介護福祉士の受験資格を満たして国家資格の取得を目指す方へ

介護福祉士を目指す男性介護福祉士は、介護の資格の中で唯一の国家資格です。
こちらの記事では受験資格、国家試験の内容はもちろん、申込から対策方法までご紹介していますので、介護の資格に興味がある人、これから介護福祉士の資格取得を目指す人は必見です!ぜひ参考にしてみてください。

介護福祉士国家試験とは?

まずは介護福祉士の資格について簡単に説明します。

概要

介護福祉士は、「社会福祉士及び介護福祉士法」に定められる国家資格です。資格を取得するためには、年に1回ある介護福祉士国家試験に合格する必要があります。
介護福祉士の主な業務は身体介護、生活援助、介護に関する指導などで、職場の中心人物として活躍している方も多いのではないでしょうか。
資格取得者以外は介護福祉士と名乗ることができない名称独占資格となっています(業務独占資格ではありません)。

取得によるメリット

資格を取得することで得られるメリットは、キャリアアップや給与アップなど様々です。
まず、資格手当や基本給の昇給など給与アップすることが挙げられます。冒頭で記載の通り、介護福祉士は介護の資格の中で唯一の国家資格なので、資格を取得したことを給与として評価する施設・事業所が多いです。
また、生活相談員やサービス提供責任者の資格要件を満たすことができ、実務経験を積むことで介護支援専門員(ケアマネージャー)の受験資格にもなるので、介護業界で様々なキャリアが選択できます。
介護のプロフェッショナルとして認められ、キャリアアップにもつながる「介護福祉士」の資格は、メリットが多い資格と言えるでしょう!

介護福祉士国家試験の受験資格について

介護福祉士の資格取得を考えた時に一番頭を悩ませるのが「どうすれば受験資格を満たせるの?」「自分にあった資格取得ルートは?」など、受験資格にまつわる部分だと思います。
ここでは受験資格について詳しく説明しますので、どのルートが自分に合っているのか確認しましょう。

受験資格

介護福祉士の受験資格には、下記の4つのルートがあります。
1.実務経験ルート
2.養成施設ルート
3.福祉系高校ルート
4.経済連携協定(EPA)ルート

既に介護の現場で働いている方は、「1.実務経験ルート」を選択することが多いと思います。

実務経験ルート

「実務経験ルート」働きながら介護福祉士取得を目指すことができるのが特徴です。「実務経験3年以上」と「実務者研修の修了」両方を満たすことが受験資格となっていて、実務経験については従業期間3年以上(1,095日以上)かつ従事日数が540日以上必要です。
後ほど詳細を記載しますが、一部、実務経験の対象にならない職種や仕事内容(直接介護業務に従事しないなど)があるので、しっかりと確認しておきましょう。
実務経験ルートの場合、国家試験の実技試験は免除され筆記試験のみとなります。「カイゴジョブアカデミー」では筆記試験対策のサポートも行っておりますので、受験を検討している方はぜひご活用ください。

養成施設ルート

介護福祉士養成施設を卒業することで受験資格が得られる「養成施設ルート」があります。養成施設に通う期間は、普通科の高校を卒業された方は2年以上、福祉系大学、社会福祉士養成施設等、保育士養成施設等を卒業された方は1年以上となっています。

福祉系高校ルート

福祉系高校等を卒業することで受験資格が得られる「福祉系高校ルート」があります。

経済連携協定ルート(EPA)

外国籍の方が日本で介護福祉士の資格取得を目指す経済連携協定(EPA)ルートがあります。EPAで来日し、3年以上介護の実務経験を積むことで、介護福祉士の受験資格を満たします。

おすすめルート紹介

続いて、介護福祉士の受験資格を取得するためにおすすめのルートについてご紹介します。特徴でも記載しましたが、働きながら資格取得を目指せる「実務経験ルート」がおすすめです。介護福祉士を取得している多くの方がこのルートから受験しています。実務経験を積むことで、資格取得後に経験がある介護福祉士として働くことができるメリットもあります。
「いきなり実務者研修を受講しても理解できるか不安…」といった方は、基礎的な内容の「介護職員初任者研修」を受講して、段階的に学習を進めていきましょう。

「カイゴジョブアカデミー」では
介護職員初任者研修
実務者研修
の講座を全国で開講しています。受講を検討している方は、ぜひご利用ください。

実務経験ルートの受験資格の詳細

実務経験を積むことができる職場と条件

実務経験ルートに求められる実務経験の範囲は、「指定施設における業務の範囲等及び介護福祉士試験の受験資格の認定に係る介護等の業務の範囲等について(昭和63年2月12日社庶第29号)」厚生省社会局長、厚生省児童家庭局長通知等により定められています。

