぐに介護が思い浮かびましたか?

福原さん:いいえ。まずは「転職しよう!」と転職サイトにいくつか登録してみました。でも、いろいろな職種がありすぎて、一体自分には何が向いているのかわからず…。ホテルの仕事しか考えたことがなかったので、他の仕事の知識がなかったのです。このとき、唯一思い浮かんだのが「介護」でした。

藤井:「介護」が思い浮かんだのは、何か介護に関わる経験があったからなのでしょうか?

福原さん:はい。3年前、同居の祖母の介護が必要になったときに、ケアマネさんが在宅介護の手配や福祉用具の設置を迅速にしてくださったおかげで、祖母の最期を看取れました。それが家族にとって大切な時間だったので、「こういう仕事もあるのだ」と肌で有難みを感じました。それまでは、介護の仕事に対して、どこか「お手伝いさん」のようなイメージをもっていましたが、祖母の在宅介護を助けてもらえたことで、ネガティブなイメージが払拭されましたね。

藤井:その経験が介護職を選んだきっかけになったのですね。

福原さん:もちろん、介護という仕事の将来性も考えました。これからますます高齢社会になっていくので、介護の仕事はなくならないですよね。コロナで存在意義が揺らいだホテルの仕事よりも将来性を感じました。

藤井:介護の仕事への転職を決めてからは、どういう行動をされましたか?

福原さん:「介護の求人ってどんな仕事があるの?」と疑問に思い、介護について検索しました。そこで最初に出てきたのがカイゴジョブアカデミーでした。ホテル業のときも当たり前のように専門学校へ行きましたから、介護についても「基礎知識を学んで身に付けてから就職」という流れが私にとっては自然でした。

藤井:介護の資格については、前から知っていたのですか?

福原さん:まったく知りませんでした。カイゴジョブアカデミーのサイトで見たり、担当者から話を聞いたりして、初任者研修という資格があることや、その資格がないと働けない施設もあることを知りました。実務者研修や介護福祉士、将来的にはケアマネージャーになれる可能性があることは魅力的でした。

観察眼を活かして、きめ細かいサービスを

藤井:カイゴジョブアカデミーでの授業はいかがでしたか?

福原さん:受講している期間はちょうど人との交流を避けなくてはいけない時期だったので、あまり受講生同士の交流はできなかったのですが、実技の時にはいろいろお話できました。授業は実技が楽しかったです。

藤井:具体的にはどんな実技が印象に残っていますか?

福原さん:オムツの巻き方とかベッドメイキングですね。私はホテルの客室課でベッドメイキングをしていたので、介護ベッドのベッドメイキングとの違いが新鮮な気付きでした。フラットシーツをピーンと張るのではなく、利用者様の身体の状態によってベッドメイキングも工夫するとか、「こんなにも違うんだ!」と。

藤井:授業を受けて、介護に対するイメージの変化などありましたか?

福原さん:ホテルも介護もその人の気持ちになってみることは大切ですが、「認知症の人もその人の独特の世界観をもっている。だから、その世界にお邪魔するという感覚で接する」という先生の言葉がしっくり来ましたね。どういうきっかけでこういう行動をするのかなと、より知ろうと思うようになりました。その感覚は勉強するなかで身に付いたと思います。

  藤井:実際に仕事をしてみて、働く前にもっと学んでおきたかったことはありますか?

福原さん:福祉器具の名称や業界用語はもっと学んでおきたかったですね。介護職やケアマネと話すときに、用語を知らなくて話についていけないことがありました。

藤井:受講終了の翌日から「サービス付き高齢者住宅」*(以下、サ高住)に勤務されたとのことですが、サ高住を選んだ理由は何かあるのですか?

*「サービス付き高齢者住宅」:「高齢者の居住の安定確保に関する法律(高齢者住まい法)」に定められる基準を満たした賃貸住宅のこと。訪問介護やデイサービスなどの介護事業所が併設されていることが多く、そこで介護職として働くケースがあります。

福原さん:カイゴジョブアカデミーに紹介してもらって面接したのは、「特別養護老人ホーム」(以下、特養)とサ高住の2種類でした。介護度が高い特養より、比較的介護度が低いサ高住から段階的に経験したほうがいいという印象をもっていました。

藤井:そうですね。ホテルでの経験もどちらかというとサ高住のほうが活かせるかもしれませんね。

福原さん:はい、自分の経験や強みが活かせるのもサ高住かなと思いました。ホテルでのお客様対応の経験から、利用者様との適度な距離の保ち方は得意です。「○○さん、おはようございます」としっかり名前を呼んで挨拶をするとか、目線を合わせてお話するとか。赤ちゃん言葉を使わないで敬語を使うことも気を付けています。誰であっても人生の先輩なので、そういうところは強く意識しています。

 現職での様子  
現職での様子

藤井:前の仕事と比べて、今の介護の仕事がいいなと思うのはどんな時ですか?

