実務者研修の実技とは

実務者研修の受講を考えている方、「実技ってどんなことを学習するのかな?難しいのかな?」と疑問に思っていませんか。そんな方に実務者研修の実技について、内容や留意点を説明させていただきます。
介護に興味がある方、介護業界で働きたいと思っている方、実務者研修の受講を考えている方へ少しでも参考になれば幸いです。

1.介護福祉士実務者研修とは

・実務者研修の受講資格
実務者研修の受講資格は特にありません。無資格の方、介護の現場で働いたことがない方でも受講できます。無資格の方は合計450時間の受講時間が必要となり、介護の現場で活かすことができる専門的な知識と技術を学びます。

・実務者研修の修了が介護福祉士の受験資格になる
福祉の専門学校などを卒業していない場合、実務経験ルートでは実務経験3年以上に加え実務者研修の修了が介護福祉士の受験資格となります。もし、介護業界でキャリアアップとして介護福祉士の資格を目指すのであれば実務者研修の受講は必須だと言えます。

・実務者研修の取得方法
実務者研修の受講には、通学コースと通信コースの2通りがあります。通信コースの場合にも一部の講座についてスクーリングが必要となりますが、時間の調整ができることと費用的な面から多くの方が通信コースを選択されています。

・通信コースの学習

通信講座では、自宅でテキストを使用して学習を進めて、決められた期日までに課題を提出します。介護過程Ⅲと医療的ケア演習はスクーリングにて学習します。

2. 実務者研修の実技の内容

実務者研修では実習(スクーリング)を通して実技を学習します。
通信コースでスクーリングが必要な科目は以下のようになります。

・医療的ケアの演習

医療的ケアでは50時間受講し、その後スクーリングして演習を受けます。
医療的ケアの演習内容は以下のようになります。

  1. 口腔内の喀痰吸引
  2. 鼻腔内の喀痰吸引
  3. 気管カニューレ内の喀痰吸引
  4. 胃瘻または腸瘻への経管栄養
  5. 経鼻経管栄養
  6. 救急蘇生法

ここでは、医療的ケアを実施するにあたりシミュレーター等を使用した痰の吸引や栄養剤の投与を行い、実技を学びます。
ここで注意していただきたいことは、実務者研修を修了しても実際に現場ですぐに医療行為を行うことできないということです。現場で実際に医療行為を行うためには、別に喀痰吸引等研修を受けなくてはいけません。実務者研修の医療的ケアの演習は、実際に喀痰吸引や経管栄養を行うための第一歩と思ってください。

・介護過程Ⅲとは

介護過程Ⅲとは、これまで実務者研修で習得した知識や技術を実務で活用していく過程を学びます。ご利用者の心身の状態や心理状態を把握しながら、アセスメント、介護計画立案、実施、モニタリング、介護計画の見直し、評価、修正、他職種との連携など介護過程を展開していきます。この科目はグループワーク、ロールプレイにより現場の実践に近い形で進められます。

3. 実務者研修にて学習する実技の留意点

・スクールによって実技試験がある

実技試験は義務化されていませんが、技術を習得できているかを確認するうえで、実技試験を行っているスクールは多くあります。
大勢の受講生や担当の先生の前で実技を行わなければなりませんが、緊張せずに落ち着いて学習した内容を思い出しましょう。

・動きやすい格好をする

スクールから事前に説明があると思いますが、実技を行う際は動きやすい服装(ジャージ、トレーナー、職場で使用しているユニフォームなど)、靴(スニーカー、仕事用のサンダル等)、髪が長い人は束ねるものなどを準備しましょう。

4.実務者研修を修了すると介護福祉士の実技試験が免除になるか

・実務者研修を修了すると介護福祉士の実技試験が免除になる

介護福祉士の国家試験には筆記試験と実技試験の両方に合格する必要があります。
実務者研修を受講する方は、実務経験ルートから介護福祉士の国家試験を受験することになりますので、受験資格として実務経験3年以上かつ実務者研修の修了が必要となります。この受験資格を満たしている方は、筆記試験に合格した場合、実技試験が免除されます。

5.まとめ

介護業界で就職を検討されている方や介護事業所に就職されている方はキャリアアップのために実務者研修の受講を検討されていると思います。
どんなことを学ぶのだろう?という疑問が少しでも解消されればと、実務者研修のスクーリング(実習)で学ぶ内容、実技について説明させていただきました。
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