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<こんな事業所で働きたい!>CUCホスピス~「会社を知る」編~

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<こんな事業所で働きたい!>CUCホスピス~「会社を知る」編~

『こんな事業所で働きたい!』では、介護未経験者の就業先としても人気の介護事業所をピックアップ! 実際に事業所を訪問し、働きやすさを実現させるための取り組みや、現場で働く先輩たちの様子をご紹介します。

今回ご紹介するのは、株式会社シーユーシー・ホスピス(以下、CUCホスピス)。「『前を向いて生きる』を支える。」を使命に掲げ、がん末期や神経難病の方のためのホスピス型住宅『ReHOPE』等を運営しています。2040年には約49万人もの方々が自身の望む終末期医療を受けられない可能性があると言われる中で、会社としての想いや仕組みについてお話を伺いました。

「現場を知る」編はコチラ!

▼インタビューの様子を動画でチェック!▼

(インタビュイー)髙橋 千代さん:人事部

ReHOPE(リホープ)。
わたしたちが目指すのは、“希望が生き交う生活の場”。

■“ホスピス”で働くということ

――ホスピス型住宅『ReHOPE』とはどのような施設なのか教えてください。

“ホスピス”は多くの方が「人が亡くなるまでの最期を過ごす場所」というイメージを持たれていると思います。でも、私たち『ReHOPE』は、終末期を迎えたがん末期や神経難病などの患者さまが自分らしく生きる “希望が生き交う生活の場”として、全国に施設を展開しています。一言で表すと「看護と介護のケアが受けられるご自宅」ですね。

――病院とはどのような違いがあるのでしょうか。

病院では、終末期の方であっても自分が望むように過ごすことは難しいですよね。たとえば、好きな物を食べられなかったり、お酒を飲むことが出来なかったり。『ReHOPE』では、ご入居者さまが望む毎日を送れるように、お好きな物を召し上がっていただけます。面会も自由で、大好きなペットを連れてこられる方もいます。病院のように入院期間も制限※していません。私たちの施設に入られると「やっとReHOPEさんに来ることができた!」と喜ばれるご入居者さまやご家族さまは多いんですよ。

※現在の診療報酬制度により緩和ケア病棟(ホスピス病棟)の平均入院期間は1か月前後といわれる

――医療依存度の高い方のケアだと不安に思う介護士の方も多いのでは?

そうですね。実際、入職前には不安を感じる方は少なくありません。けれど看護師の人数は充実していますし、日勤帯では、病院で言うところの“師長”にあたる看護管理者が常駐しています。また、提携する在宅医療クリニックとは昼夜問わず連絡がつきます。ご入居者さまが転倒されて頭を打ってしまった、といった緊急時や急変時に対応する医療のバックアップ体制を24時間365日整えていますから、介護士の皆さんは安心して働かれています。

――看護師や提携医療機関との手厚い連携によって、介護士の皆さんは安心感を抱けるのですね。

私たちは現場の職員だけでなく本部の職員も含めて、多くのメンバーで“チーム”として連携しています。安心して、長く勤めていける働きやすい風土はそうしたところからも生まれているんです。もうひとつ、安心感という意味では、入職後のサポートにも力を入れています。

Point!

・「ReHOPE」では“看護と介護”のケアが受けられる!

・看護師や医療機関のサポートがあるので介護士も安心して働ける!

■働く人を支える仕組みで「働きやすさ」を実現する

――どのような入職後のサポートを実施されていますか。

入職してすぐ2日の「入社時研修」を実施して、介護や医療、ホスピスに関することを学んでいただきます。研修が終わると約1か月間のOJTが始まります。先輩に同行して、まずはご入居者さまのお名前や疾患の内容といった基本的なものから覚えることになります。

――夜勤は入職後すぐに始まるのでしょうか。

OJTの後、日勤帯で独り立ちしてからになります。早くても入職後2か月目くらいですね。ただし、介護職未経験の場合はもう少し長い期間を見て3か月~半年を目安にしています。

――実技に関するサポートについても教えてください。

はい。今、私たちは「介護技術研修」を定期的に開催しています。実はこれ、このあと取材していただく三浦さん(※)が未経験であるということを踏まえて開始された制度なんです。

※詳しくはコチラ!(「現場を知る」編)

介護スーパーバイザーや理学療法士を講師に迎えて、ご入居者さまはもちろんご自身の身体にも負担のかからない体の使い方を医学的観点から学ぶことができます。

――知識や技術を学ぶ機会が入職後にも用意されているんですね。

知識や技術の向上は評価にも取り入れていますからね。「評価シート」を用いて年に一度、上長との面談という形式で評価を実施しているんです。評価は主に2項目。ひとつめはCUCホスピスの理念の“体現度”です。とくに「歩み方・行動規範」の5つの『Way』をどれだけ体現できているか。ふたつめがスキル・能力の向上となります。

――評価によって変わることはあるのでしょうか?

弊社では評価に基づく等級制度を採用しています。等級は未経験から入職された方は最大17段階。等級制度は基本給と紐づいているので、等級が上がれば基本給もアップする、といった形で評価しています。同時に、面談ではキャリアに関する相談も受けています。能力、評価によって管理職などのマネジメントに進む方もいらっしゃいますよ。実際に20~30代のリーダーや管理職も多く在籍しています。

――待遇面でも働く皆さんをしっかり支えていらっしゃるんですね。休日・休暇についてはどのような制度を取っていらっしゃいますか?

シフト制で月9日の公休(2月は8公休)があり、休日休暇は年間113日(上期・下期特別休暇含む)。有給は入社後半年で10日付与されます。特徴的なのは、1年以上勤務した人を対象に、有給休暇を3日連続で取得すると1万円の奨励金が出る制度ですね。入職された方にはぜひ活用していただきたいです!

Point!

・知識・技術ともに各種研修が充実!

・介護現場から管理職にキャリアアップすることも可能。

・有給休暇の取得を後押し。奨励金制度もあり!

――ご家庭やプライベートとの両立もできそうですね。

残業も少ないですからね。2023年は全施設の平均残業時間が月6時間でした。一日あたり15分の残業があるか、ないかです。基本的にシフトが決まっているので、やり残したことがあっても日勤・夜勤の引継ぎで対応するようにしているんですよ。子育て中の職員も多いのですが、日勤は保育園のお迎えにも十分に間に合っているようです。年齢関係なく、すべての方が「働きやすい」環境を目指しています。

――最後に、これから介護職に一歩踏み出そうとする方々にメッセージをお願いします。

ホスピスでの介護の仕事は、これからの社会にとって必要不可欠であり、胸を張って貢献できる仕事です。つらいことも難しいことも多いけれど、その分、ご入居者さまやご家族さまから、たくさんの『ありがとう』と言われるやりがいもあります。私たちの理念に共感してくださったら、介護の経験有無を問わず、ぜひ一緒にチームとして、ご入居者さまの“前向きに生きる”を支えていきましょう!

編集後記

インタビュー中、丁寧に言葉を選びながら、会社のこと、ご自身の想いを語ってくださった髙橋さん。「専門性の前に人間性」というフレーズが、とても力強く印象的でした。高齢社会日本で “ホスピス”の重要性がますます高まる中、先陣を切って介護職未経験者の採用に踏み出したCUCホスピス。未経験者へのサポート体制は今後もさらなる改善を重ね充実していくことが見込まれます。ご興味をお持ちくださった方は、ぜひ会社のHPもご覧ください。

株式会社シーユーシー・ホスピス 採用ページ

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この記事の監修者 カイゴジョブアカデミー
編集部
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