介護の仕事内容って何がある?15種類のお仕事を現役介護士が解説
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“介護の仕事”といっても働く場所や対象となる利用者、所持資格によって仕事内容は様々です。これから介護職を目指す方は、いったいどんなことをするのか、自分でもできるのか不安を抱えていることでしょう。
少しでも介護の仕事がイメージできるように、介護の仕事内容の主な15種類の業務、難易度、やりがいポイントを、著者の体験からご紹介します。
介護の仕事を詳しく知りたい方、自分でも介護ができるか不安を感じている方、よりステップアップしたい方はぜひ参考にして頂いて、ブックマークをしておいて必要になった時には読み返してみてください。
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*初任者研修 または 実務者研修
目次
入浴介助
高齢者のQOL(生活の質)の向上や尊厳の維持につながるケアのひとつ、入浴介助。
個浴・一般浴・機械浴・リフト浴・ストレッチャー浴等ADLに応じた方法があり、体調不良や拒否などで入浴できない方は、シャワー浴・清拭・部分浴(足浴・手浴)などで対応します。
入浴介助は、身体の清潔保持や疼痛緩和、血行促進、新陳代謝の向上、感染症予防、精神の安定、リラックス効果やスキンチェックなどを目的に実施します。
▶POINT
入浴の現場では転倒事故や脱水、溺水、火傷など介護事故のリスクが多いため、利用者の心身の状態、認知症のレベル、環境整備など安全性への配慮や適切なケアが求められます。
プライバシーへの配慮と信頼関係を大切にしながら「安心・安楽」となるような入浴介助を心がけましょう。
入浴介助のお仕事難易度:★★★★☆
他人の体や頭を洗うことは難しいため、介護職初心者の方は入浴の手順や利用者の状態が分からず、戸惑うことが多いでしょう。
実践とアドバイスを通じて利用者のペースに合わせたケアができるようになるので、安心してください。
入浴介助のやりがいポイント
入浴介助のやりがいは、なんといっても表情!
認知症で表情が固い方、いつもピリピリと怒っている方が湯船に浸かったときの瞬間。
中には誘導が難しい方もいらっしゃいますが、「あぁ~気持ちいい」とほころんだ表情を見ると介護者としてのやりがいを感じます。
排泄介助
トイレへの誘導やベッド上でのおむつ交換などの排泄介助。
利用者によって排泄のタイミングや回数、そのときの状況によって介助方法や手順は異なります。
清潔保持や快適の維持、自立支援と寝たきり防止などの目的があり、排泄介助時のスキンチェックで皮膚疾患の早期発見も可能です。
▶POINT
「最期まで自分の力でトイレへ行きたい」と願う高齢者は多いです。
できるだけトイレへ誘導し自力で排泄していただけるような声かけやケアを行いましょう。
例えば、排泄時間を決めて誘導するのではなく、個々の排泄サイクルを把握し、利用者のペースに合わせて誘導と介助を行うなどです。
おむつ交換の方も、定時誘導だけでなく訴えがあった際は随時交換することで、清潔保持と気持ちよく過ごせるでしょう。
排泄介助のお仕事難易度:★★★☆☆(人によっては★★★★★)
介護の仕事の1日は「排泄介助にはじまり、排泄介助で終わる」といってもいいほど大きなパーセンテージを占める業務です。
初めての介護職で排泄物に馴染のない方にとっては、「できない」「触れない」と感じる方もいますし、その業務が「絶対無理!」という方もいらっしゃるでしょう。
自分自身も含め、すべての人に起こる生理現象だと理解できるまで時間がかかる方もいます。排泄介助は、「生きる上で必要不可欠なこと」との理解と、感染防止に配慮して適切なケアを行うことが大切です。
排泄介助のやりがいポイント
「おむつ交換ばっかりじゃん!」と介護の仕事が嫌になる方を何人も見てきました。
適切な排泄介助は、高齢者の尊厳の維持につながる専門性の高い業務のひとつ。
排泄のタイミングを把握し適切な排泄誘導ができたら、おむつが不要になるかもしれない。そうすると、認知症症状の改善やADLの向上、利用者本人にとって「自力でトイレへ行ける」と自信になるでしょう。
食事介助
