夜間コースの介護職員初任者研修の特徴

介護の仕事に慣れてこられた頃に、「そろそろ資格取ろうかな」と思われる方も多いのではないでしょうか?
介護関係の有名な資格として、「ケアマネジャー、介護福祉士、ホームヘルパー、介護職員基礎研修」などがありますが、この中のホームヘルパー、介護職員基礎研修資格は、以前までは初心者の方が最低限の知識や介助方法を研修で学び取得する、いわば新人職員向けの資格でした。
しかし2018年現在、制度の変更により【介護職員初任者研修】と、資格として位置付けされています。なにか漢字ばかりで難しく感じますが、今後介護の仕事をされる方にはぜひ取得していただきたい資格となっています。
そんな介護職員初任者研修。「仕事をしながらとれるものなの?」と不安に思われる方もいらっしゃると思います。研修の通学について調べてみると、平日や土曜日のコースがありますが、今回は【夜間コース】について詳しく説明させていただきます。

1.介護職員初任者研修とは

それでは詳しく、介護職員初任者研修についてお話させていただきます。
初任者研修は、介護の仕事の中でも身体介護を行えるようになるために必要な資格となっています。介護施設やデイサービスなどの施設では「持っていないと身体介護ができない…」というわけではないですが、介護保険の訪問介護サービス事業所でヘルパーとして勤務する場合のみ、必須の資格となります。
施設では、無資格でも介護職員として勤務することは可能ですが、最低限の知識がないとご利用者に思わぬ怪我をさせてしまうだけではなく、自身の腰や腕、膝なども痛めてしまう可能性があるため、初任者研修を持っていることは非常に意義があります。

介護職員初任者研修の内容

実際にスクールに通うと約130時間の講習を受けます。
内容は、

  • 介護における尊厳の保持自立支援
  • 介護の基本
  • コミュニケーション技術
  • 認知症の理解
  • 老化の理解

etc…
介護をする上で避けることのできない尊厳や老化、認知症について学ぶ必要があります。

そして介護職員初任者研修で半分以上の時間を使い学ぶ

  • こころとからだのしくみと生活支援技術I 基本知識の学習
  • こころとからだのしくみと生活支援技術II 生活支援技術の学習
  • こころとからだのしくみと生活支援技術Ⅲ 生活支援技術演習

があります。

この「生活支援技術」は、現在の傾向で「できる限り長く自宅で生活ができるように日常動作のリハビリや支援をする」ことに特化した内容になっています。

介護職員初任者研修を修了するメリット

では初任者研修を取得する事で、どのようなメリットがあるのでしょうか。
現場では、介助の方法を知っている資格保有者として信頼されるでしょう。ただでさえ人手不足と言われる介護業界で、資格を持っていることは現場目線でも、ご利用者とそのご家族目線でも安心材料です。自分自身でも、仕事に自信と強みを持つことができます。
そして、会社としても資格保有者は優遇されやすいです。1番分かりやすいところで資格手当。そのほかにも、パートの方は時給が上がりやすくなる場合があります。

2.介護職員初任者研修の夜間コースとは

夜間コースとは?

メリットがあっても「働いて取りに行く時間がないし…」と諦める方も多いのではないのでしょうか?そんな方には夜間コースがおすすめです。初任者研修の夜間コースでも各教室に通学する必要がありますが、一部通信で学ぶこともできます。
通信のみでの初任者研修取得はできないですが、40時間程度、自宅にてテキストを使用して勉強し、各課題(問題)を提出し、担当の講師が添削をして自宅に課題が戻ってきます。この内容を繰り返すことによって、自分が苦手なところが明確になり効率よく学ぶことができます。
そして90時間は、学校に通学しなければなりません。覚えることだけでなく介助技術も必要となります。
また、教室によっては参加自由の実習などもあるため、介助などに不安がある方はそちらも含めて自分に合った教室を選ぶ必要があります。

