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ヘルパー1級と実務者研修の違いは?介護福祉士の受験資格になる?

更新日:2019/09/30

ヘルパー1級と実務者研修の違いは?介護福祉士の受験資格になる?

ヘルパー1級と実務者研修の違いは?介護福祉士の受験資格になる?

以前あった「ホームヘルパー1級」ですが、現在は廃止され2013年度からは「実務者研修」に変わりました。

過去にホームヘルパー1級を取得した方は「今も資格は有効なのかな?」「実務者研修と何が違うのかな?」「これから介護福祉士を目指すときにどうすれば良いのだろう?」などと疑問に感じることがあるかと思います。

そこで今回は、ホームヘルパー1級と実務者研修の違い、ホームヘルパー1級を取得した方が介護福祉士を目指す方法についてご紹介します。

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ホームヘルパー1級とは?

これまで介護の資格として有名だった「ホームヘルパー2級」「ホームヘルパー1級」は2012年度に廃止され、2013年度からは以下のように変わりました。

  • ホームヘルパー2級→「介護職員初任者研修」

  • ホームヘルパー1級→「介護福祉士実務者研修」

ホームヘルパー(訪問介護員養成研修課程)では、訪問介護員として働くために必要な知識・技術を学習していましたが、介護業務に従事する上で、訪問介護についての学習だけでは不足しているという認識から、すべての介護事業所における介護業務に従事するために必要となる知識・技術を学習するカリキュラムに生まれ変わったのです。ホームヘルパー1級とは正式名称を「訪問介護員養成研修1級課程」といいます。ホームヘルパー2級の修了者が対象で、主任ヘルパーの養成を目的とした研修でした。

ホームヘルパー1級は、訪問介護で訪問介護員や、サービス提供責任者として働く場合には今まで通り資格を活かすことができ、現在でも履歴書の資格欄に記載できる資格です。

実務者研修との違いって?

ホームヘルパー1級と実務者研修の大きな違いは3つあります。
【1】医療的ケアの追加
【2】介護過程Ⅲの追加
【3】介護福祉士の受験要件

【1】医療的ケアの追加

医療的ケアの科目が追加されたのは、平成23年の法改正が大きな要因の一つです。介護現場の実態を踏まえ、一定の研修を修了した介護職は喀痰吸引や経管栄養が行えるようになりました。

【2】介護過程Ⅲの追加

前述の通り、ホームヘルパー1級は、訪問介護に特化した内容を学ぶ研修でした。しかし、介護現場の実態を踏まえ、どの介護サービスにでも対応できる介護スキルの必要性が高まりました。

系統的な介護サービスの提供や介護職の質の向上を図る目的で、介護過程Ⅲの科目も追加されました。

【3】介護福祉士の受験要件

実務ルート(後述)で介護福祉士を目指す場合、実務経験3年に加えて実務者研修の修了が必須になりました。

現在、ホームヘルパー1級だけでは介護福祉士の受験資格を満たすことができません。

以上3点が大きな違いとなります。

特に、【3】介護福祉士の受験要件について気になる方も多いと思いますので、ホームヘルパー1級をお持ちの方が介護福祉士を受験するにはどのようにすればよいかを詳しくみてみましょう。

ホームヘルパー1級から介護福祉士を目指すには?

前述の通り、ホームヘルパー1級だけでは介護福祉士の受験資格を満たすことができません。ホームヘルパー1級をお持ちの方が、これから介護福祉士を目指す場合の資格取得までの流れをご紹介します。

介護福祉士の受験資格

介護福祉士国家試験を受験するためには「1.実務経験ルート」「2.養成施設ルート」「3.福祉系高校ルート」「4.経済提携協(EPA)ルート」の4つのルートがあります。

