まずは週3日、扶養範囲内からスタート。「悩むよりまずはやってみる」を信条に、子育てと仕事を両立する女性の新たなキャリア
初任者研修から踏み出した一歩
「みんなの介護転職ストーリー」、今回の主役は河合浩美さんです。初任者研修の受講と特養でのお仕事を同時に始められ、多忙な中でのインタビューでした。保育園児のお子さんもいらっしゃる河合さん、日々の送迎など時間的制限が多い中、希望通りの転職先も決まり、介護職としての新たなスタートを切りました。
2023年7月~10月 介護職員初任者研/新大阪校
2023年7月 特別養護老人ホームに就職
記事の監修者:藤井寿和(介護福祉士)
コロナ禍で亡くなった祖父母への思い
藤井:介護職に就く前のお仕事について教えてください。
藤井:医療事務のご経験があるんですね。
河合さん: 当時手に職を付けたいと思って医療事務の資格を取りました。仕事は楽しかったのですが結婚して正社員での勤務が難しくなって、一度離れました。その後また戻ろうとしのたですが勤務条件が合わず、スーパーのパート勤務を選びました。勤務先が保育所から近いので日々の生活に合わせやすかったんです。
藤井:介護を仕事にしてみようと思ったきっかけは何ですか?
河合さん: コロナ禍で祖父母が亡くなり、面会もお葬式も行けず何もできなかった後悔があり自分の中でモヤモヤしていました。祖父母にやってあげたかったことを今からでも誰かにやってあげたい、社会に貢献できたらいいな、と考えたのが最初です。両親も歳を取ってきて色々勉強になることもあるだろうし、それで働いてみようと思いました。過去に仕事探しをしたときに介護の求人はよく目についていたので、就職先として思い浮かびました。
藤井:未経験での介護職ですが、何か不安はありましたか?
河合さん: 漠然とした不安がありました。まだ初任者研修も受講中なので、未だに「私にできるかな」と思うことはあります。カイゴジョブアカデミーに登録してからどんどん話が進んでいったので、悩むより前に進み続けてきたことで結果的には良かったのかなと。やってみないとわからないですしね。
藤井:就職前、介護に対してどういうイメージを持っていましたか?
河合さん: あまり良いイメージはありませんでした。私の祖父母が介護施設に入っていたとき、好きなものを食べさせてあげたいのに「誤嚥性肺炎になると大変だから」と拒否されたことがあったそうです。もう看取りというタイミングなのに、融通がきかないじゃないですけど、せめて好きなものを食べさせてあげることもできないんだという寂しさを感じました。
藤井:家族にしてみたら同じ思いを持つ方も多いと感じます。そのようなネガティブなイメージがありつつも、そこから介護を仕事にしてみようと思ったのはなぜでしょうか?
河合さん: 強いて言うなら、祖父への思いからでしょうか……。認知症はありましたが元気だったので、自宅で過ごしていました。しかし外出時に転倒して骨折、それがきっかけで寝たきりになってしまい、施設に入所したんです。あまりに突然のことで、周りに親しい人もおらずきっとすごく不安だったんじゃないか、寂しい思いをさせてしまったんじゃないかと思って。もし他にそういう方がいたら、私に何かできることがあるんじゃないかと考えました。
藤井:資格取得の場にカイゴジョブアカデミーを選んだ理由はなんでしょうか?
河合さん: 資格の前に「働ける場所があるか」という不安があったので、まずネットで仕事を探しました。そこでカイゴジョブを見つけて登録し、担当の方から電話がきたので色々お話しました。トントン拍子に話が進んでいき、私の挑戦してみたいという思いや無資格での就職などについて相談したら、キャリアパートナーの方が上手に助けてくれて、思いをすくい取ってくれました。就職後の1ヶ月サポートもあって「何かあったらすぐに声をかけてくださいね」という言葉が本当に心強くて、安心して転職活動を進められました。
藤井:キャリアパートナーが安心材料になってくれたんですね。
河合さん: 履歴書を書くのが苦手で、志望動機の表現などもアドバイスしていただいて感動しました。仕事先の紹介も距離の問題でなかなか踏ん切りがつかなかったのですが、無理強いするでもなく今後のメリットなどを上手に教えてくださって、「それなら働いてみようかな」という気持ちにさせてもらいました。キャリアパートナーさんのおかげで1歩踏み出せて結果的に良い施設に就職できたなと思っています。
今はまだ「入り口の入り口」にいる感じ
藤井:就職先を選ぶポイントは何でしたか?
