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今後のために介護の勉強をしておきたい―未経験で始めた介護、今は学ぶ喜びに満ちた日々

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初任者研修から踏み出した一歩

「みんなの介護転職ストーリー」、今回の主役はももさんです。初任者研修受講前でしたがすでにお仕事は始められており、さらに力をつけたいという強い意欲をお持ちでした。実父の介護も経験したももさんに様々なお話をお伺いしました。

ももさん(47歳)

2023年10月~2024年2月 介護職員初任者研修/枚方校
2023年8月 特別養護老人ホームに就職

記事の監修者:藤井寿和(介護福祉士)

実父の介護で初めて身近になった介護

藤井:まずはこれまでのお仕事経験について教えてください。

ももさん: 高校卒業後に事務職として就職し、結婚、出産、離婚を経てパートでパン屋と病院の検体集配のダブルワークをしていました。無理をしてしまって体を壊し休んでいたところ、知り合いから農業資材の会社に誘われて、しばらくの間そこで正社員として働いていました。

藤井:体を壊すほどハードに働かれていたんですね。

ももさん: 子どもがいましたのでパートのほうが何かと融通がききやすくて、パン屋で朝8時から16時、病院では18時から22時まで働いていました。

趣味のプリザーブドフラワー

藤井:介護へのきっかけはなんだったんでしょうか?

ももさん: 昨年実父が他界したんですが、亡くなる2カ月ほど前から介護に関わるようになり、その時に初めて介護の大変さを知りました。今は実家に戻って母と子どもと3人で暮らしていますが、今後のことも考えて介護の勉強をしておいた方が良いのではと思ったのがきっかけです。

不安や疑問を払拭してくれたキャリアパートナー

藤井:それでどんな仕事があるか探してみたんですね?

ももさん: 色々自分で検索してみたりしたのですが、全くの未経験ですし知識もないし、不安もあったのでカイゴジョブアカデミーに登録しました。

藤井:具体的にどんな不安があったんですか?

ももさん: 年齢のことや経験がないこと、父の介護がとても大変だったのに仕事として本当にやっていけるのかとかいろいろ考えてしまって……。最初はいけると思ったんですが不安になって、の繰り返しでした。

藤井:カイゴジョブアカデミーでは一人一人専任のキャリアパートナーがつきますが、ももさんの転職にとってどんなメリットがありましたか?

ももさん: 転職への不安な気持ち、わからないことなどいろいろと相談させていただきました。キャリアパートナーさんからは、私と同年代の方が同じような理由で介護へ転職していること、未経験で始める方もたくさんいることなどをお聞きして、「私でも大丈夫なんだ」と自信を持てましたね。

旅行先で

藤井:職場探しはどういう風に進みましたか?

ももさん: キャリアパートナーさんにいくつか紹介していただき、自宅から近いところがよかったので今の職場を選びました。

藤井:ももさんは自宅から近いことがポイントだったんですね。

ももさん: はい。今のところは車で10分くらいなんです。介護職は体力が必要と聞いていたので、せめて通勤は近いところにしたいと思っていました。

藤井:職場は特別養護老人ホームですね。働いてみていかがですか?

ももさん: 不安もありましたが、介護度が高い方が多いので学ぶことも多いです。職場の先輩方がすごく丁寧に教えてくださるんですよ。仕事をしながら人に教えるって本当に大変なことだと思うので、ありがたいです。皆さん心使いが優しいというか、利用者さまに対しても「そういうところも気が付くんだ」と驚くこともあります。

藤井:例えばどんなことですか?

ももさん: あるとき食事が進まない利用者さまのために先輩から「おにぎりを作ってあげて」と言われたので作ってお出ししたら、パクパク嬉しそうに召し上がられて。その利用者さまとの付き合いが長いというのもあるでしょうが、勉強になることばかりです。

藤井:これまでのお仕事の経験が介護の仕事に活かせていると感じることはありますか?

ももさん: これまでわりと肉体労働が多かったので、体力面は心配ないかなと思います。接客経験もあるのでコミュニケーションも問題ないと感じてます。介護の場面では会話のできない方もいらっしゃるので、そのあたりはまだまだ勉強が必要ですね。

自分には介護なんてできないと思っていた

藤井:転職してみて介護のイメージに変化はありましたか?

ももさん: 転職前は、ただただ大変な仕事、私にはできないと思っていました。でも父の介護を経て、私にもできるんだという驚きもありましたね。下の世話なんか、若い時なら耐えられなかったと思います。でも年を重ねて考えも変わりましたね。

藤井:介護を仕事にすることについてご家族の反応はどうでしたか?

ももさん: 母は「だめだったらまた考えればいいよ」と。娘は「お母さんに合ってるんじゃない」と言ってくれています。父の介護をしていたのをそばで見ていたからかもしれませんね。

藤井:働きやすさや待遇についてはどう思われますか?

ももさん: 2日仕事して休み、3日働いてまた休み、という今の働き方が私には合っている気がします。疲れがたまらずに休めることができますしね。

ある1週間のスケジュール
ある1週間のスケジュール

藤井:まだ転職して1か月ですが、介護職としての今後についてどうお考えですか?

ももさん: まずは初任者研修を無事に終えて、介護福祉士の資格も取りたいと思っています。それからフットケアの資格もいつか取りたいです。先日利用者さまの足の爪切りをしたら難しかったので、余裕ができたら学んでみたいなと思ってます。利用者さまがいつも清潔に健やかに過ごせるお手伝いができたら嬉しいです。

藤井:ももさんと同世代の方が介護職への転職を考えていたら、お勧めできますか?

ももさん: 将来きっと役に立つし、学べることは多いということは伝えられると思います。介護のイメージは人によっていろいろあると思いますが、高齢者の方は人生の先輩ですし、人として勉強になることが多い仕事だということをお伝えしたいです。

インタビューを終えて

お父さまが要介護になるまで介護とは無縁だったというももさん。この年齢になったからこそ介護が身近になり、自分事として受け入れるタイミングという方も多いかもしれません。家族介護のために介護を学びたいという方も、学ぶなら仕事としてやってみようかという方も、ももさんのように専門のアドバイザーに相談してみると、新たなきっかけに繋がるかもしれません。

構成、執筆:岩本亜矢子


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>>自己負担なしで介護職員初任者研修を取得できる!「特待生キャンペーン」についてもっと見る

>>介護の最初の資格といえばコレ!「介護職員初任者研修」についてもっと見る

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