【レポート】7/27(土)14時~ @株式会社エス・エム・エス本社◇同じ働くなら感動の多い仕事をしませんか?認知症から学ぶ介護現場の今
2019年07月30日
7/27(土)14時~ @株式会社エス・エム・エス本社
同じ働くなら感動の多い仕事をしませんか?認知症から学ぶ介護現場の今
参加者:8名
■ゲスト■
【碓井信輝さん】
総合病院の医療相談室にてソーシャルワーカーとして勤務。
介護保険制度の開始に伴い、居宅支援事業所、老人保健施設の
立ち上げに関わったことで介護の魅力を知る。
介護事業を行なっている民間企業に転職。
現在は愛知県で介護事業を展開する
株式会社寿々の人財サポート部に所属。

■内容■
今回はみなさんが一度は耳にしたことがあるであろう『認知症』。
認知症を正しく理解し、
関わり方を知っておくことが
実際に認知症の方の症状の進行を遅らせたり、
良い方向へ作用することをご存知でしたか?
進行を遅らせるために何をしたらよい?という碓井さんからの問いに
・笑う
・発症前と生活リズムを変えない
・役割を維持する
・会話する
・昔の話をして忘れないようにする
・脳トレ
・イベントや好きな場所に行く時間を作る
・話をきいてくれる相手が必要
など参加者のみなさんからたくさんの意見が出ました!素晴らしいですね!
『思い+知識+技術』がとても大切で、
まず知りたい、知ろうとして動くこと(今回セミナーにお越しいただいた方は動けていますね!)、
そして正しい知識をみにつける、
そこで学ぶことをやめずに実践し、振り返る習慣づけが必要です。
正しい知識がないと
認知症=徘徊する、介護拒否がある、暴言や暴力などの症状が出る
という間違った理解につながります。
実はこれらは
症状として現れるのではなく、
心の反応によって引き起こされています。
想像してみてください。
『もし知らない人がいきなりあなたの洋服を着替えさせようとしてきたら』
『もし知らない場所へ突然連れてこられて、そこがどこか教えてくれなかったら』
どうですか?
不安になりますよね!もしかしたら不信感、怒りを感じるかもしれません。
認知症の方も同じです。
例えば介護拒否をする方は何かに対して不安や、不信、イライラを感じている可能性があります。
それを知ろうとせず、ただ業務的に介護をしようとしても状況が変わらないです。
認知症の症状で上手に話すことができなかったり、
身体を動かすことができない方もいます。
そんな時、どんな風に関わりますか?
介護職は『顔』を見る仕事です。
顔を見て、その人が「不安そう」なのか「イライラしていそう」なのか「悲しそう」なのか、、、
何か原因があり、そこを見逃さず敏感にキャッチすることができれば、
利用者さん側も介護職員側にとってもよりよい環境を作っていくことができるはずです。
毎日関わる介護職員だからこそちょっとした変化に気付けるはずです。
そんな尊い仕事が介護なんです。

まだまだセミナーの内容は書ききれませんが
認知症の理解~関わり方までまるっと体感できる
参加者の満足度100点の素晴らしいセミナーとなりました。
次回開催をぜひお楽しみに♪