福原さん:利用者様から感謝してもらえるのを肌で感じるときです。サービスがよりその人の生活や心身に直結していて、自分の介護で良い変化が現れたり、自分の観察や提案で事故や悪化を未然に防げたりした時などにやりがいを感じます。

藤井:具体的なエピソードはありますか?

福原さん:利用者様のなかに、昼夜逆転して夜中も食堂に来ていた方があまり来なくなったことがありました。だんだん歩行のスピードも遅くなったと感じて、失禁も多かったので、今後オムツ交換の介助が必要だと提案しました。その援助が入ったことで、またその方が食堂までスムーズに来られるようになりました。細かい観察とちょっとした気遣いで、その方にもともと残っていた能力を活かすことができました。

藤井:そういうきめ細かい観察は、もともとの性格なのか、ホテルの経験があったからでしょうか?

福原さん:もともと人間観察は好きなほうです。「髪切ったね」とか人の変化によく気が付くのですが、介護現場ではより身体全体や変化を観察するようになりました。

自分のステップアップが目に見える!

藤井:介護現場で約10か月働いてみて、大変なことはありますか?

福原さん:基本的に介護プランに基づいた援助しかできないので、その時にやってあげたいことがあってもケアプランに反してしまうとできないこともあります。ケアマネさんと相談しながら手順を踏まないと動けないので、日々葛藤はあります。

藤井:前職と比べて、介護の仕事の良いところは何でしょう?

福原さん:ほかのサービス業と比べて、サービスがその人の生活に直結しているので、「喜んでもらえていることがその場で実感できるところ」ですね。自分の介助でその人の生活の質が向上して、「変化が目に見える」のもこの業界ならではの良かったと思えるポイントです。「介護=施設」というイメージがありましたが、その人がもともとの生活を続けられるように支えることも介護だと思うようになりました。

 ご利用者さまと  
ご利用者さまと

藤井:今後のキャリアアップについては、どのようにお考えですか?

福原さん:介護福祉士を取りたいです! 実務者研修は取りましたが、介護福祉士の受験のためには3年の実務経験が必要ですので、それまでに薬の知識を身に付けたいです。

  藤井:目標が明確ですね!

福原さん:介護職は資格も大切です。その資格を一個ずつ取得して、自分のレベルアップが目に見えるところが、自分の性格に合っているかなと思っています。さきほど、「介護には将来性がある」と言いましたが、私は2つの「将来性」を感じていて、1つは「業界としての将来性」、もう一つは段階的に資格を取っていける「自分にとっての将来性」です。自分が「飽きない」というのも介護業界の魅力だと思います。

インタビューを終えて

介護の資格について何も知らなかったという福原さんは、カイゴジョブアカデミーのサイトで情報を得たり、担当者から話を聞いて、初任者研修、実務者研修、介護福祉士とステップアップしていける道があることを知りました。さらに、働きながら資格が取得できることも。目標がやる気が沸き起こるタイプの福原さんにはピッタリの世界だったようです。「サービス対象者の変化」「自分のレベルアップ」など、「目に見える」ということが原動力になるタイプの人には、介護業界は将来性のある〝飽きない業界〟と言えますね。資格を最初の目標としてチャレンジする人が増えると良いなと思いました。

構成、執筆:谷口のりこ


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この記事の監修者

藤井寿和


1978年 静岡県西伊豆生まれ。
18歳~24歳まで陸上自衛隊の救急隊員(衛生科)を経験し、 三宅島噴火に伴う災害派遣をきっかけに介護の仕事に転身。
医療法人で在宅医療に特化した介護を学び、介護施設の介護職員、生活相談員、管理者、事業部統括マネージャーに就任した後に、株式会社にて超都心型デイサービスの管理者を経験後、36歳で独立。
2015年に合同会社福祉クリエーションジャパンを設立。
介護福祉士現場コンサルタント、商品開発アドバイザー、講師業を経て、2017年、テレビ朝日の“スーパーJ チャンネル”にて自身への特集、密着取材が全国放映された経験から、介護業界の情報発信とスポットライトが当たる重要性に気づき、自主メディアの制作を志す。
介護専門誌のフリーペーパー発行人、編集長を歴任し、2021年9月にメディア事業へ注力する株式会社そーかいを設立し、代表取締役に就任、現在に至る。

・一般社団法人 日本アクティブコミュニティ協会 公認講師
・合同会社福祉クリエーションジャパン 代表
・株式会社そーかい 代表取締役
・ものがたりジャーナル 編集長
・NPO 16歳の仕事塾 社会人講師
・映画「ぬくもりの内側」プロモーションディレクター