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<こんな事業所で働きたい!>ケアリッツ・アンド・パートナーズ~「会社を知る」編~

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『こんな事業所で働きたい!』では、介護未経験者の就業先としても人気の介護事業所をピックアップ! 実際に事業所を訪問し、働きやすさを実現させるための取り組みや、現場で働く先輩たちの様子をご紹介します。

今回ご紹介するのは、介護業界のリーディングカンパニー「ケアリッツ・アンド・パートナーズ」(以下、ケアリッツ)。
全国233ヵ所(2024年6月時点)で訪問介護事業所を展開しています。今回は「会社を知る」編として会社の特徴や取り組みをお伺いしました。

「現場を知る」編はコチラ!

▼インタビューの様子を動画でチェック!▼

(インタビュイー)高橋 悠さん:介護事業本部ブロックマネージャー

(特別コメント)木内 愛さん:人事部長

■会社の特徴や取り組みについて

訪問介護業界の当たり前をアップデート。社員ファーストの会社へ。

ーはじめに、ケアリッツの特徴について教えてください。

高橋さん:

弊社は、「訪問介護」に特化して事業を展開している会社です。特徴としては大きく2つ。1つ目は、創業当初から正社員雇用にこだわっていること。2つ目は、業務効率化にこだわり、ITの導入を積極的に進めているということです。

ブロックマネージャー高橋さん(左)/全国の事業所数_2024年(右)

高橋さん:

正社員にこだわる理由は、サービスの質に直結するからです。訪問介護は単独でご利用者様のお宅にお伺いするので、スタッフ間の情報共有が非常に重要になります。正社員であればサービス時間外での情報共有も綿密に行えますし、就業時間内で研修などに参加することもできるので、サービスの質を向上させることができます。

また、創業者である宮本がIT業界出身であることもあり、ITの導入を進めることで書類業務等の時間を極力削減しています。そうすることで、少しでも多くご利用者様の対応に時間を費やしたり、残業時間の削減に繋げたりしています。

Point!

・正社員が9割以上!

・IT化によりご利用者様対応ができる時間を増やし、残業時間は短縮!

-高橋さん自身のお仕事内容について教えてください。

高橋さん:

東京の23区を担当するブロックマネージャーとして、新卒、中途採用などの面接を行っています。入社当時はヘルパーとして現場に入っていたのですが、自分にできることや知識を増やしたいという思いでサービス提供責任者に就き、その後、事業所の運営管理者やエリアマネージャーを経て、今に至ります。

-現場から管理職にキャリアチェンジすることも可能なのですね。

高橋さん:

はい、可能です。弊社には「プロフェッショナルコース」と「マネジメントコース」の2つのコースが用意されています。前者は、現場に入りながら知識と経験を養い介護のプロをめざすというもの。後者は、現場を経験した後に、私のように会社や事業所の運営に携わっていくものです。なるべく本人が望むキャリアを歩めるよう、会社としても制度を整えています。

(公式サイトより:「成長できる仕組み」)

-はじめて介護職を志す方々は、教育体制や評価制度を気にされる方も多いようです。

高橋さん:

介護の仕事は教科書だけでは学びきれません。ご利用者様と実際に関わりながら学ぶことが重要なので、ケアリッツでは初めの1ヶ月間は先輩スタッフに同行し、少しずつ慣れてもらえるような育成制度を設けています。

たとえば、「定刻にお薬を飲んでもらう」「ちゃんと水分補給できているか確認しにいく」など、先ずは手順がそこまで複雑ではないサービスからひとりでできるようステップアップを図ることができます。

(さまざまな研修内容)

高橋さん:

また、評価制度についてですが、なにか特別な成果をあげなければ評価されないということはありません。しっかりとご利用者様への業務を対応するということ自体が、評価に値するからです。そのため、ポジションによって異なる部分ではありますが、毎年月給で5,000円から10,000円くらいの幅を持ってしっかり昇給していく体制をつくっています。

