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介護士の服装は何がふさわしい?選び方のポイントとNG例を徹底解説

更新日:
女性の介護士の服装

介護士の服装は、安全性・清潔感・動きやすさを基準に選ぶことが重要です。
この記事は、これから介護業界で働く無資格・未経験の方や、服装規定が気になる方向けに解説しています。介護現場で求められる基本的な考え方から、具体的なおすすめアイテムまで、現場に出る前に知っておきたいポイントを分かりやすくまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

介護士にふさわしい服装とは?選ぶときの4つのポイント

介護士の服装は「利用者と自身の安全を守り、清潔感があり、介助しやすい機能的なもの」を選ぶことが基本です。
介護の入門資格(初任者研修)等で学ぶ通り、介護現場では介助時の事故を防ぐための細心の配慮が必要になります。利用者やそのご家族に安心と信頼の印象を持っていただくためにも、以下の4つのポイントを意識しましょう。

  • 利用者のケガを防ぐ「安全性」
  • 相手に不快感を与えない「清潔感」
  • 身体の負担を軽減する「機能性・動きやすさ」
  • 利用者や家族に親しまれる「色合い」
男性介護士の服装

利用者のケガを防ぐ「安全性」は確保されているか

高齢者の皮膚は薄く傷つきやすいため、わずかな摩擦や引っかかりでケガにつながるリスクがあります。
そのため、介護士の服装は利用者の身体への配慮が第一です。金属製のボタンや硬いファスナー、不要な装飾がついていない、利用者の肌を傷つけないシンプルなデザインを選ぶことが結論です。

相手に不快感を与えない「清潔感」はあるか

利用者と至近距離で接する介護職において、清潔感は欠かせません。シワや汚れのある服は不快感を与えてしまうため、毎日洗濯して衛生的な状態を保つことが結論です。
こまめな手入れがしやすいよう、シワになりにくい素材や、汚れが落ちやすい素材の服を複数枚用意しておくと安心です。

身体の負担を軽減する「機能性・動きやすさ」は十分か

介護の仕事は、しゃがんだり、利用者を抱きかかえたりと、身体を大きく動かす動作が多々あります。
そのため、立ったりしゃがんだりする動作を妨げない、伸縮性・速乾性・通気性に優れた素材を選ぶことが結論です。
ストレッチの効いた生地なら動きやすく、速乾性のある素材であれば、汗をかいてもすぐに乾くため一日中快適に過ごせます。

利用者や家族に親しまれる「色合い」か

服装のカラー(色合い)は、施設の雰囲気や利用者に与える印象を大きく左右します。
派手な色や暗すぎる色は避け、淡いパステルカラーや落ち着いたベーシックカラーを選ぶことが結論です。
原色などの派手な色は利用者を刺激してしまうことがあり、全身黒などの暗い色は喪服を連想させるため避けるのがマナーです。

(出典:社会福祉施設における安全衛生対策マニュアル/厚生労働省)

私服勤務の介護士におすすめの服装アイテムは?

施設によっては制服がなく、自分で私服を用意して勤務する場合があります。
その際は、ポロシャツ、チノパン、スニーカーなど、カジュアルかつ機能的なアイテムを選ぶのがおすすめです。
トップスからボトムスまで、具体的にどのようなアイテムを用意すればよいか、以下の表にまとめました。

男女の介護士の服装全身
アイテム おすすめの具体例 選ぶ理由とポイント
トップス ポロシャツ、Tシャツ 襟付きのポロシャツはきちんとした印象を与えやすいため最適です。
装飾がないシンプルなものを選びましょう。
ボトムス チノパン、ストレッチパンツ 屈伸運動が多いため、ストレッチ素材が必須です。
※ジャージは施設によってNGな場合もあるため事前の確認が必要です。
スニーカー
(紐なし、マジックテープなど)
動きやすく滑りにくいものが基本です。
脱ぎ履きのしやすさも考慮しましょう。
エプロン ポケット付きのエプロン メモ帳などを入れるのに便利です。
入浴介助などの際は撥水加工のものが役立ちます。

「訪問介護では、利用者様のご自宅に上がるため、脱ぎ履きしやすい軽量なスニーカーと、清潔で穴の空いていない靴下を選ぶことが信頼に繋がります。」

施設形態によって服装の規定はどう違う?

介護施設の種類(有料老人ホーム、特別養護老人ホーム、デイサービスなど)によって、制服(ユニフォーム)支給の有無や、服装に求められるフォーマル度は異なります。
施設ごとの規定の違いを以下の表にまとめました。

施設形態 制服・ユニフォームの有無 服装の傾向と求められるテイスト
有料老人ホーム 支給されることが多い ホテルのようなサービスを提供する施設も多く、ポロシャツやチノパンなど、きちんとした清潔感のある服装が求められます。
特別養護老人ホーム
(特養)
支給されることが多い 身体介護(利用者の身体に直接触れる介助)が多いため、ジャージなど動きやすさを最重視したスポーティな制服が一般的です。
デイサービス
(通所介護)
施設により異なる
(私服も多い)
利用者と一緒にレクリエーションを行うため、親しみやすさを重視したカジュアルで動きやすい私服
(ポロシャツ等)がよく選ばれます。
訪問介護 支給される事業所もあるが私服も多い 利用者のご自宅を訪問するため、派手すぎず、ご家族からも信頼される落ち着いたトーンの清潔感ある服装が基本です。

「服装が自由な施設で自分らしく働きたい」「制服が支給される職場で負担を減らしたい」など、ご自身の希望に合った就業先を探すなら、プロの就業サポートの利用がおすすめです。

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介護の現場で避けるべきNGな服装や身だしなみは?

