介護資格の取り方をわかりやすく解説!種類、費用、試験内容、取得までの流れをご紹介
介護士の資格の取り方とは?資格の種類・費用など徹底解説
介護の仕事を検討している方の中には、「介護士の資格にはどんなものがあるのだろうか」「取得方法や費用について知りたい」という方が多いのではないでしょうか。そこで今回は、介護士の資格の種類や、取得方法、費用について説明します。資格取得のメリットや介護士の就職先についても紹介しますので、介護士の資格に関心のある方は、ぜひ参考にしてください。
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介護士の資格とは
介護士の資格には様々な種類がありますが、代表的な介護士の資格として「介護職員初任者研修(以下、初任者研修)」「介護福祉士実務者研修(以下、実務者研修)」「介護福祉士」の3つが挙げられます。ここでは、代表的な介護士の資格の種類や概要について解説します。
介護士に必要な介護資格と取り方
介護士に必要な資格には様々な種類がありますが、代表的な3つの資格「初任者研修」「実務者研修」「介護福祉士」の取得方法について説明します。
これらの資格の取り方には、主に3つの方法があります。それは、「1.養成施設ルート」「2.福祉高校ルート」「3.実務経験ルート」です。
初任者研修や実務者研修は、養成校のみで取得を目指せますが、介護福祉士は養成校や福祉高校に通う以外にも実務経験を積むことで合格を目指す方法があります。
それでは、養成施設ルート、福祉高校ルート、実務経験ルートについてそれぞれ解説します。
1.養成施設で取る
【介護職員初任者研修・介護福祉士実務者研修】
どちらの資格も、厚生労働省または都道府県知事が指定した養成校で 、厚生労働省が定めたカリキュラムを修了し、筆記試験や実技試験に合格することで資格を取得できます。学歴や年齢、前提資格などの制限はありません。知識ゼロから介護職のキャリアパスを歩むことができます。
厚生労働省が定めた研修科目及び研修時間は、初任者研修が130時間、実務者研修が450時間です。全国共通のカリキュラムで、講義と演習によって介護知識の基本と実践的な介護技術を学ぶことが出来ます。
ただし、各スクールによってカリキュラムの内容や修了試験の内容は異なる場合があります。
カイゴジョブアカデミーでは最短1.5ヵ月で初任者研修を、最短2か月で実務者研修の修了を目指せます。カリキュラムや日程などは以下よりご確認ください。
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【介護福祉士】
文部科学大臣及び厚生労働大臣の指定した学校、または都道府県知事の指定した養成施設を卒業後することで資格取得を目指します。
これまでは国家試験を受験せずに介護福祉士の資格を取得できていましたが、平成29年度からは、養成施設ルートが介護福祉士国家試験の受験資格の一つになりました。
養成施設を令和8年度末までに卒業する方は、卒業後5年の間は、国家試験を受験しなくても、または合格しなくても、介護福祉士になることができます。
この間に介護福祉士国家試験に合格するか、卒業後5年間続けて介護等の業務に従事することで、5年経過後も介護福祉士の登録を継続することができます。
令和9年度以降に養成施設を卒業する方は、介護福祉士国家試験の受験が必須になります。国家試験に合格しなければ介護福祉士になることはできません。(実技試験は免除されます)
介護福祉士養成施設の種類
介護福祉士養成施設は、大きく分けて4つの種類があり、概要は以下のとおりです。
- 4年制大学
時間をかけてじっくり学びます。介護だけでなく、一般教養科目についても学びますので、幅広い知識を習得することができます。 - 短期大学
4年生大学よりも短期間で介護や一般教養等を学びます。
早く卒業して働きたい方に人気があります。 - 専門学校(2~3年制
介護や福祉に特化した学習を行い、即戦力として活躍できる知識やスキルを学びます。 - 1年課程の専攻科
福祉系大学や社会福祉士養成施設、保育士養成施設の卒業者の方のみが入学します。
養成校では、厚生労働省が定める全国共通のカリキュラムで講義と演習、実習によって介護知識の基本と実践的な介護技術を習得します。介護福祉士養成課程 新カリキュラムは以下のとおりです。
科目 | 必要な時間 |
---|---|
人間の尊厳と自立 | 30時間以上 |
人間関係とコミュニケーション | 60時間以上 |
社会の理解 | 60時間以上 |
介護の基本 | 180時間 |
コミュニケーション技術 | 60時間 |
生活支援技術 | 300時間 |
