介護職員が抱えやすい悩みとその解消方法

困ったように頭を抱えている介護職員介護職員として働いている方は、誰もが一度は「辛い」「辞めたい」と思った経験があるのではないでしょうか。現在進行形でこのような気持ちを感じていて、どのように解決すれば良いのかわからず苦しい思いをしている方もいらっしゃると思います。
この記事では、介護職員がどのような悩みを抱えやすいのか、他の方はどうやってその悩みを解消しているのかをご紹介します。介護の仕事に悩みを抱えている方は、ぜひお読みください。

介護職は悩みを抱えやすいの?

介護職は、悩みを抱えやすい職業なのでしょうか。どのような職業でも悩みは必ずあるものです。個人差や職場による違いが大きいため、一概に決めつけることはできませんが、介護を必要としている高齢者と密に関わる仕事だからこその悩みがあるようです。利用者との人間関係、職場での人間関係、業務に関する不安やつらさ、職場環境に関する悩みなどが挙げられます。
これから実際の介護職として働いている方の悩みの声と、その解決方法をご紹介します。

介護の仕事の悩み

業務上の悩み例

介護の仕事は「求人数が多い」「人材が不足している」「働きながら資格を取得できる」などの理由から比較的就職しやすい環境にあります。しかし、介護の仕事は一定レベルの知識や技術がなければできない仕事で、就職後は上司や先輩職員からの指導を受けたり、研修を受講したり、スキルアップしていかなければなりません。そのため就職後に「仕事が覚えられない」「うまく介護を行なえない」といった悩みを感じることはよくあるようです。

仕事で悩んでいる介護職の声

「私はグループホームに約2年勤続しています。この2年でまるで成長していないと言われ、自分でもそう感じてしまいます。気をつけようとすればそれにばかり意識がいき、周りを見ようとすれば重要なところが見れていない。このまま仕事を続けていたらその内とんでもない事になるんじゃないかと不安で仕方ないです。」

解消方法は?

どの仕事にも言えますが、同じ失敗を繰り返さないようにすることは重要なことです。先輩や上司からアドバイスをもらった場合にはメモを取るようにし、何度も確認、復習して行動することを心がけると良いでしょう。常にすべてのことに集中して取り組むことはできません。大事なことは「やるべきこと」や「気を配らなければならないこと」に優先順位をつけ、集中すべき時に集中して業務にあたることです。仕事経験が少ないうちは優先順位の判断が難しいですが、経験を積むうちに判断できるようになり、メリハリをつけて働けるようになるでしょう。
介護に関する知識や技術の不足を自覚している場合には、資格取得を目指すのも一つの手段です。資格を取得する過程で介護の技術や知識を身につけられるため、業務の中で優先すべきポイントを正しく把握できるようになります。

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職員同士の人間関係の悩み

職場での人間関係が良くない

介護はチームでサービスを提供するのが基本です。介護職員同士の人間関係はもちろん、介護の現場で働く看護職員、ケアマネジャー、リハビリ専門職など他職種との人間関係も大切になります。職員同士の人間関係に関する悩みには「コミュニケーションがうまく取れない」「上司や先輩が若手に厳しい」「いじめを受ける」といったことが挙げられます。

職場の人間関係で悩んでいる介護職の声

「人間関係で精神的にイライラしています。今の職場に勤めて1年が経ちました。私は未経験で入社して、自分なりに一生懸命頑張ってきました。しかし、どんなに頑張っても先輩職員は色々難癖をつけてきます。利用者様に提供するプリントの準備が間に合わないときは頼んだりしても、その場ではわかったと返事はしますが実際には準備をしてくれていません。そのことを確認すると本人はごめん忘れていたと話しますが、立場が逆転した時は、やっていなかったら怒られ、それ以降の態度はこちらが何を確認しても、私は知らない、あなたの仕事でしょと他の職員の前で怒られ、他の職員に仕事を手伝わないでと念押ししています。」

解消方法は?

