介護職員初任者研修の課題は難しい?

今回は、介護職員初任者研修の課題について紹介します。
2013年より、ホームヘルパー2級から介護職員初任者研修へと名称が変更になりました。名称は変わりましたが、カリキュラムの内容や根幹の部分は同じです。これから、介護業界で働きたいと考えている方や、介護業界でキャリアアップしたいと考えている方へ、介護職員初任者研修で出される課題は大変なのか、どんな課題が出されるのかなどをご紹介していきます。

1.介護職員初任者研修の課題の内容

課題について

「介護職員初任者研修」通称「初任者研修」は、基本的な介護技術を学べる介護の入門資格です。受講資格には特に制限はなく、誰でも受けることができます。介護職として働き始めたい、介護職として働いているけど、これからキャリアアップをしていきたいと考えている方にとっては、おススメの資格となります。
カリキュラムは講義や技術演習を受けること以外に、レポート課題や穴埋め問題の提出を求められます。課題の提出がないと、当然ながら研修修了とは認められません。その中で特にみなさん大変だという言葉が多いのが、レポート課題についてです。以下でレポート課題の内容について紹介していきます。

課題の内容について

レポート提出と言われると、何千文字何万文字と想定される方が多いと思いますが、初任者研修の記述式レポート課題は、200~500文字程度が大半なので安心です。
レポート課題は大きく分けて、2つのタイプがあります。

1つ目は、テキストをそのまま書き写してもOKなタイプのレポートです。

設問に対して正解の部分が書かれている場所を理解して、転記できているかという視点で採点されます。

2つ目は、キーワードや介護用語をしっかりと理解して、自分のものにできているかを問われる記述式のレポートです。

記述式のレポート課題は先に述べたように、少ない文字数ですが、「何を書いていいか分からない」と戸惑う方も多く、苦労されている様子です。

2.介護職員初任者研修の課題の頻度

介護職員初任者研修は、学科が約50時間、実技が約80時間と、合計時間は通学制でも通信制でも変わりません。通学制では、講師から直接指導を受けるため課題が少ないようですが、通信制となると自宅にて1人で勉強をしなければならないので、課題も多くなります。

3.介護職員初任者研修の課題をクリアするポイント

キーワードを理解しよう

転記式レポートは、テキストの内容を全部覚えるまではいかなくても、どこに何が書かれているかを把握しておけば、課題をクリアできると思います。クリアするポイントは、一通りテキストを読んでおくことです。さらに言えば、項目ごとに付箋をつけてすぐに開けるようにしておけば、時間の短縮につながります。記載すべき場所を見つけるだけでも大変だと思いますし、特に働きながら勉強に取り組んでいる方には、それを探すための時間の確保だけでも一苦労かもしれません。ですから、電車移動中や休憩時間などに少しずつテキストを読んでおくことをおすすめします。
苦戦する可能性があるのは、記述式レポートの方です。出されたキーワードに基づいて作文をしなければなりません。課題としてどんなテーマが出されるのか一般的な内容をまとめましたので紹介します。

  • 介護における尊厳、自立支援について
  • 衣類の着脱介護における留意点
  • 終末期および終末期ケアについて
  • ノーマライゼーション実現のためにすること
  • チームケアにおける介護職員としての心がけとは
  • 介護サービス提供の視点について、ノーマライゼーションの考え方
  • 介護過程とは何か、意義や目的を説明せよ

「介護用語をある程度理解したうえで、介護とは何か? 介護サービスとは何か?」
といった自分の考えをきちんと述べられなければなりません。
介護の用語については、テキストで分からなかった場合はインターネットや参考書などを使用して理解するのがいいと思います。転記するタイプとは異なり、介護提供時の留意点や心得なども理解しておき、それを文章に組み込んでいかなければいけません。
参考になるか分かりませんが、私がレポートを書いていた時の方法を述べたいと思います。
まずはキーワードの意味を一字一句理解します。そのキーワードが同じ意味なのか、反対側の意味なのかを考えるだけで文章の内容も変わってきます。

介護職には欠かせない想像力

キーワードを理解できたら、次に行うのは実際に自分が働いている姿を想像してみることです。もちろん介護スタッフとして働いていないし、経験したこともない方もいるかと思いますので、「どうやって想像するのか?」「できるわけないじゃない」と言われると思います。
しかし、介護スタッフとして働くにあたっては“柔軟に想像する”というスキルが必要になってきます。
介護の対象者は、障害を持っていることでうまく話せなかったり、手足が自由に動かせなかったり、認知症のために自分の意思を正確に伝えられなかったりという方々で、そのお世話をご自宅もしくは施設などで行っていきます。そういった方々がどんなことを考え、どうして欲しいと思っているのかをまず考えるところから、介護ケアは始まっていきます。このレポート課題には、そういった要素も含まれているのかなと思うのです。このトレーニングを行っておけば、後々介護スタッフになった時にきっと役に立つだろうと思います。
身近な所では、自分が親を介護することを想像するといいかもしれません。その想像ができれば、意外にレポートがすらすら書けることがあります。ぜひともお試しください。

4.まとめ

以上が、介護職員初任者研修の課題についての紹介でした。
仕事をしながら、資格取得を目指している方々も大勢いると思います。取得までの数ヵ月が本当に大変ですが、資格さえ取ってしまえば、自分のビジョンやキャリアが見えてくると思います。これからの時代、どんどん介護の手が必要となってきます。ぜひとも頑張って資格を取得してください。応援しています。

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