介護士現場は、利用者の安全を脅かす可能性のある服装や、だらしない印象を与える身だしなみは絶対に避けましょう。
介護の仕事は、プロのヘルパーとしての自覚を持った身だしなみが求められます。具体的に避けるべきポイントを解説します。

事故のリスクを高める服装

思わぬ事故を防ぐため、以下のような服装は避けましょう。

  • フード付きの服(パーカーなど): 利用者が誤って引っ張ってしまったり、車椅子のグリップなどに引っかかったりする危険性があります。
  • 長い紐がついている服: ズボンのウエスト紐やトップスの装飾紐が垂れていると、どこかに引っかかる可能性があり非常に危険です。
  • 不要なポケットが多い服: ポケットのフチが設備に引っかかったり、中に入れたペンなどが介助中に落下して利用者を傷つけたりするリスクがあります。

避けた方がいいNGな身だしなみ

利用者やそのご家族からの信頼を得るためにも、衛生面や安全面の観点から以下の身だしなみはNGです。

  • 過度な露出: 胸元が大きく開いている服や、かがんだ時に下着が見えてしまうズボンは避けましょう。
  • 派手な髪色・メイク: 奇抜すぎる髪色や濃いメイクは、高齢の利用者に威圧感や不快感を与えてしまうことがあります。
  • 長い爪や派手なネイル: 利用者の皮膚を傷つける原因となるため、爪は短く切り、ネイルは落とすのが基本です。
  • アクセサリー類: ピアス、ネックレス、指輪などは、介助中に利用者の肌を傷つける恐れがあるため外しておきましょう。

「自分に合う仕事を見つけられました」―コロナで職を失い、アパレル業界から介護職に転身した50代女性の決断
アパレル業界で長年ご活躍されていた卒業生の方も、介護業界への転職を機に、「動きやすさと清潔感のある服装」を意識して、プロとしての身だしなみを整え、自分らしくイキイキと働かれています。

【シーン別】特別な場面での服装の正解は?

日々の業務とは異なり、面接や入浴介助などの特別な場面・機会では、その場に応じた適切な服装を選びましょう。

入浴介助時の服装はどうする?

入浴介助の際は、お湯や汗で濡れることを前提とした服装に着替えるケースもあります。
その場合、濡れてもよく乾きやすい半袖Tシャツハーフパンツに、お湯を防ぐ撥水加工のエプロンを着用するのがよいでしょう。
また、濡れた浴室の床は滑りやすいため、滑りにくい専用のサンダルや長靴(入浴介助用シューズ)を履くと安全です。

面接や職場見学のときの服装は?

採用面接を受ける際の服装は、一般企業と同様にスーツが基本です。
黒やネイビーなど、落ち着いた色のスーツを選びましょう。
もし施設側から「私服でお越しください」と指定された場合は、清潔感のあるオフィスカジュアル(襟付きのシャツやブラウスに、スラックスや落ち着いたスカートなど)を選ぶのが正解です。ジーンズやサンダルなど、ラフすぎる服装はNGです。

面接時の服装と合わせて、ぜひ『介護職の志望動機・志望理由の考え方って?例文や面接の突破法もご紹介』もあわせてご覧ください。

介護士の服装についてよくある質問

介護士の服装に関して、未経験の方からよく寄せられる疑問にお答えします。

Q.
制服(ユニフォーム)が支給される施設は多いですか?
A.

施設によって異なりますが、特別養護老人ホームや病院などでは制服(ユニフォーム)が支給されるケースが多いです。一方で、デイサービスや訪問介護では私服を指定されることもありますので、面接時や入職前に事前に確認しましょう。

Q.
ジャージで通勤しても問題ないですか?
A.

基本的には通勤時は私服を着用し、職場の更衣室で仕事着(ジャージや制服)に着替えるのが一般的です。ジャージでの通勤が許可されているかどうかは、職場の就業規則(ルール)によりますので、自己判断せず確認することが大切です。

Q.
介護福祉士など資格を取ると服装は変わりますか?
A.

資格の有無によって服装自体が大きく変わることは少ないですが、資格を取得してリーダーや役職につくことで、制服の色が変わる施設もあります。

詳しくは『介護福祉士の働き方や服装は?』をご覧ください。

まとめ

本記事でお伝えした、介護士の服装選びのポイントを振り返ります。

  • 服装は「安全性」「清潔感」「機能性(動きやすさ)」「色合い」の4つを基準に選ぶ
  • ボタンや装飾が少なく、利用者の肌を傷つけない服装を選ぶ
  • 施設ごとの規定(制服の有無など)を事前にしっかり確認する
  • フード付きの服や派手な身だしなみなど、危険・不快につながる服装・装飾品は避ける

介護士の服装は、利用者と自身の安全を守り、清潔感と機能性を備えていることが最も重要です。
施設ごとの規定をしっかり確認し、現場にふさわしい服装を選びましょう。

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