介護職員初任者研修を活かせる仕事とは?

テレビや新聞などで「これからどんどん高齢者が増え、その介護をする人材がさらに必要となってくる」こんな記事をよく見聞きするようになりました。これまでホームヘルパーと呼ばれていた資格も、制度の改定により「介護職員初任者研修」として生まれ変わりました。この資格がどのようなもので、介護の現場で活かせる仕事は何かを見ていきましょう。
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受講費用*&
テキスト代 -
振替受講や
再試験代 -
就業
サポート
*初任者研修 または 実務者研修
介護職員初任者研修の資格を活かせる仕事や場面
初任者研修を取得後にどういった仕事や場面で活かせるのかですが、主には下記になります。それぞれに関して簡単に解説します。
- 訪問介護
- その他の介護事業所
- 家族のためや地域のボランティア
訪問介護
初任者研修の資格取得者であれば、「食事」「入浴」「排泄」など、身体介護及び生活援助に従事できます。訪問介護事業所ではご利用者と一対一で接するため、より深く関わることができるでしょう。
その他の介護事業所
訪問介護と業務に大きな違いはないのですが、職員1人でご利用者多数に対してサービスを提供するという違いがあります。具体的な業務内容は前述したとおりですが、入居系施設では夜勤帯の勤務があります。
家族のためや地域のボランティア
ご家族の介護のために資格をする方もいます。受講することで、ご自身とご家族の両方にかかる負担が減るでしょう。また、お住いの地域のボランティア活動などを通じて資格を活かせる場も存在します。
介護職員初任者研修を取得するとできる具体的な仕事内容
初任者研修を取得すると訪問介護事業所の身体介護、生活援助等の介護業務に従事できます。ここでは身体介護や生活援助が具体的にどのような仕事内容なのかをご紹介します。
身体介護
食事介助
認知症や体に麻痺などの障害があって、食べ物をうまく口に運べない方への援助となります。口に食べ物を運べたとしても、しっかり咀嚼できているか、飲み込みができているかなど確認します。ご利用者の状況にもよりますが、イスの座り方や高さ、顎の角度にも配慮し、食事が終わったあとの様子にも注意します。食べ物や飲み物を誤嚥する危険があるからです。
入浴介助
一人で入浴が難しい方の入浴を介助します。ご利用者の体調確認を行い、入浴準備を進めます。脱衣所と浴室の温度差や転倒転落などに配慮し入浴していただきます。できるだけご自身で洗っていただきますが、介助が必要な場合は、体を洗う時も、お湯をかけて洗い流す時も、声かけをしてから行います。浴槽につかる際は、浴槽内で滑って溺れることなどがないように注意し、入浴後の体調の変化にも気をつけます。
排泄介助
一人で排泄が難しい方の排泄を介助します。排泄物はその方の健康状態を知る手がかりとなりますので、色や臭い、形状、量などを確認し、問題があれば看護師等に報告をして今後の指示を仰ぎます。ご利用者にとって、個人の尊厳に関わることでもあり、介助する側も誠意をもって介助に臨む必要があります。
体位変換
いわゆる床ずれを防ぐということが目的になります。私たちは無意識に、そして自由に寝返りを打つことができます。しかし、身体的に障害がある方にとってはどうでしょうか。褥瘡(床ずれ)ができやすいのは後頭部、肩甲骨、仙骨周辺や踵など出っ張っている部分です。この突出している部分に長い間圧力が加わると褥瘡ができやすくなります。これを防ぐために、体位を変え、かかる圧力を分散させます。
更衣着脱介助
入浴時、就寝・起床時、外出の際など、私たちと同じように着替えをします。その時間、その時期、そしてご利用者の好みに合わせて介助を行っていくのですが、もし片方の腕や足が動かないといった場合はどうするのでしょうか。
介護や医療では「脱健着患」という言葉があります。これは脱ぐ際は健康な側から、そして着る際は患っている側から着脱をするという意味です。ご利用者と介助者双方にとって負担がかからないようにすることが大切です。
生活援助
こちらは身体介護と比較する際によく使われます。掃除、洗濯、買い物、薬の受け取り、調理などご利用者の生活を支援する業務となります。すべてを援助するのではなく、ご利用者ができることはやっていただくことが自立支援につながります。訪問介護事業所での生活援助を行うためには介護職員初任者研修の受講が必要となります。ただし、新しい研修制度として生活援助従事者研修が創設されていますので、こちらを受講することでも従事することができます。
介護職員初任者研修を取得しなくてもできる介護業界の仕事内容
介護の仕事には無資格で行える仕事もあります。資格が必要になってくるのは、訪問介護事業所の介護業務です。他の通所系事業所、入居系事業所などでは、無資格でも介護業務を行うことができます。実際に無資格の方も多く就業しているのでご安心ください。
通所や施設での業務
就業してすぐに1人で介護業務を行うことはありません。基本的に介護福祉士等の有資格者のサポート業務に就くことになるしょう。ご利用者の見守りや話し相手になる、シーツ交換、掃除などの業務を行うことになります。様々なご利用者と接するため、個々の注意すべき点を覚える、介護に関しての基礎知識を学習する必要があります。
ご利用者の送迎等
介護事業所等と自宅や病院の間の移動について運転業務を担当します。必要となるのは運転免許証です。私の経験から申し上げると、送迎担当者は施設やご利用者、ご家族との連絡役も担っているので、ある程度の介護や薬などの知識があると大いに役立ちます。
事務等
介護事業所の事務所で、受付業務や介護報酬請求業務などを担当します。特に資格が必要ということはありませんが、ある程度の介護知識があると周りの方と連携を取りやすいでしょう。余談になりますが、「介護事務」という講座も各学校で開催されています。
まとめ
介護職員初任者研修取得後に活かせる仕事や場面についてご紹介してきました。介護業界のスタートラインの資格として活躍される方が増え、仕事やボランティアとしてなど活かせる場所は多岐にわたります。介護職員初任者研修は比較的取りやすい資格ですので、ぜひとも挑戦してみてください。
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受講費用*&
テキスト代 -
振替受講や
再試験代 -
就業
サポート
*初任者研修 または 実務者研修
専門は「高齢者介護論」「社会福祉援助技術論」「介護現場におけるリスクマネジメント」
特別養護老人ホームや居宅介護支援事業所などの現場で、介護職を10年以上経験。介護講師経験3年。
WEBライターとして、介護・医療・転職・健康などのジャンルで執筆700本以上。
カイゴジョブアカデミーにて、介護の仕事や資格について、実体験を踏まえたお役立ち情報をお伝えします。
編集部
介護業界のプロフェッショナルが介護の仕事や資格に関するお役立ち情報をお届けします。