河合さん: 自宅から近いところ、無資格でも働けるところです。転職先に決めたところは勤務時間を融通してくれたり無理をしない範囲で働けるように調整してくださる環境でとても助かっています。
藤井:勤務時間や勤務日数はどうなっていますか?
河合さん: 今は週3日で、朝9時半から夕方16時まで、休憩45分です。まだ子どもが小さいので扶養範囲内にしていますが、いずれは本格的に働きたいと思っています。学校行事などもあるので休みの希望を出していますが、本当に融通してくださるのでとても働きやすいです。
藤井:初任者研修の勉強のほうは順調ですか?
河合さん: 奥が深いなと感じています。学ぶことは多いですが、そこから応用できることは沢山あると思いますし、今はまだ「介護の入り口の入り口」にいると感じています。
藤井:印象的な授業や心に残っている講師の言葉はありますか?
河合さん: 先生が実体験を話してくださるんですが、特に印象深かったのは「認知症の方の世界に引き込まれたらだめだよ」というお話です。拒否をしたらいけないけど、入り込み過ぎたり引き込まれてしまうのは自分がしんどくなってしまうから、という話を聞いたときに、まさに自分は入り込みやすいタイプなので気を付けようと思いました。
藤井:河合さんは介護の仕事をしながら初任者研修も受講していますが、両立は大変ですか?
河合さん: 実際にはまだ本格的な介護業務はしておらず、周辺業務ばかりなのでそこまで大変さは感じていません。先日、やっと1時間ほど利用者さんとお話させていただいたくらいです。
藤井:授業内容に合わせて業務内容を変えてもらっているのですか?
河合さん: そうです。段階を踏みながら事故がないように、勉強してから利用者さんと触れ合った方が良いということで、考慮していただいてます。
「子育てしながら介護職」思っていたより働きやすい
藤井:小さいお子さんがいながらも介護の仕事を考えている方がいたら、おすすめできそうですか?
河合さん: 私の職場の話になりますが、想像していた以上に子育てしやすい職場だと思います。初任者研修の先生も「一回やってみて無理だと思ったら引いてみる。無理は良くないからね。でも少しでもやってみたい気持ちがあるなら、飛び込んでみたら良いと思う」とおっしゃっていました。私のように経験がなくても受け入れてくれる環境があるので、考え込まずに進んでみてもいいかなと思いますね。私もまだ、入り口の入り口なんですが(笑)。
藤井:最後に、これからの目標や挑戦したいことについて教えてください。
河合さん: まずは受講中の初任者研修を修了して、次に実務者研修に挑戦して、どんどんスキルアップして成長していきたいです。
インタビューを終えて
子育てをしながら資格の学校に通い、介護の仕事もスタートさせた河合さん。保育所の送迎を含め多忙な日々を送られています。しかし今回無理のない働き方ができる施設に就業できたとのこと。これから先お子さんが大きくなれば勤務時間や日数も増やしていけますね。河合さんのように、資格取得をしておけば就職先の選択肢が広がるのが介護業界です。「子どもがまだ小さいから」とあきらめている方がいたら、カイゴジョブアカデミーへ相談してみると希望条件に合う介護現場が見つかるかもしれません。
構成、執筆:岩本亜矢子
「みんなの介護転職ストーリー」でご紹介している方々は、無資格・未経験から介護業界に挑戦したカイゴジョブアカデミーの卒業生です。皆さんが活用された「特待生キャンペーン」なら、自己負担なしで「介護職員初任者研修」の資格を取得でき、さらに介護職専門のキャリアアドバイザーによる就職先の紹介も受けられます。資格が1つあるだけで、給与や待遇がアップし、就職・転職時にも大変有利です。下記リンクからそれぞれ詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。
河合さん: 大学卒業後は居酒屋や不動産屋の営業事務、病院の医療事務などをしました。一番最近ではスーパーのパート勤務で、品出しなどの裏方業務を5年ほどしていました。