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「実は中学生時代に進路として考えたことがあったんです」―20代でプログラマーから介護職へ!自ら積極的に動き豊かな人間関係を築く

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初任者研修から踏み出した一歩

「みんなの介護転職ストーリー」、今回の主役は池野愛さんです。「じっと待っていても何も始まらない。人付き合いも、積極的に自分から誘うようにしています」と笑顔で話してくれた池野さん。その行動力には目を見張るものがあります。そんな池野さんの前職はプログラマー。なぜ介護業界にチャレンジしたのかお話を伺いました。

池野愛さん(21歳)

2023年11~12月 初任者研修(短期コース)/大宮校
2024年1月 介護老人保健施設に就職

コロナの後遺症で休職、思い切って介護業界へ

藤井:介護職として働く前は、どんなお仕事をしていたんですか?

池野さん: プログラマーです。専門学校でゲーム制作を学んだのち、プログラマーとして半導体製造のソフトウェア開発に携わっていました。学生時代はスマホのゲームアプリを作ったり、卒業制作でRPGゲームをゼロから作ったりもしました。

 
写真撮影は池野さんの趣味の一つ

藤井:すごいですね。きっとパソコン関係もお手の物なんでしょうね。

池野さん: たいていのソフトは問題なく扱えると思います。エクセルなんかも得意ですよ。

藤井:好きなお仕事をしていたのになぜ介護職に転職されたのですか?

池野さん: 実は昨年コロナにかかってひどい後遺症に悩まされたんです。休職せざるを得なくなるほどの頭痛に悩まされ、パソコン画面を見ていられなくなってしまいました。これではプログラマーを続けていくのは難しいなあと感じ、金銭面のこともあって転職を考えたときに「やるなら介護を学んでみたいなあ」と思ったんです。
介護は以前から興味があった仕事なんです。中学生時代に進路を考えたとき、パンフレットに載っていた福祉の学校が目に留まって「福祉もいいなあ」と思ったことがあって。その時は子どものころからの夢だったゲーム制作を学びたくてそっち関係の専門学校に進んでしまいましたが……。高齢の祖父母を見ていて介護を学ぶ必要性を意識するようになったこともありますね。

キャリアパートナーのサポートでいざ面接へ

藤井:初任者研修の資格を取ろうと思ったのは何かきっかけが?

池野さん: プログラマー時代にも、資格を取ることで知識があることを示したほうが内定につながると感じていたので、今回も資格を取っておいたほうが良いんだろうなと思ったからです。 介護の資格については何も知らなかったので、「介護 資格」とかで検索して、いろんなところに資料請求しました。それでカイゴジョブアカデミーを見つけて、通えそうな距離だし短期間で取れるし、何より特待生キャンペーンなら無料ということで、すぐに決めました。

藤井:実際に介護業界に転職するにあたって、心配や不安なことはありませんでしたか?

池野さん: 介護士が大変な仕事だということはSNSなどで見聞きしていたので、やっぱり労働条件は気になりましたね。夜勤もあるでしょうし、体調が悪い時には休めるのかなとか、いろいろと心配でした。

藤井:その不安はきちんと解消されましたか?

池野さん: カイゴジョブアカデミーで担当してくれたキャリアパートナーさんがじっくり悩みを聞いてくれたり、労働条件についても丁寧に説明してくれたので、不安はやわらぎました。面接にも同行してくれて、待遇面や労働条件など自分では聞きにくいことを代わりにしっかりと聞いてくれたのですごく助かりました。

アクティブに行動して人間関係を築く

藤井:初任者研修の受講はいかがでしたか?

池野さん: 気の置けない仲間ができてすごく楽しかったです! 研修中はよくみんなで飲みに行きました。終わってからも定期的に飲み会してるんですよ。この間も、「夜勤が始まるから不安だー」って話したら、皆でめっちゃ励ましてくれて「よし、がんばろう!」って思えました。みんなに会いたいから進んで幹事をしています(笑)。

ある1週間のスケジュール
ある1週間のスケジュール

藤井:池野さんが呼びかけて集まってるんですね。積極的なんですね。

池野さん: あまり積極的な性格ではないのですが、自分から声をかけないとみんなで集まる機会ってないじゃないですか? 子どもの頃からずっとそう思って行動してきたんですよね。待っていても始まらないから、自分から動こう! って。

藤井:積極的に人に関わっていくのって、介護の世界でもとても大切ですよね。

池野さん: 自分からコミュニケーション取っていくのって、本当に大事だなと思います。仕事をするうえで人間関係ってすごく重要だと思うんですが、仕事の話ばっかりしてても仲って深まらないじゃないですか。だからほどほどの範囲内で、雑談を挟みながら先輩と話すようにしてたりします。

苦戦しても先輩に相談して即解決!

藤井:ベッドから車いすへの移乗や入浴介助など、実技面で苦労する初心者の方が多いと聞きますが池野さんはいかがですか?

池野さん: 難しいですよね! 私も毎回苦戦しています。私の施設では入浴のときリフトや介護用チェアを使うんですが、その操作が本当に苦手なんです。タオルがひっかかってしまったりして、利用者さんの安全に関わることなので毎回ヒヤヒヤしてます。
でもわからないことや不安なことがあるときは、すぐに先輩に聞くようにしています。そうすれば不安は解消されていきますから。それに同僚にもよく話しますね。夜勤の時は比較的時間があるので、一緒に入っている同僚に「こういうケアがうまくいかないんだよね」って打ち明けたりするとすごく共感してもらえたりして……。どんな仕事でもそうですが、一人で抱え込んだら続きませんよね。先輩や同僚に相談するのが大事だと思っています。

ある日の仕事内容
ある日の仕事内容

藤井:最後に、介護職としての今後の目標があれば教えて下さい。

池野さん: 実務者研修の資格を取りたいです。あと、初任者研修の講義の中で「同行援護」という視覚障害のある人の外出をサポートする資格があると知ったのですが、クラスメートと「一緒に取りたいね」と話をしたりして、チャレンジしようと思っています。

インタビューを終えて

積極的に人に関わっていく姿勢が印象的だった池野さん。悩みも困ったことも相談して解決する大切さを語ってくれました。また、介護というと肉体労働が主でアナログな業界だとイメージする人も多いと思いますが、少子高齢化の影響で介護人材が不足すると予測されており、IT化が進められている業界でもあります。池野さんのようにデジタルに強い人材を求めているといっても過言ではありません。プログラマーやパソコン関係の業務経験のある人も、介護業界に転職すると、知識や経験を活かせるチャンスがあるかもしれません。ぜひ挑戦してみてほしいですね。

構成、執筆:秦佐起代

記事の監修者:藤井寿和(介護福祉士)


「みんなの介護転職ストーリー」でご紹介している方々は、無資格・未経験から介護業界に挑戦したカイゴジョブアカデミーの卒業生です。皆さんが活用された「特待生キャンペーン」なら、自己負担なしで「介護職員初任者研修」の資格を取得でき、さらに介護職専門のキャリアアドバイザーによる就職先の紹介も受けられます。資格が1つあるだけで、給与や待遇がアップし、就職・転職時にも大変有利です。下記リンクからそれぞれ詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

>>自己負担なしで介護職員初任者研修を取得できる!「特待生キャンペーン」についてもっと見る

>>介護の最初の資格といえばコレ!「介護職員初任者研修」についてもっと見る

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