この中でホームヘルパー1級を活かして受験するルートは「1.実務経験ルート」になりますので、ここでは「1.実務経験ルート」について説明します。

「1.実務経験ルート」では、

  • 介護等の実務経験を3年以上(従事期間1,095日以上かつ従事日数540日以上)
  • 実務者研修の修了

で受験資格を得られるルートです。

ホームヘルパー1級をお持ちの場合、まずは実務経験を3年以上積み、実務者研修を修了することが必要になります。

実務者研修の受講時間と費用

受講時間

実務者研修は、これまで取得した介護の資格によって受講科目が一部免除になります。

ホームヘルパー1級修了者の場合、450時間の受講時間のうち、なんと355時間も免除されます。

つまり、わずか「95時間の受講」と「医療的ケアの演習」だけで実務者研修を修了することができます。

費用

ホームヘルパー1級をお持ちの場合、カリキュラムが一部免除されるため、それに伴い受講料の設定も変わります。保有資格による割引率などは各スクールによって異なりますが、参考までにカイゴジョブアカデミーでは以下の通りです。

  • 無資格の方→11万円(税込・テキスト代込)
  • ホームヘルパー1級をお持ちの方→5.5万円(税込・テキスト代込)

上記の通り、ホームヘルパー1級をお持ちであれば、約半額で実務者研修を受講することができます。

さらに、カイゴジョブアカデミーなら自己負担なしで受講できる特待生コースもございます。

実務者研修をご検討の方は、ぜひそちらも併せてご確認ください。

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介護福祉士とは?

介護福祉士とは「社会福祉士及び介護福祉士法」に定められる介護職における唯一の国家資格です。

介護福祉士は介護の専門職として、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、デイサービス、訪問介護など、さまざまな事業所で活躍しています。他の介護職と同じように介護業務全般に従事しますが、専門職として他の介護職員へのアドバイスや育成に関する業務を担うことが挙げられます。

介護福祉士国家試験の内容は?

介護福祉士国家試験の概要は以下のようになっています。

  • 筆記試験は1月、実技試験は3月に実施
  • 実務経験ルートで受験する場合は実技試験が免除
  • 筆記試験の問題数は125問、出題は5肢選択形式
  • 試験時間数は220分
  • 試験範囲は以下の11教科目
    1. 人間の尊厳と自立、介護の基本
    2. 人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
    3. 社会の理解
    4. 生活支援技術
    5. 介護過程
    6. 発達と老化の理解
    7. 認知症の理解
    8. 障害の理解
    9. こころとからだのしくみ
    10. 医療的ケア
    11. 総合問題

難易度

介護福祉士国家試験の合格率は比較的高く、2016年度~2021年度の合格率は平均70%前後で推移しています。国家試験の合格基準として、60%程度の正答率と試験科目11科目群全てにおいて得点が必要とされており、国家資格の中では取得しやすい資格と言えます。

受験対策

介護福祉士国家試験は合格率が比較的高いとはいえ、受験対策が必要です。

もし独学に不安を感じている方は、資格スクールが実施している試験対策講座を受講すると良いでしょう。

カイゴジョブアカデミーでは、通学コースだけでなく、通学が難しい方や効率よく学習したい介護士さん向けに通学コースと同等の内容を全国各地から視聴できるオンデマンドコースもご用意しています。

特に、オンデマンドコースは受験対策費用を抑えたい方にもおすすめです!

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まとめ

現在、ホームヘルパー1級だけでは、介護福祉士の受験資格を満たすことができません。

これから介護福祉士を目指す方は、実務者研修を受講する必要があります。

しかし、ホームヘルパー1級をお持ちの方は、実務者研修で免除になる受講科目が多く、それに伴い受講料も大幅に割引されていますので、短期間で効率的に実務者研修の修了を目指せます。

カイゴジョブアカデミーの実務者研修は、料金設定が安いだけでなく、就職支援を希望の方は、自己負担なく受講できる「特待生キャンペーン」も実施しています。

ぜひこの機会にカイゴジョブアカデミーの実務者研修をご検討ください。

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