(公式サイトより:「働きやすさを支える10のしくみ」)

-訪問介護の「1対1」という点を不安がる方々もいますが、ケアリッツではそのための仕組があるとか。

高橋さん:

はい。何かあったらいつでもサービス提供責任者や管理責任者に連絡できる体制を敷いたうえで、そうした方たちが不在などで対応できないケースも想定して、コールセンターを設けているんです。コールセンターにトラブルの内容を伝えれば、すぐさま事業所の管理者や、その上長も含めた社員たちに情報が行き渡り、速やかに対応できる形になっています。

ちなみに、コールセンターはご利用者様にも活用いただけるもので、窓口で要件をしっかりお伺いした上で回答を折り返すという形をとっています。一般的な訪問介護事業所では、電話が鳴り止まずに1日中対応に追われてしまうということも珍しくありませんが、弊社はコールセンターがあることで、その点、事業所の負担の軽減になっているかと思います。

Point!

・柔軟なキャリアコースで現場のプロも管理職も目指せる!

・働きやすさを実現するためのしくみが豊富。夜勤もゼロ!

・コールセンターが大活躍!社員を守り、ご利用者様の対応も効率化。

-高橋さんが無資格・未経験の方々を採用される際には、どういった点を重視されていますか?

高橋さん:

技術や経験は入社後にいくらでも積み上げていくことができます。それよりも重要なのは人柄ではないかと考えています。

上手にできなくても一生懸命やろうとしていることが伝わるとか、自分なりにご利用者様のことを考えて行動するなど、誠実な心を持って仕事ができるかが大切です。私が面接をする際は、このあたりを重視しています。

特に無資格・未経験の方は、初めは上手くできないことも多いと思います。時にはご利用者様から苦言を呈されることもあるかもしれません。でも、優しいご利用者様が多く、「上手くなったね」と褒めていただけることもあります。こうして声を掛けてもらえることが本当に嬉しいという声も現場からはよく聞きます。

-ケアリッツには「働きやすさ」を実現するための制度が色々あるそうですが、具体例を教えてください。

高橋さん:

たとえば、弊社では営業時間を朝8時から19時までに留めており、夜勤は一切ありません。そのため、ハードワークや、不規則な働き方を強いられるということはまず起こらないです。休みも週2日で固定しているため、休日の予定も組みやすいかと思います。

Point!

・未経験者採用では「人柄」重視。大切なのは、ご利用者様と信頼関係を築けるか。

・夜勤は一切なし&週休二日でプライベートも充実!

-それでは、最後に介護職を目指されている方にメッセージをお願いします。

高橋さん:

介護という仕事が自分にできるのだろうかと、今不安を募らせている方も多いと思います。ただ、私自身は何か特別なことをしている感覚はありません。だから是非、訪問介護という仕事が実際どんなものであるかを知るために、一度話を聞きに来てみてください。きっと、良い意味でのギャップを感じていただけると思います。

(人事部長木内さん(左)と高橋さん(右))

人事部長 木内さんからのメッセージ

「未経験に訪問介護は難しい」と言われるようですが、実際に未経験でケアリッツに入社した私としては、訪問介護でスタートすることを心からおススメしたいです。未経験の時は、先輩と比べて「私でいいんだろうか」「まだできることが少ない…」とネガティブに考えてしまいがちだと思います。

でも、訪問介護なら、介護技術が必要ない援助も意外と多くありますし、1対1だからこそ、介護士である自分自身を知っていただく時間もあって、利用者さんが応援してくれる環境を作れるものだと感じます。訪問介護でうまく仕事をする一番のコツは、利用者さんと仲良くなってしまうこと。人として信頼関係が結べると、とにかく仕事はしやすくなります。

介護技術の提供は、「他の誰か」でもできますが、「自分」を武器にできると、それが仕事のやりがいにもつながりますよ。

執筆:古本 晃靖(Banana Species)

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この記事の監修者 カイゴジョブアカデミー
編集部
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