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派遣切りのピンチをチャンスに!若い頃にやりたかった介護の仕事に50代で挑戦

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初任者研修から踏み出した一歩

「みんなの介護転職ストーリー」、今回の主役は安達恵美さんです。若くして結婚し色々な職業を経験してきた安達さん。派遣社員として働いていた矢先、職場で派遣切りが行われるように。50代を迎え先行きに不安を感じ、思い切って介護職への転職を決意します。「学歴に不安があったけれど、挑戦してよかった」と語る安達さんに、介護業界に転職するまでの話を伺いました。

安達恵美さん(51歳)

2024年3~5月 介護職員初任者研修/北千住校-
2024年7月 病院に看護助手として転職

「学歴がないから無理だろう」と諦めていた介護の仕事

藤井:安達さんはこれまでどんなお仕事をされてきたのですか?

安達さん: 工場などの製造業や、コンビニや居酒屋での接客業などをしてきました。高校を中退してすぐ結婚したので、当時は家計のために時給の高い仕事を求めて職を転々としていた感じです。一番最近では派遣として梱包作業をする仕事をしていました。

中学校時代の同級生達とBBQ

藤井:今回、介護職になろうと思われたのはどんなきっかけからですか?

安達さん: 不景気や円安の影響で派遣切りみたいなことが職場で起きてきて、否が応でも「自分はこの先どうしよう」と考えるようになって。「転職するなら何をしようか」と考えた時に思い浮かんだのが介護だったんです。

藤井:そこで介護職を思いついたのは、何か理由があったのですか?

安達さん: 実は20代の頃から介護職に興味があったんです。介護って人の役に立てる仕事じゃないですか。誰かの役に立つ仕事がしたいという思いはずっと持っていましたね。

藤井:当時は介護職になろうと思わなかったのですか?

安達さん: 私には学歴がないので、介護職は到底無理だろうと諦めていました。でも世の中が不景気になって、どんどん生活が不安定になって、この先働き続けられるかわからないとなったとき、「ちゃんと資格を取って安定して働ける仕事に就きたい」と強く思ったんです。それで介護について調べてみたら私でもなれるんだとわかって、思い切ってチャレンジしてみようと。

苦手な試験も一発合格!

藤井:介護で資格を取るためにどこのスクールに通うか、どうやって探しましたか?

安達さん: インターネットで検索しました。他のスクールも検討しましたが、カイゴジョブアカデミーのホームページを見て、カリキュラムやサポート体制が充実していると感じたので入学を決めました。

娘さんのご友人と。「3人で呑みに行って娘が撮ってくれました」とのこと

藤井:製造業のお仕事を退職してからスクールに通ったんですか?

安達さん: 最初は仕事をしながら通って、次の仕事が決まってから退職しようと思っていたんです。でも仕事の時間とスクールの時間が合わなくて。どうしようかと迷っているときに派遣の仕事が契約終了になったので、すっぱり気持ちを切り替えて初任者研修に打ち込みました。失業保険も出るしその期間内に資格を取得できたらいいなと思って申し込んだ感じです。

藤井:初任者研修への参加は久しぶりの勉強だったのではないですか?

安達さん: そうですね。以前ネイルスクールに通ったことがあるのでその時に勉強はしましたが、ネイルは趣味のようなものでそこまで打ち込まなかったんです。今回は人の命に関わる仕事なので、心構えがちょっと違いましたね。

藤井:初任者研修のクラスメートは何人でしたか?

安達さん: 7人です。研修の15日間みんな仲が良く、力を合わせて乗り越えた感じです。大人になってクラスメートと一緒に何かを学ぶことってめったにない経験なので、本当にいい思い出になりました。

藤井:初任者研修の中で一番印象に残っている講義は何ですか?

安達さん: 介護技術に関する実習です。特に印象的だったのはオムツ交換です。受講生同士でペアになって、介護者役と利用者役に分かれて練習をしました。寝たきりの方のオムツ交換って本当に難しいですよね。利用者役の人を怪我させないか、痛くないかとか、いろいろ気を使いながら介助しました。

藤井:介護技術に関しては最後に実技試験がありますが、いかがでしたか?

