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夫の転勤に合わせ、手に職をつけられる介護職へ!自分らしさを忘れずレベルアップを目指す

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初任者研修から踏み出した一歩

「みんなの介護転職ストーリー」、今回の主役は中川直美さんです。ご主人に転勤が多いため、就職しやすく手に職を付けられる点から介護職に転職されました。初任者研修を取得し、デイサービスで日々奮闘する中川さんにお話を伺いました。

中川 直美さん(43歳)

2023年7月~10月 介護職員初任者研修/柏校
2023年11月 デイサービスに就職

記事の監修者:藤井寿和(介護福祉士)

義母の言葉にも、背中を押してもらった

藤井:まずはこれまでのお仕事経験について教えてください。

中川さん: 高校卒業後、大阪で写真関連の仕事に就き出産を機に退職。育児のかたわら飲食店でパート勤務をしていました。2年ほど前に主人の転勤で千葉に転居し、最近では倉庫作業の夜勤の仕事をしていました。

藤井:そこから介護を仕事にしようと思ったきっかけは何ですか?

中川さん: 主人の転勤が今後もあり得るので、また仕事を変えなければいけなくなったときに転職しやすい仕事はなんだろうと考えました。手に職もつけておきたいと考えて、介護職が思い浮かんだんです。自分の周りに介護に詳しい人がいないので、余計やってみようという気持ちになったのもあります。
義母からも「あなたみたいな人に介護してもらえたら嬉しいわ」とか「あなたにピッタリな仕事だと思う」とよく言われていたので、その気にさせられたというのもあります(笑)。

藤井:義理のお母さまの言葉に後押しされたんですね。

中川さん: 義母とはとても仲良くさせてもらっていて、主人がいなくても子どもとよく泊りにいく仲です。義母とおしゃべりしたりゲームしたりよく一緒に過ごしてますので、そういうところで何か感じてもらえたのかもしれませんね。

介護職なら再就職しやすそう

藤井:いくつか学校がある中で、カイゴジョブアカデミーを選んだ理由はありますか?

中川さん: 介護の資格を調べていてカイゴジョブアカデミーを見つけたのですが、電話で「すぐに勉強始められますよ」とお話をいただき、トントン拍子に進んでいったんです。私は割と直感的に動くタイプなので、これも何かの縁だと思いすぐに決めました。

藤井:まずは資格の勉強をすることになったんですね。

中川さん: 介護に関して全く知識がない状態でしたので、先に資格を取ろうと思いました。キャリアパートナーさんからも「受講して感触を確かめてから仕事を考えるのも良いですよ」とおっしゃっていただけたので。受講すれば介護関係の方たちのお話も聞けるかなとも思いました。

藤井:転職前に資格の勉強をしておいて良かったと思うことはありましたか?

中川さん: たくさんあります。例えば車いすへの移乗は学んでいなかったら絶対できなかったと思いますし、認知症の方や言葉が強い方への対応も知ることができました。何も知らないまま飛び込んでいたら私には無理だったと思います。

藤井:久しぶりの勉強だったと思いますが、受講はいかがでしたか?

中川さん: 先生方の体験談がすごく面白くて、もっと話が聞きたいと思いました。受講生は5人くらいで年が近い方が多くて、雰囲気も良かったです。ただ実技演習は難しかったですね。休憩時間に経験者の方に聞いたり、自主練したりしていました。私は子育て経験があるのでお洋服を着せたりおむつ交換をしたりする場面では比較的すんなりできました。

藤井:就業先選びのポイントは?

中川さん: まずは自宅から近いこと。雨でも徒歩で通えるところが希望でした。心の中では、“離職者が少ないところが良いな”とも思っていました。今の施設は面接のときに「この1年離職者がいない」というお話でしたので決めました。

仕事は大変。だけど、苦ではない

藤井:まだ10日くらいだと思いますが、お仕事のほうはいかがですか?

中川さん: 正直、大変です(笑)。8時から18時までの勤務で、送迎からなにから、ひと通りやっています。利用者さんは1日40人くらいですが、登録者は100人近くいらっしゃるので、名前と顔がなかなか一致しません。毎日必死に座席表を見ながらやっています。入社2日目からフロアに出ましたが、利用者さんには新人もベテランも関係ないので色々なことを言われてあたふたして「確認してきます!」の連続です。

藤井:転職直後は誰しもそうなりますよね。

中川さん: ただ、嫌ではないです。トイレ介助も全く苦になりません。そこではなく、利用者さんによってケアの仕方が違うので、それを覚えて対応にやることに慣れるまでが大変で。先輩方もいつも近くにいるわけではないし聞きたいことがすぐに聞ける状況ではないので、利用者さんをお待たせしてしまうことが多くあたふたしています。

藤井:きっと徐々に慣れていくところですよね。

中川さん: 自分が覚えようと努力して優先順位も理解できたらレベルアップできると思います。先輩方が他の方を介助していて「中川さん、〇〇さんお願いします!」と言われてもその〇〇さんがわからない。今はそういう毎日です。

介護は今までの経験が活かされる場面が多い

藤井:今までのお仕事経験が活かされていると思うことはありますか?

中川さん: 配膳やお茶を出す場面では飲食店の経験が活きていますし、介護職は様々な経験が活かせるところだと思います。初任者研修の時にも美容師だった方がいましたが、きっとお風呂上りのドライヤーは得意分野ですよね。

藤井:同世代で介護職を検討されている方がいたらおすすめできそうですか?

中川さん: できると思います。仕事の多さは伝えますけど、介護のスキルは持っておくに越したことはないと思います。送迎をしたりすると、利用者さんのご自宅環境も垣間見えるのですが「階段に手すりがあると良いな」とか色々気が付くこともできるようになってきましたので、きっと将来役に立つと思います。

藤井:最後に今後挑戦してみたいことがあれば教えてください。

中川さん: 自然の中で暮らしながら、介護職をやってみたいです。自然が好きなので、過疎化しているところに住み、介護が必要な人の所に行って……、そういう生活ができたら良いなと思います。

インタビューを終えて

インタビュー中、笑顔で明るく受け答えしてくださり、ポジティブに物事を捉えていらっしゃる方だなという印象を受けました。今は日々、大変な状況とのことですが、 “中川さんらしさ”がお仕事で発揮できる日も遠くはない気がします。中川さんのように、まずは資格取得をして、そこでの情報も得ながら、就業先を決めていくという方法は、介護の知識がない方にも、お勧めできる選択肢のひとつですね。

構成、執筆:岩本亜矢子


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>>自己負担なしで介護職員初任者研修を取得できる!「特待生キャンペーン」についてもっと見る

>>介護の最初の資格といえばコレ!「介護職員初任者研修」についてもっと見る

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