介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)とは?取得方法や費用など
介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)は、介護業界への就職やキャリアアップの第一歩となる重要な資格です。
この記事では、2026年最新の情報を踏まえ、初任者研修とはそもそも何か、費用や期間、難易度、具体的なカリキュラム内容まで詳しく解説します。「未経験の自分でもついていけるのか」「働きながらでも取得できるのか」といった不安をお持ちの方も、ぜひ参考にしてください。
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※都道府県によって価格が異なります
目次
介護職員初任者研修とはどんな資格?(30秒でわかる概要)
介護職員初任者研修とは、介護未経験者が最初に取るべき入門資格です。
介護職として働く上で土台となる「基本」的な「知識」と「技術」を習得するための資格であり、無資格からでも介護業界への就職・転職を有利に進める第一歩となります。
| 対象者 | 学歴・年齢・資格不問 (未経験から受講可能) |
|---|---|
| 受講期間の目安 | 約1.5〜4ヶ月 (短期集中コースで1.5ヶ月で取得可能) |
| 費用相場 | 5万円〜10万円程度 |
| 試験の有無 | あり (全130時間のカリキュラム修了後に筆記試験を実施) |
まずは基礎知識を身につけ、自信を持って現場に出るためのスタートラインとなる資格と考えてください。
旧ホームヘルパー2級との違い(旧資格との違いを知りたい方へ)
現在「ホームヘルパー2級」という資格は廃止されており、2013年4月の法改正によって「介護職員初任者研修」へと移行・名称変更されています。
基本的な位置づけは同じですが、より実践的で質の高い介護人材を育成するため、カリキュラム内容に以下のような違いがあります。
- 学習範囲の拡大: 在宅ケア中心の学習から、在宅・施設ケアなど介護分野全般の学習へと変更されました。
- 新項目の追加: 「医療との連携」や「認知症の理解」といった、現代の介護現場で必須となる項目が新設されました。
- 実習から実技演習へ: 施設での30時間の実習がなくなり、スクール内での介護実技演習の時間が約90時間に増加しました。
- 修了試験の義務化: 全課程の修了時に、学習内容の理解度を確認する筆記試験(修了試験)が追加されました。
介護福祉士実務者研修との違い
介護業界の資格には、初任者研修の上位資格にあたる「実務者研修」があります。
実務者研修は、国家資格である「介護福祉士」を受験するために必須となる資格であり、学習内容もより高度かつ専門的になります。
以下に、初任者研修と実務者研修の主な違いをまとめました。
| 比較項目 | 介護職員初任者研修 | 介護福祉士実務者研修 |
|---|---|---|
| 受講時間 (無資格から) |
130時間 (9科目) |
450時間 (20科目) |
| 費用の相場 | 5万円〜10万円 | 10万円〜15万円 |
| 介護福祉士の受験資格 | ならない | 必須条件 |
| サービス提供責任者 (サ責) |
資格要件を満たさない | 資格要件を満たす |
例えば、訪問介護事業所で計画作成などを行う「サービス提供責任者」になるには、実務者研修以上の資格が必要です。
初任者研修はあくまで基礎を学ぶ入門編であり、実務者研修はキャリアアップを目指すための本格的なステップアップ資格と言えます。
初任者研修を受ける人の年齢は?どの年代が多い?