高齢者にとって日々の楽しみのひとつとなっている食事。
普通食から一口大食・きざみ食・ミキサー食など個々の嚥下状態によって、食事形態が異なります。
▶POINT
“食事”は栄養摂取だけではありません。
食事の前に献立を紹介し、食材について話す、旬の食材を使って調理する、食器の工夫など季節感や五感を使い刺激的なもの、生きる喜びを感じられることが大切。
「安全」「美味しい」を実現する食事介助を行いましょう。
食事介助のお仕事難易度:★★☆☆☆
寝たきりになると低栄養や誤嚥事故といったリスクにつながりやすいため、食事の形態や食事介助のスピード、食べやすさへの配慮が必要です。
利用者の心身の状況、嚥下の程度、誤嚥のリスクなど事前に把握することで安全な食事介助を行えます。
食事介助のやりがいポイント
「食事介助は誰にでもできる仕事」と思われ、介護施設によっては実習生の登竜門的な仕事とされています。しかし、介護業務の中でも介護者を選ぶ業務のひとつです。
介護者の声かけや食事を口に運ぶスピード、運び方によって摂取量が左右されます。
「今日も美味しかったわ、ありがとう」と食べていただけることでやりがいを感じるでしょう。
着脱介助・更衣介助
着脱介助・更衣介助は介護業務の中でも頻度が高い仕事のひとつで、モーニングケア(起床)・ナイトケア(就寝)・入浴後・衣類が汚れてしまったときなどに行います。
▶POINT
着脱介助のポイントは「脱健着患」
麻痺や拘縮、痛みのある方に負担をかけず健側の残存能力を活用するため、介護者・本人にとって安全で安楽なケアとなります。
ご自身の力で衣服の脱ぎ着するのが難しい方の着替えを介助することですが、麻痺や拘縮に注意し負担のないように行いましょう。
着脱介助のお仕事難易度:★★☆☆☆
新人の頃は「脱健着患」が十分に把握できず、戸惑うことも多いでしょう。
先輩に指示を仰いだり、利用者本人のペースに合わせたりと安心感のある介助を心がけることが大切です。
着脱介助のやりがいポイント
施設に入居されている高齢者であっても毎日身だしなみを整えることは大切です。
若い頃からのこだわりで最期までジーンズを愛用されている方もおられました。
お気に入りの洋服や好きな色の洋服を身に着けることで、生きがいにもつながるでしょう。
また、「これは亡くなった主人が好きだった服なの」と思い出話を聞けるのも楽しいですよ。
口腔ケア
「心身の健康はお口から」といわれる口腔ケア。
虫歯や歯周病の予防、口臭予防、血行促進の効果があり、食後口腔内の残渣物を除去し清潔を保つ介助です。
また、唾液腺マッサージや嚥下体操も口腔ケアに含まれ、食事を美味しく食べられるように&誤嚥性肺炎の防止が目的となります。
義歯の方はスポンジを使った口腔ケアや義歯の手入れなどを行います。
▶POINT
総義歯で1本も自歯がなく寝たきりの方であっても舌のケアや歯肉のマッサージなどを行い、清潔に保ちましょう。
口腔ケアのお仕事難易度:★☆☆☆☆
“歯磨き”は生活の一部(日課)になっている方も多いので、介助導入の難易度はさほど高くはありません。
適切な口腔ケアや口腔マッサージが継続できるよう声かけし、できる部分はご自身でしていただきましょう。
口腔ケアのやりがいポイント
退院後のある利用者様、認知症が進行し以前のように発語がなく、表情も硬い、入院中はミキサー食しが摂取しておらず咀嚼も忘れてしまっている状態。
主治医や看護師と相談しながら、毎日3回の口腔ケアとマッサージ、嚥下体操を続けて1カ月。表情が和らぎ、少しずつ固形食を摂取できるように!
笑顔も見られ家族やスタッフともコミュニケーションがとれるほどになりました。
口の健康や機能とともに、生きる楽しみやコミュニケーションのベースとなることを再確認できた事例です。
体位変換
寝たきりの方、寝返りがうまくできない方は、同一体位でいると圧が集中し血液の流れが妨げられ褥瘡ができます。褥瘡は痛みだけでなく全身の血液の流れにも影響し、心臓や肺などの機能低下や感染症を引き起こす原因になります。
同じ姿勢にならないように体位を変えて血流をよくする介助(体位変換)が必要です。
▶POINT
利用者自身の力を活かして動いてもらうことで、お互いの負担軽減と自立支援の介助につながります!
