介護職員初任者研修を取得するメリットは?

介護をしている職員現在、需要が増加している介護職員初任者研修について、受講するメリットをご紹介します。今後、介護職を目指す方、介護職員初任者研修を受講するかどうか迷っている方の参考になればと思います。

1.介護職員初任者研修とは?

介護職員初任者研修とは、2013年の介護保険法施行規則改定によって創設された研修となり、簡単に伝えると「介護職の入門資格」となります。この資格制度は介護職としてのステップアップをよりわかりやすく、そして、生涯働き続けられる展望を持てるようにするため創設され、介護職員初任者研修は元々ホームヘルパー2級として位置づけられていた資格となります。

・介護職員初任者研修を取得する目的

介護職員初任者研修を取得する目的は、介護職として働く上で基礎的な技術や知識を身につけることです。ここで記述している基礎的な技術や知識は、ご利用者への対応の仕方や人体の仕組み、具体的な介護方法などを指します。
また、資格を取得することにより、就職活動にてアピールすることができ、自身のキャリアアップにつなげることができます。
現在介護職の需要は高いですが、今後の2025年問題(超高齢社会)に向けて、さらに需要が高くなる職種です。その中で、仕事に活かすだけではなく、ご自身やご家族のために研修を受ける方もいます。

・介護職員初任者研修のカリキュラム内容

カリキュラム内容は厚生労働省が定めており、介護職員として基礎から学べるようになっています。
表1

介護職員初任者研修過程・カリキュラム
科目 時間数
職務の理解 6時間
介護における尊厳の保持・自立支援 9時間
介護の基本 6時間
介護・福祉サービスの理解と医療との連携 9時間
介護におけるコミュニケーション技術 6時間
老化の理解 6時間
認知症の理解 6時間
障害の理解 3時間
こころとからだの仕組みの生活技術 75時間
振り返り 4時間
合計 130時間

ここからは各カリキュラムの項目について簡単に説明します。

1:職務の理解

職務の理解は、介護職としての仕事はどういうものなのか、介護の意味など介護に関する知識を深める内容です。

2:介護における尊厳の保持・自立支援

要介護者となった方の人権を守るために必要なこと、その中で介護職はどのように向き合っていくのかを学びます。また、自立支援についての考え方、目標設定についても学びます。

3:介護の基本

現在の介護職を取り巻く環境や、今後の高齢者が増加する社会で介護職の必要性、安全確保やリスクマネジメントなどを学びます。

4:介護・福祉サービスの理解と医療との連携

介護保険制度や障害福祉サービス制度、医療(医師、看護師、リハビリテーションスタッフ)との連携について学びます。

5:介護におけるコミュニケーション技術

介護職としてのコミュニケーションの重要性を学びます。介護現場では、他のスタッフだけでなく、ご利用者やそのご家族とのコミュニケーションも重要となりますので、具体的な情報の伝え方などを学びます。

6:老化の理解

老化による心身の変化や特徴を学びます。

7:認知症の理解

「6老化の理解」と関連する部分もありますが、ここでは認知症についての理解を深める内容になります。認知症の種別や特徴などの基礎的な部分、認知症に対する社会問題などを学びます。

8:障害の理解

障害に対する基礎的な理解として心理的特徴、行動の特徴や介護者の支援やご家族の支援について学びます。

9:こころとからだのしくみと生活支援技術

この項目は75時間と、カリキュラム合計時間の半分以上を占めています。内容としては入浴や排泄などの日常生活の介助を行う際の重要な動作を基礎から学びます。また、終末期介護の考え方についても学びます。

10:振り返り

今までの総復習を行い、専門職としての自己課題を認識します。

修了試験

カリキュラム修了後には1時間程の筆記試験があります。100点中70点以上で合格とされており、問題は記述式と選択式が混在していますが、選択式が多いようです。試験の難易度は難しいものではなく、あくまでも今までの学習内容から出題となるため、受講し理解すること、復習することが大事になります。もし、不合格になった場合でも無料で再試験が受けられるスクールが多くあるので、ご安心ください。

・介護職員初任者研修の取得にかかる期間と費用

まず、取得にかかる期間ですが、前述のカリキュラムは厚生労働省より示されている指針で、その指針に基づき都道府県で実施要項が定められています。原則として指針で示されているカリキュラムの内容および130時間の受講時間は都道府県による違いはありません。
従って130時間をどのような日程で受講するかにより、介護職員初任者研修の取得に要する期間は変わってきます。集中して受講するコースでは、最短で約14日間で取得できます。働きながら取得を目指す方は土日や夜間に受講するコースとなり1週間に1日受講して約3カ月で取得となります。
受講期間中、体調不良などにより一部のカリキュラムを受講できなかった場合は、補講を受ける必要がありますので、しっかりとスケジュールを管理して受講するように心がけましょう。
次に費用ですが、スクールによってかなり差があり、4万円~10万円程となっています。通信制や通学制による授業体制の差、補講の有無、立地条件など様々な理由により受講料に差が出ています。中には、受講後に指定の事業所へ就職すると受講料が減額・無料となるキャンペーンを行なっているスクールもあるため、資料を一括請求して比較してみることもよいでしょう。

2.介護職員初任者研修を取得するメリットは?

・資格を取ると求人の幅が広がる

資格取得にはある程度の時間と費用を要しますが、資格を取得することにより、求人の幅が大きく広がります。ホームヘルパー2級と同じように訪問介護事業所で活躍できるだけではなく、施設の介護業務でも大きく役立ちます。

・資格手当て等がつき、給料UPにつながる

介護事業所によりますが、介護職員初任者研修について資格手当を支給することがあります。これから就職される方は就職先の、就業中の方はお勤めの事業所の、資格手当等の要件を確認しましょう。

・身体介護をより安全に行う

介護職員初任者研修のカリキュラムの中には演習も含まれており、移乗動作や起き上がり動作、歩行介助などの身体介護の基本的技術・知識を学習します。介護施設では無資格で働くことも可能ですが、このような基本的技術と知識を身につけることで、より安全に介護業務を行うことができます。

・介護業界のキャリアアップにつながる

2013年の介護資格制度の変更により、介護職のキャリアップがよりわかりやすくなりました。その入門としてあるのが介護職員初任者研修であり、その上位資格としては実務者研修、さらに上に介護福祉士があります。実務者研修は介護職員初任者研修と比較すると、介護福祉士の受験資格になるなどのメリットが挙げられますが、介護職員初任者研修より専門的な内容となり、修了に必要な時間も多くなります。

・身近な人の介護を行う

資格を取得することで、介護の知識や技術を身につけられ、身近な人の介護にも活かすことができるでしょう。また、身近な人の介護計画や方針について理解することができ、介護サービスの利用をスムーズに進めることができるでしょう。

・自分のペースで資格取得が可能

カリキュラムが130時間と定められていますが、これは講習と自宅学習を合わせることが可能です。スクールにより通信コースを選択でき、通学が必要な時間数はありますが、自分のスケジュールに合わせて日程を組むことができます。

3.まとめ

今回は介護職員初任者研修について、メリット等をご紹介しました。スクールにより様々な特典やコースがあるため、しっかりと調べてご自身に合ったスクールを探すことをおすすめします。
今回の記事が少しでもお役に立ちましたら幸いです。
参考になった方はぜひシェアをお願いします。

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