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介護福祉士の給料はどれくらい?介護事業所による違い紹介

介護福祉士の給料少子高齢化が進む昨今、社会を支える存在である介護人材。 そんな中でも「介護福祉士」は、介護・福祉に関わる国家資格として「社会福祉士」「精神保健福祉士」と合わせて「三福祉士」と呼ばれている介護業界で需要が高い資格です。 介護の仕事をしている方は、キャリアアップを目指して介護福祉士の資格取得を考えている方が多いかと思います。 そこで今回は「資格を取ることでどれくらい給料が上がるのか?」を中心に介護福祉士の給与について詳しく解説します。

額面給料と手取りの違いとは?

まずは、意外と理解されずに使われがちな給料に関する用語について簡単に解説します。よく耳にする「額面給料」「手取り」。 「額面給料」は、基本給に資格手当や通勤手当など各種手当を加えた総支給額を指します。 「手取り」は、額面給料から所得税や住民税、社会保険料、労働保険料などを控除した後の、皆さんの手元へ入ってくる金額です。 一般的には額面給料の7~8割がおおよその手取りとなっています。

介護事業所の違いによる介護福祉士の給料

厚生労働省が発表している「平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果」を参考に、介護事業所種別の給与をご紹介します。 参考情報:「平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果」

介護福祉士の給料・年収は?

「額面給料」「手取り」の違いを踏まえた上で、介護福祉士の給料・年収は事業所ごとに異なるので、事業所ごとの平均給与を見てみましょう。 まずは、介護福祉士として働ける介護事業所全体での平均給与をご紹介します。 平均月収(額面給料)は313,920円。 手取り額はおよそ251,000円。 平均年収は約377万円
平均月収(額面給料) 313,920円
手取り額 約251,000円
平均年収 約377万円

特別養護老人ホーム

次は「特別養護老人ホーム(特養)」での平均給与をご紹介します。 紹介する事業所の中では最も給料が高くなっています。 平均月収(額面給料)は342,230円。 手取り額は約273,000円。 平均年収は約410万円。
平均月収(額面給料) 342,230円
手取り額 約273,000円
平均年収 約410万円

介護老人保健施設

次は「介護老人保健施設(老健)」です。 平均月収(額面給料)は 326,540円。 手取り額は約261,000円。 平均年収は約392万円。
平均月収(額面給料) 326,540円
手取り額 約261,000円
平均年収 約392万円

訪問介護事業所

続いて「訪問介護事業所」での平均給与をご紹介します。 平均月収(額面給料)は301,480円。 手取り額は約241,000円。 平均年収は約362万円。
平均月収(額面給料) 301,480円
手取り額 約241,000円
平均年収 約362万円

通所介護事業所

最後に「通所介護事業所」での平均給与をご紹介します。 平均月収(額面給料)は277,010円。 手取り額は約221,000円。 平均年収は約332万円。
平均月収(額面給料) 277,010円
手取り額 約221,000円
平均年収 約332万円

介護福祉士の資格有無による給料の差

ここでは「介護福祉士」と他の介護の資格との給料を比較しています。介護福祉士の資格の有無でどのくらい給与が変わるのか、確認してみてください。 ※介護福祉士の平均月収(額面給料)は313,920円を基準にしています。

無資格の介護職員と給与比較

まずは無資格の介護職員の給与額と比較してみましょう。 無資格者の平均月収(額面給料)は261,600円。 介護福祉士との給与差額は約52,000円となります。
無資格者の平均月収(額面給料) 261,600円
介護福祉士との給与差額 約52,000円

介護職員初任者研修と給与比較

次は介護職員初任者研修取得者の給与額と比較してみましょう。 介護職員初任者研修取得者の平均月収(額面給料)は285,610円。 介護福祉士との給与差額は約28,000円となります。
介護職員初任者研修取得者の平均月収(額面給料) 285,610円
介護福祉士との給与差額 約28,000円

実務者研修と給与比較

実務者研修取得者の給与額とも比較してみましょう。 実務者研修取得者の平均月収(額面給料)は288,060円。 介護福祉士との給与差額は約26,000円となります。
実務者研修取得者の平均月収(額面給料) 288,060円
介護福祉士との給与差額 約26,000円

介護福祉士の給料はなぜ高いのか?

それでは、なぜ「介護福祉士」の資格の有無で、このように給料に大きな差が出ているのでしょうか?

介護報酬の影響

介護事業所の主たる収入は、介護サービスを提供したことによる対価である「介護報酬」です。 介護報酬には、介護事業所の取り組みやサービスの質を評価して、介護報酬を増額する「加算」が設けられています。特に介護福祉士を一定割合配置することで、サービスの質の確保・向上を行っている介護事業所を評価する加算である「サービス提供体制強化加算」などがあり、報酬を多く算定できることで、その分給料を高く支給することができる体制がとられています。

2019年10月の介護報酬改定

さらに、2019年10月から経験がある介護福祉士の処遇改善を図るため、「介護職員等特定処遇改善加算」という加算が設けられます。この加算を算定する介護事業所では、「介護福祉士」の給料が上がることが見込まれています。

介護福祉士の取得するには

「介護福祉士」は国家資格であるため、取得するには国家試験に合格することが必要です。そして、この介護福祉士の国家受験を受験するためには“受験資格”を満たすことが必要となります。 受験資格は数種類ありますが、受験者が一番多く、おススメするルートは「実務経験ルート(実務経験+実務者研修)」です。働きながら資格取得を目指すことができるので、学費等の負担が少ないルートです。また、資格取得後は実務経験がある即戦力としての介護福祉士として活躍することができます。 まずはご自宅の近くで実務者研修の資格を取得できるスクールを探してみましょう。 「カイゴジョブアカデミー」は実務者研修を開講していますので、お近くの校舎を確認してみてください。 実務者研修(旧:ヘルパー1級)を詳しくみる 実務者研修を修了して介護福祉士の国家試験を受験する方に向けて「受験対策講座」も実施しています。 介護福祉士の受験対策講座をみる

まとめ

「介護福祉士」の給料についてご紹介しましたが、資格取得のメリットをおわかりいただけましたか。介護福祉士を取得することで、給料アップだけでなく、就職・転職に有利になるので好条件の求人情報を探すこともできます。 介護の現場で専門職として活躍する「介護福祉士」。 このチャンスに、皆さんも「介護福祉士」の資格取得を目指してみませんか。 介護職員初任者研修(旧:ヘルパー2級)を詳しくみる 実務者研修(旧:ヘルパー1級)を詳しくみる 介護福祉士の受験対策講座をみる

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