介護福祉士は介護職として唯一の国家資格であり、取得すると就職や給料、キャリアアップなど多くの点で有利になります。介護福祉士の取得方法にはいくつかのルートがあり、ハローワークの職業訓練を利用して、介護福祉士養成施設を卒業する方法もその一つです。
この記事では、これから介護福祉士の資格を取得したいと考えているけど、どのルートが自分に合っているのか迷っている方へ、介護福祉士の資格取得までの流れをご紹介します。ぜひご一読ください。
目次
職業訓練で介護福祉士になるまでの流れ
冒頭で記載した通り、ハローワークの職業訓練を利用して介護福祉士の資格を取得することができます。資格取得までの流れは以下のようになっています。- ハローワークで相談、説明会への参加
- ハローワークで相談、説明会への参加
- 受講申込書をハローワークへ提出
- 介護福祉士養成施設の選考会
- 介護福祉士養成施設へ通学
- 介護福祉士国家試験の受験(合格)
- 介護福祉士養成施設の卒業
介護福祉士の職業訓練とは?
職業訓練は、求職者が再就職するために必要なスキルを身につけられるようにハローワークが実施している制度です。 介護福祉士の場合は長期の職業訓練となり、介護福祉士養成施設である福祉の専門学校で2年間学習します。受講の条件とは
ハローワークの職業訓練は誰でも利用できるわけではなく、いくつかの条件があります。都道府県によって多少の違いはありますが、以下のような条件が設けられています。- 高等学校卒業以上の学歴の方
- ハローワークで求職活動をして、ハローワークから受講指示・受講推薦を受けられる方
- 国家資格等を取得して正社員就職を希望している方
- 国家資格等を取得する意思がある方
- 訓練開始日前の1年以内に「公共職業訓練」又は求職者支援制度の「求職者支援訓練実践コース」を受講していない方
- ハローワークでジョブカードを活用したキャリアコンサルティングを受け、訓練の受講が必要と認められた方
- 有期労働契約などによる非正規雇用労働者など、就業経験において不安定就労の期間が長いことや安定就労の経験が少ないことにより能力開発機会が乏しかった方や、出産・育児等により長期間離職していた女性等
- 概ね45歳未満の方