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「今介護がアツいらしい!」と聞いて飛び込んだら想像以上に楽しかった!管理職や営業職の経験を活かしつつ高齢者との交流を求めて介護職へ

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初任者研修から踏み出した一歩

「みんなの介護転職ストーリー」、今回の主役は枦木郁美さんです。惣菜小売業のマネージャーや保険営業、ヨガインストラクターなどを経て、現在は有料老人ホームで働きながら初任者研修を受講しています。ある日同僚から「今介護がアツいらしい!」と聞いたのをきっかけにこの業界に飛び込みました。そんな枦木さんに、営業や販売から介護業界へ飛び込んだ理由をたっぷりと伺いました。

枦木(はしのき)郁美さん(50歳)

2024年2月 有料老人ホームに就職
2024年3月~6月 介護職員初任者研修/新宿校

前職でつちかったもの

藤井:まずはこれまでのお仕事について教えてください。

枦木さん: 若い頃は飲食店スタッフなどを経験し、惣菜屋のマネージャーとして長く勤めてきました。保険営業やヨガインストラクターを経て、最近では中古品買取業をやっていました。スーパーなどの店頭にブースを設置し、来店されるお客様にお声がけして不用品などをお売りいただく仕事です。

藤井:惣菜屋でも営業でも、対人のお仕事が多いんですね。どんなところにやりがいを感じていましたか?

枦木さん: 営業や販売業のおもしろいところは、やっぱり売り上げ目標に向かって頑張れるところです。数字としての目標を持って働くのがとても好きだったので、転職するときも自然に営業や販売の仕事が目についていたような気がします。お客様とコミュニケーションを取るのも好きです。まず話をして信頼関係をつくり、そして商品を買ってもらったり契約してもらったりする。そういうのが楽しくて、やりがいを感じていました。

藤井:枦木さんはヨガインストラクターの資格をお持ちだとか。

枦木さん: はい。体を動かすのが好きなのでずっとホットヨガに通っていたんですが、好きが高じて資格を取りました。私の母が高齢者の見守りボランティアをやっていて、「高齢者向けのヨガレッスンをやってもらえないか」と頼まれたこともあって、そこから高齢者の存在を意識するようになったのかもしれません。

転職成功の鍵は、安心感とスピード感

藤井:介護業界にチャレンジしようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

枦木さん: 前職の同僚から「今介護がアツいらしい!」と聞いたのが最初のきっかけです。その同僚曰く、「介護は国家資格も取れるし高齢化社会だから仕事がなくなる心配もないし、今から始めるなら介護!」と。それを聞いて、確かに資格を取っておいて損はなさそうだし、何より高齢者相手の仕事って自分に向いてるんじゃないかと思ったんです。中古品買取の仕事で高齢者の方とお話することが多かったんですが、コミュニケーションを取るのがとっても楽しいし、手を握るだけで喜ばれたりして。それでまずは資格を取ることからチャレンジしようと思いました。

藤井:それでカイゴジョブアカデミーにお問い合わせくださったんですね。問い合わせてから転職まで1週間と短期間だったそうですね。

枦木さん: 確かにあっという間に決めましたが、決して焦ったわけではないんですよ。担当のキャリアパートナーさんのフォローも厚く、説明も丁寧にしっかりしてくださったので、すんなり「よし! 介護をやってみよう」と思えたんです。

藤井:転職にあたって、枦木さんは資格取得するよりも先に就職したんですよね。

枦木さん: はい。人によっては先に資格を取ってから就職する人と、先に就職してから資格を取る人がいますが、私は先に職場に飛び込んでしまいました。キャリアパートナーさんに紹介してもらった職場には手厚いフォロー体制があると知ったので、無資格で挑戦しても大丈夫だと思ったんです。

藤井:初任者研修の受講はいかがですか?

枦木さん: とっても楽しいです! 介護ってほんと、奥が深いなと思いますね。人の体についても学ぶのですが、それって自分自身の生活にも活かせることだから、本当に勉強になります。クラスには10人くらいの仲間がいて、親の介護をきっかけに介護職に挑戦しよういう人や、栄養士の資格を持っていて介護の世界に転職しようとしている人など、さまざまな人がいます。講師の先生が個性的で、興味深い話を交えて講義してくれるので、授業が毎回本当に楽しみです。

ある1週間のスケジュール
ある1週間のスケジュール

プロとして成長していく自分を楽しむ

藤井:有料老人ホームでのお仕事はいかがですか?

枦木さん: お仕事もこれがまた本当に楽しくて。何より高齢者の方とのコミュニケーションが楽しくて面白くて仕方がないです。「高齢者」と一括りになんてできなくて、皆さんとっても個性が豊かなんですよ。どちらかというと過去の記憶の中で生きている側面もあるんですが、思い出話を聞きながらその時の様子をあれこれ想像しながら会話するのが楽しいです。
ただ、いつもうまくいくかというとそうでもなくて……。高齢者の方にも機嫌の悪い時がありますから、少し険悪な雰囲気になることもあります。

藤井:そういう時はどんなふうに対応するんですか?

枦木さん: そうなるときには必ず理由があって、認知症の症状の一つであることが多いんです。ですから感情的にならず、こちらが一歩引いて客観的に対応することが大切だと感じています。すると翌日にはお相手の方がケロッと忘れて、いつも通りに戻っていることがよくあるんです。プロとして感情に流されずに接すれば、あまり大変と感じません。

藤井:一方で、食事を介助したり移乗したりといった介護技術も学ぶ必要があると思いますが、そのあたりはいかがですか?

枦木さん: 実は私、介護技術が苦手だったんです。ベッドから車椅子への移乗なんて本当に難しいんですよね。でも先輩から「頭じゃなく体で覚えるものだから、繰り返しやるうちにできるようになるよ」とアドバイスしてもらって、気が楽になりました。それでめげずに続けるうちに、本当に「あれ、できた」っていう状態になっていましたね。

藤井:先輩からそういった声掛けがあると有難いですよね。

枦木さん: そうですね。技術が身に付いてくると、「介護職としてやっていけそう」という自信にもつながりますよね。まあ私は元々ヨガをやったりして体を動かすのが好きだったから、介護も向いているのかもしれません。

藤井:これまでのお仕事経験が役立っているなと感じることはありますか?

枦木さん: 惣菜屋のマネージャー経験は活きていると思います。スタッフの動きや売上を把握しながら全体も見る必要がありましたので、そのようなマネジメント視点は現在の介護職にも活きていると感じます。

藤井:最後に、今後について教えてください!

枦木さん:飲食店のアルバイトから始まってずっと現場で働いてきたので、これからも体力が続く限り現場で働きたいですね。ゆくゆくはホーム長など、管理職も目指したいです。施設のレクでヨガを取り入れたり、看護師の姉と将来的に何か一緒にできたらいいねなんて話もしていて、ワクワクしています!

インタビューを終えて

終始笑顔で話してくださった枦木さん。ハツラツとした口調から、職場で高齢者の方と楽しくコミュニケーションを取っている姿が想像できました。枦木さんの転職には、これまで培ったマネジメントの視点や技術を体で覚える感覚、そしてコミュニケーション能力が存分に活かされていました。今後はケアマネジャーの資格を取るのが目標だとのこと。「介護の現場で成長していきたい」と話してくれたのが印象的でした。

構成、執筆:秦佐起代

記事の監修者:藤井寿和(介護福祉士)


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>>自己負担なしで介護職員初任者研修を取得できる!「特待生キャンペーン」についてもっと見る

>>介護の最初の資格といえばコレ!「介護職員初任者研修」についてもっと見る

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