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介護の仕事に向いている人ってどんな人?

更新日:2022/5/13

介護の仕事に向いている人ってどんな人?

介護の仕事に向いている人ってどんな人?

「介護の仕事をしてみたい!」と思っていても初めて飛び込む世界は不安。
介護職は未経験・無資格からでも働くことはできますが、“人が人をケアする”仕事なので向き・不向きがあります。

今回は介護の仕事に向いている人はどんな人なのか紹介しますので、介護職に関心のある方は、ぜひ参考にしてください。


ご自身が介護現場でスキルを発揮できるかどうかチェックしてみましょう。

介護の仕事に向いている人6つの性格

“介護職”と聞くと、どんなイメージをもつでしょうか?
きつい・給料が安い・大変と、ネガティブなイメージがある反面、“優しい”“笑顔”というようなポジティブなイメージが思い浮かぶと思います。
では、そんな多面的なイメージをもつ介護の仕事に向いている人の特徴をみてみましょう。

1.ホスピタリティのある人

介護の仕事のゴールは、利用者のQOLの向上です。
そのためには個々に合った質の高い介護サービスを提供しなければいけません。
質の高い介護サービスとは、介護のテクニックや効率性を重視するものではなく、相手を尊重し、気持ちを込めて働きかける信頼関係の構築です。

このような心の在り方は“ホスピタリティ”といいますが、人と人のつながりにおける感謝の気持ちやおもてなしの心のことです。
ホスピタリティは、双方の喜びの共有や相互満足が大切とされています。
介護現場では介護職と利用者という立場ですが、「介護してやっている」というような感情ではなく、相手の気持ちや立場を理解したい・共感したいという心の在り方がQOL向上につながるからです。
決まったことだけを行なうだけでなく、積極的に介護者へ関わっていくことが介護において重要になります。
相手が悲しいときには共に悲しみ、嬉しいときには共に喜び合えるようなホスピタリティの高い方は、介護職として信頼されるでしょう。

2.気配りができる人

介護職で最も大切なスキルは“気づき”です。
介護現場ではしんどいことや辛いことを訴えられない方、認知症や寝たきりで言葉を発せない方や、目だけを使って感情を表現される方もいます。

「いつも通り」とスルーする介護職もいますが、心身の変化や痛みに気付ける人は気配りができる人であり危機管理能力が高い人でもあります。
介護の仕事は命を守る仕事ですので、小さな変化に気付くことができなければ大きなトラブルや急変につながることも…
このような気づきやトラブル防止は介護現場の事故防止の観点から、重要なスキルになるからです。

利用者の体調変化の気づきだけではありません。
例えば、フロアーや居室の配線や家具の配置など相手がどうすれば安全に生活できるかを考えた配慮は介護現場のスキルとして重宝されるでしょう。

3.臨機応変に対応できる人

介護業務は1日のスケジュールが決まっていてルーティーンワークが基本ですが、想定外のトラブルは日常茶飯事。

利用者同士のトラブルや体調不良、急変、転倒や怪我などの事故はもちろん、認知症高齢者が行方不明になることも。

つい「どうしよう」と慌てふためきたくなる気持ちは分かりますが、咄嗟のできごとに対しても落ち着いて対応しなければ、周りの利用者の不穏を引き起こす可能性があります。
このようなトラブルに直面しても不安や怖さを顔に出さないことが、安心感へとつながるからです。
臨機応変に対応できる人は他社に安心感を与えることができることができるでしょう。

4.人と接することが苦手じゃない人

介護職は利用者との関わりだけでなく、家族や他の介護スタッフ、医師や看護師など他職種との連携が多いため、他者との信頼関係の構築が大切です。
様々な方と接する機会が多く、地域の方との交流も多い職場もあります。
「人との関わりが好き!」とまではいかなくても苦手ではなく、良好なコミュニケーションがとれる人は介護の仕事に向いています。