「今から受講するのは年齢的に遅いのでは…」など不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
結論から言うと、初任者研修は10代から60代以上まで、男女問わず非常に幅広い層の方が受講しています。
カイゴジョブアカデミーの昨年度のお問い合わせ実績データを見ると、特に40代〜50代の受講者が多く、セカンドキャリアや家族介護をきっかけに学び始める方が多いことがわかります。
| 年齢 | 割合 |
|---|---|
| 〜20代 | 14.2% |
| 30代 | 11.8% |
| 40代 | 21.4% |
| 50代 | 42.9% |
| 60代〜 | 9.7% |
※2025年4月~2026年3月にカイゴジョブアカデミーの初任者研修にお問い合わせいただいた方の年代構成
このように、年齢層の偏りは少なく、異業種からの転職希望者や、子育てが落ち着いた主婦(夫)の方など、バックグラウンドも様々です。
同じ目標を持った多様な仲間と交流できる点も、通学授業の大きな魅力となっています。
初任者研修のカリキュラム内容と修了試験の難易度
初任者研修は、厚生労働省の規定により全130時間(9科目)のカリキュラムを受講し、最後に修了試験に合格することで取得できる資格です。
学習内容は、介護保険制度の仕組みや高齢者の心理といった「座学」から、ベッドメイキング、車椅子への移乗、入浴・排泄介助などの「実技演習」まで多岐にわたります。
未経験者が現場に出た際に「何をどうすればいいのか分からない」と困らないための、超実践的な内容となっています。
全130時間のカリキュラム(通信+通学で働きながら取れる)
「130時間も勉強する時間を確保できるか不安」という方もご安心ください。
現在の仕事を続けながらでも取得しやすい「通信+通学講座」という受講スタイルが一般的です。
このスタイルでは、全130時間のうち最大40.5時間を自宅での通信学習(テキストを用いた課題学習)で進めることができます。通学(スクーリング)の回数は15回前後に抑えられるため、週1〜2回の通学ペースであれば約4ヶ月程度で修了可能です。
- 最短で取得したい場合: 週3〜4回ペースの短期集中コースを選べば、最短約1.5ヶ月での取得も目指せます。
- 働きながら取得したい場合: 平日の夜間コースや土日のみのコースを活用することで、ライフスタイルに無理なく学習を組み込めます。
修了試験の難易度と合格へのポイント
130時間のカリキュラムを全て終えると、1時間程度の「修了試験(筆記試験)」が行われます。試験と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、初任者研修の試験は「落とすためのものではなく、学んだ基礎を振り返り定着させるための試験」です。
合格率はほぼ100%と言われており、万が一不合格になっても再試験が可能です(カイゴジョブアカデミーでは再試験も無料で実施しています)。
日々の授業に真剣に取り組み、講義中に講師が「ここは重要です」と強調したポイントや、テキストの太字部分をしっかり復習していれば、決して難易度は高くありません。
当校では、現場経験が豊富な講師陣が、試験の合格だけでなく「現場で本当に役立つ知識」をお伝えしています。
- 三輪先生(講師歴23年):介護現場経験17年以上×講師歴23年以上のベテランの先生です。
ご自身の経験からより現場で役に立つ介護の技術・知識を学べます。 - 勝野先生(講師歴8年):家族介護がきっかけで介護の道へ。同じきっかけで初任者研修を受講される方への理解も深く、9年以上の訪問介護、8年以上の講師歴の経験から、介護現場で役立つ基本を押さえた講義が魅力です!
未経験から合格!受講生が介護職へ転職したリアルな声
「未経験の自分でも、本当に資格を取って現場で活躍できるのだろうか…」
そんな疑問にお答えするため、カイゴジョブアカデミーで初任者研修を受講し、全くの異業種から介護業界への転職を成功させた卒業生のリアルな声をご紹介します。
「10年間飲食業で働いていましたが、将来の安定を考えて医療・福祉業界へ目を向けました。初任者研修の授業では、オムツ交換や車椅子の操作など、実践的な技術をイチから丁寧に学べたのが大きかったです。現在はデイサービスに就職し、飲食業で培った接客やコミュニケーション力を活かして、利用者様と楽しく関わっています。」
「ずっと事務や販売の仕事をしてきましたが、『手に職をつけて長く働きたい』と一念発起し、初任者研修を受講しました。最初は不安だらけでしたが、先生方の現場でのリアルな失敗談や成功体験がとても面白く、前向きに学ぶことができました。現在は特別養護老人ホーム
(特養)で、やりがいを持ってご入居者様の生活サポートを行っています。」
