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「カッコいい!いつか自分もああなりたい」母に憧れ介護職としてのキャリアをスタートした17歳の決断

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初任者研修から踏み出した一歩

「みんなの介護転職ストーリー」、今回の主役は風間美穂さんです。寝ることと、アニメを観ることが好きという風間さんはまだ17歳。アルバイト経験もなく、初任者研修を取得後、看護助手として人生で初めてのお仕事をスタートされました。実は風間さんのお母様も介護職をされているとのこと。幼少期に感じた母の「かっこよさ」に憧れたのが今回の転職のきっかけだったそうです。

風間美穂さん(17歳)

2023年6月~7月 介護職員初任者研修(短期コース)/大宮校
2023年9月 総合病院の看護助手として就職

記事の監修者:藤井寿和(介護福祉士)

介護の仕事をしている母の姿は誇らしかった

藤井:風間さんは7月に介護職員初任者研修を取得して、9月に就職されたんですね。

風間さん: はい、総合病院の看護助手をしています。非常勤で週4日勤務、年齢的に夜勤はまだできないので日勤のみ、土日はお休みです。リネン交換や病棟での雑務などの仕事をしています。

藤井:今回風間さんが介護業界に進まれたきっかけは何だったんでしょうか?

風間さん: 私の母が介護職をしていて、小さいころからよく職場に連れて行ってもらいました。母が利用者さんを車いすに乗せたりお風呂に入れたりしている姿を見て誇りに感じたんです。人のためにやっているのがとてもかっこよく見えたのが1番大きいと思います。

藤井:ずっと憧れがあったんですね。実際に仕事にしようと考えたのはいつ頃のことですか?

風間さん: 今から3、4年前くらいだと思います。中学時代に通院経験があって、その時の看護助手さんの姿も印象的で、こういう仕事もいいなと思っていました。

SNSやネットを使い自身で情報収集

藤井:それからご自身で情報収集を始めたんですね。

風間さん: TikTokやユーチューブで介護関連の動画を見たり、母や、母の知り合いから話を聞いたり、ネット検索してみたりしました。高齢者介護施設の種類とか仕組みとか、一個ずつ自分で見て調べていきました。

藤井:情報収集する中で介護のイメージに変化はありましたか?

風間さん: 想像していたより体力勝負だなと感じました。メンタルも鍛えられそうと思いましたね。ネガティブな情報も色々と目にしましたが、大前提として「母の姿」が自分の中にあったので、自分もやってみたい思いが一番強かったです。

藤井:病院で看護助手の仕事をすると決まった時、お母さまや周囲の反応はどうでしたか?

風間さん: 母には昔から話していたので「本当にやるんだね、大変だと思うけどがんばってね」と応援してくれました。母の知り合いからは「やるのは良いけど……」みたいな(笑)。大変だよ、という話は色々な人からたくさん言われました。

藤井:資格を取ることについてはどう考えていましたか?

風間さん: まず資格を取ってしっかり知識をつけてから仕事したいと思っていました。母から資格の種類などは聞いていましたし、自分でも調べていたのである程度は知っていました。

藤井:カイゴジョブアカデミーにした決め手は?

風間さん: カイゴジョブアカデミーは他の学校と比べてWEBサイト上の情報量や伝わりやすさが一番だったと思います。授業風景や授業システムとかがわかりやすく載っていて、頭の中ですぐにイメージできました。ここだったら頑張れそうだなと思ったので決めました。

藤井:印象的な授業や講師の言葉などはありましたか?

風間さん: 食事介助でとろみをつける授業があったのですが、それがどうしても苦手でした(笑)。今は上手にできるようになりましたが最初は難しかったです。先生たちの話は毎回面白かったしわかりやすくて、授業は頭に入りやすかったですね。

藤井:クラスメートやクラス全体の雰囲気などはどうでしたか?

風間さん: 確か10人くらいで色々な人がいました。普段関わらないような人たちの話が聞けて楽しかったです。

藤井:就職前に資格の勉強をしておいて良かったと感じますか?

風間さん: 私はそう思います。例えばリネン業務で「三角コーナーの作り方」とか全然わからなかったので、学んでおいて良かったと思いました。普段の生活ではやらないので学ばないとわからないし、学んだからこそ自分ができることを自分から見つけて動くこともできると思います。

藤井:就職先はどんなことをポイントに選びましたか?

風間さん: 通勤が億劫になってしまわないように、家から遠くても2~30分以内のところを希望していました。あとは病院設備や周辺環境なども見ました。例えば、広々とした空間があったり設備にこだわっているところは患者さんのQOLも上がりやすいのではないかなと思ったので大事なところだと感じてました。個人的に窓が大きいとか部屋が広々としているほうが暮らしやすいのではないかとか、患者さんには気負わずに過ごして欲しいという思いからです。

藤井:病院だけではなく介護施設も探したんですか?

風間さん: 探しました。ただ自分的には、最初に医療知識を付けてから介護施設にいったほうがレベルアップしやすいのではないかと思ったので病院に決めました。

藤井:専任のキャリアパートナーとはどんな相談をされましたか?

風間さん: 結構いろんな話をしました。自分だけでは処理しきれないことやわからないことがあったときに信頼できる人に助けてもらえるのは心強かったですね。経験がなくても就職できるのかとか、面接でどんな受け答えをしたらいいのか、失礼のないようにしなきゃとか不安があったので、一つひとつアドバイスをもらえたのは大きかったです。

ある1週間のスケジュール
ある1週間のスケジュール

ゆくゆくは母と同じところで働きたい

藤井:お仕事が始まりましたが、プライベートで何か変化はありましたか?

風間さん: 前よりも明るくなったかなと思います。たくさんの人と関わることで、元気をもらえることが大きいのかなと思っています。体力勝負なところもあって、疲れたと思うこともありますが、患者さんや看護師さんとの何気ない日常会話ができたりするので楽しいです。

藤井:同年代の方で、介護職をやってみようかなという方がいたらお勧めできますか?

風間さん: 人、特に年上の方と関わることは経験値としても大きいと思うのでお勧めできます。

藤井:最後に、これからチャレンジしてみたいことがあれば教えてください!

風間さん: 将来的にはデイサービスやショートステイなどでも働きたいです。幼少時、母を見ていた光景がそこだったので。母と同じ環境で働いてみて初めてその大変さを知ることができるんじゃないかなとか、またそれが自分の経験値になっていくような気がします。それから、一人で自分の親やおばあちゃんの介護ができるようになりたいと思っています。

インタビューを終えて

幼少期に見たお母さまのお仕事の光景からあこがれの職業につながり、実際にその仕事に就かれた風間さん。最初に医療の知識も得ながら、この先はそれを活かして介護施設で働いてみたいというしっかりとしたビジョンもお持ちで素晴らしいです。勝手ながらエールを送ります。風間さんのように、若い世代の参入で、介護業界の活性化に繋がっていってほしいですし、進路の選択肢のひとつの事例としても色々な方に知っていただきたいとも思いました。

構成、執筆:岩本亜矢子


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>>自己負担なしで介護職員初任者研修を取得できる!「特待生キャンペーン」についてもっと見る

>>介護の最初の資格といえばコレ!「介護職員初任者研修」についてもっと見る

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