上司や先輩が全員面倒見の良い優しい人であるとは限りません。残念ながら、高圧的な態度や理不尽な対応によって嫌な思いをする場面もあるでしょう。そのようなときは1人で悩みを抱え込まず、誰かと話すことが大切です。事業所の他のスタッフに相談したり、管理者に相談するのも一つの方法です。相談することで解決方法が見つかる場合もありますし、共感してもらえることで「わかってもらえた」と気持ちを強く持てることもあります。
悩みは日々発生するので、すべての悩みをクリアにすることは簡単ではありません。時には仕事と割り切って、プライベートでストレスを発散することも必要です。どうしても改善が難しく、つらい状況が続くようであれば転職を検討するのが良いかもしれません。

利用者との人間関係の悩み

利用者と良い関係を築けない

利用者との人間関係でよくある悩みとしては「会話が続かない」「不機嫌にさせてしまう」「暴言や暴力をふるわれる」「嫌われている」といったことが挙げられます。

利用者との人間関係で悩んでいる介護職の声

「デイサービスで働いています。認知症ではない利用者さんと上手く関係が築けず困っています。出勤すると「また来たよ」と顔を背けられたり「今日は人数少なくて良かったね(仕事減るでしょう、というニュアンスで)」等といわれたり、話しかけても「知らない」等言われ、目も合わせてもらえません。以前はそうでもなかったのですが…。過去にその利用者から「上から目線」と言われたことがあります。しかし情けないことに全く自覚がありません。その利用者さんは他の利用者を見守って下さることもよくあるのでお礼を丁寧に言ったり、言われたことには従ったりして立てているつもりなのですが、なかなか関係改善しません。私に対してのみ、上記のような対応をされます。このままではお互いに居心地が悪いし、周りの利用者にも嫌な雰囲気が伝わると思うので、関係を改善したいと思っています。」

解消方法は?

利用者との会話のやりとりをメモしておき、どのようなときに利用者の機嫌が悪くなるのかなどを探っていくことで問題点が見つかることがあります。自分の接し方が上から目線になっていないか客観的に見直しつつ、他のスタッフの意見も聞き、自分の行動を把握・改善することが大切です。
ただし人間関係においては相性の問題があり、こちらが歩み寄っても相手になかなか受け入れてもらえないケースもあります。様々な努力をしても改善が見られない場合には、適切な距離を保ちつつ、仕事として割り切って接しましょう。

職場環境の悩み

労働環境が良くない

職場環境に関する悩みで多いのは「人手不足」「休憩が少ない・休憩室がない」「給料が少ない・無理な残業を強いられる」「資格がないのに医療行為などを強いられる」といった悩みがあるようです。

残業に悩む介護職の声

「現在、サービス提供責任者と訪問介護員を兼務しています。私は、25件くらい担当し、月平均60時間くらい訪問介護員として働いています。時間が足りなく仕事が終わってからのサービス残業、休みの日にサービス出勤などをしても間に合いません。他の方たちはこんなに仕事をしているのかな?私が甘いのかな?疑問に思っています。」

解消方法は?

上記のケースでは、担当できる業務量を超過していて、サービス残業を強いられていることを、対応できない旨を率直に経営陣へ相談しましょう。サービス残業は違法行為ですし、適切な業務管理がされていないことで体調を崩すことは避けなければいけません。また、上記のケースではありませんが、介護職として医療行為を強いられる場合には、必ず断ってください。指定の研修を修了することで痰の吸引など一部の医療行為は可能になりますが、基本的に介護職の医療行為は法律で禁止されています。もしものことがあった場合に、皆さん自身の責任が問われる可能性があります。
職場環境が改善されないようであれば転職を検討しましょう。

まとめ

介護の仕事に悩みを抱えている方は多いと思います。しかし、介護職に限らず、どのような仕事でも悩みはあると思います。悩み続けるよりも、いきいきと働けるように行動するのが良いでしょう。現在の職場で相談して、解決策が見出せないようであれば、心身に不調が出る前に転職という選択肢があります。
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