介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修
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介護職員初任者研修の難易度と落ちた場合

更新日:2018/07/02

介護職員初任者研修の難易度と落ちた場合

介護職員初任者研修の難易度と落ちた場合

近年の急速な高齢化で、介護福祉業界ではヘルパーの需要が高まっています。社会的にヘルパーとして認定されるためには、資格取得が必須です。そこで、ヘルパー資格の登竜門として「介護職員初任者研修」があります。
介護職員初任者研修は介護福祉に関する知識を学ぶことができるため、これから介護福祉の勉強を始めたい方におすすめです。
しかし、介護職員初任者研修の難易度はどれくらいなのか、仮に落ちた場合はどのようにすればよいのか、不安に思っている方もいることでしょう。

今回は、介護職員初任者研修の難易度や落ちた場合など、さまざまな疑問に迫り徹底解説していきます。介護職員初任者研修を受けようとしている方や、介護福祉に興味を持っている方は必見です。

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1.介護職員初任者研修とは

介護職員初任者研修は、介護福祉業界でも人気のある資格の一つです。近年の国内高齢化が進む中、需要が拡大し社会的にも注目を浴びています。ここでは、介護職員初任者研修の目的や内容、取得方法とその費用を解説していきます。

介護職員初任者研修の目的・背景

介護の業務を行う上で、必要最低限の知識やスキル、考え方や意識を身につけることが目的とされています。介護職員初任者研修は、2013年4月1日の介護保険法施行規則改定で導入されました。介護職員初任者研修の前身は、「ヘルパー2級」という名称でした。近年の後期高齢者の増加に伴い、将来介護職員が不足するという懸念がされていたことから、介護職員の優秀な人材を育成することを目的に介護職員初任者研修が導入されました。

カリキュラム内容

介護職員初任者研修のカリキュラムは、介護関連のスクールで130時間分の講座を修了しなければなりません。期間はおおよそ、4ヵ月程度です。

介護職員初任者研修のカリキュラムは次の通りです。

  • 職務の理解:6時間
  • 介護における尊厳の保持、自立支援:9時間
  • 介護の基本:6時間
  • 介護、福祉サービスの理解と医療との連携:9時間
  • 介護におけるコミュニケーション技術:6時間
  • 老化の理解:6時間
  • 認知症の理解:6時間
  • 障害の理解:3時間
  • こころとからだのしくみと生活支援技術:75時間
  • 振り返り:4時間

合計130時間

取得方法

介護職員初任者研修を取得するためには、介護関連のスクールに通学、もしくは、通信および通学で学びます。そして、カリキュラム修了後の介護職員初任者研修試験(筆記試験)に合格することで取得できます。

費用

介護職員初任者研修にかかる費用は、受講先のカリキュラムや立地などで変動がありますが、50,000円~100,000円の教室がほとんどです。

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2.介護職員初任者研修試験の難易度

介護職員初任者研修の試験は、介護福祉だけでなく、福祉を取り巻く社会的な背景を含む内容への理解が問われます。近年は介護に興味を持たれる方々が増えており、介護職員初任者研修試験に挑戦される方も増加しています。ここでは、介護職員初任者研修試験の内容や試験に落ちた場合の対処法、そして、介護職員初任者研修試験の難易度について解説していきます。

試験について

介護職員初任者研修試験は、カリキュラム修了後30分から1時間程度かけて行われます。介護職員初任者研修試験で出題される問題は、記述式問題と選択式問題があり、出題数は32問以上となっています。出題範囲は以下の通りです。

  • 職務の理解
  • 介護における尊厳の保持、自立支援
  • 介護の基本
  • 介護、福祉サービスの理解と医療との連携
  • 介護におけるコミュニケーション技術
  • 老化の理解
  • 認知症の理解
  • 障害の理解
  • こころとからだのしくみと生活支援技術

介護職員初任者研修試験の内容は、以上のカリキュラムで受講した内容が範囲です。介護福祉に関する基本的な知識を求められるため、老化から障害などさまざまな知識を有しておかなければなりません。ほとんどが選択式問題で出題されますが、一部記述式問題も出題される場合があるため、ポイントをしっかり押さえて記述することが大切です。