体位変換のお仕事難易度:★★★★☆
体位変換は、「ただ利用者の身体の向きを変える」だけではなく、適切な位置や角度へ体位変換し、安楽な姿勢にしなければいけません。
しかし、介護の仕事が初めての方はうまくできない方も多いでしょう。
力学的原理から小さな力で大きな力を生む介護技術がボディメカニクスであり、これを応用して行うのが体位変換です。
介護職員初任者研修では、ボディメカニクスを用いた体位変換など介護技術を習得できます。
体位変換のやりがいポイント
褥瘡に対して医療行為は行えませんので、体位変換やポジショニングはじめ日々のケアが重要になります。
適切な体位変換によって経過が良くなり、痛みが軽減し和らいだ表情をみるとホッとするとともに「頑張ってよかった!」と思う瞬間です。
移動・移乗介助
日常生活で欠かせない動作で、介護の基本となる移動・移乗介助。
活動範囲の拡大や自立した生活、社会活動への参加につながりADLだけでなくQOLの向上につながります。
▶POINT
負担のないケアのため、利用者の残存能力とADLに合わせた介助を行いましょう。
移動介助のお仕事難易度:★★★☆☆
移動・移乗介助は、「利用者がどこまでできるのか」「介護者はなにをどこまでサポートすべきか」を考えた安全・安楽な介助が大切です。
介護者の力加減でやってしまったり、過剰介助をしたりしがちで、できるだけご自身の力を使ってもらい、ボディメカニクスを活用することでスムーズな介助ができるでしょう。
移動介助のやりがいポイント
正しい介助方法で安定した姿勢ができると、安心して身体を預けていただけます。
自立を支える移動・移乗介助を実践することで残存機能の維持・向上にもつながるでしょう。
私は153㎝なので身体の大きい利用者の移乗は大変そうだと思われますが、正しいボディメカニクスを身に着けることで負担なく行うことができます。
「小さな体でも大きな力を発揮できる」という介護職ならではのスキルにもやりがいを感じる部分です。
声かけ・見守り
リラックスして過ごせているか、困っていることはないかなど日常的な声かけや見守りが大切です。
年齢を重ねると周囲の音が聞き取りづらく、コミュニケーションの機会が少なくなりますので、気持ちを明るくし、不安を取り除く声かけを行いましょう。
▶POINT
寄り添った声かけは、利用者の心身状態の変化や異常の早期発見にもつながります。
コミュニケーションが困難な場合は、無理やり声かけをせず“関与ある観察” (安全の確保をしつつ少し距離を置き、見守りすること)を行いましょう。
声かけ見守りのお仕事難易度:★☆☆☆☆
介護職が初めての方は「何を話せばいいか分からない」と悩む方が多いものですが、声かけの基本は気持ちのよい挨拶から!
笑顔で「おはようございます」というだけで、コミュニケーションのハードルがぐんと下がるはずです。
ただし、仲良くなったからといっても相手を敬い、丁寧に接することは忘れてはいけません。
声かけ見守りのやりがいポイント
見守り(関与ある観察)を続け、いいタイミングで声かけができたとき、ふと辛いことや悩んでいることを口にされることがあります。
「心が開き、通じ合った!」と介護職冥利につきる瞬間です。
生活援助
利用者の代わりに必要な家事を行うケアのことで、利用者とともに行う家事や買い物、薬の受け取りなどを行います。
訪問介護で実施されていますが、グループホームなど入居系施設でも、洗濯、調理、掃除などを利用者と介護スタッフが協力して行うところも多くみられます。
▶POINT
残存能力を引き出し利用者のペースややり方に合わせること、そしてサポートする視点を大事にしましょう。
生活援助のお仕事難易度:★☆☆☆☆
これまで家事をされてこられた主婦の方や得意な方は、家事スキルを活かせるチャンス!