介護過程 | 150時間 |
介護総合演習 | 120時間 |
介護実習 | 450時間 |
こころとからだのしくみ | 120時間 |
発達と老化の理解 | 60時間 |
認知症の理解 | 60時間 |
障害の理解 | 60時間 |
医療的ケア | 50時間以上+演習 |
参照元 公益社団法人 日本介護福祉士養成施設協会:介護福祉士養成課程 新カリキュラム教育方法の手引き
具体的な取得手順
ではカイゴジョブアカデミーでの初任者研修・実務者研修について、具体的な取得手順をみていきましょう。
【介護職員初任者研修】
カイゴジョブアカデミーは自宅学習とスクーリングの2本柱で資格取得を目指します。テキストをもとに自宅で通信課題に取り組み、基礎知識を身につけます。
次に15日間のスクーリング(通学)が始まり、介護の基礎知識や実技演習で実践的な介護技術を学びます。
最終日には学んだことを確認する修了試験が行われ、合格者には修了証が発行されます。不合格の場合は無料でもう一度チャレンジできます。
修了試験は、これまでの受講内容を確認するための試験ですので、しっかり学べば難易度はさほど高くありません。
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【介護福祉士実務者研修】
実務者研修も同様に自宅学習とスクーリングの2本柱で資格取得を目指します。
カイゴジョブアカデミー(東京)で、通信併用で取得する場合、受講開始1カ月前の期間が自宅学習となります。
教材到着からスクーリング初日までに通信課題の提出が必要になり、通信課題に合格することでスクーリングに参加できます。
スクーリングでは『介護課程』『医療的ケア』『実技演習』を学び、実技試験を終え、合格すれば実務者研修修了者となります。
実務者研修は、修了している研修または取得している資格によって、研修カリキュラムの一部免除(受講時間の短縮)や研修受講料の減額が可能です。
保有資格 | 受講科目 | 必要な時間 |
---|---|---|
介護職員基礎研修 | 1 | 50 |
ホームヘルパー1級 | 2 | 95 |
初任者研修 | 11 | 320 |
ホームヘルパー2級 | 12 | 320 |
無資格 | 20 | 450 |
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2.福祉系高校で取る
【介護職員初任者研修】
初任者研修を取得できる福祉系高校もありますが、その数は多くありません。
【介護福祉士実務者研修】
実務者研修については、「3年以上の実務の経験がある実務経験者が、介護福祉士国家試験(平成28年度国家試験から適用)を受験するために必要な研修」とされ、基本的に実務経験のある方を対象にしています。 そのため高校での資格取得はカリキュラムに含まれていません。
参照元 近畿厚生局:介護福祉士実務者研修に関するよくあるご質問Q&A
【介護福祉士】
福祉系高校、福祉系特例高等学校で定められた課程を修了し、介護福祉士を目指す方法もあります。
2009年度以降入学者は実技試験免除、2008年度以前入学者は介護技術講習の受講により実技試験が免除となります。
福祉系高校で取るメリットは、最年少で介護福祉士資格取得を目指すことができる点と、介護福祉士の受験資格を得ながら進学できる点です。
一方、福祉系高校自体が少ないというデメリットがあります。
具体的な取得手順
福祉系高校で取る場合、高等学校等(専攻科及び別科を除く)・高等学校等の専攻科(修業年限が2年以上のものに限る)2つのルートがあります。
以下の定められた教科目・単位数を修めて卒業した方(卒業する見込みの方を含む)が介護福祉士国家試験を受験することができ、実技試験は免除されています。
科目 | 必要な単位 |
---|---|
社会福祉基礎 | 4 |
介護福祉基礎 | 5 |
コミュニケーション技術 | 2 |
生活支援技術(医療的ケアを含む) | 10 |
介護過程 | 4 |
介護総合演習 | 3 |
介護実習 | 13 |
こころとからだの理解 | 8 |
科目 | 必要な単位 |
---|---|
人間と社会に関する選択科目 | 4 |
科目 | 必要な単位 |
---|---|
社会福祉基礎 | 4 |
介護福祉基礎 | 5 |
コミュニケーション技術 | 2 |
生活支援技術(医療的ケアを含む) | 10 |
介護過程 | 4 |
介護総合演習 | 3 |
介護実習 | 13 |
こころとからだの理解 | 8 |
人間と社会に関する選択科目 | 4 |
3.実務経験を積んで取る
【介護福祉士】