一般的に日中学校や仕事に行って、夜に講義を受ける方が多い

初任者研修などを学ぶ学校の多くは、ターミナル駅などにあるので通学も便利です。と言っても、介護職では夜勤や早出、遅出など帰る日や時間帯がバラバラ…。もちろん、勤め先が講義に合わせた勤務シフトにしてくれることが1番ですが、身体の疲れなどからどうしても参加ができない場合、別の日に無料で講義を振り替える制度が一部スクールではありますので、しっかりと調べておきましょう。
一般的には仕事終わりや学校帰りに、夜間コースを受ける方が多いと言われていますので、同じ境遇で学んでいる人達がいることは励みになるかと思います。

日中コースと夜間コースの違い

しかしながら、この介護職員初任者研修の夜間コースは、実は講座数が少ないです。傾向としては、都市部ほどコースが選びやすいです。調べて自分に合ったコースで無理のないように学びましょう。コースにより、資格取得までどの程度の月数で週何回通うか、教室・開講日程などが異なります。

初任者研修の夜間コースのメリット

週末コースなど、日中の講義時間は7〜8時間となっていることが多く、「丸一日学ぶのはちょっと疲れる…」という声もあります。
一方で、夜間コースは3時間ほどの講義になっています。仕事帰りに受講できる時はして、休まなければならなかった場合は講義を別の日に振り替えるなど、自分の時間を無駄なく使えて効率が良くなります。
また、通学日数が多くなるため、疑問に思ったことを講師に直接聞く機会も多くなり、より内容の濃い学習ができるでしょう。

3.介護職員初任者研修の夜間コースの修了まで期間は

修了期間はどれくらいか?

修了までの期間はクラス設定によって異なります。
ある教室では、「週に1回、7時間講義を受けて4ヵ月間」や「週に2回、夜間の3時間と通信で学び2ヵ月間」、最短で「半月で取得可能」のクラスなどがあります。勤め先や自分の予定と相談して受講しましょう。
ちなみに、日中は10時から17時、夜間では18時から21時の講義時間が一般的です。勤め先や自宅から、最寄りの学校までの所要時間を計算してみましょう。

4.介護職員初任者研修の夜間コースの費用

さて、気になる費用ですが、まず自腹を切る前に介護施設で働かれている方は、勤め先に初任者研修を取得する補助があるかの確認を忘れないでください。介護施設側としても資格保有者が増えるのはありがたいことで、長年働かれている方に資格取得を促すことがあります。その際にかかる費用は全額施設負担など、すべての施設がそうとは言えませんが、積極的な施設か増えてきていますので、一度上司に相談してみて下さい。
また、ハローワークで教育訓練給付金を申請することで、受講料金の20%に相当する額をハローワークから支給してもらえる制度があります。教育訓練給付金とは、「働く方の主体的な能力開発の取組み又は中長期的なキャリア形成を支援するための制度」です。
雇用保険の支給制度ですので、雇用保険の加入期間が3年以上であるなど、支給要件がありますが、ご自身が支給申請することができるかどうかを、住居所を管轄とするハローワークで「支給要件照会」といって調べてもらうことができますので、詳しくはハローワークに相談に行くことをお勧めいたします。
通常の夜間コースの費用ですが、「夜間コースは別料金がかかる!」ということはないものの、夜間コースがある学校はほかの学校に比べて費用が高めの傾向にあります。
金額は約50,000円から100,000円と、大きく差が出ます。
費用が高い学校と安い学校の違いとしては、高い学校は講義を開催する頻度が多くなり、その分融通が利きやすくなることや、駅からの距離が近く通いやすいため、費用面の負担が増しているようです。そのため、夜間コースを設けている学校は、平均より少し高めのケースが多いです。

5.まとめ

いかがだったでしょうか。
介護職員初任者研修には夜間コースがあり、休日の活用、仕事終わりの受講、通信での受講など、柔軟に学ぶことができるため、費用と相談しながら時間を有効活用して資格取得をしてみてはいかがでしょうか?
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