実務経験の対象となる施設・事業

実務経験の対象となる施設・事業は児童分野、障害者分野、高齢者分野、その他の分野(救護施設・更生施設)、介護等の便宜を供与する事業となっています。

実務経験の対象となる業務

実務経験に含まれる業務は、主たる業務が介護等の業務である場合に限られるので注意が必要です。これらの分野を行う事業所で業務を行っても、施設・事業の「人員配置基準」「運営要綱」等に示された、主たる業務が介護等の業務と認められない職種の場合や、主たる業務が介護ではないことが明確な場合は、実務経験に含まれません。

実務経験証明書について

所属していた施設や事業所に実務経験を証明をしてもらう必要があり、その書類が「実務経験証明書」になります。実務経験証明書は、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターのホームページから様式をダウンロードすることが可能です。同じ期間に複数の施設や事業所で働いていた経験がある場合は、実務経験証明書に加えて「従事日数内訳証明書」を記入してもらうことが必要です。
どちらも責任者の捺印が必要なため、準備に時間がかかる場合があるので、早めに準備しましょう。

実務者研修のスクール選びのポイント

ここでは実務者研修のスクールを選ぶ時のポイントをお伝えします。

ポイントその1「通学しやすさ」

実務者研修はスクールに通って受講する科目があります。スクールの立地が近いこと、皆さんの休日に合わせた日程で講座が開催されていること、振替受講制度の有無などからスクールを選びましょう。

ポイントその2「受講費用」

スクールによって受講料は大きく異なります。また、キャンペーンを実施しているなど、お得に受講できる場合がありますので、受講費用を比較してスクールを選ぶと良いでしょう。

介護福祉士国家試験について

介護福祉士国家試験の試験内容を確認していきましょう。
筆記試験の出題形式は選択形式となっています。
出題数は125問、総試験時間数は220分です。

科目は以下の通りです。
[1] 人間の尊厳と自立、介護の基本
[2] 人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
[3] 社会の理解
[4] 生活支援技術
[5] 介護過程
[6] 発達と老化の理解
[7] 認知症の理解
[8] 障害の理解
[9] こころとからだのしくみ
[10] 医療的ケア
[11] 総合問題

実務経験ルートでは実技試験が免除になりますが、福祉系高校ルートと経済連携協定ルートの一部の方は実技試験があります。

難易度

介護福祉士国家試験の直近の合格率をご覧ください。

区分 第27回 第28回 第29回 第30回 第31回
受験者数(人) 153,808 152,573 76,323 92,654 94614
合格者数(人) 90,760 88,300 55,031 65,574 69,736
合格率(%) 61.0 57.9 72.1 70.8 73.7

合格率は約70%となっています。

試験日・試験会場

介護福祉士の国家試験は年に1回。例年1月下旬に筆記試験、3月上旬に実技試験が行われています。第31回筆記試験は全国34カ所に試験会場が設けられて実施されています。

受験料

受験料は15,300円です。

受験・申込方法

第32回介護福祉士国家試験の予定は以下の通りです。
受験申込書の受付期間は、令和元年8月7日(水曜日)から9月6日(金曜日)まで。当日消印有効です。
「受験の手引き」を取り寄せ、必要書類を受付期間内に郵送しましょう。

参考:受験の手引

受験の手引きは、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターに対して以下のいずれかの方法で請求します。
1.ホームページからの請求
2.郵便はがきでの請求
請求から手元に届くまでに数日間かかることもあるため、早めに準備することをおすすめします。

受験の手引きの請求はこちらをご覧ください。

介護福祉士国家試験に合格するための対策方法は?

介護福祉士国家試験の合格を目指す方に向けて試験対策方法をご紹介します。

過去問題集

まずは過去問題集を使用した学習です。受験者の多くが過去問題集を使用して学習を進めています。実際に過去に出題された問題を解くことで、問題の傾向、時間配分、理解度などを確認できます。

対策講座

次に、スクールで受験対策講座を受講する方法があります。
受験対策講座を受講するメリットとしては、講師に試験対策のポイントなどを教わりながら効率よく学習できる点が挙げられます。また、通学の講座では、同じ目標を持つ仲間がいるので、モチベーションの維持に繋がり、自習室の利用など、学習に集中しやすい環境が整うのもメリットとして挙げられます。

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まとめ

介護福祉士の受験資格についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。介護福祉士は介護業界で働く上で非常に魅力的な資格です。
これから介護福祉士を目指す方は、今回ご紹介した内容を参考にご自身の現状に合ったルートで資格取得を目指しましょう。
また受験資格を満たした後には、国家試験の受験があります。介護福祉士の国家試験は決して簡単な資格ではないので、試験に向けてしっかりと受験対策をすることが大切です。
試験は年1回だけ。「合格の可能性を上げてチャンスを掴み、着実なキャリアアップにつなげていきたい」と考える方には、スクールで受験対策講座を受講することをおすすめします!
最後までお読みいただきありがとうございました。

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