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一夜にして転機が訪れ介護職への転職を決断!人と接することが好きな男性の介護職としての「これから」

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初任者研修から踏み出した一歩

「みんなの介護転職ストーリー」、今回の主役は川渕政好さんです。スーパーや製造業などの仕事を経験されてきましたが、「もっと人と接する仕事がしたい」と初任者研修を取得し、介護職としてのセカンドキャリアをスタートしました。川渕さんの転職のきっかけとなった「一夜にして転機が訪れた」エピソードは非常に興味深いです。

川渕 政好さん(53歳)

2023年5~6月 介護職員初任者研修(短期コース)/名古屋校
2023年7月 住宅型有料老人ホームに就職

記事の監修者:藤井寿和(介護福祉士)

「人と関わる仕事」がしたくて

藤井:まずは介護職に就く前のお仕事について教えてください。

川渕さん: 高校卒業後、人と関わる仕事がしたいと思ってスーパーに就職し15年間ほど勤めました。家庭を持って子どもが生まれてからは土日休みの仕事にしたくて製造業に転職し10年ほど勤めました。それでもやっぱり人と関わる仕事がしたいなと思って、それに自分に向いている気がして介護職に転職しました。

藤井:介護職以外の転職先も探されたりしたんですか?

川渕さん: 介護職以外は考えていなかったですね。他の仕事もあるとは思いますが、今後長く続けられて安定もしている仕事、と考えると介護職かなと思いました。

藤井:介護職が長く、安定というのは?

川渕さん: 求人や募集内容を見ていると、応募できる年齢層が幅広いし退職年齢も高いところが多かったので、自分が高齢になっても働き続けられそうだなと思いました。

藤井:川渕さんの周囲で介護職の方はいらっしゃいますか?

川渕さん: 同級生の友人がデイサービスを経営しているんですが、実はこの友人が今回の転職のきっかけになったんです。新年に集まった時に話していたら、その友人から「川渕さんは人当たりも良いし接客業もしていたから、介護職にも向いてるよ」と言われました。ちょっとおだてられた感もありますが(笑)、人と接することは確かに好きですしそういう仕事ができたらなと思っていたので、そこから自分で介護について色々調べてみて、カイゴジョブアカデミーに行き着きました。

最初は想像と現実のギャップに戸惑う日々

藤井:介護に転職しようと考えてからどう行動されましたか?

川渕さん: まず資格を取るための学校を探しました。カイゴジョブアカデミーを見つけて、同級生のグループLINEで相談してみたら、たまたまそのうちの一人がカイゴジョブアカデミーにお世話になっていたんです。それで背中を押されて自分もやってみようという気になりました。きっとあの新年会に行かなかったら介護職になっていなかったかもしれませんね。まさに一夜にして転機が訪れたという感じです。資格が取れたときにまたLINEに報告したら、みんな喜んでくれていました。

藤井:トントン拍子に進んだんですね!最初から介護の資格を取ることは考えていらっしゃったんですか?

川渕さん: はい。まずは資格からと考えてました。ただ今は働いてからでも良かったかなとも思います。というのも、想像と現実に大きなズレがあり、思い通りにいかないとことも多かったし、少しでも現場を経験してから勉強していればギャップがもっと少なく済んだのかなと今では思っています。

藤井:授業で学んだことと、現場とのギャップがあったということですね?

川渕さん: そうですね。自分は資格を取ったからある程度はできるはずだと思っていたんです。でも現場に出てみたら車いすの移乗一つとっても色々な方がいて、介助方法も違う。先に就職して現場の実情を知っておけば良かったなと思うところはいくつかありました。授業は基本を教えるところだから仕方がないとは思うんですけどね。実技もクラスメートが相手のときと現場では全く違うので緊張感もあります。

藤井:初任者研修を学んだ中で、印象的だった授業や先生の言葉などはありましたか?

川渕さん: 講師の言葉で「悩んだり、いやなことがあったとき、それの努力をしているか」という言葉がグサッと刺さりました。今までの自分を振り返ってみてもできていなかったので心に残っています。

藤井:クラスの雰囲気などはいかがでしたか?