介護職員初任者研修の試験に落ちた場合

介護職員初任者研修試験に落ちた場合は再試験が可能です。再試験は受講した介護関連スクール(受講機関)において何度でも合格するまで試験を受けることができますので、修了証を交付してもらえないということはありません。

ただし、落ちた後に再試験を受けなかったり自己放棄したりした場合は、修了証は交付されませんので、試験に合格するまで試験を受けることをお勧めいたします。再試験は、多くの介護関連スクールで無料となっていますが、あまりに再試験の回数が多い方や一部スクールでは有料となる場合があります。実際に受講する介護関連スクールに確認しておきましょう。

試験の難易度

介護職員初任者研修試験は、介護職員初任者研修の講座をしっかり聞いていれば基本的には合格することができます。理解力は必要ですが、真面目に勉強していれば覚えられない内容ではありません。介護職員初任者研修を受講している方の中には、受講してもなかなか覚えられず、講座についていけない方もいることでしょう。しかし、介護職員初任者研修試験の内容は、受講したカリキュラムの内容から出題されます。受講内容をしっかり聞いて理解していれば難しいことではありません。したがって、介護職員初任者研修の難易度はそこまで高くないといえます。

また、介護職員初任者研修試験に合格するためには、満点や高得点を取る必要はありません。合格ボーダーラインは100点満点中70点以上とされています。基本的に介護職員初任者研修試験は、受講者をふるいにかけて落とす意味合いはなく、“受講者がきちんと理解しているか”を確認する意図があります。

関連記事:介護職員初任者研修の試験内容は?難易度や合格率、例題もご紹介>>

3.介護職員初任者研修の試験に合格する方法

介護職員初任者研修の試験は、必ず合格できる資格ではありません。みなが合格を目指すものの、残念ながら少数ですが落ちてしまう方もいます。ここでは、介護職員初任者研修の試験に受かる方法について解説していきます。

①時間を確保する

介護職員初任者研修の試験に受かるためには、まず勉強時間を確保しなければなりません。介護職員初任者研修を受講する方には、本職の合間で受講する方も少なくありません。その中で、勉強する時間を確保すると共に、テキストに沿った勉強をしていかなければなりません。
介護職員初任者研修の講座はテキストに沿って行われます。
しかし、1回の受講ですべてを覚えることは大変です。そこで、講座で学んだことはその日のうちに復習することが大切です。人間は時間が経つと物事を忘れてしまう習性があるため、復習することで記憶を定着させることができます。

また、時間的に余裕があれば次回講座で学ぶところの予習をするとよいでしょう。予習することで、講座を再度聞くような感覚で臨むことができ、自然と頭に入ってくるものです。

②課題を理解する

さらに、介護職員初任者研修の講座では課題を課せられることがあります。しかし、これは初任者研修試験に合格するためにも重要な内容です。課題には介護職員初任者研修の講座で学んだことがふんだんに扱われています。課題の問題を解くだけでなく、内容をきちんと理解するようにしましょう。また、1回課題を解いただけでは、十分な定着とならない場合もあるでしょう。コツコツと課題に取り組んで、定期的に課題の復習もするようにしましょう。

③実践形式で取り組む

ある程度介護の知識を習得することができたら、実際に介護職員初任者研修試験の「模擬問題」を解いてみましょう。問題は得意分野と不得意分野とに分かれるかと思います。不得意分野を克服することで、介護職員初任者研修試験の獲得点数を伸ばすことができます。さらに、介護職員初任者研修の模擬問題を解くことで、不得意な分野が確認できます。カリキュラムも終盤に近付き、介護職員初任者研修試験も間近となると、不得意な分野に勉強を集中するとよいでしょう。
介護職員初任者研修試験は満点を取る必要はありません。合格ボーダーラインを突破すれば、見事合格として認められます。

4.まとめ

最後に、介護職員初任者研修はそれほど難易度の高い試験ではありません。講座をしっかり聞いて理解することで、十分合格できるでしょう。仮に、介護職員初任者研修の試験に落ちたとしても再試験が可能です。
ここでは、介護職員初任者研修の内容や難易度、試験に落ちた場合の対応などについて解説してきました。近年の高齢社会で需要が拡大している介護職員初任者研修は、介護福祉の資格の中でもおすすめの人気資格です。これを機に、介護職員初任者研修に挑戦してみたいと思う方が増えれば幸いです。

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