安達さん: 上出来だったと思います。私は体で覚えるタイプなので、実技は割と得意だったかもしれません。逆に筆記試験の方が緊張したかな。講師の先生もしっかり試験対策してくださったし、マークシートなのでちゃんと勉強していれば大丈夫だと言われていたんですが、試験ってやっぱり苦手です(笑)。

娘さんと音楽ライブにて

藤井:緊張の中、どんなふうに筆記試験を乗り越えましたか?

安達さん: 講師の先生から「筆記試験は不合格でも再チャレンジできる」と聞いたので、落ち着いて試験に臨むことができました。結果、追試を受けることもなく、一発合格できました。

藤井:仕事を始める前に初任者研修を受けておいてよかったと思うことはありますか?

安達さん: 勉強せずに勤めていたら、特に介護技術面でのオムツの換え方、身体の拭き方、患者さんへの接し方など、一つ一つの介助にとても苦労しただろうなと。初任者研修を取得してから働けてよかったと思っています。

介護職がこんなに楽しいなんて!

藤井:安達さんは、初任者研修を受けながら就職活動をしたんですよね。

安達さん: そうです。担当に付いてくれたキャリアパートナーさんが、研修だけでなく就職活動も丁寧に伴走してくれました。就職先の希望を聞かれたので「自宅から自転車で通えるところ」「正社員で採用してくれること」をお願いしました。条件に合うこところをいくつか紹介してもらい、採用試験に臨みました。

ある日の仕事内容

藤井:就職活動はいかがでしたか?

安達さん: これまでずっと派遣や契約社員だったので、実はきちんと就活というものをしたことがなかったんです。だからものすごく緊張しました。でもキャリアパートナーさんが履歴書の書き方や面接の受け方をじっくり教えてくれたので、助かりました。

藤井:具体的にキャリアパートナーからはどんなアドバイスがあったんですか?

安達さん: 志望動機の書き方は特訓してもらいました。私が書いたものをキャリアパートナーさんに送って添削してもらって、を繰り返して完成させました。最終的に満足のいく内容に練り上げられました。

藤井:そして病院の看護助手として採用されたんですよね。

安達さん: はい。新人研修がしっかりしていて働きやすい職場です。ちょうど就職して一カ月経ったのですが、とてもやりがいを感じています!なぜもっと早くやらなかったんだろうと後悔しているくらいです。

ある1週間のスケジュール

藤井:介護職のどういうところが楽しいですか?

安達さん: 患者さんとのコミュニケーションがとても楽しいし、やりがいを感じるんです。勤務先の病棟には認知症を患っている方もたくさんいらっしゃるのですが、受け答えは千差万別。そこにお一人おひとりの個性を感じるし、この仕事の醍醐味だと思っています。

藤井:患者さんとコミュニケーションを取るのが好きなんですね。

安達さん: 患者さんに「ありがとう」と言ってもらえると本当にうれしいです。これまで働いてきた製造や物流の業界ではモノが相手の仕事だったので、人が相手の仕事ってこんなにもおもしろいんだなと感じているところです。

藤井:今後の夢や目標があったら教えて下さい。

安達さん: 次は実務者研修を取りたいです。ゆくゆくは介護福祉士の国家資格も取りたいですし、今の病院で看護師さんの働きぶりを見ていたら、看護師になってみたいという気持ちもわいてきているんです。先々のことはまだわかりませんが、機会があれば挑戦してみたいと思っています。

インタビューを終えて

やってみたかった介護職に50代でチャレンジした安達さんの勇気、素晴らしいですね。介護職は初任者研修を受けることで「有資格者」となり、無資格よりも良い待遇で転職することもできます。学歴がないから、資格がないからとあきらめず、少しでも興味があるならまずは相談してみてはいかがでしょうか。

構成、執筆:秦佐起代

記事の監修者:藤井寿和(介護福祉士)

「みんなの介護転職ストーリー」でご紹介している方々は、無資格・未経験から介護業界に挑戦したカイゴジョブアカデミーの卒業生です。皆さんが活用された「特待生キャンペーン」なら、自己負担なしで「介護職員初任者研修」の資格を取得でき、さらに介護職専門のキャリアアドバイザーによる就職先の紹介も受けられます。資格が1つあるだけで、給与や待遇がアップし、就職・転職時にも大変有利です。下記リンクからそれぞれ詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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