このように異業種での経験やスキルは、介護の現場でも大きな武器になります。
入門資格である初任者研修を通じて確かな基礎を身につけることで、未経験からでも自信を持ってスタートを切ることができます。
初任者研修の費用相場と安く(無料で)取得する方法
初任者研修を受講するための費用相場は、一般的に5万円〜10万円程度です。スクールや受講する地域、コース(通信+通学か、完全通学か)によって料金は異なります。
カイゴジョブアカデミーの初任者研修は、約3~4万円前後で取得可能です。
費用を抑える一般的な方法として、ハローワークの「教育訓練給付制度」や自治体の補助金を活用する方法があります。
たとえば、教育訓練給付制度の対象者であれば、受講費用の20%(最大10万円)が支給されるため、負担を減らすことが可能です。
また、関連記事で受講料を無料にする方法も紹介しています。
「これから介護職として働きたい・転職したい」とお考えの方は、おすすめなのが、カイゴジョブアカデミーの「介護職デビューキャンペーン」を利用する方法です。
【介護職デビューキャンペーンのご紹介】このキャンペーンは、これから介護業界で働きたい・キャリアアップしたいと考えている方を対象としており、無資格からでも安心してスタートできる制度です。
- 初任者研修の資格取得の費用負担なしで取得可能です。
- 資格取得と介護職への就職・転職活動を同時にスムーズに進めることができます。
当校のサポート体制は、多くの方から高い評価をいただいています。
- キャンペーン利用者:7,800人以上
- 受講満足度:95%
- 就業サポート満足度:96.7%
※2022年4月~2023年6月カイゴジョブアカデミーアンケート結果
「受講費用が高くて資格取得を迷っている」「自分に合った就職先が見つかるか不安」という方は、ぜひ費用負担なしのキャンペーンを活用し、資格取得とプロの介護職への第一歩を踏み出してください。
-
受講費用*&
テキスト代 -
振替受講や
再試験代 -
就業
サポート
*初任者研修 または 実務者研修
初任者研修の有資格者が活躍できる職場
初任者研修を修了(資格を取得)すると、介護の基礎知識と技術を持っている証明になるため、就職先の選択肢が格段に広がります。
無資格のままでは単独で行えない「身体介護(入浴、排泄、食事などの介助)」ができるようになることが最大の強みです。
有資格者が活躍できる代表的な職場と、そこでの具体的な業務イメージをご紹介します。
- 訪問介護事業所(ホームヘルプサービス)
- 利用者のご自宅を直接訪問し、身体介護や生活援助(掃除・洗濯・料理など)を提供します。
- ※注意点: 訪問介護事業所では、無資格の方はできる業務が大幅に制限されます。初任者研修以上の資格保有が条件となるケースも多く、資格の強みを活かせる職場の一つです。
- デイサービス(通所サービス)
- ご自宅から施設へ日帰りで通う利用者に対し、入浴や食事の介助、レクリエーションなどを提供し、自立を支援します。
- 夜勤がなく、利用者と楽しくコミュニケーションを取りながらサポートできるのが特徴です。
- 特別養護老人ホーム・有料老人ホーム(入所サービス)
- 施設に入居されている高齢者の暮らしを24時間体制でサポートします。
食事介助、移動・移乗介助、排泄介助などの身体介護から健康管理まで幅広く行います。 - スタッフ同士で協力し合いながら、専門性の高いケアを実践できる環境です。
- 施設に入居されている高齢者の暮らしを24時間体制でサポートします。
介護職員初任者研修に関するよくある質問(FAQ)
ここでは、初任者研修の受講を検討されている方からよく寄せられる疑問について、より詳しく丁寧にお答えします。
- Q.
- 初任者研修の受講に年齢制限はありますか?
- A.
-
初任者研修の受講にあたって上限となる年齢制限は設けられていません。
基本的には16歳(義務教育修了程度)以上であれば、どなたでもご受講いただけます。
カイゴジョブアカデミーでも、10代の学生の方から、セカンドキャリアや家族介護を目的とする60代の方まで、非常に幅広い年代の方が一緒に学ばれています。
年齢が理由で迷っている方も心配はありませんのでご安心ください。関連記事:介護職員初任者研修の受験資格は?
- Q.
- 初任者研修を履歴書にはどう書けばいいですか?
- A.
-
履歴書の資格欄には、正式名称である「介護職員初任者研修課程修了」と記載してください。
「初任者研修」という言葉は略称となるため、公的な書類では正式名称を用いるのがマナーです。
また、旧制度の「ホームヘルパー2級」をお持ちの場合、初任者研修と同等の資格ではありますが、履歴書に「初任者研修修了」と記載することはできません。
取得した当時の正式名称のまま「ホームヘルパー2級課程修了」と正しく記載しましょう。
- Q.
