実務者研修を取得すると給料がどれくらいになるか?

実務者研修を取得して得た給料に喜ぶ女性実務者研修は、無資格からでも受講することができ、取得後は給料アップなど待遇面での優遇がある事業所も多いため、人気のある資格となっています。事業者側もこの資格を持っている人を多く求めていますが、受講前に気になるのは取得するとどれくらい給料が上がるのかということでしょう。実務者研修を取得すると給料がどれくらい上がるか知りたい、実務者研修を取得している人の年収を知りたいと思っている方へその内容をご紹介します。

1.実務者研修とは

・受験資格

実務者研修には受講するための資格要件はありません。介護職員初任者研修を保有していない無資格の方でも、介護の現場の経験がない方でも、受講することが可能となっています。ただし、スクールの中には初任者研修修了向けのコースしかない場合もあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。

・実務者研修の内容

実務者研修の資格を取得するには、450時間の受講を修了する必要があります。研修内容は、生活支援技術や発達、老化への理解、認知症への理解、医療的ケアなど様々な内容を学習します。すでに別の資格をお持ちの方、介護職員初任者研修、ホームヘルパー1・2・3級、介護職員基礎研修などを取得されている方は、一部の科目が免除となり、受講科目が少なくなります。

・実務者研修を取得するメリット

介護福祉士の受験資格になる

国家資格である介護福祉士の受験には実務者研修の取得が必要となりますので、介護業界でキャリアアップしていくには欠かせない研修となっています。

サービス提供責任者の要件

実務者研修を取得すると、訪問介護事業所では必ず必要なサービス提供責任者という職に就くことができます。サービス提供責任者は、ケアマネジャーとの連絡調整やヘルパーのコーディネートなどが主たる業務となります。

スキルアップできる

研修内容は実務に活かせる知識や技術を中心に構成されていますので、自分の知識や技術をさらに高めるために受講をおすすめします。また、医師や看護師などの医療職のみに認められている、医療行為についても学ぶことができます。

・修了評価

受講するスクールにより測定方法に違いがありますが、課題の提出や修了試験、実技試験などが実施され、研修内容の理解度を測定しています。

・旧ホームヘルパー1級と実務者研修の違い

現在、ホームヘルパー資格制度は廃止され、介護職員初任者研修、実務者研修へ統合されました。ホームヘルパー1級は実務者研修へ移行しましたが、実務者研修ではホームヘルパー1級では学習していない内容があるため、介護福祉士を受験するには実務者研修の一部の科目を受講する必要があります。受講が必要な科目は、介護過程Ⅲ、医療的ケア、合計95時間となります。

No. 科目名 時間数 無資格者 ヘルパー1級所持者
1 人間の尊厳と自立 5
2 社会の理解Ⅰ 5
3 社会の理解Ⅱ 30
4 介護の基本Ⅰ 10
5 介護の基本Ⅱ 20
6 コミュニケーション技術 20
7 生活支援技術Ⅰ 20
8 生活支援技術Ⅱ 30
9 発達と老化の理解Ⅰ 10
10 発達と老化の理解Ⅱ 20
11 こころとからだのしくみⅠ 20
12 こころとからだのしくみⅡ 60
13 介護過程Ⅰ 20
14 介護過程Ⅱ 25
15 介護過程Ⅲ 45
16 医療的ケア 50
17 合計時間 450時間 450時間 95時間
18 免除される時間 0時間 355時間

2.実務者研修(旧ホームヘルパー1級)を取得している人の給料

・実務者研修を取得している方の給料

給料は、都道府県等事業所所在地、事業所のサービス種類、勤務する時間帯、経験年数、在職期間、資格手当などにより大きく異なります。
参考情報として厚生労働省が公表している平成29年度の介護従事者の平均給与額の調査結果を掲載します。

(表1)
介護職員の保持資格別給与
出典:厚生労働省(平成29年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要)より抜粋
  https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/18/dl/29gaiyou.pdf

・他の介護資格保持者との給与の差は?

厚生労働省の調査(表1)にあるように保有資格別にみると、以下のように差が出ています。
・介護福祉士と実務者研修取得者では平均給与額で約22,000円の差がある。
・介護職員初任者研修取得者と実務者研修取得者では平均給与額で約9,000円の差がある。
・無資格の方と実務者研修取得者では平均給与額で約27,000円の差がある。
また同調査では、「介護福祉士取得を目指す者に対する実務者研修等の受講支援」を実施している事業所が67.4%となっており、資格取得に対して助成を行っている事業所が多いことが分かります。

3.介護職の給与アップに関すること

・キャリアアップ

介護職員処遇改善加算を算定している事業所は就業規則等にキャリアパス要件を定めています。実務者研修の取得や介護福祉士の資格取得をキャリアパス要件に組み込んでいる事業所は多くあり、そのような事業所では実務者研修の取得や介護福祉士の資格取得がキャリアアップ及びキャリアアップ伴う給与アップに繋がります。

・勤続年数

勤続年数による昇給制度を導入している事業所では、勤続年数に応じて昇給する仕組みがあるため、長く務めることで給与が上がります。

・資格手当

実務者研修の取得や介護福祉士の資格取得を条件に資格手当の支給を実施する事業所も多くあります。

・役職に就く

介護事業所では介護主任等の役職を定めている場合、役職に就くことで給料が上がります。

・さらなるキャリアアップ

さらなるキャリアアップ、給料アップを目指すのならば、実務者研修の取得、介護福祉士の資格取得、その上で、ケアマネジャーの資格取得や事業所管理者を目指すことが給与アップに繋がります。

4.実務者研修を取得する方法と費用

・実務者研修を取得する方法

通学

家では、どうしても勉強できない、勉強できる環境ではないという方には通学がおすすめです。受講期間は、おおよそ6ヵ月です。メリットとしては、モチベーションを保つことができる、同じ資格を取得しようとしている仲間と出会える、わからない所があった場合は講師に直接質問して解決できる、などの点が挙げられます。

通学と通信講座

働きながら実務者研修取得を目指す方にとって、気になるのはどれくらいスクールに通わなければいけないのかという点だと思います。どうしても実技の面などスクールに通わなければいけないものの、通学する日数は、おおよそ10日~16日となります。受講期間はこちらもおおよそ6ヵ月です。メリットとしては、自分のペースで学習できるという点です。

・実務者研修を取得するための費用

費用の相場は?

取得している資格、通学コース、通学+通信コース、学習期間によって受講費用は変わりますが、概ね10万円~20万円となります。

費用が無料になる?

スクール独自の制度で、修了後、指定の介護事業所で働くことを条件に授業料やテキスト代が無料となる特待生制度等を設定している場合があります。

5.まとめ

現在、実務者研修を取得した介護職員を募集している介護事業所は多くあります。
これから介護業界へ転職を考えている方、介護業界で働いているがまだ実務者研修を受講していない方は、ぜひ実務者研修の受講をご検討ください。
この記事が参考になりましたら、シェアをお願いいたします。

こちらで、実務者研修を受講することができます。

実務者研修に関してはこちら

>>カイゴジョブアカデミーの初任者研修に申し込む

>>カイゴジョブアカデミーの資料請求をする

>>無料になる初任者研修キャンペーン(特待生)を詳しくみる