介護現場で働きながら介護福祉士合格を目指している方は、実務経験を積んで取る方法が一般的です。
実務経験はアルバイトやパート、派遣社員でも可能で、3年以上・540日以上の実務経験が必要になります。
さらに、実務経験とともに実務者研修の修了が必要です。
実務経験を積んで取るメリットは、スクールでのインプットと実務でのアウトプットを効率的に行うことができる点と、養成施設や福祉系高校に通うよりリーズナブルに資格を取得できる点です。
一方、働きながらなので学習時間を作るのが大変というデメリットがあります。
具体的な取得手順
実務経験ルートでの介護福祉士の資格要件は以下のとおりです。
- 3年以上・540日以上の実務経験+実務者研修の修了
または - 3年以上・540日以上の実務経験+介護職員基礎研修+喀痰吸引等研修の修了
従業期間・従事日数の要件は、両方とも満たす必要があり、従業期間・従事日数は試験実施年度の3月31日まで通算することができます。
実務経験の範囲は、「指定施設における業務の範囲等及び介護福祉士試験の受験資格の認定に係る介護等の業務の範囲等について(昭和63年2月12日社庶第29号)」により定められています。
また、児童・障がい者・高齢者などの施設、事業において「介護等の業務に従事したと認められる職種」に該当する方(主たる業務が介護等の業務である方)が受験資格の対象となります。
資格取得のメリット
介護士の資格を取得することには、多くのメリットがありますので詳しく説明します。
介護に関する専門的な知識を身につけられる
介護の資格を取得することで、介護の基本的な知識や理論、技術を学ぶことができます。
具体的には、身体介護や日常生活援助、メンタルケアなどです。
また、介護は人との接し方やコミュニケーションが重要です。
資格取得と実務で様々な人と接することにより、対人援助技術を磨くことができるでしょう。
資格手当がついて給料がアップする
介護の資格を取得することで、資格手当がつく場合があります。
資格手当は、資格を取得したことによって、より高度な技術や知識を有することができることを評価され支払われる手当てのことです。
資格手当の目安金額は以下のとおりです。
介護資格なし | 資格手当なし |
---|---|
初任者研修修了者 | 5,000円~10,000円/月 |
実務者研修修了者 | 10,000円~20,000円/月 |
介護福祉士有資格者 | 10,000円~30,000円/月 |
介護の資格によって資格手当が変わりますので、給与に大きく影響します。
役職についてキャリアアップできる
介護職はスキルや専門性によるキャリアパスが示され、目指すべき介護人材像が明確です。
まずは、介護の基礎的なスキルや知識を身につける入門資格である「初任者研修」からスタートします。
そして「実務者研修」を受講し、実務経験3年で国家資格である「介護福祉士」を目指すルートが一般的です。
介護福祉士を取得した後は「認定介護福祉士」や「ケアマネージャー(介護支援専門員)」へとステップアップを目指せます。
未経験・無資格からのスタートでも資格取得によって、介護に関する知識や技術が向上し、より高度な介護技術を身につけることができます。 そして実務経験を積むことで管理職やチームリーダーなどの役職に就くなどして、キャリアアップを目指せるでしょう。
ケアマネージャー
ケアマネジャーとは介護支援専門員のことで、要介護者や要支援者がサービス(訪問介護、デイサービスなど)を受けられるようにケアプラン(介護サービス等の提供についての計画)の作成や市町村・サービス事業者・施設等との連絡調整を行います。
受験資格 | 保健医療福祉分野での実務経験5年以上(医師、看護師、社会福祉士、介護福祉士など) |
---|---|
なり方 | 介護支援専門員実務研修受講試験に合格し、介護支援専門員実務研修の課程を修了し、介護支援専門員証の交付を受けた場合に、介護支援専門員となることができます。 |
受験料等の費用 | ・受験手数料13,800円 ・実務研修の受講料61,000円 ・更新費用3万円前後 ※実務経験や研修の時間数によって異なる |
合格率 | 21.0% ※2023年度 |
参照元 厚生労働省:介護支援専門員(ケアマネジャー)
認定介護福祉士
認定介護福祉士とは、居住・施設系サービスを問わず、多様な利用者・生活環境、サービス提供形態等に対応して、より質の高い介護実践や介護サービスマネジメント、介護と医療の連携強化、地域包括ケア等に対応するための考え方や知識、技術等を認定介護福祉士養成研修で修得した介護福祉士のことです。