「コミュニケーションは苦手だけど介護の仕事がしたい!」という方は、笑顔・挨拶・言葉遣いの3つのポイントを押さえれば◎

5.前向きな人

介護の仕事は他者との関わりが多いため、利用者や家族、職場などの人間関係で悩むこともあります。
イライラすることもありますが、オンオフを切り替えて利用者と関わり、ポジティブに仕事と向き合うことが大切だからです。

また、焦燥感や認知症や死への不安感を抱えながら過ごす利用者も少なくありません。
そんなときに相手に寄り添い前向きな気持ちになれるようなケアができる人も、介護職に向いているでしょう。

6.手が優しい人

幼い頃、しんどいときに家族に体をさすってもらって楽になったり、不安なときに手を握ってもらって安心したり…こんな経験は誰もがあるかと思います。

おばあちゃんが小さい孫の背中を撫でているようなイメージをしてみてください。
このように手を使ってケアをする技術はタッチングといわれ、非言語コミュニケーションにおけるスキルのひとつです。
介護現場だけでなく看護現場でも用いられています。

ゆったりと包み込むような動きで触れ、温かさを伝えることで、相手に安心感を与えリラックス効果をもたらします。

私は、タッチングが絶妙な人を「手が優しい人」と言っているのですが、介護現場では高齢者の身体に触れるケアが多いため、介護職にとって手の優しさは一番のスキルでしょう。

余談ですが、私が介護指導したスタッフの「2人の子育て中のママ・介護経験はナシ」という方のお話をさせていただきます。
介護未経験ということで不安を抱えながら車いすからトイレへの移乗介助をされていましたが、身体への触れ方・手の動作が優しい方というのが第一印象。
「絶対いい介護職になる!」と確信をもち、彼女は未経験で入職しましたが実務経験を重ね介護福祉士となり介護主任を務めることとなりました。


このタッチングは、研修や文献で知識や技術を学ぶことができますが、自然にできる人というのはまさに介護職にぴったりの方だと思います。

介護の仕事に向いている年齢は?

「介護の仕事って体力的な負担も大きいし、やっぱり若い人じゃないと無理かな」と、介護の仕事にチャレンジすることを諦める方もいます。
では、介護の仕事に向いている年齢は何歳なのでしょうか。

年齢は武器になる!

他の職種では35歳が転職の壁といわれますが、介護の仕事は「年齢不問」とする求人が多く、年齢制限がないケースがほとんど。

何歳でも身体が元気な限り活躍することができます。

公益財団法人介護労働安定センターが行った令和2年度介護労働実態調査で2020年10月1日時点の介護職の平均年齢は47.5歳とされています。

介護現場が慢性的な人材不足ということもありますが、年齢を重ねているからこそできる介護があるからです。
年齢を重ねた方は、利用者や家族との年齢が近く、話しやすさや親しみやすさがあり信頼を得られやすいのが強みです。

年代に応じたケアができる!

介護現場では10代、20代の方、育児と両立しながら働くママ、定年退職された方、親の介護を経験された方など、様々な年齢の方が働いています。

老若男女が入り混じる介護現場ですが、トラブルは起きないの?と不安になる方もいるかと思います。

ここで、筆者の職場の様子をお伝えします。
私の職場では20代前半から70代のスタッフが働き、ある日のシフト表をみると、まるで3世代続く大家族のようです。


・年齢を重ねた職員にスマホやタブレットの使い方を教える20代
・子育てを終えた職員達に子育ての相談をする30代や40代
・利用者から娘と間違えられながらケアをする50代
・茶碗の洗い方や掃除の仕方を伝える60代
・利用者とお茶を飲みながらコミュニケーションをする70代

と、和気あいあいと仕事に取り組んでいます。
70代のスタッフは利用者と年齢も近いこともあり「老々介護やなぁ」と、冗談を言うことも。

幅広い年齢の職員が働いていますが、お互いに尊重し協力しているので年齢が原因になるトラブルはありません。

個々の性格や職場にもよりますが、若い方はフレッシュさ、年齢を重ねた方は人生経験や安心感をそれぞれ強みに活躍できるでしょう。

経験のない人は介護の仕事に向いていない?