- 妊娠中でも初任者研修を受講できますか?
- A.
-
大変申し訳ございませんが、妊娠中の方は原則として受講をご遠慮いただいております。
初任者研修のカリキュラムには、座学だけでなく、ベッドから車椅子への移乗や入浴・排泄介助など、実際に身体を動かして踏ん張るような実技演習が多く含まれています。
母体と赤ちゃんの安全を最優先に考慮しての判断となりますので、出産後、体調が落ち着かれたタイミングでのご受講を推奨しております。
- Q.
- 初任者研修は、本などの独学でも資格取得できますか?
- A.
-
初任者研修は、本やインターネットを使った独学のみで取得することはできません。
資格を取得するためには、必ず都道府県が指定する養成機関(スクール)に通い、国が定めた全130時間のカリキュラムを受講する必要があります。
介護の基本から現場で必須となる身体介護の技術までを講義と実技演習でしっかりと学び、その上で全課程修了後に実施される修了試験に合格して、はじめて資格取得となります。
- Q.
- 初任者研修に参加する際の服装はどのようなものが良いですか?
- A.
-
座学中心の講義の日は、どのような服装でも問題ありませんが、実技演習が行われる日は、ジャージなど「動きやすい服装」でご参加いただくようお願いしています。
実技演習では、受講生同士で介助する側・される側の両方を体験します。
そのため、ご自身やペアを組む相手の怪我を防止するため、ネックレスなどの装飾品や、長いネイルなどはあらかじめ外していただくよう指導しております。
- Q.
- 初任者研修の修了証はいつ届きますか?
- A.
-
一般的なスクールでは、全カリキュラムと修了試験を終えてから約1~3週間を目途に「介護職員初任者研修修了証明書」が発送されます。
カイゴジョブアカデミーでは、受講生の方が資格を活かして一日でも早く就職活動や実務に進めるよう、研修修了後1週間以内に修了証を郵送にてスピーディにお届けしております。
- Q.
- 外国人でも受講できますか?
- A.
-
はい、受講可能です。
ただし、講義や自宅での通信学習では日本語のテキストを使用し、最後には日本語での修了筆記試験が行われます。
そのため、日常的な日本語の読み書きができること(目安として日本語能力試験N3以上のレベル)が条件となります。
なお、少しでも学習を進めやすくするため、カイゴジョブアカデミーをはじめ一部のスクールでは、ルビ付き(ふりがな付き)のテキストをご利用いただけます。
まとめ
介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)は、介護業界への就職・転職を有利に進め、キャリアアップの土台となる非常に重要な入門資格です。
未経験からでも最短1.5ヶ月〜4ヶ月で無理なく取得でき、一生モノの「手に職」をつけることができます。
カイゴジョブアカデミーでは、現場経験が豊富な講師陣によるわかりやすい授業と、自己負担なしで資格取得と就職活動を同時に進められる「介護職デビューキャンペーン」をご用意しています。
介護のお仕事に興味がある方、これから資格を取ろうか迷っている方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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受講費用*&
テキスト代 -
振替受講や
再試験代 -
就業
サポート
*初任者研修 または 実務者研修
専門は「高齢者介護論」「社会福祉援助技術論」「介護現場におけるリスクマネジメント」
特別養護老人ホームや居宅介護支援事業所などの現場で、介護職を10年以上経験。介護講師経験3年。
WEBライターとして、介護・医療・転職・健康などのジャンルで執筆700本以上。
カイゴジョブアカデミーにて、介護の仕事や資格について、実体験を踏まえたお役立ち情報をお伝えします。
介護の専門学校を卒業後、15年ほど介護現場に従事。高齢者施設、訪問介護、障害施設、居宅介護、ガイドヘルパー、ケアマネジャー等を経験。
その後、介護技術講習会の講師や介護福祉士の養成校で教員を務めた後、独立。介護講師として、初任者研修、実務者研修、実習指導者講習会、実務者研修教員講習会、介護福祉士国家試験対策、強度行動障害研修、ガイドヘルパー、施設研修等に携わる。最近は外国人介護士への指導、教育も行っている。