受講要件 | ・介護福祉士資格取得後の実務経験5年以上 ・介護職員を対象とした現任研修の100時間以上の研修歴を有していること ・研修実施団体の課すレポート課題または受講試験において一定水準の成績を修めていること(免除の場合有) |
---|---|
なり方 | 認定介護福祉士養成研修Ⅰ類(13科目)・Ⅱ類(9科目)の全科目修了 | 費用 | 受講料 約60万円前後※自治体によって異なる |
合格率 | – |
認定介護福祉士養成研修Ⅰ類・Ⅱ類修了後に、認定介護福祉士認証・認定機構に認定申請の手続きをすることで認定介護福祉士として認定されます。
参照元 認定介護福祉士認証・認証機構:認定介護福祉士になるには
就職・転職の際に有利になる
介護を必要とする高齢者の増加に伴い、介護を担う人材のニーズは右肩上がりです。
介護職は学歴や経験に関係なく、どなたでも短期間で専門資格を取ることができ、資格があれば全国どこでも通用します。
介護施設だけでなく、病院や訪問介護など、様々な介護の現場で働くことができまるため、就職先の幅が広がります。
また、資格があれば年齢問わず仕事の選択肢が豊富で、多様な働き方もできるので、年齢やスキルに合わせて安定して長く働き続けやすいでしょう。
介護士の就職先
介護士は、高齢化社会においてますます需要が高まる職種の一つで、介護士が就職できる場所は多岐にわたります。ここでは、介護士が就職できる場所について詳しく説明します。
特別養護老人ホーム
特別養護老人ホームは、原則、要介護3以上の要介護高齢者を対象にした生活施設です。
身体や認知機能に障がいがある高齢者が、自宅での生活が困難な場合に利用でき、終の棲家としても対応しています。
常時介護が必要で在宅生活が困難な方に対して、日常生活のサポートや機能訓練などを提供します。
特別養護老人ホームでは、入居者の日常生活を支援するための食事、入浴、排泄などの介護サービスを提供するほか、医療やリハビリテーション、レクリエーションなどのサービスも提供されます。また、入居者が安心して暮らせるように、24時間体制でスタッフが常駐しています。
介護老人保健施設
介護老人保健施設は、介護が必要な高齢者に看護、医療が整った環境のもと介護サービスやリハビリなどを提供し在宅復帰を目指す施設です。病状が安定し常時治療の必要はありませんが、在宅での生活に不安がある方が対象となります。
介護老人保健施設では、医療・看護スタッフによる医療サービスや、リハビリテーション・作業療法・言語聴覚療法などの機能訓練を提供するほか、栄養指導やレクリエーションなどの生活支援サービスも提供されます。また、入居者が安心して暮らせるように、24時間体制でスタッフが常駐しています。
介護付き有料老人ホーム
介護付き有料老人ホームは、介護保険制度において一定の基準を満たし都道府県知事の指定を受けた「特定施設入居者生活介護」として位置づけられた高齢者施設です。
入居者の日常生活を支援するための掃除や洗濯など身の回りの世話や食事、入浴、排泄などの介護サービスを提供します。
入居者が安心して暮らせるように、24時間体制でスタッフが常駐しています。
訪問介護事業所
訪問介護事業所は、訪問介護員(ホームヘルパー)が在宅生活をする高齢者の自宅を訪問し、ケアプランに定められた介護サービスを提供します。
仕事内容には、入浴介助や排泄介助などの「身体介護」・、洗濯や掃除、調理などの「生活援助」、「通院等乗降介助」などがあり、得意分野を活かした仕事が可能です。
訪問介護には、夜間帯に訪問介護員(ホームヘルパー)が自宅を訪問し、入浴・排せつ・食事・安否確認などの介護サービスを提供する「夜間対応型訪問介護」もあります。
利用者の自宅での生活を支援することで、自立支援や在宅介護の推進に貢献しています。利用者にとっては、自宅での生活が継続できることで、心身ともに安定した生活を送ることができるでしょう。
デイサービス
「デイサービス(通所施設)」は、最も一般的な通所系の介護サービスで、在宅で生活している高齢者に対して入浴や食事、機能訓練、レクリエーションなどを日帰りでサービス提供します。
高齢者や障害者などが社会とのつながりを持ち、孤立感や孤独感を軽減するほか、同居されている家族のレスパイト(介護者の負担軽減)としての役割ももっています。
ほかも、機能の維持回復訓練や日常生活動作訓練を行う「通所リハビリテーション(デイケア)」や、認知症の方を対象にした「認知症対応型通所介護」などがあります。
デイサービスをはじめとした通所系の介護サービスは、介護予防や介護度の軽減などの観点から、在宅介護を支援する役割も担っています。
介護資格の取り方に関するよくある質問
介護士を目指す方が気になることについてまとめました。
勉強方法のポイントって?
