生活援助従事者研修の修了者の給与相場はどれくらい?

介護の研修に「生活援助従事者研修」という2018年4月から始まった研修があります。この研修を修了することで、訪問介護事業所にて生活援助の仕事を行うことができます。
今回の記事では、生活援助従事者研修を取得して働くと、給与(給料)がどの程度もらえるのか、また、生活援助従事者研修を取得するべきかどうかについてお伝えします。生活援助従事者研修に興味のある方、介護未経験で介護職を検討している方、訪問介護に興味がある方の参考にしていただければ幸いです。
生活援助従事者研修を取得することで得られる給与(給料)の相場~時給、月給、年収~
生活援助従事者研修を取得して働く際の、給与の目安についてご紹介します。
| ■生活援助と身体介護に従事した場合の給料 | |||
|---|---|---|---|
| 平均時給 | 月給(概算) | 年収(概算) | |
| 生活援助 | 1,334円 | 154,077円 | 1,848,924円 |
| 身体介護 | 1,815円 | 209,632円 | 2,515,590円 |
※東京都の求人情報のデータを使用し、筆者が独自に計算しています。
※月額は、実働時間を1日5.5時間、21日間勤務として計算しています。
このように生活援助を中心に介護を行う訪問介護の給料は、身体介護を主に行う場合よりも低くなります。その理由は、サービスを提供した際に事業所が受け取る介護報酬の金額が違うためです。
給料における介護報酬の金額に関して
- 提供する各介護サービスに定められている基準額(単位表記)。
- 介護報酬(単位)から計算(算定)し、請求することで事業者は報酬(金銭)を受けることができる。
- 例えば、「介護を○○分行ったら△△単位」というように定められている。
- 1単位10円が標準額。地域ごとに若干異なる(首都圏では高くなる)。
[介護内容と介護報酬の例] ※1単位10円で計算]
- 生活介護 20分 → 介護報酬 181単位 1,810円
- 身体介護 20分 → 介護報酬 248単位 2,480円
このように介護報酬が大きく違うため、生活援助中心の仕事は給料面では不利となります。
給与面をはじめ、メリットを考慮すると、生活援助従事者研修よりも介護職員初任者研修の取得をおすすめします。
| 介護職員初任者研修取得のメリット! |
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まとめ
今回は生活援助従事者研修取得後の給料についてお伝えしました。厚生労働省によって定められたこの研修は、主に訪問介護員を増やすために設けられた制度です。研修の内容を生活援助に関わる内容に特化し、資格取得に必要な時間数を少なくした研修となります。
資格取得によるメリットはありますが、2018年8月現在、研修を実施しているスクールがありません。また、訪問介護においては身体介護の需要も高いため、生活援助のみ行える生活援助従事者研修より、身体介護も行うことのできる介護職員初任者研修を取得した方が良いでしょう。
専門は「高齢者介護論」「社会福祉援助技術論」「介護現場におけるリスクマネジメント」
特別養護老人ホームや居宅介護支援事業所などの現場で、介護職を10年以上経験。介護講師経験3年。
WEBライターとして、介護・医療・転職・健康などのジャンルで執筆700本以上。
カイゴジョブアカデミーにて、介護の仕事や資格について、実体験を踏まえたお役立ち情報をお伝えします。
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