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還暦を前に自営業から介護職へ転身!教育体制が整った職場でさらなる成長に挑戦する男性の胸中

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初任者研修から踏み出した一歩

「みんなの介護転職ストーリー」、今回の主役は藤堂(ふじどう)一樹さんです。農機具の営業職時代に高齢者とのコミュニケーションに楽しさを覚えたことが介護のお仕事へとつながりました。一度ご自分で探した就職先に介護職として入社するも半年で退職。自分に合った就職先を見つけるため、キャリアパートナーの力も借りて看護助手へと転身されました。

藤堂(ふじどう)一樹さん(57歳)

2024年3月~6月 介護職員初任者研修/名古屋校
2024年4月 病院の看護助手として転職

農機具の営業職から介護職へ

藤井:まずはこれまでどんなお仕事をされてきたのか教えてください。

藤堂さん: 大学卒業後、物流会社や人材派遣会社、農機具販売営業、自営業などいろいろな仕事をしてきました。今思えば、介護とは無縁の職業ばかりでしたね。

藤井:今回介護職に転職しようと思われたきっかけは?

藤堂さん: 農機具の営業職をしていたとき高齢者のお客様が多くて、販売や修理に伺うとよくお話ししたんですがそれがすごく楽しかったんです。昔の話とか興味深いことばかりでしたね。私は歴史が好きなので「戦時中はこの辺りにB29の爆撃があったんだよ」などと聞くと想像がふくらみました。

藤井:貴重な話を聞かせてもらったんですね。

藤堂さん: 高齢者の話を聞くのが好きだから高齢者のお世話も向いているかもと思いました。そのころ自営業にチャレンジしたもののコロナ禍で貯金がつきて、次の仕事を模索していたんです。物流、タクシー、警備、介護の業界の会社の面接を受けてそれぞれの業界から1社ずつ内定をもらっていたのですが、介護は「正社員雇用」「中高年も活躍している」とのことだったのでチャレンジしてみることにしたんです。しかし半年も経たないうちに辞めました。

最初はグループホームに就職したものの

藤井:なぜそんなに早く退職を?

藤堂さん: そこは認知症の方が入居しているグループホームだったんですが、規模が小さいからか教育体制が十分とはいえず、「先輩を見て学べ」という雰囲気だったんですよね。介護は初めてで右も左もわかりませんでしたから、「見て学べ」という環境では自分がやっているケアが正解なのかもわからず不安でした。人の命にかかわる仕事なのでちゃんと教育を受けて業務に当たりたいじゃないですか。だからここでは続けられないと思ったんです。

藤井:利用者さんの安全に関わることですものね。それで転職先を探されたんですね。

藤堂さん: 「次はきちんと指導してもらえるところへ」と思ったものの、自力で探すのは難しいと痛感し、転職エージェントに頼ることにしたんです。ネットでカイゴジョブアカデミーを見つけて登録し、転職先は教育体制や給与水準にしっかり納得できるところがいい、と色々相談させてもらいました。

藤井:キャリアパートナーと沢山コミュニケーションをとられたんですね。

藤堂さん: はい。私についてくれた専任のキャリアパートナーさんが「この病院は給与水準は高いですがハードルも高いですよ」と。でも「一緒にがんばりましょうね」という感じで本当に親身になってくれました。履歴書の書き方や面接でのアピール方法もしっかり教えてくれて。履歴書は面接先に送る前にチェックして再度アドバイスもくれたんです。ここまでやってくれるんだ、と驚きましたね。ここまで一生懸命やってくれるんだから、こっちも一生懸命応えようと思いました。そのおかげもあって病院から内定をもらうことができたんです。

藤井:良かったですね!病院は見学もされたんですか?

藤堂さん: ええ、しました。就職した病院は私の地元にありますので何回も来たことがありますが改めて見学させてもらいました。古いですが大きい病院で、これから新しく建て直すと聞いて嬉しくなりました。ただ配属されたのは建て直しの予定がない病棟だったんですけどね(笑)。

深い!シーツの角を四角に折る理由

藤井:このころ初任者研修も受けられたんですよね。

藤堂さん: そうです。無資格よりも資格があったほうが就職先の選択肢も広がるし、知識を付けてから就職する方が良さそうだと思って、受講を決めました。

藤井:初任者研修を受講してみていかがでしたか?

藤堂さん: グループホームで働いていたときに介護職員基礎研修は受けていたんですが、その時とは全然情報量が違いますね。一つ一つ、こういった裏付けがあるからこういう風にしているんだ、というのがよくわかりました。講義で一番心に残ったのはベッドのシーツ交換。介護技術の一つで、ただ新しいシーツに交換すればいいというわけではないんですよね。

藤井:どういうことでしょうか?

藤堂さん: ベッドの角にシーツを敷き込むときに枕の方はシーツを三角に、足元は四角にして折り込むと習ったんです。三角はずれにくく、四角はずれやすいからなんですね。高齢者の方々は皮膚が弱く摩擦で傷つきやすいので、ベッドから車椅子などに移るときに足元は四角にしておいたほうがシーツが適度に崩れて摩擦が起きにくい、とこういうことなんです。

藤井:あえて摩擦を起きにくくして床ずれ予防をしているんですね。

藤堂さん: その通りです。ベッドメイキングひとつをとっても皮膚を傷つけないような方法を取るのだと学び、すごく感銘を受けたんですよ。こういうことも含めて勉強してから就職したほうが自信をもって業務に臨めるし、安心だなとつくづく思いました。

ゆくゆくは介護福祉士を目指したい

藤井:お仕事を始められて2か月弱ですが、順調ですか?

藤堂さん: ええ、しっかり教えてもらえる環境で看護師さんがたくさんいるので、何かあっても対応してもらえる安心感があります。ただ介護士をやりたくて来たけど今は看護助手で採用されています。私は介護にこだわりたいので、そこがちょっと心残りですね。

藤井:最近仕事で嬉しかったことはなんですか?

藤堂さん: 月並みですが、患者さんに「お前うまくなったなあ」と言われたことですね。おむつ交換のときでしたが、ちゃんと感じてくれてるんだなと嬉しくなりました。「ありがとう」と言われるとやっぱり嬉しいですよ。

藤井:今後の目標や夢があったら教えて下さい。

藤堂さん: まず3年働いて実務者研修を受けて、介護福祉士を取りたいですね。そしたら還暦、今後どうなるかわかりませんが介護タクシーなんかもあり得る選択肢ですね。

インタビューを終えて

高齢者と話すのが好きだと話してくれた藤堂さん。藤堂さんのようにコミュニケーションを取るのが好きで、「昔話に耳を傾けるとなんだか安心する」「ゆったりと話す雰囲気が好きだな」と感じていた人もいるのではないでしょうか?介護では、高齢者とのコミュニケーションも大事なケアの一つです。好きを活かして仕事をしたい人は、介護業界に飛び込んでみるのもいいかもしれません。

構成、執筆:秦佐起代


「みんなの介護転職ストーリー」でご紹介している方々は、無資格・未経験から介護業界に挑戦したカイゴジョブアカデミーの卒業生です。皆さんが活用された「特待生キャンペーン」なら、自己負担なしで「介護職員初任者研修」の資格を取得でき、さらに介護職専門のキャリアアドバイザーによる就職先の紹介も受けられます。資格が1つあるだけで、給与や待遇がアップし、就職・転職時にも大変有利です。下記リンクからそれぞれ詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

>>自己負担なしで介護職員初任者研修を取得できる!「特待生キャンペーン」についてもっと見る

>>介護の最初の資格といえばコレ!「介護職員初任者研修」についてもっと見る

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