介護資格取得に向けた勉強方法のポイントは、「計画性」と「実践」です。
働きながら資格取得を目指している方は、学習スケジュールをたてることが難しいですが、毎日少しずつでも勉強時間を確保し、計画的に勉強を進めることが大切です。
介護未経験の方は、実際の介護現場や介護方法が分からなくて不安な方も多いかと思います。
介護現場で必要なスキルや知識を身につけるために、養成校でグループワークや実技講習を受け、知識を深めながら実践的なトレーニングを行うことが大切です。
資格取得のメリットは?
介護資格取得のメリットは、未経験・異業種からの転職でも正社員を目指せるということです。
介護業界はどの施設でも人材不足で、求人募集が豊富。
超高齢社会に突入し、さらにニーズが高まる業界なので介護未経験の方でも正社員として採用されやすいのが特長です。
介護業界は年齢や経験を問わずポテンシャルを重視してくれる職場が多く、これまでの人生経験を活かして働くことができるでしょう。
はじめて介護業界で働く方は介護の入門資格である初任者研修を受講することをオススメします。
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介護のことは全く分からないけど受講できる?
初任者研修は介護未経験の方を対象にした研修で、介護保険制度の概要から高齢者コミュニケーション、基本的な介護技術までを習得します。 全く介護の知識がない方や、他業種からの転職を考えている方でも、安心して受講することができるカリキュラムになっていますので、スムーズに現場に入っていくことができるでしょう。
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介護資格は順番に取るべき?
介護の資格を取るのに順番は定められていませが、いきなり国家資格である介護福祉士を無資格・未経験者が取ることはできません。なぜならば、介護福祉士を受験するには受験資格が必要だからです。そういう意味では、介護の資格を取るにはある程度順を踏んで取得する必要があります。一般的な順番は以下の通りです。
- 初任者研修
- 実務者研修
- 介護福祉士
- ケアマネジャーまたは認定介護福祉士
ケアマネジャーまたは認定介護福祉士を取るには、介護福祉士の資格が必要です。介護福祉士を受験するには、実務者研修の修了が必要です。初任者研修を修了していれば、実務者研修の受講時間と受講費用を大幅に削減できることから、一般的には初任者研修からスタートする人が多いです。
まとめ
介護士の代表的な資格には、初任者研修、実務者研修、介護福祉士の3つの資格があり、これらの介護資格を取得することにより、様々なメリットがあることをお伝えしました。
まずは初任者研修の修了を目指し、不安なくケアに向き合うことからはじめてみてはいかがでしょうか。次に、介護士として実務経験を重ねながら、自分自身のキャリアビジョンに合ったステップアップを視野に入れ、実務者研修や介護福祉士を目指すことをおすすめしています。
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- この記事の著者 吉田あい
- プロフィール
- 大阪府出身。現役のケアマネージャー
専門は「高齢者介護論」「社会福祉援助技術論」「介護現場におけるリスクマネジメント」
特別養護老人ホームや居宅介護支援事業所などの現場で、介護職を10年以上経験。介護講師経験3年。
WEBライターとして、介護・医療・転職・健康などのジャンルで執筆700本以上。
カイゴジョブアカデミーにて、介護の仕事や資格について、実体験を踏まえたお役立ち情報をお伝えします。
- 保有資格
- 介護支援専門員(ケアマネージャー)、介護福祉士、社会福祉士、メンタル心理カウンセラーなど
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この記事の監修者
カイゴジョブアカデミー
編集部
- 介護専門の資格講座学校「カイゴジョブアカデミー」の編集部です。
介護業界のプロフェッショナルが介護の仕事や資格に関するお役立ち情報をお届けします。