生活援助のやりがいポイント
「包丁は危ないから」「火傷するから」と避けてしまいがちな調理ですが、グループホームに入居される女性利用者は長年家事をしてこられた方が多く、中には元調理師の男性もいます。
私たちよりも丁寧に包丁を使い、料理の味付けや上手な手抜き方法など色々なことを教えてくれ、見事に調理される方も多いのです。
また、一緒に洗濯物を畳んでいると「どうせすぐ使うんやから畳まなくてええねん」と、笑いが生まれるのもまた一興です。
機能訓練
ADLの維持向上を目指し、理学療法士や作業療法士によって機能訓練が実施されますが、介護職として行える機能訓練もあります。
それは「自立支援を目指したケア=生活リハビリ」です。
生活リハビリは、トイレや着替え、入浴などADLを機能訓練(リハビリ)としてとらえ、適切な見守りや介助、残存機能を活用し自立した生活維持に努めることです。
▶POINT
介護者が行う機能訓練(生活リハビリ)は、ケアプランにも反映され高齢者の生活で重視されます。
機能訓練のお仕事難易度:★★☆☆☆
機能訓練というと難しいイメージがありますが、実は簡単なことです。
例えば食事のとき、自分で口にうまく運べない利用者に対して介護者が全て介助するのではなく、救いやすい食器やスプーンなど自助具の活用も生活リハビリとなります。
過剰介護にならないよう、自立した生活をサポートする視点を大事に介助することに慣れるまで難しいと感じるかもしれません。
機能訓練のやりがいポイント
毎日のラジオ体操や足の上げ下げ運動や、入浴時に手の届く部分はご自身で洗身してもらうなど、自立した生活をサポートできることはたくさんあります。
自分でできる喜びや楽しさなど日常生活の些細なことや「利用者のよりよい生活のためできることはないか?」と考える視点も機能訓練のひとつです。
生活リハビリを続けADL向上を実感したり「ちょっと自分でやってみるわ!」と意欲が見られたりというときやりがいを感じます。
レクリエーション
特別養護老人ホームやデイサービスなどでは、高齢者への介護サービスだけでなくレクリエーションも行います。
レクリエーションはre(再び)creation(創造する)という意味をもち、社会交流や活動により利用者のADLとQOLを向上させること。
そして、認知症の予防や生きがいつくりにつなげようという目的をもっています。
▶POINT
クリスマスや節分など季節のイベントやお誕生日会、運動会と施設によって様々な趣向をこらした催しが開かれますが、レクリエーションの注意点は「安全」「楽しむ」の2つ。
利用者とともに介護職員も楽しむという視点が大切です。
レクリエーションのお仕事難易度:★☆☆☆☆
「レクリエーションが苦手」「何をすれば喜んでもらえるか分からない」と、レクリエーションが苦手な介護職員は少なくありません。
また、要介護度が異なり認知症の方や社交的な方、内向的な方と性格も様々で全員が楽しいと思えるレクリエーションを実施するのは難しいでしょう。
ゲームやクイズだけではなく、日々のコミュニケーションやタッチングもレクリエーションのひとつ。コミュニケーションにはお金も大掛かりな準備も必要なく、声と笑顔だけで行えます。
あなたのスマイルを武器に“楽しい”毎日を提供していきましょう!
レクリエーションのやりがいポイント
筆者が働く施設で最も力を入れていたレクリエーションは夏祭り。利用者の家族や友人、地域の方にも来ていただき全員が盛り上がるイベントです。
準備は大変ですが、夏祭りのゲームを楽しむ姿を見ると「成功してよかった!」と思うとともに、家族へ素敵な笑顔を見せることができて良かった!と嬉しく思う瞬間です。
介護記録
介護保険制度において介護施設や介護事業所では、日々の記録を残し保管することが定められています。介護職員が行う記録は、利用者の情報やその日の状態、介護の程度などを正確に記さなければいけません。
また、質の高い介護サービスの提供やケアマネジメントへの活用、介護職員の資質向上や情報共有などの目的ももちます。
▶POINT
介護記録には、健康・心身の状態や配慮すべき事項が記載され、記録者は正確に記入することが求められます。
介護記録が威力を発揮するのは介護事故や急変が起こったとき。
いつも質の高いケアを提供していても、記録が残っていなければ第三者へ伝えることができません。
いざというときの正確な情報を伝える手段であり、介護職員の介護行為の証拠としての意味をもちます。
介護記録のお仕事難易度:★★☆☆☆
「介護記録に追われて大変」「ストレス」という声もありますが、最近ではICT化によりパソコンやタブレットなどITツールの導入により効率化が進んでいます。
初めて介護記録を行う場合は難しいと感じますが、方法さえ分かれば誰もが簡単に入力できるシステムになっていますので安心してください。
介護記録のやりがいポイント
施設内での急変→救急搬送となり、家族から介護記録の開示を求められましたことがあります。(前日までお元気だったので、なぜ?という不信感をもたれたのでしょう)