川渕さん: 全体で20人位いて、10代から50代まで幅広い年齢層の方がスクールに通われているんだなと驚きました。もっと若い人ばかりかと思っていたので逆に安心しました。すでに介護のお仕事をされている方もいらっしゃったので、実技の場面などではそういった方々の意見も参考になりました。LINEを教えてもらったので今も相談したり励ましあったりして、皆で支え合っています。

藤井:もしよろしければ、LINEでどんなことを相談されたのか教えてもらえますか?

川渕さん: 実は自分は、仕事に就いてから一番の抵抗が排便だったんです。処理の仕方は学校で学びましたが、いざ現実でおむつ交換となったとき正直ためらうことも多くて……。おむつから漏れてしまったときの処理の仕方などを相談したときは「下に新聞紙を敷くと良いよ」とか具体的なアドバイスをもらえて、とても参考になりました。

藤井:職場以外で相談できる場があるというのは心強いですね。

川渕さん: はい、気軽に相談できるのは一緒に学んだ仲間だからこそなのかなと思いますね。

藤井:転職先に住宅型有料老人ホームに選んだ理由はなんでしょうか?

川渕さん: 最初は介護度が低めの方が多いデイサービスが良いと思いましたが、そのときデイサービスの求人が少なく、キャリアパートナーさんから紹介されたのが住宅型有料老人ホームでした。訪問介護や入浴介助、食事介助など色々な経験ができる点、それらを経験しておけば、この先他の施設に行っても活かせるなどのアドバイスをもらって決めました。介護度が高めの方の介護をするとは思っていなかったのが正直なところですが、今の職場はとても人間関係が良く、仕事にも集中できるいい環境です。

藤井:キャリアパートナーのアドバイスが転職の決め手になったんですね。

川渕さん: キャリアパートナーさん自身の経験談や心強い言葉、アドバイスに背中を押していただきました。自分のようなまったくの介護素人には、アドバイスやサポートは絶対必要だと思います。不安なことやわからないことをなんでも教えてもらえますし、いつでも相談できますからね。介護施設のイメージすら湧かなかったし、自分は不安な気持ちのほうが大きかったので、サポートしてくれる人の存在は大きかったですね。

藤井:今までのお仕事の経験が介護現場で活かされていることはありますか?

川渕さん: サービス業のときの言葉使いや礼儀作法などは非常に役に立っていると思います。職場の人からは「川渕さんは腰が低すぎますね」と言われるほどで(笑)。製造業のときは計画的に物事を進めていたので、そういった部分も役に立っているとは思います。

藤井:介護職になり、休日やプライベートでの変化はありましたか?

川渕さん: 平日休みが多いので、ゆっくり役所に行けること、どこに行っても空いていることなんかはありがたいです。逆に、土日は仕事なので家族とはすれ違いになるので、予定がうまく合わなかったりはしますね。

ゆくゆくは、指導できる立場に立ちたい

藤井:介護の仕事の良いところを伝えるとしたらなんでしょうか?

川渕さん: ご利用者さまからのお礼の一言に尽きると思います。ロボットが入ってきている時代ではありますがまだまだ人の手が必要だと思いますし、必要なことをご利用者さまにいかに快適に提供するかが第一なので、もっと若い方々にも挑戦してほしいですね。

藤井:最後に、これからの目標や挑戦したいことを教えてください。

川渕さん: こうして介護の道へ進みましたが、この先は実務者研修を受け介護福祉士の資格も取得したいです。学んでいろいろな情報を掴み、ゆくゆくは指導できる立場に立てたら良いなとは思っています。

インタビューを終えて

柔らかい物腰で丁寧にお話をしてくださる川渕さん。スタッフの方から腰が低いと言われる様子が目に浮かびます。川渕さんのように全くの介護未経験の方は、施設の種類や仕事内容、不安なことがたくさんあると思いますが、そういったことを相談できる介護専門のキャリアパートナーの存在は心強いですね。

構成、執筆:岩本 亜矢子


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>>自己負担なしで介護職員初任者研修を取得できる!「特待生キャンペーン」についてもっと見る

>>介護の最初の資格といえばコレ!「介護職員初任者研修」についてもっと見る

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