介護の仕事に向いていないかも…と悩む方は介護経験がないことで不安を感じている方も多いかと思います。
では、経験の有無は介護現場での活躍に影響するのでしょうか。

未経験でもこれまで培ったキャリアやスキルが活かせる

しかし、介護業界では年齢と同様に、経験のなさはさほど問題視はされていません。
もちろん経験豊富で即戦力になる人材がいいという職場もありますが、これまでの経歴を強みに活躍してもらいたいと思う職場もあります。
介護業界では40代、50代から介護の仕事を始める方も多く、様々な経歴をもつ人が働いていることが特徴です。

私自身は福祉系大学から介護職一筋で働いてきましたが、職場のスタッフの中には体育教師や公務員として働いていた方、調理師から転職した方、いくつも仕事を経験された方など様々。

元体育教師の介護スタッフは朝のラジオ体操で活躍し、元調理師の介護スタッフはおやつレクリエーションで活躍。
また、ずっと専業主婦だったという60代のスタッフは家事スキルを活かしています。
これまでの人生経験が全て強みになる、というのが介護職の良さです。

介護未経験の不安をなくすには

無資格や未経験から入職した方へ、介護の知識やスキルについて実践を通じての指導や研修などでフォローする職場が多いです。
そのため、介護経験のなさで介護の仕事を諦める必要はありません。

しかし、介護経験がなく「向いていないかも…」と悩む方は、“介護”についてあまり知らないからではないでしょうか。

未知の仕事に向き合うのは誰しもが不安に感じます。
仕事をする前に少しでも知識やスキルをみにつけておくことで、不安なく仕事に取り組むことができるのではないでしょうか。


介護未経験から基礎的な知識やスキルを身に着ける資格である「介護職員初任者研修」があります。
介護の基礎的な知識や技術を学び、どんな仕事をするのか・どんなことが大切かといったポイントを知ることができるでしょう。

例えば、働き出して初めて触る車いす、どこをどう操作すればいいか分からないと慌ててしまうかもしれません。
適切でない操作で利用者を不安にさせてしまうかもしれません。

介護職員初任者研修では実技や体験を通じて車いすの基本操作や移動介助法について学べますので、いざ実践する際に役立つスキルとなるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
介護の仕事に向いている人はどんな人なのか性格・年齢・経験から紹介しました。

私自身、介護の世界にいる大きな要素や何が私の原動力になっているのかと思えば、
「人が好きだから」なのかなと思います。

・大好きな人達の人生を彩りのあるものにしたい
・楽しく穏やかに生活してほしい
・その人らしい人生の最期を迎えてもらいたい

と、利用者と家族の人生を一生懸命考えています。


介護の仕事は介護職の思い通りにならないことが多く、『1日1歩、3日で3歩、3歩進んで2歩下がる』というような日々ですが、それが楽しさにつながるなら向いている人なのだと思います。

「介護の仕事をやっていけるか不安」「向いているか分からない」と悩む方は、まず介護について知ることから初めてみてはいかがでしょうか?

向いていないと思い込んでいた方も、介護の仕事を知ることで天職と感じることもあるかもしれません。

「向き・不向き」だけに捉われず、ぜひご自身の強みを生かした介護職として一歩踏み出してみてください。

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この記事の著者

吉田あい


大阪府出身 現役のケアマネージャー
専門は「高齢者介護論」「社会福祉援助技術論」
「介護現場におけるリスクマネジメント」

特別養護老人ホームや居宅介護支援事業所などの現場で、
介護職を10年以上経験。介護講師経験3年。
WEBライターとして、
介護・医療・転職・健康などのジャンルで執筆700本以上。

カイゴジョブアカデミーにて、介護の仕事や資格について、
実体験を踏まえたお役立ち情報をお伝えします。

【所持資格】
・介護支援専門員(ケアマネージャー)
・介護福祉士
・社会福祉士
・メンタル心理カウンセラー
など