そして開示した全ての介護記録を見た家族の一言は「ここまでしてくださってありがとうございます」でした。
ただ単に介護の記録だけでなく、これまでのケアを信頼度の裏付けであると実感した事例でした。
介護計画書の作成
ケアマネジャーの作成したケアプランに基づいて介護計画書を作成します。
アセスメントにて本人や家族の状況とニーズし把握し、心身の状態に応じた自立した生活と適切なケア提供のため立てられる支援計画です。
▶POINT
介護計画書には長期目標・短期目標、サービス提供内容、特記事項などを記入しますが、ケアの方針となる大きな柱という視点が重要。
曖昧な表現や簡素化した言葉は、家族に対して正確に理解してもらえずトラブルの原因になり得ることもあります。
介護計画書のお仕事難易度:★★★★☆
介護計画書は本人と家族に内容の説明と確認のうえ同意を得るもので、口頭での説明だけでなく、家族が計画書を見返したときにも再度理解できるような内容でなければいけません。
正確なアセスメントスキルと表現力(伝えるスキル)、が求められため、難易度はやや高く、介護計画書の作成を介護福祉士に限定しているところもあります。
相談・援助
介護職は、介護に関する知識や技術は必要不可欠ですが、利用者のメンタルケアとともに家族への対応を行う接遇マナーやコミュニケーションスキルも大切です。
利用者と家族それぞれのニーズをとらえ、お互いの意志を尊重しながらスムーズなサービスが行われるようコミュニケーションをとり、より良い関係を構築していかなければいけません。
▶POINT
“利用者の家族”は千差万別。
何も言わなくても理解していただける方、何を言ってもクレームにつながる方、いつも「ありがとう」と言ってくれる方など様々。
大切なことは今の利用者とケアの現状を知っていただくことです。
相談・援助のお仕事難易度:★★★☆☆
はじめて介護職をされる方にとっては、家族とのコミュニケーションは難易度が高いかと思います。ありのままを理解していただきながら、不快な気持ちにさせないように伝える言葉選びは難しいでしょう。
そのため、家族との相談援助は比較的実務経験のある介護職や介護福祉士が行っているところが多いです。
各専門職との連携
利用者を支えるのは介護職だけではありません。家族はもちろん医師、看護師、理学療法士、ケアマネジャーなど様々な専門職が連携し、1人の利用者をサポートしています。
そのため、各専門職間で目標を統一し、適切なケアを提供していくが大切です。
各専門職との連携のお仕事難易度:★★★★☆
介護職が業務の中で難しいと感じているのが、この専門職種間でのコミュニケーションです。
1人の利用者に対してのケアについても、職種が異なると視点や根拠がそれぞれ変わってきます。
お互いの専門性を理解し、利用者がより良い生活を送るための援助をするにはどうすればいいかを考えていかなければいけません。
まとめ
15種類の介護の仕事内容や難易度、やりがいポイントについて紹介しました。
介護の仕事は高齢者の生活を支える仕事であり仕事内容は多岐に渡りますので、人生を支える仕事といっても過言ではありません。
筆者の経験をもとに実態をお伝えしましたので、「こんなに種類が多くて大変」「私にはきついかも」と不安になる方もいらっしゃるかと思います。
介護の仕事は精神的にも肉体的にも大変なこともありますが、やりがいが多く笑顔溢れる仕事です。
介護職員初任者研修を受講すれば、基本的な介護の知識やスキルを身に着けることができますし、実践を通じて学ぶことが多いため未経験の方も安心してください。
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受講費用*&
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振替受講や
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就業
サポート
*初任者研修 または 実務者研修
- この記事の著者 吉田あい
- プロフィール
- 大阪府出身。現役のケアマネージャー
専門は「高齢者介護論」「社会福祉援助技術論」「介護現場におけるリスクマネジメント」
特別養護老人ホームや居宅介護支援事業所などの現場で、介護職を10年以上経験。介護講師経験3年。
WEBライターとして、介護・医療・転職・健康などのジャンルで執筆700本以上。
カイゴジョブアカデミーにて、介護の仕事や資格について、実体験を踏まえたお役立ち情報をお伝えします。
- 保有資格
- 介護支援専門員(ケアマネージャー)、介護福祉士、社会福祉士、メンタル心理カウンセラーなど
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この記事の監修者
カイゴジョブアカデミー
編集部
- 介護専門の資格講座学校「カイゴジョブアカデミー」の編集部です。
介護業界のプロフェッショナルが介護の仕事や資格に関するお役立ち情報をお届けします。